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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
眠れない羊たち
2012-01-29 Sun 06:46
第12話:蜂天寺奥の院 2
天蜂尼と時江は、全裸でテーブルに仰向けになった百合子の両手首を引っ張
り、テーブルの脚に繋がる手枷に繋いだ。そして脚はテーブルを跨がせ、膝から
下がブラ下がるようにすると、その足首を足枷に繋いだ。
つまり百合子は、全裸で黒い漆塗りのテーブルに大の字に繋がれたのだ。

すると天蜂尼が、被っていた帽子(もうす)を脱いだ。
年の頃は百合子達より少し上か同じ、四十路の半ばくらいか。
形の良い頭に大きな瞳、凛とした鼻筋にポッテリとした唇。一つ一つのパーツ
は申し分ないが、それを一つの顔と見るとどこか卑猥な感じを醸し出す。
しかも綺麗に剃り上げられた頭の為か、若干若く見えなくもない。ちなみにそ
の頭には、毛髪のカケラもない。

天蜂尼は百合子の足側に回り込むと、股間の黒い茂みを見下ろした。
「まぁまぁ、めかくし様の御前でこのような不浄のモノを……。これは取り払
わねばなりません……。ねぇ、庄屋」
「はい、仰せの儘に、天蜂尼様」
「では……」
天蜂尼は傍らに置いた箱の蓋を開けると、中から剃刀を取りだした。
それは二つ折りになった、刃渡り5センチくらいのモノだ。
それを指先で1本に伸ばすと、鈍く輝く刃を百合子に見せつけた。
「さぁ、これでツルツルにしてあげましょうねぇ」
「えっ、そんなっ、そんな恥ずかしいです……」
「なんですか? このような不浄なモノ、取り払わねばならないでしょう?」
「でも……」
「百合子、今からあなたのここが、子供のようになるのよ」
時江はニヤリと笑みを浮かべながら、シェービングクリームを百合子の茂みに
吹き付けた。
「ここの毛を全部剃られたら、色も形も全部丸見えねぇ」
「ふふふっ、よぉ~っく見せて貰いますよ。百合子さん」
「いやっ、いやっ、そんな……。恥ずかし過ぎますぅ」

天蜂尼の持つ剃刀が股間に近づき、時江が腰を上から押さえつけた。
「あぁっ、いやっ……、時江さん……」
「ほらっ、大人しくしなさい。百合子」
「動くといらぬ怪我をしますよ。さぁ、それでは……」
それはジョリジョリと音を立て、クリームごと根こそぎ刈り取られていく。
回りからジワジワと、まるで包囲網の輪を縮めるようにその中心へと向かって
いった。
花びらを寄せ、引っ張り、剃刀は際どい部分へと入り込んでいく。
包囲網が縮まるにつれ、百合子の股間がその全貌を現し始めた。
「ふふふっ、見えてきましたよ、百合子さん」
「はぁ、いやっ、いやっ」
しかしジョリジョリと音を立てる剃刀に、止まる気配はない。
「もう完全にツルツル。なんてイヤラシイ形なの、百合子」
「本当に淫らですねぇ。さぁ、後もう少し、1本残らず剃り上げますからね」
「あぁ、恥ずかしい、もう、もうやめて……」
「あらあら、まだ諦めていなかったの。今更そんなこと言っても、もう手
遅れよ。だってもう何も残っていないもの」
そして、剃刀が沈黙した。そう、天蜂尼が最後の一剃りを終えたのだ。

天蜂尼が剃刀を閉じ、時江がシェービングクリームを拭き取ると、二人はまる
で完成した作品を見るように、百合子の股間に視線を注いだ。
百合子はその視線を、痛いほどソコに感じていた。

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眠れない羊たち
2012-01-28 Sat 06:31
第11話:蜂天寺奥の院 1
庄屋の裏庭の蔵で、時江と百合子が痴態を繰り広げていた頃、真紀は暇つぶし
に、ブラリと港へと足を向けていた。そこにはまだ連絡船が揺れている。
吹き荒れた東風も静まり、海は静寂を取り戻しつつあった。
「はぁぁ~、どうしよう。めかくし様も見れないって言うし……。蜂天寺って
お寺には明日行ってみるとして、今日は取り敢えず街を散策しますか」
真紀は手にしたカメラで、気ままにスナップを撮り溜めていった。


百合子との淫靡な宴を終えた時江は、彼女を縄から解放した。
「そう、そんな子がいるの。一人旅なら、ちょうどいいわねぇ」
時江は暫し思案顔だったが、百合子の顔を見るとニヤリと嗤った。
「今から蜂天寺へいってくるわ。天蜂尼様の耳にこのコトを入れておいたほう
がよさそうだから……」
「百合子、あなたもいらっしゃい。久しぶりに3人で……、ねっ」
「そうね。あたしは喜んで」
「うふふっ、贅沢な1日ねぇ」
2人は庄屋の屋敷を出ると、この島の裏にあたる、最南端に建つ天蜂寺へと向
かった。

和服姿の熟女が2人、並んで天蜂寺の山門をくぐった。
風に乗って仄かに漂う、伽羅の香りが2人の体を包み込む。
山門と言ってもさほど大きなものでもなく、本堂もまたこぢんまりとしている
のは、やはり離島の不便のなせるところだろうか。
波音の聞こえる本堂の奥から、一人の尼が姿を現した。片手には筆箱ほどの箱
を持っている。
「天蜂尼様……」
「まぁまぁ、これはこれは。よくいらっしゃいました」
天蜂尼は、尼独特のかぶり物である帽子(もうす)をつけた頭を、深々とそし
てゆっくりと下げた。丁寧な挨拶と落ち着いた物腰。少々ゆっくりすぎるので
はと思うほどのその動きは、この聖域の時の流れの為せるワザか。

「さぁ、お上がりなさい。あなたがたがここへ来たと言うことは……」
「さすがは天蜂尼様。察しがいいですね」
「話は後でゆっくりと聞きます。その前に3人で……」
「というよりも、あたしと天蜂尼様で百合子を。ねぇ百合子」
「は、はい」
天蜂尼は黙って微笑むと、2人を先導するように、本堂の脇の廊下を奥へ奥へ
と歩いて行った。袈裟のたてる衣擦れの音が、百合子達の耳に心地いい。
やがて天蜂尼は本堂とは離れの関係になる、奥の院への橋を渡っていった。

