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2007-06-09 Sat 12:45
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千鶴の細い尿道をカテーテルが這い進む。その感覚に熱い吐息を漏らす千鶴。 その千鶴の吐息が呼び水となって、沙也加をあの合宿の夜に連れ去っていた。 あの夜の胸の高鳴りが、今の千鶴の鼓動と同調したように。 そしてその吐息が今、再び沙也加を現実に連れ戻した。 「ああぁ、何か変な感じぃ」 (やっぱりこの子、感じるんだ、ここが。でも今は……) 「もう少しだからがんばって」 「はい」 「ほら、出るわよ」 やがてカテーテルを伝って溲瓶に千鶴の尿が溜まっていった。 「近藤さんっ」 自分の排泄した尿を見て、千鶴は思わず沙也加に抱きついた。導尿とはいえ排尿を初めて人に見られた、という羞恥心が取らせた行動だったのかもしれない。 そんな千鶴を沙也加は優しく抱きしめた。 「大丈夫よ。あなたのような患者さんはたくさんいるんだから。ちっとも恥ずかしい事じゃないわ」 千鶴は沙也加の胸に顔を埋めながら頷いた。頷きながら千鶴は泣いていた。 「いいのよ。何かあったらまだ呼んでね」 沙也加が肩に掛かる千鶴の髪を後へ撫でつけると、千鶴が顔を上げた。 鼻をすするその顔の下に、綺麗な白いうなじが見えた。 千鶴を抱きしめながら、沙也加はそのうなじに優しくキスをした。 真弓はガラス棒の入ったビーカーを持って振り返った。そのビーカーにはなにやら茶色の液体のような物が入っていたが、それは液体と言うには硬すぎた。何故ならそれはビーカーの中で揺れもせず、張り付いたように動かなかったからだ。 「そっ、それは何?」 「これ? これはねぇ、コーヒーに高分子吸収剤を入れたものよ。大丈夫よ、体に害はないから。これはねコンニャクから出来ているの。コンニャクのデンプンに放射線を当てると、分子構造が変わって水を吸収しやすい物質に変わるんだけど、それを『生分解性ハイドロゲル』って言って……、まぁ、そんなことはいいわね。今からこれをあなたの中に入れてあげるわ」 「えっ、そんなの……」 「大丈夫よ。害はないって言ったでしょう。でもこれであなたは排泄前の状態になるわ。あえて言うなら『人工便』ってとこかしら。だから色もそれらしくしてみたんだけど」 「そんなのいやぁ」 「ふふふっ、限界までタップリ入れてあげる」 スポンサーサイト |
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