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あなたの燃える手で

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すれ違いラプソディ

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多分マリィさんはレズビアンです。
だから今まで結婚もしないで……。
ただしこれは、あたしもそうだから分かることなのかもしれません。
あたしを見る目が違うっていうのは、もうずっと前からです。でもあたしには
まひるがいるし……。

マリィさんはどちらかというと痩せている方です。でも胸やお尻とか、出てい
るところはしっかり出ていて、特に脚線美は綺麗で、太ももが見えるようなス
カートを履いている時は、あたしでもドキッとしてしまいます。
顔はハーフのような、ちょっと外国の血が入っているような感じで、その顔に
パーマで波打つ落ち着いたベージュ系のロングヘアーが超似合っています。
それからもう一つ、あたしがドキッとしてしまうところがあります。それは彼
女の指です。そのすらりと伸びた長い指。身長も165はありそうで、体が大き
いこともあるかもしれませんが、それにしてもあの指は長いと思います。
だからMのあたしはつい、あの指で責められたら……、なんて妄想してしまう
のです。

ライブが終わると、まひるはいつも先に帰ります。
もしかしたら、一緒に帰ったことはないかもしれません。それはいつも、あた
しが楽屋の片付けをしてから帰るからです。
楽屋は畳で六畳ほどの広さです。中には衣装を入れるロッカー、2つの座椅子
と座布団が低いテーブルに向かい合って置いてあります。テーブルには急須と
茶碗。コーヒーに砂糖やミルク、そしてポットが用意してあります。そこだけ
を切り取れば、まるで和風旅館のようにも見えます。

そして今日も、あたしが楽屋で一人片付けをしていると、ドアをノックする音
が聞こえました。
「はぁ~い」
「千夜、あたし、マリィよ」
「あっ、マリィさん。どうぞ……」
「おじゃましまぁ~す」
マリィさんは満面の笑みで楽屋に入って来ました。
「千夜、新曲よかったわよ」
「ありがとうございます」
「タイトルなって言ったっけ……、えぇ~っと」
「すれ違いラプソディです」
「そうそう、すれ違いラプソディ。あの曲もまひるちゃんが作ったの?」
「そうです」
「そう、やっぱりね。千夜の雰囲気にぴったりだもの」
「そうですか。嬉しいです。マリィさんに褒めてもらえるなんて」
「本当よ。あなたとまひるちゃんの関係を疑っちゃうくらいよ」
「そんなっ、関係って」
「ただの友達なの? 本当は……」
「えっ? 本当は、って?」
やっぱり、その道の人には分かるんでしょうか? 
「だって、何か一線を超えてる感じがするもの。このリリック」
「あっ、マリィさん、お茶入れますぅ?」
「いいのよ。そんな誤魔化すところを見ると、いよいよ怪しいわねlぇ」
「そんなっ……。そんなことあるわけないじゃないですか」
「本当? ねっ、本当はどうなの? いいじゃない誰にも言わないから」
マリィさんはあたしの後ろまで歩くと、真後ろに立ちました。
「えぇ?」
「別にあたしは良いのよ。千夜がそうでも。ううん、むしろ嬉しいくらいよ」
そう言ってあたしの真後ろにしゃがむと、あたしの両肩に両手を置きました。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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