天蜂寺奥の院。それは島の最南端に建つ、白壁に黒い瓦屋根の25坪程の建造
物だ。数10メートルの崖の上に位置するそれは、眼下に波音が聞こえ、遠く
水平線まで見渡すことが出来る。
天蜂尼が2人を招き入れ、中から鍵を掛けると、外の波音も聞こえななった。
奥の院の中、それは中央に置かれた大きな台以外には、驚くほど何もないガラ
ンとした空間だ。台は黒い漆塗りで、その大きさは4人掛けのテーブルとほぼ
同じだ。ただ突き当たりの壁には、めかくし様が安置されているらしい、高さ
1.5メートル程の細長い木箱がある。

鍵を掛けた天蜂尼は2人に振り返ると、妖艶に微笑んだ。
「さぁ、百合子さん。判っていますね……」
その声は先ほどよりも1段低くなり、目もどこか冷たげだ。
「はい、天蜂尼様」
百合子が着物を脱ぎ、自らテーブルに仰向けになると、黒光りする漆に百合子
の白い肌がクッキリと映り込んだ。

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眠れない羊たち
2012-01-25 Wed 06:03
第10話:密会 4
時江は黒いバイブの先端を、百合子の肉壺にグリグリと押しつけた。
肉壁を強引に押し拡げ、それは黒いクサビを打ち込むように潜り込んでいく。
「あぁっ、あぁぁ~ん、ふ、太いぃ、太いわぁ~」
「そうね、チョット太いかしら。でも、ほらっ。入っちゃったわよぉ」
そして次はアナルに、白く長いバイブをあてがった。先ずは頭を潜り込ませる
と、あとは白蛇のように直腸の奥へと突き進んでいく。
「あっ、くぅぅ~、あぁぁ~ん、そ、そんな奥まで……」
「そうよ、入れたら落ちないようにこの紐で縛ってあげるわ」

時江は2mほどの紐をバイブに何重にも巻き付け、その余った部分を百合子の
太腿にグルグルと回して結んだ。もう手を離してもバイブは落ちない。
それを確かめると、時江は両方のバイブのスイッチを入れた。くぐもったモー
ター音と共に、それは百合子の前後の穴の中で震えクネった。
その瞬間、百合子の顔が天井を向いた。

「はぁぁ~、だめっ、だめよこんなのぉ~」
百合子は腰をクネらせるが、それ以上はどうしようもない。
時江は壁に立てかけてあった折りたたみ式のパイプ椅子を持ってくると、百合
子の正面に座った。傍らには責め具の入った箱がある。
百合子がまた天井を仰ぎ見た、そして俯き、首振っては快感に耐えている。
「あぁっ、あぁぁ~、もう、もう赦して、赦して時江」
「あらあら、言い方が違うんじゃないのぉ。さっき教えたでしょう」
「は、はい。時江様、お赦しくだささい。どうぞ、どうぞもうお赦しを……」
「あらっ、まだよ。最後の仕上げに百合子の苦手アレで、一番弱いトコロを
タップリと虐めてあげる」
そう言って時江は、箱の中から電動歯ブラシのような器具を取り出した。

電動歯ブラシといってもブラシはなく、グリップから急激に細くなった柄の部
分も3センチ程しかない。そしてその先端には水滴形の小さな玉が付いている
が、それはチョット大きい綿棒の先といった感じだ。
「そ、それを使う気? いやよっ、それだけはいやぁ」
「あらっ、そんなこと言ったら余計あたしが虐めたくなるの知ってるクセに」
時江は椅子を百合子の足元に寄せ、彼女の股間に両手を当てた。そしてまず、
右手でスイッチを入れ、左手で肉芽の皮を剥き上げた。
「さぁ、この敏感なトコロに……、コレをピッタリと密着させると。ほらっ」
「いやっ、いやいやいやぁぁ……。ひぃっ……、ひぃぃぃ~」
「いいのよ、おもいっきり大声出して。この蔵から声は漏れないけどね」
「ひぃぃ~、ひぃぃぃ~~、やめてぇぇ~、ひぃぃぃ~~、ひぃぃぃ~~」
「そうよ、そうそう、もっともっと啼きなさい。ほらっ、ほらっ、ほらっ」
前後の穴を塞がれ、トドメとばかりに肉芽を責められた百合子は、一気に絶頂
へと駆け上っていく。
「ひぃぃぃ~、逝くぅ、逝く逝く逝くぅぅ~、あぁ、あぁ逝っちゃうぅぅ~」
「んん~まだよぉ~。まだ逝かせてあげない」
時江は震える小さな玉で、肉芽をツルツルと擦り上げた。
「ひぃぃ~、そんなっ、だめっ、だめよぉ~、あぁ逝く、逝く逝くぅぅ~」
「やめもしない逝かせもしない。生殺しの生き地獄よ。それが百合子にとっ
て一番の拷問。そうでしょう?」
「そんなっ、そんな。もうお赦し下さい時江様ぁ~。あぁ早く早く逝かせて」
「だめよぉ。まだまだ逝かせないわよぉ。あたしはこうやって虐めるのが大好
きなんだから。ほらほらっ、ほぉ~らっ、ほぉ~らっどうだ、ほぉ~らっ」
「ひぃぃぃ~~、やめてぇぇ~、ひぃぃぃ~~、ひぃぃぃ~~逝くぅぅ」
百合子の体が硬直を始めた。それは絶頂へのカウントダウンだ。
「逝くっ、逝く逝く逝っちゃうぅぅ~。はっ、いやっ、いやいやっ、だめっ、
やめちゃだめよっ、逝かせてっ、逝かせてぇ~……」

ボロボロになって百合子が逝き果てたのは、それから1時間は経過していた。
そして時江は、海百合荘に『贄』にピッタリの女がいると、百合子から話を聞
いたのだった。

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眠れない羊たち
2012-01-22 Sun 06:33
第9話:密会 3
長襦の前をダラリと広げ、百合子は両手を滑車で吊り上げられている。
バレリーナのようなつま先立ちで僅かフラつく百合子を、キツネ顔の時江がニ
ヤニヤと嗤いながら眺めていた。

