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あなたの燃える手で

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Archive2016年06月 1/1

九尾の猫達

26『汐月』は、隣町にある二階建ての小さな和風旅館だ。その地味で入りやすい佇まいの入り口に、月子は足早に入った。入り口から二階に上がった一番奥、そこに『牡丹の間』はあった。この部屋は階段の関係で、他の部屋と壁が接していない離れのような作りになっている。中に入れば八畳の居間と六畳の寝室。それとバス・トイレという単純さだ。居間には座椅子と木目のテーブル。テーブルには急須と二つの茶碗。それにポットが置いて...

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九尾の猫達

25四十路の坂を半ばまで登った高坂月子は、資産家の親の莫大な財産を受け継ぎ、何不自由ない暮らしをしている。つまり暇を持て余しているのだ。そんな時、月子は猫ちゃんを呼ぶ。猫ちゃんとは、女性をデリバリーする店からやってくる女の子達のことで、店の名前は『九尾の猫達』。この店はセレブ専門の女性同士、つまりレズ専門の高級秘密クラブだ。「月子様。いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます」年の頃は三十...

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九尾の猫達

24どれくらいの時間が経ったのだろう。ふと時計を見れば、さすがもう残り一時間を切っている。あと一焦らししたらそろそろ逝かそうか……。月子は息も絶え絶えのリリを見て思った。「さぁ、そろそろトドメを刺してあげましょうか。ねぇ、リリ」「はっ、はい。お願い致します。トドメを、私にトドメを刺してください」「そう。じゃあそうして、あ・げ・る」しかし月子は今まで通り、二匹の毛虫でリリをチクチクといたぶっていく。「あ...

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九尾の猫達

23「それって……」「そうよ。今あなたを泣かせてるこれ。つまり二匹目の毛虫ね」ここで右手の毛虫が、リリの中でこれだと言わんばかりにモゾモゾと動く。「あぁ嫌っ、あぁぁ~逝くぅ。あぁ~ん」「これと同じものよ。これを左手に嵌めてぇ……、ここを一緒に責めたらどうなるかしらねぇ」そう言ってリリの敏感な肉芽にチョンと触った。「あぁん。そんなっ、嫌っ。もうそれは嫌っ」「うふふっ、二匹の毛虫で、中とここを同時に責められ...

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九尾の猫達

22月子の新たな責め "毛虫責め" が始まった。それはまず、蜜壺に痒み薬を垂らし中を痒くする。次にチクチクとした毛が全体についている指サック、これが毛虫たる所以だが、この指サックをした指を挿入し。痒い蜜壺の中でモゾモゾと動かすというものだ。これは筆と同等、いやそれ以上の痒みを誘発するのは間違いないだろう。「ひぃぃ~痒いっ。嫌っ、やめてっ、毛虫は嫌い、あぁ気持ち悪いぃ~」「本当に毛虫が嫌いなのね。そんなに...

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九尾の猫達

21「楽しいわぁ、悶える女を虐めるって、あたしこういうの大好きなの」「月子様、掻いて、掻いてください。もう痒くて痒くて、気が狂いそうです」「あ~らっ残念。まだ使ってなアイテムがあるの」「えっ……?」「これ……、なんだけどねぇ~」月子は筆を置くと、バッグから何やら小さい筒状のものを取り出して見せた。「それって……、指サック……?」「そうね、確かにそうだけど……。そこからじゃ分からないかもね……」「……」「これはねっ...

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九尾の猫達

20薬を塗られて三十分。痒みは薬の効能で一瞬たりとも衰えない。そんなリリの剃り跡に、月子の筆が容赦なく襲いかかっている。執拗なまでの筆責めに、動けないリリは全身をガクガクと震わせ、必死に痒みをと戦っているが、所詮は負け戦さ。その姿は無残な半狂乱と化していた。一方責める月子は余裕綽々だ。目の前で開いたリリの太ももに両肘を乗せ、のんびりと、そして存分に彼女に痒みを与えて楽しんでいる。「ひぃぃ~、もうだめ...

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九尾の猫達

19それは体の中からやってきた。最初は湿布を貼った時のような火照りが。次に火照りとバトンタッチするように、皮膚の奥から痒みが生まれてくる。次第に強まる痒み。それはとどまるところを知らず、無制限の痒みとなってリリに襲いかかっていく。当然リリの全神経は、その痒みへと集中していった。「あっ、痒いっ、なんか痒いですぅ」「そう。薬が浸透したのね。だとすると、すぐに本格的に痒くなるわよ」「あぁなんか、ムズムズす...

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九尾の猫達

18「薬を塗るだけじゃないって……、一体どういう……」「そうね、これを見せたほうが早いかも」そう言って月子がバッグから取り出したもの、それは習字用の小筆だった。まだ未使用の為、その筆先は真っ白だ。「えっ……? それって……」「うふっ、分からない? これでくすぐるのよ」「くすぐるって、痒いところを?」「そうよ」月子はフタの閉まった容器を傾け、薬を垂らすマネをした。「こやってポタリと垂らして……」「嫌っ、嫌よ。そ...

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九尾の猫達

17月子は指先を立て、リリのスポットを一ミリ刻みに絞り込んでいった。図らずも触ったリリのスポットだが、どうせならその場所を正確に知りたい。「あぁぁ、だめっ、あぁぁ~、あっぁぁ~ソコ、ソコ、あぁソコだめぇ~」「ここねぇ、ここがリリの弱いト・コ・ロ。そうよね? 正直におっしゃい」「あぁ~、そ、そう、ソコ、ソコですぅ~。あぁ~ピッタリ当たってるぅ」一ミリ奥でもない、手前でもない。まさに正確無比。月子の指...

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九尾の猫達

16黒い茂みのなくなったリリ、それはまさに陶器の人形だった。目障りな黒いものが無くなった分汚れがとれなような、むしろ元に戻ったような、そんな印象さえある。「さぁ、見せてもらうわよぉ。ちょっと待ってね、メガネ掛けるから……」月子は赤いフレームのメガネをかけた。「あぁ、そのメガネ、なんかお医者様みたいです……」確かにメガネを掛けた月子は、ベテランな女医のようにも見える。「あらっ、そう? でもね、見るは見るで...

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九尾の猫達

15月子にテーブルに仰向けになるように言われ、リリは戸惑いながらもとりあえずテーブルに座った。腰を下ろしたのは長方形の短辺の部分だ。月子はそのまま彼女をテーブルに寝かせると、持ってきたバッグをテーブルの傍に置き、中から縄を二束取り出した。それはプレイ専用の赤い縄で、月子自身使い慣れているものだった。「大人しくしてなさい、今から縛ってあげるから」「はい……。どうぞ月子様のお好きになさってください」「まず...

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九尾の猫達

14「リリ、立ちなさいリリは月子に背を向けて湯船に入っている。そんなリリを月子は立たせた。湯から上がったその身体は、白い陶器がほんのりと紅を帯びている。「こっち向いて」「は、はい……」彼女は月子に向き直った。しかしその両手は大事な部分をスッポリと覆い隠し、顔は恥ずかしそうに俯いている。「うふふっ、恥ずかしいの?」「は、はい」それはそうかもしれない。湯船に浸かっている自分の前で立ち上がれば、目の高さに丁...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土・祝祭日