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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
夢の森鍼灸院
2013-06-30 Sun 06:38
Episode 1-2
良子は案内されるままに部屋に入った。
そこは不思議な香りに満ちあふれた部屋で、中央には施術用の硬そうなベッド
が1つと、壁には病院の診察室を思わせる白い棚があり、そこには細い銀色の
モノが鈍く硬質な光を放っている。おそらくあれが鍼なのだろう。

「それでは服を脱いで、ココに横になってください……」
春麗の声は、鈴を転がしたような声だ。
「あのう、下着も……」
「どちらでも……。全裸の方が楽だとは思いますけど」
「そうです……、よね……」
良子は春麗が大きな茶色いバスタオルを持っているのを見て、思い切って全裸
になることにした。
「俯せでお願いします」
「あっ、はい……」
硬いベッドに俯せになると、その背中にバスタオルが掛けられた。するとベッ
ドにキャスターの付いたサイドテーブルが運ばれてきた。そこにはステンレス
の浅い容器が載っており、中には白いガーゼの上に数十本の鍼が並んでいた。
それを見て、良子はチョット不安になった。
「大丈夫、痛くはありませんから。それどころか……、うふふっ」
春麗は良子の背中で、意味深な笑みを浮かべた。

「それでは始めます」
「はい、よろしくお願いします」
バスタオルが腰まで捲られ、背中が完全に露わにされた。その為背中を意識し
ていた良子だったが、春麗の指先は意外にも首の後ろに触れた。
「はい、最初の鍼が入りましたよ」
それはなんの感覚もなかった。痛みはもちろんチクリともしない。鍼とはこれ
ほどまでに無痛のモノなのか。良子は安心すると共に感心した。

「気が付いてます良子さん、もう鍼が3本入りましたよ」
「えっ? ホントに……?」
「本当です。それに良子さんの体、もう麻痺して動かないでしょう」
そう言われて何気に力を入れてみると、手も足も石になったように動かない。
それどころか麻痺は、手や足の指先にまで及んでいる。自由になるのは首から
上だけだ。
「あっ、ホント……、ホントに全然動かない」
それはまさに全身麻酔のように、良子の体を麻痺させた。
「首に打った3本の鍼が、脊椎の神経を麻痺させているんですよ。こうするこ
とで全身に力が抜けて、リラックスできるんです」
そしてそのまま30分ほど、通常のマッサージがされた。

春麗の10本の指先が、羽のように良子の背中をサワサワと這い回った。
「あぁっ……」
その感覚に、良子の体がピクリと反応する。
「うふっ、良子さん敏感なんですね。ほらっ、こんな感じはどうですか」
指先は触れるか触れないかの微妙なタッチで背中に波紋を描いていく。
「あっ、そんなっ、春麗さん、あぁっ、んんっ……」
「いいんですよ、声出しても。その為の防音設備なんですから」
「えっ、でも、あたし、そんな……」
「良子さん、あなたも女同士の世界の住人……、そうなんでしょう?」
ズバリ言い当てられ、良子は観念したように言った。
「だから女性専用なのね。ホントは少し期待してたの」
「まぁ……。それじゃ、たっぷり楽しみましょう」
「えぇ、お願いするわ……」

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夢の森鍼灸院
2013-06-29 Sat 06:40

夢の森灸院



PROLOGUE
『夢の森』の街。もうこの街に何度も足を運んでいただいた方も多いと思う
が、今回はこの夏オープンした、『夢の森鍼灸院』を案内したいと思う。
ただ、この街を始めて訪れた人のために、いつものように駅前からの道案内を
始めようと思う。
もうご存じの方も、よろしくお付き合い願いたい。

夢の森の駅には西口と東口があるが、今回は西口を出る。ちなみに東口には、
昭和の街並みが広がる中に、白い巨大な『夢の森病院』がある。
さて西口に戻ろう。
西口を出るとバスターミナルがある。このバスターミナルを迂回するように歩
くと、目の前を大きな幹線道路が横切る。目の前の横断歩道を渡れば、そこに
は『夢の森商店街』があり、その入口近くには『カフェ・アマデウス』という
看板が見える。
今は横断歩道を渡らずに、幹線道路を駅を背に左へ5分程歩く。
すると『ホテルクイーンホリデー』がある。ここはゴシック調の建物で、18階
には洒落たバーがある。
そのままホテルを通り過ぎ、更に10分程歩くと一方通行の路地がある。その
路地を入った所に『夢の森グランドハイツ』があるが、ここの7階、710号室
に『夢の森鍼灸院』が開院された。

最初にここを訪れたのは、同じマンションのすぐ上の階に住む『カフェ・アマ
デウス』のママこと『良子』だった。



Episode 1:良子

2013年、今年も「夢の森」に暑い夏がやってきた。
そんな蒸し暑いある日、良子がアマデウスから帰って来ると、1階の集合ポス
トに1枚のチラシが入っていた。チラシは全てのポストに入れられている。
良子はそのチラシを手に、エレベーターに乗った。そして8階のボタンを押す
と改めてそのチラシを見た。