時江は百合子の乳首を解放すると、今度は体を密着するように近づけ、右手を
彼女の股間へと伸ばした。そして陰毛をかき分け、その下へと指を潜り込ませ
ようとした。
「あぁっ、いやっ……」
反射的に百合子の両脚が閉じ合わさる。
「まぁ、いいのよ遠慮しないで……、大人しく脚を開きなさい」
強引に手をねじ込もうとするが、固く閉じ合わされた脚は開く気配がない。
「しょうがないわねぇ」
時江は別の滑車に繋がった1本の縄で、百合子の右膝のすぐ上を縛った。そし
てその縄を引き、彼女の片足をスルスルと苦もなく持ち上げていった。
機械的に持ち上がっていく自分の脚。そこに百合子の抗う余地はない。
「あぁっ、いやっ、いやぁぁ~」
太腿が水平よりやや高くなた位置でそれは止まった。見方によっては、片足だ
けのM字にも見える。

時江はもう1度、百合子の拡がった股間に片手を伸ばした。
「あぁっ、いやっ、いやっ」
「ふふふっ、もうどうしようもないわねぇ。触り放題よ。ほらっ」
「あっ、いやっ、や、やめてっ」
「ほらほらっ、ほぉ~らっ。あらあらっ、もうヌルヌルじゃない。こんなに濡
らして……」
時江は手首を曲げ、指先で百合子の花びらを撫で回した。
「あぁっ、だめっ。そんなことしたら指が、指が入っちゃう、入っちゃうぅ」
「んん~、ココから指が入っちゃうわ。ヌルヌルだからよく滑って。ほらっ、
ほぉ~らっ入ってく。もう指が全部ズッポリ。こんな奥まで……」
時江は指を根本までと差し込むと、柔肉を味わうようにクネクネと踊らせた。
「いやっ、いやぁぁ~。あぁぁ~いやぁぁ、だめぇぇ~」

両手は天井向かって伸び、脚は片足のつま先立ち。百合子はもうフラつくとこ
でしか抵抗出来ない。
そんな百合子を見下すように、時江は指嬲りを続ける。
「ほらっ、あたしの指でグチュグチュに掻き回してあげる」
「あぁ、いやっ、あぁぁん、だめっ、ソコはぁ、あぁ、あぁぁ、あぁぁぁ~」
「百合子、あなたはこれじゃ物足りないでしょう? いいのよ判ってるわ。今
からうんと虐めてあげる。残酷にネチネチとね。果てしない辱めをタップリと
味あわせてあげるわ」
「いやっ、時江、時江様。そんなコト……、もうお赦し下さい」
時江は大きな箱を床に置くと、その前に屈み込んだ。
「良かったわ、あなたを責める道具をここに置いておいて。さぁ、今度はコレ
で泣かして上げるわ。百合子」
そう言って時江は、2本のバイブを手にした。
「えっ、それって……、まさか……」
「そう、2穴責めよ」
時江は手にした2本のバイブを、百合子の目の前で見せつけた。
「この太くて黒いのが前、白くて長いのが後ろ。どっちも振動しながら首をク
ネクネ振るのよ」
「2本同時に……」
「そうよ、あなたの中でいつまでも動き続けるの。前も後ろも感じる百合子に
は、ピッタリな責めでしょう?」
時江は右手に黒いバイブを持つと、その先端を百合子の股間に向けた。

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眠れない羊たち
2012-01-21 Sat 06:26
第8話:密会 2
時江は黒い大きな南京錠を外すと、観音開きになった蔵の扉を開いた。
昔は物置だった蔵も、今ではガラクタが隅に積まれているだけだ。
高さは中二階ほどもあり、屋根の下には太い梁が数本組まれている。その梁か
らは、数本の縄がブラ下がっていた。
四方は分厚い白壁に囲まれ、電気をつけなければ、窓は遙か高見にある小さな
通気口だけだ。
百合子が中に入ると、時江は金庫を思わせるその分厚い扉を閉め、中から鍵を
掛けた。これでもう人の声など絶対に外に漏れることはない。

「さぁ、判ってるわね、百合子」
「はい……」
百合子が長襦袢姿になり、時江に向かって両手を差し出すと、その手を梁から
下がった縄で一つに縛り上げた。
そしてその隣に下がっていた縄を引くと、百合子の両腕が天井に向かって持ち
上がり始めた。縄は梁に取り付けられたの滑車に繋がっていたのだ。滑車は複
数あり、数本の縄は全て滑車から下がっている。

やがて腕が伸びきり、襦袢姿の百合子はつま先立ちになった。
時江は縄を固定すると、満足そうに百合子を見た。
「とってもお似合いよ、百合子のそういう格好」
時江が百合子の帯を解くと、襦袢がハラリとはだけた。
2つの乳房がゼリーのようにプルンと揺れ、とじ合わせた両脚の付け根には、
黒い茂みが見え隠れする。
「あっ、いやっ……」
それは昨夜、沙織を責め嬲っていた女将の百合子とは思えぬ痴態だった。

「責めるのも好き、責められるのも好き。本当に百合子は淫らな女だねぇ。昨
夜はあの子を虐めてたんじゃないの? それで今度は自分を責めて欲しくて」
「そ、それはっ……」
「どうやら図星のようねぇ。あそこじゃ女将のあなたも、ここへ来たらあたし
の奴隷。タップリと虐めてあげるよ。うんと辱めを受けるがいいわ」
「あぁ、時江……」
「おやおや、もう乳首がピンピン……」
そう言って2つの乳首を摘むと、指を擦り合わせてコリコリ感を楽しむ。
「はぁぁ~ん、と、時江、そんなに……」
「あらっ。感じるクセに……。ほらっ、ほらほらほらっ」
今度は親指と中指で乳首の根元を摘み、指さし指で往復ビンタを繰り返す。
「はぁぁ~、はぁぁ~だめっ、やめてっ」
「やめて? それを言うならお赦し下さい時江様。じゃないかしらぁ?」
キツネ顔をツンと上向け、百合子の顔を見下したような視線で見つめ続ける。
「はぁっ、あぁぁ~ん。もう、もう、お赦しください時江様……」
「乳首は特に弱いのよねぇ。ほらっ、痛いくらい硬くなってるわ」
口角の上がった赤い唇がニヤリ嗤うと、その唇が乳首に近づいた。
そして唇が2つに割れ白い歯が見えた。時江は百合子の顔を上目遣いで見つめ
ながら、歯の間に乳首を挟むと、今度は甘噛みを繰り返した。
「あっ、いやっ……。はぁっ、はぁぁ~、だめっ、だめぇぇ~」
歯は閉じては刺激を与え、開いては乳首を解放した。そしてそれは時に強めに
閉じ、キリキリと乳首を挟み付けた。
「はっ、くっくぅぅ~」
堪え難いその痛みは、百合子の中で快感となって昇華していく。時江はそれを
百も承知で噛んでいるのだ。どれくらいの力で噛めば一番感じるのか、全て手
に取るように判っている。時江は百合子が感じる様に腐心した。
歪んで見えるかもしれないが、これが2人の愛の形でもあった。

