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あなたの燃える手で

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クレオパトラの微笑み

11
今あたしがいるのは、エステサロン『クレオパトラ』の個室。
シャワーを浴び、この店のショーツを履いてベッドに俯せになっている。
あたしの脚は大きく広げられ、その脚の間にはここのエステシャン、青山さん
が正座をするように座っている。
ショーツはお尻を全て露出するように真ん中で細く引き絞られ、1本の筋のよ
うになっている。
彼女のマッサージにあたしのアソコは濡れ、白いショーツに恥ずかしいシミを
作ってしまった。
彼女は黙っているけれど、きっともうあたしが感じているのも、ショーツのシ
ミのこともみんな判っているハズだった……。

彼女はオイルでヌルヌルになった指を1本だけ伸ばし、引き絞られたショー
ツに沿って尾てい骨からアナルをかすめるように触り、指を後ろから前へと
潜り込ませていった。
あたしのアソコには引き絞られたショーツが食い込み、その中心はプックリと
膨らんでいる。その膨らみのすぐ横を、ヌルヌルとした指がまるで2匹の蛇の
ようにゆっくりと這い進んでくる。
ピクピクと痙攣する脚は彼女の膝に当たって閉じることが出来なかった。

実際の彼女は寡黙。でも、あたしの中の青山さんは淫らで雄弁だ。

……脚、閉じたいですよねぇ、こんなトコロを触られているんですから。
  でも閉じられませんよぉ。あたしが座ってるんですから。
  ほらっ、どうですかこのヌルヌル。気持ちいいでしょう。
  ショーツがこんなに細くなっちゃって……。
  あっ、真中様の毛も見えちゃった。それにこのショーツ、なんだか色が変  
  わってるみたいだけど、もしかして真中様……濡れて……ます?

そんな彼女の声が聞こえてくる。
指はショーツに沿って尾てい骨まで戻ると、1本から5本へと増え、今度はそ
のまま背中へと移動した。そしてウエストラインからあの羽根のようなタッチ
で、背骨の両側を真っ直ぐに、そしてゆっくりと首まで上ってきた。
すでに敏感になってしまっている体には、それはあまりに酷な指使いだ。
指の引いた10本のラインは、蔓薔薇となってあたしに絡まる。
蔓には赤い蕾が生まれ、密を滴らせた真っ赤な花を咲かせていくようだった。
指は首まで来ると肩のラインに沿って左右に分かれた。
枕を抱えるあたしの脇の下に指先が触れる。
その感覚に、”ビクン” と波打つ全身。
指はそこから背中の両端を腰へと降りていく。

腰まで戻った指が、今度はあの試し書きのような小さな輪を描きながら、背中
を上ってくる。そのゾクゾク感と快感に、あたしは堪らず背中が仰け反り、頭
が枕から持ち上がった。
10本の指は感じるように感じるようにクルクルと動きながら、背骨の両脇を
首へと近づいてきた。

「綺麗な背中ですね、真中様。お肌がスベスベ」
「あっ、そ、そう……です……か……」
あたしを現実に引き戻す彼女の言葉も、今やその効力を失いかけていた。
タップリと背中を責め立てられ、あたしは息も絶え絶えだ。
そのあたしに彼女は言った。
「真中様、今度は仰向けになっていただけますか?」

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土