>>>

新規オープン 『夢の森鍼灸院』
 完全個室のプライベートルーム。防音設備完備。
 この摩訶不思議で甘美な体験を、是非あなた御自身で体験してください。

施術師 :春麗(チュンリー)
場所  :夢の森グランドハイツ710号室
利用時間:12:00~21:00
要電話予約:000-0000-0000

★当店は女性専用鍼灸院です。 

>>>

「あらやだ、ココってこの部屋の下じゃない。……女性専用で完全個室。それ
に防音設備完備って……、コレってもしかして? あたしのこういう感って当
たるのよねぇ」
良子は部屋に戻ると、チラシを見ながら携帯を掛けた。
時刻はまだ19時だ。今日は少々頭痛がしていたこともあり、店は響子という
女子大生のバイトにまかせて帰って来たところだった。
「はい、夢の森鍼灸院です」
「あのう、これから大丈夫でしょうか?」
「大丈夫ですよ……。何時頃のご利用でしょうか」
「えぇっと、20分後くらいに……」
「はい、分かりました」
施術師の名前から日本人ではないと思っていたが、話てみると日本人と遜色な
い日本語を話す。もしかしたら名前だけで、本当は日本人なのかもしれない。
良子は電話を切るとシャワーを浴び、適当な服を着ると部屋を出た。


710号室のドアが開き、鮮やかな水色のチャイナドレスを着た女が出迎えた。
腰まで切れ上がったスリットから、綺麗な白い脚が見えている。髪は長い三つ
編みで、頭に可愛い2つのお団子を作っていた。
「いらっしゃいませ……」
やはり完璧な日本語だ。
「あのう……、先ほど電話した」
「はい、良子さんですね。承っております。わたしは春麗(チュンリー)で
す。春に麗しと書きますので、シュンレイでも構いません」
「あっ、はい……」

電話で聞いた声より幾分張りのある声だった。
良子はもう少し上の年齢を、30歳代を予想していたが、実際会ってみると年
の頃は20代後半だろうか。そんなコトを思いながら良子は廊下を歩いた。
間取りは当然上の階、つまり自分の部屋と同じだ。
「どうぞ、こちらへお入りください……」
そして良子はある部屋に通された。

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蛍の言の葉
2013-06-26 Wed 06:13
『蛍の言の葉』は、予告やお知らせ、作者の近況報告などをお伝えします。



■ あとがき
今回初めて、1話~8話と9話~11話を入れ替えました。
(当初は9話~11話が1話~3話でした)
理由は、入れ替え前は警察側が主人公のような感じを受けてしまいました。
やはり主人公は怪盗側、ピカレスク風(犯罪者が主人公、ルパン三世など)
にしたかったので、勇気を出しての大英断でした。
細かな加筆、訂正、削除は頻繁にありますが、ここまで大きな変更は初めて
でしたので、ちょっと緊張しました。

まぁ、結果オーライということで、今回は成功かなと思っています。



■ お知らせ
さて次回作では、このブログの原点とも言える「夢の森」の街に戻ります。
舞台となるのはこの街にオープンした鍼灸院です。
ここに『春麗(チュンリー)』という鍼灸師がいるのですが、
彼女に鍼を打たれると、動けなくなったり異常に感じたり。
そんな淫らな鍼治療を受けに、いつものメンバーがこの鍼灸院を訪れます。

P.S
この作品のプロローグで街の説明がありますが、カテゴリー欄にある
『夢の森の街案内』でも詳細がご覧いただけます。



■ 予告
この鍼灸院の鍼灸師、『春麗(チュンリー)』の施術は、不思議で甘美なモノ
だった。施術を受けたアマデウスのママ良子は、その模様を麗子に語る。
麗子はマリアに。そして夢の森病院婦長の御堂雪絵は、ふとしたことからこの
鍼灸院を訪れる。この4人の体験を、オムニバス形式でお届けします。


『夢の森鍼灸院』は6月29日(土)スタートです。
お楽しみに。


P.S
半年ぶりに、「街案内」と「作品案内」を更新しました。

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怪盗ムーンライト
2013-06-23 Sun 06:31

40
「まず犯行予告日は土曜日の昼で、それは1番混雑が予想される日だったわ。
でもあたし達は搬入時から護衛を付け、完璧を期して搬入を終えた」
「えぇ、そうね」
「ルビーはガラスケースに入れられ部屋の中央に置かれた。24時間の監視体制
に防犯カメラ、赤外線感知に重量感知などの措置も取られた。そしてもし感知
器が作動すれば、警報音が鳴る仕組みになっていた」
「えぇ」
「そして当日。館内は予想通りかなりの混雑だった。そして12時。展示室内
で数本の発煙筒が炊かれた。廊下にまで充満した白煙は、隣の人の顔も見えな
いくらいに濃密だった。警報音は鳴らなかったけど、警官は煙でパニックに
なった客と混ざり合ってしまった」
「煙が晴れたとき、『アルセーヌの瞳』という名のルビーは煙と共に消えてい
た。代わりに台座には、月光からの礼状が置かれてた。ってことよね」
「そうね。スグにドアが閉められ、客の所持品チェックが行われた。しかしル
ビーは見つからない。一体ムーンライトはどうやってルビーを盗んだのか?」