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眠れない羊たち
2012-01-18 Wed 06:07
第7話:密会 1
真紀は島に到着した翌日。朝食を部屋で済ますと1階へと降りた。
女将に『めかくし様』のコトを聞こうと思ったのだ。島の案内では判らないこ
とを、地元の人なら何か知っているかも知れないと思ったからだ。

女将はすぐに見つかった。しかし何故か今日は、外出用の和服姿だ。
「めかくし様ですかぁ。まぁ、確かにこの島に、あるにはあるんですけどね」
「本当ですか?」
「えぇ、でもねぇ。残念ですけど見られませんよ」
「えっ……? どうしてですか?」
「めかくし様は、ここからもっと裏、南にいったところにある『蜂天寺』って
いうお寺の『奥の院』ていう所に安置されてるんですけどね」
「蜂天寺の……、奥の院」
そういえば、島の案内にもそんな寺が載っていたことを、真紀は思い出した。
「でも奥の院は普段は立ち入り禁止になってましてね。決まった日にしか入れ
ませんから、行っても見れませんよ」
「なぁ~んだ、せっかくめかくし様の秘密を暴いてやろうと思っていたのに」
「取り敢えず温泉にでも入って、ゆっくりなされたらどうです」
「そうですね、1週間あるし。取り敢えず温泉もいいかも……」
「ホントはお背中流して差し上げたいんですけど……」
「もう、女将さんったらぁ。そんなコト言ってホントは……」
「あらっ、そんな意味じゃ……。でも今日はチョット用事があって、出掛けな
ければなりませんから……」
「それでお着物なんですね。それじゃ1人でお風呂いただきまぁ~す」
「うふふっ、それではあたしはこれで」
百合子は一礼すると、クルリと背を向けて廊下の奥を曲がっていった。


「沙織、チョット庄屋さんまで行ってくるから、留守をお願いね」
「はい。わかりましたぁ」
ガラガラと戸を開ける音が聞こえ、女将の履く草履の音が遠ざかっていった。
風呂場では、あの女性客が湯を使う音が聞こえる。
沙織は女将の部屋へ行くと、もう今は古くなったPCと向かい合った。


「こんにちは、南ですぅ」
庄屋の玄関に入ると、百合子は奥へ声を掛けた。すると長い廊下の奥から、村
の庄屋である『連城時江』が、衣擦れの音と共に現れた。
百合子と同い年の時江だが、着物を着慣れたその姿は、百合子よりは落ち着き
があり、奥ゆかしさも感じられた。
「あらっ、百合子。いらっしゃい」
時江がネットリとした眼差しで百合子を見た。キツネ顔で日本風の美人の時江
だが、その口角が上がった唇はどこかイヤラシく、わずかに微笑めばかなりの
好色さを感じた。
「実はね時江。いい話があるのよ……」
「いい話って、新しい『贄』でも見つかったの?」
「しっ。声が大きいわよ」
百合子は指を1本唇前で立てていった。
「大丈夫よ。誰にも聞こえるわけないじゃない」
確かに村の庄屋だけあって、その土地は約2千坪はあった。その土地の中央に
平屋の重厚な和風建築が建っている。
「あなたが来たっていうことはゆっくりできるんでしょう。話はあそこでゆっ
くりと聞くわ。いつもの場所でね」

時江は靴を履くと裏庭に回った。
百合子も勝手知ったる庭のように時江の後ろを歩いていく。
そして2人は、母屋から離れた蔵の前で立ち止まった。

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眠れない羊たち
2012-01-15 Sun 06:22
第6話:海百合荘 4
地獄の快感責め。その言葉を聞いた沙織は、浴衣の帯で縛られた両手首を引っ
張った。しかし帯は巻き付いた床の間の柱から緩む気配は無い。
下半身では女将の百合子が、四十路の熟れた肉体を脚の間に割り入れ、開いた
脚をしっかりと押さえ込み、右手の指先を蜜壺の快感スポットにピタリと当て
ている。左手は肉芽の皮を全て剥き上げ、丸裸になったその敏感の極みを舐め
ようと顔を近づけていた。

「さぁ、沙織。中を責めながらココをペロペロと舐めて……、ゆっくり楽しま
せて貰うわ。いっぱい悶えてのたうち回りなさい」
「いやっ、あぁ百合子さんやめてっ」
「うっふふふっ。ほらっ、ほらほらほらっ。先ずはココをクリクリクリィ~」
「はぁぁ~だめっ、いやっ、いやぁぁ~、あぁぁ感じちゃうぅ~」
「次はこの凄ぉ~く敏感なコレを、舌の先で……」
百合子の顔が沙織の股間に完全に埋まった。赤い唇から伸びた濡れた舌が、そ
の先を硬く尖らせたまま沙織の肉芽をチロチロと嬲り始めた。
「ひぃっ、ひぃぃ~、逝くっ、逝く逝くっ逝っちゃうぅぅ」
百合子の唇が、ソコを舐めながら三日月のように割れた。その目は股間から、
沙織の悶える様を見上げている。
「あらっ、締まってきたわぁ。また逝きそうなのねぇ。ほぉ~ら逝きそう」
「はぁぁぁ~。逝かせてっ、逝かせてっ。お願い逝かせてぇぇ~」
「まだまだ。ほぉ~らっ、このままジックリ生殺し。こんなに感じて逝けない
なんて辛いわねぇ。あたしも女だから良く判るわぁ」
「それなら、それなら逝かせて下さい」
「こうやって焦らして虐めるのが大好きなコト、沙織も知ってるでしょう」
「でも、でも……。あぁっ、だめっ、逝くっ、あぁ逝くぅぅ~」
「うふふっ。動けないわねぇ。もうあたしにされるがまま……」
そしてまた、時に肉芽を吸い出し、舌先を小刻みに動かしは嬲り回す。
「あぁぁ~、逝く逝くっ、もう逝く、もう逝くぅ~」
「んん~体が硬直して、もうチョットで逝けそうよ沙織」
「あぁっ、逝くっ……、あぁぁ逝くっ、い、逝くっ、逝っくぅぅ~」
「ほぉ~らっ、逝きそう逝きそう。逝く寸前のこの快感が堪らないのよねぇ。
んん~体がビクビクして、あぁー逝く逝く。ほぉ~らっ逝っちゃう」
「はぁぁ、あぁっ、あぁ、逝・か・せ・てぇ~。お願い、あぁ、逝・くぅ~」
「ほぉ~らっ、ここまで来てまた逝けない。どう? とっても残酷でしょう」
「あぁっ、……もう、もうおかしく……、なっちゃうぅ」
「大丈夫よ。気が狂ったりしないから。しっかりと正気を保ったまま、気を失
うことも出来ないのよ」
「いやっ、いやぁ。あぁぁ、あぁぁ……逝かせてっ、逝くっ、あぁ逝くぅぅ」
「どう? あと1ミリで逝けない快感は。まさに生き地獄でしょう」
沙織は蛇のように身をくねらせ、そしてピンと張りつめたように硬直させた。
「沙織、あなた本当に可愛いわ。その泣きそうな声が、悶える顔が、あたしを
どんどん淫らにしていくのよ。ほらっ、もっと泣いて。もっと悶えなさい。あ
と1時間は焦らすわよ」
「そ、そんなに……。お願い百合子さん。1度、1度逝かせて……」
「だめだめっ。それを赦さないから愉しいんじゃない。そうでしょう?。沙織
は1度も逝けないまま、ずぅ~っと悶え続けるのよ」

海百合荘1階の奥。従業員用の寝室での痴態は、終わり無き宴のように続いて
いた。
そしてようやく赦された沙織の絶頂。その断末魔のような喘ぎ声も、全て磯に
砕ける波音が掻き消し飲み込んでいた。

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眠れない羊たち
2012-01-14 Sat 06:22
第5話:海百合荘 3
海百合荘1階奥の寝室で、百合子の指先が沙織の快感スポットを嬲りだした。
沙織の体を知り尽くした四十路の指は、その経験値を最大限に生かしながら沙
織を絶頂の淵へと追い詰めていく。

「はっ、はぁぁ~、ゆっ、百合子、百合子さん……、あぁ、だめっ、だめぇ」
「んん~んん~、ほらっ、ほぉ~らっ気持ちいいでしょう。あぁーココだココ
だ。ココをこうされると堪らない。ほらっ、ほらほらっ……、ほぉ~らっ」
「はぁぁっ、はぁぁぁ~、はぅぅ~、だめっ、だめぇ~~」
百合子の白いもち肌は、身悶える沙織にネットリとまとわりついている。
上になった熟れた体が、若い体を完全に制圧していた。
「んん? どうしたのぉ? 沙織。そんな顔してぇ~」
悶える沙織を真上からジッと見つめる百合子。その指先は精妙を極める。
「ほらっ、ほぉ~らっ気持ちいい。あぁーコレコレ、コレが堪らないねぇ」
「はぁぁ、それは、それはだめぇぇ~。あぁっ、あぁぁ~逝くぅぅ~」
「まだよ。まだ逝かせない。時間を掛けてジックリと虐めてあげる」
そしてまた指先がスポットをクリクリとほじくり返す。百合子の指先1本。そ
のわずかな動きが、まるで沙織の全身を支配いているようだった。
「はぁぁ~、逝くっ、逝く逝くっ、もう、もう、逝くぅぅ~、あぁ逝くっ」
「んん~、ここで焦らされると死ぬほど辛い。ほぉ~らっ、ほぉ~らっ……」
「あぁぁ、いやっ、いやっ、逝かせてっ、逝かせて下さい」
「まだよぉ、まだまだ。まだ始まったばっかりよぉ、沙織」
「あぁっ、逝くっ、逝く逝くっ、あぁ逝きそうぅ、今度は今度は逝かせてっ」
「んん~こんなに締め付けて、沙織は本当によく締まるわねぇ」
「逝くっ、逝く逝くっ、あぁ逝くぅ~逝くぅぅ~、逝っちゃう、逝くぅぅ~」
「ほらほらっ、ほぉ~らどうした。んん、また逝けないわねぇ。逝けそうで逝
けないギリギリの生殺し。このままジックリジックリ虐めてあげわ」
「いやぁ、いやぁぁ~逝かせてっ。もう、もう逝かせて下さい。あぁ逝くぅ」
「気が遠くなるくらい、タップリと時間を掛けてあげる」

百合子は体を大きく沙織の下半身へずらすと、両脚の間に顔を埋めた。
「沙織のココがどうなったか、よく見せて」
「いやっ、そんなっ。見ないで。今は、今は見ないでぇ」
百合子は指先で花びらを菱形に拡げると、沙織のソコを覗き込んだ。
「まぁ、こんなに濡らしてっ。予想以上にグチュグチュね、それにイヤラシイ
匂いもプンプンするわよ」
「はぁぁ~、はぁぁ恥ずかしぃ。もう、もう見ないで下さい、百合子さん」
「んん? まだよぉ。沙織の美味しい樹液を、お腹いっぱい舐めさせてぇ」
百合子は沙織の脚の間に体をしっかりと入れると、パックリと開いた粘膜に絡
みつく彼女の蜜を舌先で掬い取った。
「はぁぁ~、いやぁぁ~ん」
「んん~、やっぱり甘いわぁ。とっても美味しいわよ沙織の樹液……」
「はぁぁ、いやぁぁん。恥ずかしいぃ、凄い恥ずかしいですぅ。百合子さん」
「うふふっ、あなたは辱められると、余計濡れちゃうのよねぇ~」
「はっ、はい、そうです」
「じゃあ、もっと大きく拡げて、奥までよぉ~っく見てあげる」
「あっ、あぁいやぁぁ、いやですぅぅ。あぁ恥ずかしぃぃ~」
「ほぉ~らっ、パックリ。こんなに拡がったわぁ。もう奥のヒダまで丸見えよ
沙織。ピンク色の粘膜がヌラヌラと濡れ光って、奥でヒクヒクと蠢いているの
がよぉ~っく判るわぁ」
「いやっ、そんなによく見ないでっ、お願いもう見ないで下さいぃ」
拡げた花びらから繋がるように、そこには敏感な肉芽が、コッソリと皮の中に
隠れていた。
「まぁまぁ、1番敏感なココが、かくれんぽをしてるわよぉ」
「はっ、ソコは、ソコは……」
「ココを剥き出して虐めあげる。そうしたら沙織はどうなるのかしら?」
「それは、それは赦してください」
「だめよぉ、そうはいかないの。これから地獄の快感責めにしてあげる」
そう言うと、百合子は慣れた手つきで沙織の肉芽の皮を剥き上げた。