奈緒子はまるでクイズでも出すような言い方をすると竜胆を見た。
「うん。どうやって盗んだの……?」
「まず、ジェシカことムーンライトは、ケースに一番近い所で発煙筒が炊かれ
るのを待つ。彼は刑事だからそこにいてもなんの不自然さもない。そして相棒
が発煙筒を数本炊く」
「当然展示室内に煙が充満する」
「そう、そしてムーンライトは警報装置を切りルビーを盗む。ジェシカとして
潜り込んでいたムーンライトは、警報装置のスイッチの場所も切り方も知って
いて不思議はない。そして指紋認証も、日頃一緒にいるあなたの指紋を入手す
ることは簡単だったはずよ。その指紋を装置が認識するように加工する」
「そんなこと、出来るの?」
「出来たのよ、世界を股に掛ける怪盗には。きっと今までも何度か指紋認証を
破ったコトがあったのかも知れないわね」
「確かに……」
「あとは礼状を置いてその場を離れるだけ」
「なるほど、それで」
竜胆は奈緒子に続きを促した。
「展示室のドアが締められ、持ち物検査が始まるけど、本物のルビーはジェシ
カが持っている。刑事である彼女は当然検査はされない。客として入場してい
た相棒は普通に検査をパス。もちろん入場チケットも異常はない」
「なるほど……」
「やがて持ち物チェックが済み、相棒は他の客達と一緒に帰され、ジェシカは
あなた達と署に戻る」
「それじゃ、あの時ルビーはジェシカが持っていたの?」
「そういうことになるわね、多分ポケットにでも入れてたんじゃないかしら」
「そんな……、あの時ルビーが目の前にあったなんて」
「まんまとやられたってワケ……」
「結局『ルパンの涙』も『アルセーヌの瞳』も、『クラリスの首飾り』も全部
盗られて、ムーンライトの事で新たな情報も無し……ってワケね」
「そうでもないわよ。あの髪はカツラ。目の色もカラーコンタクト。でも彼女
の話した日本語、あれは完全に日本人のモノだったわ」
「じゃ、ムーンライトは日本人?」
「その可能性は大きいわ。ただ、あのネイティブな英語からするとハーフの可
能性も捨てきれないけど。そしてムーンライトは女だってコトもわかったわ」
「女……」
「今までは性別すら分からなかったんだから大きな収穫よ。それに彼女……」
ムーンライトはレズビアンだ、と言おうとして奈緒子はやめた。
これは自分だけが知っている彼女の秘密として、そって胸にしまった。


EPILOGUE
そして数週間後。

「竜胆さん」
「んん? なんだカンナ」
「これ、この記事。これってもしかして……」
カンナは手にした新聞を竜胆の横で拡げた。
「ここです」
竜胆はカンナの指差す記事を読んだ。

記事を要約すると、東南アジアの数十の施設や病院に多額の援助資金が送ら
れ、それにより多くの子供達の命が救われたとある。
送り主の名は『月の光』。
そしてその記事には、幸せそうな笑顔を浮かべる子供達の写真が載っていた。


ーENDー


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怪盗ムーンライト
2013-06-22 Sat 06:14
39
「類は友を呼ぶってわけね……。まさか美術館に潜入がいたとはね」
2人の関係までも見破られた小夜と円香は、ズルズルと車へと近づいた。
「動かないで」
奈緒子の拳銃はピタリと2人を捉えている。
「あなた達を撃ちたくはない。分かるでしょう」
「……わかったわ」
奈緒子は拳銃を向けたまま2人に近づくと、手錠を出した。
「詳しいことは署で聞くわ」
それは奈緒子が左手で円香の右手首を握り、右手で手錠を掛けようとしたとき
だった。円香の右手首がクルリと返り、奈緒子の左手首を握った。
続けざまに左手で円香の手錠を持った右手を封じた。
するとなんと円香は、奈緒子の両手を持ったまま右足を横へと振り上げた。
膝を伸ばしたままの右脚は、弧を描いて奈緒子の左側頭部に命中し、奈緒子の
頭から意識を弾き飛ばした。
強力な打撃を受けた奈緒子は、両手を掴まれたままズルズルと円香の前に崩れ
落ちた。おそらく自分になにが起きたか分からないまま。

数十分後、奈緒子は路肩に寄せられたバイクの陰で気が付いた。まだ夜は明け
ていなかった。
その日行われるはずだった『ルパンの宝石展3』は、当然中止となった。


「 "ムーンライトには影が2つある" まさかあんな若い子だったなんて」
「大丈夫なの? 奈緒子……」
運ばれた病院のベッドの傍らに、晶が立っていた。
「えぇ、もう何ともないわ。でも自分が何をされてこうなったか分からない
の。とにかく突然頭に衝撃を受けて……。気が付いたらこのベッドの上」
「いいところまで追い詰めたのに、本当に残念ね」
「えぇ、ムーンライトはジェシカ・アンダーソンに変装したままで、素顔も分
からずじまい。あの若い相棒の名前も分からないし、『クラリスの首飾り』は
まんまと盗まれて……。結局こっちの完敗ね」
「でもその程度でよかったわ。拳銃も盗られなかったし」
「本当はこんな事したくなかったんじゃないかしら。あたしに拳銃を向けられ
たから、緊急的な処置だったのかもしれないわ」
「もう……、ムーンライト様様ね」
「うふふっ、あはは……」
2人は自然と笑顔になり、ワケも分からず笑い合った。

「ヒロミもカンナも、奈緒子はあの美術館の職員だと今でも思ってるわ」
「そう、そうよね」
「ちょっと後ろめたいけどしょうがないわ。でもいつか絶対、月光のヤツを逮
捕してやりましょう。ねっ、奈緒子……」
「でもあたしはムーンライトに面が割れた。もう潜入としては難しいかもね。
もっともそれを知ってるのは、上の人間のごく一部とムーンライト、それに竜
胆晶だけだけどね」
「ねぇ、そういえば、『アルセーヌの瞳』の謎解き、まだ聞いてないわ」
「あぁ、そうだったわね。あれもジェシカがムーンライトならば可能なのよ」
「やっぱりぃ……?」
竜胆は話し出した奈緒子の話に耳を傾けた。

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怪盗ムーンライト
2013-06-19 Wed 06:07
38
「な、なにを言っている……。わたしがムーンライト?」
ジェシカは目を丸くして驚いている。
「あなた一体誰なの?」
円香が奈緒子を睨みつけた。
すると奈緒子は内ポケットから黒革の警察手帳を出した。
「警視庁潜入捜査官、中野奈緒子」
「潜入捜査官?」
「そう、あなたがムーンライトなら、全ての謎につじつまが合う」

そして奈緒子は話し出した。
「まずあなたは、館長室に時限発火装置を仕掛けた。時間が来れば爆竹が爆発
するだけの単純なものをね。目的はその音で自分以外の人間を館長室に向かわ
せること。そうすれば展示室で1人になれる。あなたの仕事は外にワイヤーを
張って首飾りを滑らせるだけだから、1分もあれば事足りる。しかしここで予
定外のことが起こった。展示室に竜胆 晶も残ってしまった」
2人は黙って奈緒子の話に耳を傾けている。
「そこであなたはテーザー銃で竜胆 晶を撃ち、ワイヤーを張って首飾りを滑
らせた。そして自分も撃たれたフリをして床に倒れた。そして森で待っていた
彼女は首飾りを受け取りバイクで逃走する」
「一体何の証拠があって……。あなたはそんなことを……」
「証拠はここにあなたが来たこと。おそらく発信器を付けた彼女のバイクを、
GPSを使って追ってきたのでしょう。彼女と落ち合うために」
「そ、そんなこと」
「そのバイクを調べれば、発信器が見つかるはず。そしてあなたのGPSには
その履歴が残っている。あの山の中に止まっていたバイクに、どうしてあなた
が発信器を付けられるの?」
ジェシカ・アンダーソン、いや怪盗ムーンライトは、不敵な笑みを浮かべた。
「ふっ、さすがね。まさかあなたが潜入だったなんてね。見抜けなかったわ」
「そう……。光栄だわ、ムーンライト」
「でもどうしてあたしが怪しいと思ったの……?」
「数が合わないからよ」
「数?」
「そう、銃声の数が合わなかったの」
「銃声の数が?」
「竜胆 晶に1発。ワイヤーを張るのに1発。そしてあなたが本当に撃たれた
のなら、更にもう1発。合計3発聞こえなければおかしい。銃声はあたしがい
た館長室まで届いていたのだから」
「……」
「でも銃声は2発しか聞こえなかった。それも当然、テーザー銃の電極は2発
しか発射出来ない。じゃなぜジェシカだったあなたが倒れていたの?」
「……」
「森にワイヤーが張られていた以上、それに1発使ったのは間違いない。そし
て竜胆も嘘を言っていない」
「なぜ? 嘘をついているのは竜胆かもしれない」
「知ってるの、知ってるのよ、竜胆 晶ね。ずっとずっと昔から」
「それは警察の同僚として……、どうやら違うみたいね」
「さぁ、どうかしら……」
「まぁ、大体想像はつくわ。要するにあたしとこの子みたいなものね。あなた
と竜胆もそういう関係なんでしょう? 分かるのよ、同じ種類の人間は」
奈緒子は胸のホルスターから拳銃を抜くと2人に向けた。
今度は奈緒子が不敵な笑みを浮かべる番だった。

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怪盗ムーンライト
2013-06-16 Sun 06:08
37
竜胆たちの連絡により七海美術館周辺の道路には非常線が張られた。
しかし最少人数に絞ったことが裏目に出たことにより、竜胆たちは初動捜査に
一手後れを取った。
竜胆たちは捜査の指揮に当たるため、一旦本部に戻ることになった。
竜胆の車にはヒロミとカンナが、ジェシカは自分の車にそれぞれ乗り込んだ。
制服はバイクで1人駐車場を出ていった。


円香は森に潜み、ムーンライトこと小夜の作戦開始を待っていた。
そして時間通り、森にテーザー銃のワイヤー付きの電極が打ち込まれると、そ
れを適当な枝に結び、ワイヤーをピンと張った。
するとそのワイヤーを伝い、『クラリスの首飾り』が滑り落ちてきた。
円香はそれを回収すると、バイクに乗りその場を走り去った。

バイクで山道を走る円香後ろを、1台のバイクが付いてくる。
円香はそのバイクをやり過ごそうと、スピードを落としバイクを路肩によせる
と停止した。すると後ろから来たバイクは、円香のバイクにかぶさるようにし
て停止した。
「……?」
ヘルメットを脱いだ円香に対し、相手はフルフェイスをまだ脱がない。
「首飾りを返して頂戴。持ってるでしょう? クラリスの首飾り」
その声は女の声だ。
「誰……?」
「あたしはあの山の中からあなたの後ろを走ってきた。つまりあなたはあの時
間、美術館横の山の中にいたことになる」
「知らないわ、そんなこと……」
「誤魔化せないわよ、それはGPSにも記録されてる。時間も移動距離も、ど
こをどう走ってきたかもね」
「誰? あなたは誰なの……?」
「そうね、会うのは初めてよね」
相手がフルフェイスに両手をかけそれを脱いだ。ヘルメットの下から出てきた
顔、それは中野美奈子だった。
「あなたは美術館の……」
「そう、七海美術館職員の中野美奈子よ」
「なぜあなたが……」
「あなたがムーンライトの助手ね」
「……」
「 "ムーンライトには影が2つある" というのは前から言われていた。つまり
その影があなた。そうでしょう?」
「……」
「だってムーンライトにしては若いもの。若すぎる。もしあなたがムーンライ
トなら、あなたは15~16歳から世界中の美術館に忍び込んでいたことにな
る。何しろここ十数年、ムーランライトはしたい放題なんだから。でも助手な
ら話は別」
「あなた一体……」
その時、1台の車が近づいてきた。ヘッドライトが2台のバイクと向かい合う
2人を照らした。車は2人の近くで止まりドアが開いた。
降りてきたのは、ジェシカ・アンダーソンだった。
「中野さん、どうしたの? 急にいなくなって」
思わぬ人に出会ったというように、ジェシカはちょっと驚いた。
「あらっ、ジェシカ。ちょうど良かったわ。まさに渡りに船ね」
「この女は……?」
ジェシカは円香を見た。
「あら知らないの? ジェシカ・アンダーソン。いえ、怪盗ムーンライト」