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眠れない羊たち
2012-01-11 Wed 06:23
第4話:海百合荘 2
「沙織、沙織。さぁ、こっちにいらっしゃい」
海百合荘1階の奥にある従業員用の寝室。そこは厨房の奥にある和室だ。
8畳の部屋の中央に引かれた布団の上に、風呂上がりの熟れた体を横たえ、海
百合荘の女将『南百合子』は、沙織に向かって手招きした。

「はい、ただいま……」
沙織と呼ばれた若い女は、一糸まとわぬ姿になると、恥ずかしがる素振りも見
せず、百合子の隣に仰向けに横たわった。
他の通いの従業員はみんな帰宅している。今この海百合荘にいるのは、女将の
百合子と住み込みで働いている沙織、そして2階の夏宮という宿泊客だけだ。

「やっぱりいいわねぇ、若い体は」
百合子は慈しむように沙織の体を撫でさすった。
「そんな、若いなんて……、もう24ですから」
「あらっ、四十路のあたしから見たら充分よ。さっ、今夜はいっぱい虐める
わよ。覚悟しなさい」
「はい、気の済むまで虐めてください。百合子さん」
「いい子ねえ、沙織はぁ」
百合子は沙織にのし掛かるように上になると、その唇を塞ぎ舌をねじ込んだ。
トロトロと唾液が流れるにまかせ、舌をクチュクチュと絡めた。
それだけで、若鮎のような体がビクビクと反応する。
「この張りのある体。白くてスベスベで敏感で、もう全部羨ましいわ……」
女将の舌使いに嫉妬が混ざり、唇は耳から首筋をゆっくりと上下した。
「あぁぁ~ん、あぁぁ~……」
沙織の首が、まるで舐めるのを助けるように反り返る。そして百合子の背中に
両手を回し、背中に優しく爪を立てるとその手でフワフワと輪を描いた。
その途端、百合子は背中にゾクゾクと性感を感じた。
「あぁ~ん、沙織ったらぁ。ダメよ、悪戯する悪い手はこうしてあげる」
ビクンと仰け反った百合子は、沙織の両手首を掴むと、近くにあった浴衣の帯
で両手首を一つに縛り、その帯の端を床の間の柱に結びつけた。
そして改めて沙織の上になると、彼女の乳房を舐めはじめた。しかし百合子は
巧に乳首を避け、なかなかソレを舐めない。
「あっ、あはぁぁ~、ゆっ、百合子さぁん」
「うふっ、早く乳首を舐めて欲しいんでしょう。んん?」
「あぁっ、あぁぁ~ん、早く、早く舐めて……、ください」
両手を縛られた沙織の体が、舌をねだるようにクネクネと百合子の下で踊る。
「だめよぉ。そう言われるともっと焦らしたくなっちゃう」
ニヤリと笑って、百合子は沙織の顔を見下ろした。
「あぁぁ~ん、そんなぁ~。焦らされると、あたし、あたし」
「そうねぇ、沙織は焦らされるのが弱いのよねぇ。あなたがここへ来てから2
年。この体のどこをどうすればどうなるか、全部知ってるんだから」
百合子はシットリした太腿を、沙織の足の間にスルリと滑り込ませた。まずは
沙織の脚を閉じられなくすると、右手を出来た股間の隙間へと伸ばした。
「あぁっ、あぁぁっ、ゆっ、百合子さん」
脚を閉じようとしても、当然百合子の脚が邪魔をする。
「んん? どうしたのぉ? 沙織ぃ。ほらっ、ほぉ~ら入っちゃうわよぉ」
指は肉壺への侵入すると、あっという間に快感スポットを探し当てた。
「今日も一日よく働いてくれたわね。さぁ、ご褒美よ。沙織」

スポットにピタリと当てられた指先が、ソコをほじくるように動き始めた。そ
の力加減や動かし方は、彼女の体を知り尽くしているだけに絶妙を極めた。
自分の下でビクビクと快感に打ち震える沙織を見て、百合子は満足そうに微笑
んだ。若鮎は今や泣きそうな顔で、全身をピンクに染め上げている。

「さぁ、ココをジックリと虐めて楽しむわよ。覚悟しなさい沙織」
「そんなっ、あぁっ、あぁぁっ、だっ、だめっ、ソコは、ソコは赦してっ」

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眠れない羊たち
2012-01-09 Mon 06:27
第3話:海百合荘 1
「すいませぇ~ん」
真紀は海百合荘の玄関から声を掛けた。すると奥からエプロン姿の女将らしき
女性が、大きな胸を揺らしながら小走りであらわれた。
「はい、いらっしゃいませ。えぇ~っと……」
「予約した夏宮ですけど」
「あっ、夏宮様、お早いお着きでしたねぇ」
「えっ、えぇ……」
女将は大きな瞳で真紀を見つめた。その視線はネットリと絡みつくようだ。
「皆さん大抵は表の方に、あっ、表っていうのは島の北側のことで、この辺は
裏になるんですけど」
「えぇ」
「食堂やお土産は表の方にお店が集まってますんで、皆さんそちらを回ってか
からいらっしゃるんですよ。さぁ、どうぞお上がり下さい。お部屋はご用意し
てありますので……」
「あっ、はい。おじゃまします」
真紀は靴を脱ぐと、部屋へと案内する女将の後ろをを歩いた。