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怪盗ムーンライト
2013-06-15 Sat 11:48
36
「竜胆さん、大丈夫ですか?」
「あぁ、大丈夫だ。撃たれたワケではないらしい。ジェシカは……」
「ジェシカさんも撃たれてはいないようです」
カンナの腕の中で、ジェシカも目覚めようとしていた。
「あっ、ジェシカさん……、大丈夫ですか?」
「まったく、今夜はなんて刺激的な夜なんだ」
ジェシカが竜胆に目をやると、2人はホッしたように息をついた。
「一体なんだったんだあの衝撃は……」
竜胆は腰に手を当てながら立ち上がった。
「多分、電流……」
ジェシカも起ち上がろうとしていた。そんなジェシカにカンナが肩を貸した。
「電流? スタンガン……ですか?」
「おそらくテーザー銃だろう」
「テーザー銃って、アメリカで使ってる……、あれですか……?」
「そう、あれだ」
ジェシカはカンナのそんな言い方にニコリとすると、言葉を続けた。
「スタンガンの一種だが見た目は銃のそれだ。大きな違いは数メートルのワイ
ヤーの付いた電極を空気圧で射出するということだ。射出された電極は相手に
刺さり、本体で発生させた電流はワイヤーを伝って相手に流れる」
「それじゃ2人はそのショックで……」
カンナは心配そうな顔で2人を見た。
「あぁ、そういうことだな」
「じゃ、あの窓のワイヤーは……」
「テーザー銃で森に向かってワイヤーを張った。おそらく射程距離ギリギリだ
ろうが」
そう答えたのはジェシカだった。
「張ったワイヤーに首飾りを掛け、そのまま森に向かって滑らせる。ここは3
階だからな、おそらくかなりのスピードで滑ったろう。今回展示室をここに変
えたのが、ヤツらには幸いしたわけだ」
「でも、でもですよ」
カンナは首をかしげたまま腕を組んだ。
「首飾りはそうやって消えたとして、竜胆さんとジェシカさんは誰が撃ったん
です?」
「確かに、撃ったのがムーンライトだとして、一体どこにいたんでしょう」
ヒロミもカンナの疑問に同意したようだ。
「今回は月光が変装して紛れ込むことが出来ないように、人数を極端に絞っ
た。館内にいるのは警察の人間がここにいる4人と、館長室にいる制服。そし
て美術館側の人間は館長の赤水七美と職員の中野奈緒子の2人だけ」
そこからカンナが話を続けた。
「そして館長室で破裂音がして……、あっ、あの音は爆竹でした。時限発火装
置で導火線に火を点けたようです。そしてあたしとヒロミさんと制服が、館長
室に向かった……。そしてあたし達が館長室にいる時に、ここで銃声、実際に
はテーザー銃だったわけですけど、その発射音がした。それで駆けつけると竜
胆さんとジェシカさんが倒れていて、窓からは森にワイヤーが張られていた」
「そしてムーンライトもこの窓から……」
そう言ったジェシカの後を続けるものは誰もなく、暫しの沈黙が流れた。
そんな時、展示室に制服警官は走り込んできた。
「竜胆さん、中野美奈子が姿を消しました」
「なに?」
「はい、わたしが館長と話している間に。気が付いたときにはもう……」
カンナはその時一緒にいたヒロミを見た。
「ヒロミさん、まさか彼女が……」
「でも銃声がしたとき、彼女は確かに館長室にいた。その彼女がテーザー銃を
撃つ事は出来ないわ」
謎は謎を呼び、また部屋に沈黙が流れた。

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怪盗ムーンライト
2013-06-12 Wed 05:59
35
「1分前です」
カンナはもう腕時計を見っぱなしだ。
カンナ以外の4人も、その場に固まったように動かない。
そしてカンナのカウントが始まった。
「10・9・8・7・・・」
「来るぞ……」
「油断しないように」
それぞれが声を掛け合う。
「3・2・1……」
次の瞬間、館内が停電になり、館内はすべて暗闇に包まれた。
「やはりな、これは想定内だぞムーンライト」
竜胆がそう言ったとき、館長室で何かの破裂音が響いた。
「なんだ!」
「館長室で何かが爆発したようです」
「なんだと、ヒロミ、カンナ、館長室へ。2人の安全を確認しろ」
「はい、あなたも来て……」
ヒロミとカンナ、そしてカンナに引っ張られるようにして、制服警官が館長室
へと向かった。3人が展示室を出ていくと、部屋に残ったのはジェシカと晶の
2人だけとなった。
次の瞬間、銃声が響き晶が倒れた。


「えっ? 今の……、銃声?」
そしてもう1発、同じ銃声が響く。
「カンナ、展示室へ戻るわよ」
「はい……」


ヒロミとカンナが展示室へ駆け戻ってきた。
「竜胆さん、ジェシカさん……。今の音は」
そこには床に倒れた竜胆とジェシカの姿があった。
「竜胆さん……、竜胆さん。カンナ、そっちは」
「ジェシカさん、ジェシカさん、だめです。気を失っています」
2人はそれぞれ、床に倒れた2人に駆け寄ると、意識の有無を確かめるように
体を揺さぶった。
その時、竜胆が目覚めた。
「あぁ、ヒロミ……」
「あっ、竜胆さん……、一体何があったんです」
「首飾りは、首飾りはどうした……」
ヒロミとカンナは竜胆にそう言われ、初めて『クラリスの首飾り』を置いた場
所を振り返った。
「ありません。首飾りがありません」
「なに……?」
「あっ! ヒロミさん、あれ……」
そう言ったカンナが指差した先、そこには窓から雑木林に向かって、ロープ
ウェイのように細いワイヤーが伸びていた。
「なんだ? あれは……」
「ワイヤーが森に……」
カンナがそう言ったとき、竜胆が体を起こした。

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怪盗ムーンライト
2013-06-09 Sun 06:12
34
「竜胆さん、七海美術館にムーランライトからの予告状が届いたそうです」
カンナの後ろにあるFAXが、それを吐き出し始めた。
「これです……」
カンナがFAXを竜胆に渡すと、隣にいたジェシカ・アンダーソンもカンナと
一緒にそれを覗き込んだ。
「いつもと一緒だ。月光のヤツに間違いないな」
「そうですね。この文面を知っているのは、警察関係者とムーンライト本人だ
けですから」
「サンドメノショウジキ。と日本では言うのですか」
「そうだな、本当に3度目の正直だ。こんどこそ必ずヤツを逮捕する」
「そうですよ竜胆さん、今度こそ……」
カンナは両手でガッツポーズを作った。
「それにジェシカさんも」
「そうだな……、今度こそ逮捕しよう」
ジェシカはカンナのマネをするように、彼女に向かってポーズをした。


犯行予告当日。今回は場所を3階の展示室に移した。
『クラリスの首飾り』の展示、つまり『ルパンの宝石展 Ⅲ』は明日15日から
始まる。当日は通常の大展示室に置かれるが、予告状に示された犯行日と時刻
はその前日だ。しかも午後11時59分は当然閉館時間となっている。ならば通
常の大展示室に置くよりも、その4分の1ほどの広さしかない、この3階の展
示室に移した方がより警備しやすいだろうということになったのだ。
ちなみに3階には館長室もある。館長と職員の中野奈緒子は館長室にいる
が、部屋からは出ないように言ってある。

そして当日。時刻は犯行予告5分前になろうとしていた。
3階にいるのはジェシカと晶、カンナとヒロミ、そして制服警官が1人の計5
人だけだ。
この制服警官は体重が100キロ以上はある巨漢で、その体格はまるで関取のよ
うだ。しかもたった今、予告時間5分前に10人に候補の中から選んだ。
今までムーンライトは館内にいる誰かに変装している。しかしいかにムーンラ
イトでも、5分前にこんな体型に変装する時間も用意もないはずだ。
コレなら、この5人なら紛れることは出来ない。人数が5人なら1人でも増え
ればスグに気が付く。

「3分前になりました」
カンナが腕時計を見ながら言った。
竜胆は窓の外に目をやった。外は暗闇。ガラスには自分の姿が映っているが、
実際窓の向こうには小高い山があり、そこには雑木林が広がっている。
しかも美術館と雑木林の間には、片側1車線の道路が横断している。
「月光が来るとすればあの森から……? 森からこの窓までは10メートルも
ない。しかしここは3階だ。ムササビでもない限り飛び移れる距離ではない」
「ふっ、どうした竜胆」
「ジェシカ……」
竜胆は後ろのジェシカに振り返った。
「大丈夫、いくらヤツでもこの部屋に入らずに盗ることは出来ない。ヤツがど
こから来ようと、その時逮捕するだけだ」
「そうだな」
「そうです。6人目、6人目こそがムーンライト。国宝だろうと10円だろう
と、泥棒は泥棒です」
ヒロミは油断なく辺りを見回した。

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怪盗ムーンライト
2013-06-08 Sat 08:46
33
『アルセーヌの瞳盗難事件』から数週間が経ち、ここ七海美術館ではいよいよ
『ルパンの宝石展 Ⅲ』が開かれようとしていた。
展示物は『クレオパトラの首飾り』。金にダイヤ、ルビー、エメラルドなどを
散りばめた首飾りだ。

「館長! 館長……!」
「あらっ、おはよう奈緒子」
「あっ、お、おはようございます」
奈緒子は朝、ポストから回収した郵便物と新聞を胸に抱いたまま、ペコリと頭
を下げた。
「また、また予告状が……」
「そうね、もう驚かないわ。3回目の秘宝展も開かれるし。そろそろ来る頃だ
と思ってたわ」
「はぁ……」
「それで、またポストに入ってたのね?」
「はい」
奈緒子は黒文字で "予告状" と書かれた赤い洋封筒を七海に差し出した。
七海は見慣れた感のある封筒を開封し、中の三つ折りになった便箋を引っ張り
出すと、机に座ったままそれを読んだ。

>>>

Sat, June 14, 2013 PM 23:59

七海美術館 『ルパンの宝石展 Ⅲ』 に展示する、
至高のネックレス『クラリスの首飾り』 をいただきます。
なお当方に絶対の自信あり。十分な警戒をオススメする。

怪盗ムーンライト

>>>

「はいはい、いらっしゃいませ。ようこそ七海美術館へ」
「もう、館長……。取り敢えず警察に連絡しておきます」
「そうね、お願い。でも、また盗られちゃうんじゃないかしら」
「えっ……?」
「だって2戦2敗でしょう。警察もなんだかねぇ。頼りないって言うか」
「でもあたし達じゃどうしようないわけですし」
「そりゃあ、まぁ、そうなんだけどねぇ……」
警察へ連絡している奈緒子を見る七海の目は虚ろだった。
「連絡しておきました。すぐ来るそうです」
「そう……。奈緒子…」
「はい?」
「コーヒー入れてくれる? なんだか頭が痛いの……」
「だったら頭痛薬の方が……」
「いいのよ。ムーンライトが捕まるか、『クラリス首飾り』が盗まれれば、
きっとそれで諦めが付いて治ると思うわ」
「あぁ、なるほど……」
奈緒子にもそんな館長の気持ちが、なんとなく分かるような気がした。