そんな2人の背中を見つめる二つの目。しかし真紀はそれには気付かず、女将
に案内されるまま2階へと階段を上がった。

「さぁ、どうぞ。こちらになります」
通された部屋は、"白百合の間" と書かれた和室だった。窓からは光る海面が水
平線まで一望でき、そこには数隻の漁船がシルエットになって浮かんでいる。
「わぁー、キレイな海」
真紀は床の間の脇にバッグを置くと、暫し青い海に見とれた。
「えぇ、本当に。この島の自慢の海ですよ」
後ろにいた女将の手が、真紀の両肩にかかった。
フワリと置かれた手は心なしか、自分の肩を揉んでいるようにも感じる。
「お疲れでしょう? 大きなバッグを持ってここまで……」
その指先が微妙にうなじをくすぐった。
「あっ……」
「あらっ、どうかしました?」
「いっ、いえ、別に……」
真紀は後ろで笑う女将の顔を想像した。しかし抵抗はしない。どちらかといえ
ば、こういうコトは嫌いではなかった。そう、真紀は男に興味がないのだ。
別に辛い体験やトラウマがあるわけではない。彼女にとってそれは生まれ持っ
た感覚であり、ごく自然な性癖といってよかった。それ故か、同じ匂いを持つ
同性には、天性のアンテナが敏感にそれを見分けた。
真紀は肩に置かれた女将の手に、自分の手を重ねるとそれをそっと握った。
「まぁ、夏宮様ったら……、いいんですか? こんなあたしで……」
「どうして……?」
真紀は女将の手を自分の胸へと導いた。
「そんなコトして。あたし、勘違いしちゃいますから」
しかしその手は、真紀の胸をそっと撫でさする。
「やっぱり女将さん……。そうなんだ」
真紀は女将と向かい合った。
「あらっ、夏宮さんだって……。一目見た時からそうだと思いましたけど」
「判る人には判るんですね。こういうのって……」
「真紀さん。それではまた後ほど……」
「はい……」
「それから、あたしはここの女将をしております、『南百合子』といいます」
「それで海百合荘?」
「えぇ、そうなんです」
女将はそれだけ言うと、真紀に背を向けドアへと向かった。

そんな2人の会話を、ドアの外でコッソリと立ち聞きしている女がいた。
彼女は女将の気配を感じると、素早くその場から立ち去った。

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眠れない羊たち
2012-01-08 Sun 06:31
第2話:女蜂島 2
朝、目が覚めると船は上下に大きく揺れていた。
船窓からは、海面から生まれる無数の波頭を、東風が根こそぎ吹き飛ばしてい
くのが見える。そしてその向こうに見える目蜂島はまだ遙かに遠い。島が目の
前に迫るには、まだ時間がかかりそうだ。
海はかなり荒れているが、港には本当に予定通りに着くだろうか。まさか遭難
ということはないだろうが……。狭い船室で、真紀はふと不安になった。

それから真紀は、船の揺れに任せて眠ってしまった。再び目覚めたとき、目蜂
島は目の前に迫っていた。これならあと30もかからずに港に着くだろう。
真紀は時計を見ると荷物をまとめ、下船の用意を整えた。


連絡船が港に着くと、真紀は大きなバッグを持ってデッキに出た。
揺れる桟橋を歩く真紀の背中を、せかすように東風が押す。
重いバッグを肩に掛け直し、真紀は大地を踏みしめるように港に降り立った。
波から解放されても、体にはまだ呼吸するような揺れの感覚が残っている。
「さてとっ、先ずは宿ね……」
真紀はバッグから島の案内を出すと、地図のページを広げた。
その地図の上側5分の1、つまり北側には本州の一部分が描かれており、真紀
の乗った連絡船の航路が、点線となってこの島の港に繋がっていた。
本州側である島の北側が「表」、南側が「裏」と呼ばれているのも、なんとな
く判る気がした。
次のページには、島内の地図が拡大して載っている。真紀は今自分がいる港を
指差し、予約をしてある旅館『海百合荘』までの道のりを指で辿った。
「ふぅん……。ちょっと遠いけど、別に歩いていける距離ねぇ。歩いちゃおう
か、時間もあるし」
真紀はミステリーハンターの興奮からか、普段なら絶対に歩かない距離を、島
の裏へと向かって意気揚々として歩き出した。

「あれっ? なぁに? この甘い香りは……」
途中、丘を登る真紀の鼻を、東風に混じって何やら甘い香りがくすぐった。ど
うやらそれは、丘に沿って咲く白い花から匂ってくるようだ。
「これって、あの花の……、香り?」
丘を登りきった真紀は、そこに無数に咲くの白い百合の花を見た。
「これが蜜百合ね」
それは丘一面に咲き乱れ、まるで丘を征服したかのように咲き誇っている。
白い地平線となった蜜百合は、東風と共に首を振り、真紀の元へと白いウェー
ブを送っていた。
「それにしても、凄い数ね」
真紀はバッグのポケットから小さな赤いデジカメ出すと、花に覆われた白い丘
を数枚撮った。

知らない場所、初めての場所を歩くというのは、時間が早く過ぎるものなのだ
ろうか。
蜜百合の丘を下り暫く歩くと、まだ20分はかかるだろうと思っていた海百合
荘が、道の先に見えてきた。
「あっ、あった海百合荘。旅館っていうより民宿っていう感じねぇ……」
それは決して大きいとは言えない。どちらかといえば、こぢんまりとした佇ま
いの建物だった。
海までは歩いても2~3分だろう。波音の聞こえるその場所は、回りに民家も
ない落ち着けそうなロケーションだ。部屋によっては、いやどの部屋からも
きっと海が見えるに違いない。
真紀はそんな期待を胸に、海百合荘の戸を開けた。

そんな真紀を、2階から見下ろす目があることに、彼女は気が付かなかった。

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眠れない羊たち
2012-01-07 Sat 06:28