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怪盗ムーンライト
2013-06-05 Wed 06:26
32
快感、羞恥、直腸を筆で触られるおぞましい感覚、それらが1つになって奈緒
子に襲いかかった。
しかもテーブルに抱きつくように縛られた奈緒子のお尻は、突き出すように七
海に向けらている。ソファに座った七海は、ノンビリとくつろぎながらこの責
めを続けることが出来るのだ。

「どう? 奈緒子。内蔵を直接筆で嬲られる気分は……」
「あぁ、もう、もう赦して……、あぁもう入れないでっ、あぁぁいやぁ」
「あらっ、まだ奥まで入れてないわよ。ほらっ、ほぉ~らっ」
「あぁっだめっ、いやぁ、いやっ、いやぁぁ~」
そして筆はその長さいっぱいに入った。
奈緒子の直腸の奥深くで、バラけた毛が腸壁をチクチクと刺激する。
その感覚は指ともバイブとも、浣腸による苦しみとも違う。それはアナル性感
を刺激し、背徳の快感を得ながら微妙な排泄感も伴っている。
七海はチクチクと直腸の最深部を刺激した。
「ほぉ~らっどうだ、奥をチクチクチクチク……。んん~堪らないだろう」
「ひぃっ、ひぃぃ~、い、いやっ、お願いやめてっ」
「だめよ、やめない。それにこれじゃ逝くに逝けないわねぇ。可愛そうに」
七海は左手でピンクのローターを出すとスイッチを入れ、振動するそれを奈緒
子の肉芽にグリグリと押しつけた。
右手は筆で奈緒子の奥深くをサワサワとくすぐる。
「ひぃっ、ひぃぃ~、やめてっ、やめてぇぇ~。あぁいやぁ、逝っちゃうぅ」
「ひひひっ、どうだい? この方が気持ちイイだろう?」

逝きそうな快感を与えられつつ、アナルの奥ではおぞましい快感が同時進行し
ている。逝きそうになるとローターは離れ、それを赦さない。
しかしローターが戻れば、体は強制的に絶頂へと登り詰めていく。
それは逝きそうで逝けない生殺し、寸止めの無限ループの完成だった。
「ひぃ~逝くぅ、あぁいやっ、いやっ、あぁぁ~いやぁぁぁ~逝かせてっ」
「んん~? どうしたの奈緒子」
「逝かせて、お願い逝かせてください」
「そうはいかないよぉ。焦らして焦らして焦らしまくってあげるからねぇ」
「いやっ、そんなの残酷よぉ」
「そう、残酷なの……。逝けずに苦しむ奈緒子を見て楽しむのよぉ」
「あぁ、そんなのいやぁ。あぁ逝くっ、また、また逝きそうぅ、あぁぁ~」
「だぁ~めっ、逝かせない。可愛そうねぇ奈緒子ぉ。ほぉ~らまた……」
ローターが肉芽にピタッと押し当てられた。
「はぁ、はぁ、あぁいいぃ感じるっ、あぁ感じる、感じる感じる、あぁ逝きそ
う、逝きそうぅ、また逝きそうぅ~」
「ほぉ~らっ逝きそうねぇ、ほぉ~らっ、ほぉ~ら気持ちいいぃ」
「あぁぁ~逝くぅ、逝くっ、逝くっ……」
「まだよ、もっとギリギリまで。ほぉ~らっ、ほぉ~らっ、ほらほらっ」
「あぁ逝くぅ、逝くぅぅ、逝く逝くっ、あぁもうだめ逝っちゃうぅ~」
「んん~、ここであとひと焦らしだ、ほぉ~らっ、堪らない」
「ひぃぃ~逝くぅぅ~、あぁぁ~逝く逝く逝っちゃううぅぅ~」
「おっとぉ~、まだよぉ~。まだまだ……」
「あぁぁぁ~、いやぁぁ~、やめないで、やめないで逝かせてくださいぃ」
「ひひひっ、そうはいかないわよぉ~まだまだジックリと虐めてあげるから
ねぇ、時間を掛けてたっぷりと。ひっひっひっ……」
「あぁ、館長、お願いもう赦して……、ください」
「まぁ、何言ってるの? これが終わったら、この間のディルドでまた虐めて
あげますからね。覚悟しなさい」
このプレイが、七海のこの上ないストレス発散となっていた。

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怪盗ムーンライト
2013-06-02 Sun 06:08
31
七海と奈緒子は舌を絡めた。するとすぐに七海は彼女の首筋へキスを始めた。
「もう、館長……。そんに焦らなくても……」
「ムーンライトのストレスかしら、何だか奈緒子を虐めたくてしょうがない
の、分かるでしょう。」
「はい、館長。あたしでよければ、お好きになさってください」
2人は妖しく微笑み会った。

七海は奈緒子を全裸にすると、自分もブラとショーツだけになった。
「奈緒子、今夜もきっちり虐めてあげるわ」
「えぇ、嬉しいわ」
するとまず2人は、ソファの前の小さな長方形のテーブルを90度回し、長辺
がソファと直角になるように移動させた。
「さぁ、そのテーブルを跨いでうつ伏せになって……」
奈緒子は七海に言われるままに、テーブルを抱くようにうつ伏せになった。
七海は奈緒子の四肢をテーブルの脚に縛り付けると、机の一番下の引き出しを
開け、小さなポーチを持ってソファに座った。
七海の目の前には、テーブルに抱きついた奈緒子のお尻がある。
「後ろから全部丸見えよ。よく見えるわ」
「あぁ、恥ずかしいです。こんな恰好」
「うふふっ、今からもっと恥ずかしいコトしてあげる」
「えっ……?」
七海はポーチの中からクスコを出した。それは婦人科などで使うカモのクチバ
シのような形をした医療器具だ。
七海はクスコにローションを塗ると、銀色に光る先端をアナルに当てた。そし
てそこからジワジワと力を入れて差し込んでいく。
「あぁっ、ああっ、な、なに? なにを入れてるの?」
「クスコよ。これで拡げてあげる。いつか手首が入るといいわね」
クスコを全て差し込むと、そのクチバシをジワジワと開き始めた。
「力を抜いて……、そう、そうよ」
「あぁっ、あぁぁいやっ、中が、中が……」
「そう、中が見えちゃうわね。ほぉ~らっ、もっと開いてあげる。ほらっ、
もっと、もっと、もっとよ」
「いやっ、いやっ、あぁいやぁ、そんなに……」
「んん~、開いた開いた、奈緒子のアナルはドンドン開くようになるのねぇ」
「そんな、そんなこと」
「だってもう指4本は確実に入りそうよ」
クスコでアナルを開ききると、今度はペンライトで中を照らし始めた。
「まぁ、よく見える。ちゃんと綺麗になってるわねぇ。ピンク色の粘膜が奥ま
で続いて、ヒッソリと息づいてる」
「あぁ、恥ずかしい……」
「いいのよ、もっと恥ずかしがって。今からこれで虐めてあげる」
そう言って七海は、ポーチから出した習字の筆を見せた。
「あぁ、筆。それはホントにイケナイ快感が走るの」
「そうね、アナル性感の強い奈緒子には堪らない責めね」

七海は念入りに穂先をバラすと、筆をスルスルとアナルに刺し込んだ。
最初筆はクスコの金属面をなぞっていたが、そこを過ぎるといよいよ奈緒子の
直腸壁に触った。
「あぁっ、あぁぁ、いやっ、いやぁ~」
クスコで固定されているアナルは、筆を自由に動かせる。七海はバラけた穂先
が直腸壁に当たるように筆を動かした。
「ほらほらっ、イケナイ快感をたっぷりと……」

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怪盗ムーンライト
2013-06-01 Sat 06:19
30
『アルセーヌの瞳』を盗み出した夜。小夜と円香は窓からの夜景を見下ろして
いた。2人の手にはシャンパンの入ったグラスが握られている。
「今日もまたうまくいったわね、お姉様」
「そうね。でもそれも、もうすぐ昨日の話になるわ」
時計の針は、あと数秒で日付を跨ごうとしている。
「あいつら、今回は本当に分からないんじゃないかしら」
「またあいつらなんて、その言い方やめなさいって言ったでしょう。円香」
「はぁ~い。でもどうやってあのガラスケースを開けたのか? とか。ルビー
とムーンライトはどこに行ったのか? とか。悩んでるだろうなぁ」
「そうね。今回はチームプレイがうまくいったわ」
「そりゃそうよ。だってあたしとお姉様だもん。息はピッタリよ。どんなとき
でもね」
「そうね。円香とだもんね」
「そうよ。でも今回はお姉様が重要な役回りを上手くこなしたからよ。うまく
いった要因はそれが大きいと思うわ」
「円香、あれは次の『クラリスの首飾り』を盗むまでは続けるわ。全てがわっ
たら教えてあげましょう」
「うん、わかった。ねぇ、『クラリスの首飾り』を盗んだらどうするの?」
「そうねぇ、まだ考えてないけど。取り敢えず日本を離れましょうか?」
「どこ行く?」
「だからまだ決めてないわ。円香はどっか行きたいところがあるの?」
「そうだなぁ、久しぶりにチェコに帰りたいなぁ」
「チェコかぁ……。もうずいぶん帰ってないわね……」
「うん」
「そうね、そうしましょうか」
「えっ?」
「チェコに帰りましょう」
「ホント? ホントにチェコに帰る?」
「本当よ。そしてあの街で少しゆっくりしましょう、円香」
「わぁ、嬉しい。チェコに帰れるなんて」
「もう円香ったら、子供みたい……」
「ねぇ、次の作戦、もう考えてあるんでしょう」
「勿論よ」
「わぁ、聞かせてお姉様」
「そうね。でもそれは、お楽しみの後よ」
「もう、お姉様ったらぁ……。変なところがイジワルなんだからぁ」
「あらっ、そんなことないわよ」
「ううん、そうよ」
「そんなことないってば」
「そうよぉ」
2人はじゃれ合うように1つになっていった。


同じ日の夜。七海と奈緒子は夜の館長室で向かい合っていた。
「とうとうあのルビーまで……」
「えぇ、館長。本当に悔しいと言うか、情けないというか」
「でも盗んで行ったのが、怪盗ムーンライトだっていうのが救いかも、何しろ
世界を股に掛ける大怪盗ですもの」
「えぇ、そうですね。その辺のコソ泥とは違いますよね」
そして2人は抱き合い、唇を重ねた。

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