眠れないたち





序幕:
綿雲を引き千切り、東風が吹く。
東風は長い海原を吹き渡りこの島にぶつかると、数十メートルの崖を一気に駆
け上がり、島を撫でるように吹き渡っていく。
その東風に逆らうように、全裸の女が崖に向かってフラフラと歩いている。
虚ろなその目には、目の前に迫った崖も映らず、遙か彼方の水平線しか映って
いないようだ。
長い髪を東風になびかせ、裸足の足で草を踏みながら、女は崖のすぐ手前で歩
みを止めた。
しかしそれも一瞬、彼女は躊躇うことなく足を宙に踏み出した。

まだ薄暗い夜明け前、女は潮騒渦巻く海へと吸い込まれた。


第1話:女蜂島 1
『女蜂島』(めほうじま)
女蜂島は周囲20キロ弱の小島である。海岸線のほとんどは磯と崖で、砂浜は
50メートル程度しかない。
島民は約千五百人。漁業が主な収益だが、この島の「蜜百合」という百合から
取れる蜂蜜は、芳醇な香りと品の良い甘さが全国的にも有名で、島の重要な収
益の一端をになっている。
集落は島の北側(表)に集中しており、そこは「女蜂村」と呼ばれている。
この村は女系の家が多く、島民の三分の二は女性である。
携帯は島の南側(裏)では通じない。連絡船は週1便しかなく、島への食料物
資補給は、全てこの連絡船でまかなわれている。

『島の奇習』
この島に、昔から「めかくし様」と呼ばれる奇習があることは、以外と知られ
ていない。
「めかくし様」は、島を疫病や飢饉災害から守るとされている古代信仰だ。
「めかくし様」には年に1度、「贄」と呼ばれる生け贄が必要とされていた。
もちろんこれは古人の行った習わしで、現在の日本で認められるわけもない。
ちなみにこの「贄」は常に女とされ、この習わしの際に女が1人いなくなるこ
とから、「めかくし様」とは、「目隠し」ではなく、おそらく「女隠し」では
なかったかとされている。
しかし現在に残る文献にも、残念ながら「めかくし様」としか記されておず、
その真偽の程は判らない。

『蜂天寺』(ほうてんじ)
島の南側(裏)に、唯一の社である「蜂天寺」がある。
この蜂天寺には、「本殿」と「奥の院」があり、「奥の院」は今でも男子禁制
の聖域とされており、女性でも普段は立ち入り禁止になっている。
なお蜂天寺と既出の奇習との関係は、今ではかなり薄いものと推測される。


「女隠し様かぁ。やっぱり今回最大のミステリーはこれね……」
女蜂島に向かう連絡船に乗り込んだ夏宮真紀は、船室で読んでいた「女蜂島の
案内」と書かれた小冊子を枕元に置いた。
今風に言うと歴女である真紀は、日本の奇習奇際が大好きだ。自らそういった
催しを捜しては、自分の足で現地を訪れている。
円い船窓から見えるのは、真っ暗な海面だけだ。しかし真紀の心は躍ってい
た。正直、怖いもの見たさと言ったところが大きいのだが、気持ちはもうすっ
かりミステリーハンター気取りだ。

「連絡船は周に1便。これでもう1週間は帰れないわけね。いいわよ、上等
じゃない。この夢女のマープルが、めかくし様の正体を暴いてやるわ」
これで暫くはあの街ともお別れだ。あの街に帰ったら、商店街の入口にある
あの喫茶店で、今回の旅行記をまとめよう。
真紀は1人悦に入りながら毛布を被ると、静かに目を閉じた。
そして毛布の下で、なんとなく右手で股間に触れた。まるでそれがスイッチと
なったように、右手は履いていたスウェットの中へと潜り込み、ショーツの上
からソコに触れた。
それから真紀はひとしきり快感を貪ると、いつしか眠りについた。

その頃になって東風が強まり、海面には白波が目立ち始めた。
東風に流された綿雲が月光を遮ると、水平線に見えていた小さな島影は、漆黒
の闇の中へと飲み込まれた。

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このブログについて
2012-01-04 Wed 07:05
ー このブログについて ー 2012・01・04 現在


*ここは
 このブログはアダルトブログ、18禁です。
 未成年の方は速やかに御退出ください。

*内容は
 ここではレズ小説を専門に扱っています。
 人物名・店名・社名・地名・内容等、全てフィクションです。
 男は出てきません。女同士の絡みに嫌悪感のある方には向きません。
 また、男との絡みを期待される方、ご期待には添えません m(_ _)m

*更新日は
 毎週、日・水・土 ・ 祝祭日です。
 G.Wや夏休み、年末年始など更新日が変更になる場合は、
 その都度「蛍の言の葉」でお知らせします。
 「蛍の言の葉」とは、小説のあとがきや予告。更新日変更のお知らせ、
 また時に作者の近況報告などをお伝えするものです。
 基本的に小説完結後にUPしています。

*リンクは
 リンクフリーです。相互リンクご希望の方は是非ご一報下さい。
 こちらからも遊びに行かせてもらいます。
 勿論、コメント(出来れば励ましの)もお待ちしております。

*最後に
 誠に恐縮ですが、不適切と思われるコメント・トラックバック・または商 
 業サイトは削除させていただくことがあります。

*おまけに
 蛍月のプロフィールです。
>まず♂です。横浜の片隅にひっそりと生息するB型の蠍座です。
>Macが大好き。
 2008年11月15日に、Mac Book Pro(2,53GHz)を購入。
>タバコはMarlboroを吸っています。最近ちょっと肩身狭し・・・。
 2010年10月1日から禁煙。今に至る。
>お酒は「とりあえずビール」。カフェでまったりも好き。
>趣味は小説と写真です。一眼を持って気ままに楽しんでいます。
>2011年8月からクロスバイクで自転車通勤を始める。




ーブログ履歴ー
 2006.8.20  ブログスタート。
 2008.11.20 50万ヒット達成。
 2010.01.05~2010.07.16 充電期間として一時休止。
 2011.08.25 100万ヒット達成。

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蛍の言の葉
2012-01-01 Sun 11:14

『蛍の言の葉』は、予告やお知らせ、作者の近況報告などをお伝えします。


 あけましておめでとうございます

 皆様にとって
 素晴らしい一年となりますように。



 本年も 『あなたの燃える手で』 をよろしくお願いします。


■お知らせ

1月4日(水)は 『作品案内』 『街案内』 『このブログについて』
をUPします。


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