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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
官能作家 二階堂月子
2011-09-28 Wed 07:00
【14】
「どう? 陽子ちゃん。ほらっ、ほぉ~らっ、もっと入れてあげる」
先生の中指が、あたしの真下から蜜壺を貫いてくる。しかもそれは意地悪く、
ジワジワとあたしを嬲りながら侵入してくるのだ。
「あぁ、あぁぁ~先生、あたし、あたし」
「ほらっ、だめよ立ってなきゃ。手も頭の後ろで組んままよ」
「あぁっ、あぁぁ~だめっ、あぁぁ~ん、そ、そんな、あぁぁぁ~」
「感じるのねぇ~、陽子ちゃんの中とっても熱くて、奥までトロトロ。柔らか
な肉がヒクヒク動いて、あたしの指にまとわりついてくるの」
「あぁぁ~、先生そんな、言わないで下さい……、恥ずかしいです……」
「だってぇ、ホントのことよぉ。ほらっ、おつゆが糸を引いて垂れてきたわ」
「いやぁ、恥ずかしいですぅ」
「どれどれ、もう1本指を入れて、掻き回してあげましょうねぇ」
先生は中指に人差し指を加えると、それを根本まで差し込んだ。そして手首を
グリグリと捻りながら、あたしの中を好き勝手に掻き回した。
そしてその最中、一際鋭い快感が全身を貫いた。
「ひぃっ、ひぃぃ~、あぁぁ~、だめっ、そこは……、そこは……あぁぁ~」
それは中を掻き回す指先が、あたしのスポットを刺激したのだ。
「んん? どうしたのぉ? この辺が感じるのかしらぁ?」
「あぁん、ひぃっ、ひぃぃ~、あぁぁ、だめっ、そこは、そこはだめですぅ」
「んん~ここねぇ~。ここが陽子ちゃんの……、他人が絶対に触っちゃイケナ
イ場所。そうでしょう?」

とうとう見つけられた。
先生はあたしより背も高いし体も大きい。だから当然指も長い。そのスラリと
した指が狭いところで暴れれば、遅かれ早かれ発見されたのかもしれない。
だけど……。

「そ、そうですぅ、だから、だからそこは赦してください」
「だめよぉ~。さっき言ったでしょう。客観的に見たいって……。ココを責め
て、どんな反応をするのか見せてもらうわよ。いいでしょう? 陽子ちゃん」
「そ、そんなぁ……」
「だってあなた、あたしの助手ですものねぇ。協力するのが当然でしょう」
「せ、先生ぇ~」
「ここじゃなんだから、離れにいきましょう」

あたし達は浴室を出ると、離れにいった。
離れと言ってもそこは平屋の部分が飛び出している8畳程の和室で、普段は来
客用の部屋として使っている。ただチョットだけ廊下を歩いていくために、通
称離れと呼んでいるのだ。
離れはこれといったものは何もない。強いて言うなら床の間と和室に合った4
人掛けのテーブルと、4枚の座布団があるだけの部屋だ。
その佇まいは、どこか和風旅館を彷彿させる。

先生はご丁寧にそんな離れの雨戸を閉めると、あたしに向き直った。
「ごめんなさいねぇ、陽子ちゃん。あたしが書けないばっかりにこんなことま
でさせて……、ホントにごめんなさい」
改めてそう言われると悪い気もしない。あたしだって嫌いじゃないし……。
でもなんだかちょっと怖い。と言うのが正直な気持ちだ。
だってさっきの浴室での先生。あれはまるで別人格のようなだった。
まさか、まさか先生……。いや、それこそまさかだろう。先生が2重人格だな
んて、あたしの考えすぎというものだ。

「いえっ、いいんです。さっきは突然のことでちょっと驚いてしまって……」
「そう、それならいいんだけど……」
「それであたし、どうすれば……」
「そうねぇ、それじぁ」
先生はそう言うと、座布団を1枚テーブルの上に置いた。

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別窓 | 官能作家 二階堂月子 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
官能作家 二階堂月子
2011-09-25 Sun 07:05
【13】
ボディーソープでヌルヌルになった先生の両手。その指先があたしの太腿の付
け根に届いた。
「さぁ、キレイにしましょうねぇ」
先生は左手をあたしの乳房の下に巻き付け上半身を支えると、右手をあたしの
花びらへと伸ばした。
「あぁん、先生ぇ」
「んん? キレイにしてあげるのよ、大人しくしてて」
そう言った先生の唇が、あたしの右の首筋にキスをした。

これ、ホントに先生。あたしよりよっぽどベテランって感じなんだけど。
もしかしたら今までのは全部演技で……。ううん、確かに小説に沿った演技っ
て設定だったけど、もしかしたらそれこそが先生の書いたシナリオで……。
もしかして、罠に落ちたのはあたしの方だったりして……。
でもそれならそれでいい。相手は大好きな先生なんだし。こうなったらトコト
ン、落ちるところまで落ちてやるわ。
あたしは覚悟を決めた。

先生の右手がピースサインを作った。その指があたし花びらの左右の付け根
で、同時に優しく爪を立てた。そしてそのままスーと引っ掻くように擦る。
それは脚の付け根の微妙な場所でもあり、ボディーソープのヌメリも手伝っ
て、とても甘美な感覚だ。
「ほぉ~らっ、どう?」
「あぁぁっ、あぁぁ~ん、あはぁぁ~、せ、先生、そんな、もう、もう……」
あたしの両膝から力が抜けていく。
そんなあたしを、先生が後ろから支えてくれた。支えてくれたというと聞こえ
がいいが、それはしゃがむことを赦さない、自分がまだ責め続ける為に支えて
いるのだ。
「ほらっ、しっかり立って……、」
今度は中指が、あたしの一番敏感な部分を上からピッタリと押さえた。
「あぁっ、だめっ……」
「だめじゃないでしょう、陽子ちゃん。こんなにコリコリにして」
そしてその指を、薬を塗るようにクリクリと動かす。
「あぁっ、あぁぁ~、あぁぁ~ん」
「んん~、ほぉ~らっ、気持ちいいわねぇ~、ほぉ~らっ感じる」
また崩れそうになるあたしを、先生が抱きとめた。
「しょうがないわねぇ……。1度流しましょうか」
先生はシャワーを出すと、あたしの体に付いたソープを洗い流した。背中を流
し、前を流すとシャワーを止めた。そして先生は、そのままあたしの前にしゃ
がんだのだ。

「脚を開いて……。もっと、もっと開くの」
あたしは先生がしゃがんでいる前で、両脚を肩幅以上に開いて立った。
「両手を頭の後ろで組んで、そのまま立ってるのよ。いいわね」
「は、はい……」
なんだかさっきまでと、完全に立場が逆転していた。でももうあたしの覚悟は
決まっている。元々助手なわけだし、これが本当のあるべき立場なのだ。
あたしはそう自分に言い聞かせた。
先生はお風呂用の椅子をあたしの正面に置くと、そこに座った。
「動いちゃだめよ……」
「はい……」
胸が高鳴る。何? 何をされるの?
その時、先生の1本だけ伸びた中指が、蜜壺の中へと潜り込んできたのだ。
「はぁぁ~、あぁぁん、せ、先生ぇ~、あぁぁ~ん、だめぇ~」
あたしは思わず腰が引けた。いや、引けそうになった。しかしあたしの数セン
チ後ろは浴室の壁で、既にあたしには逃げ場など無かったことに気が付いた。

別窓 | 官能作家 二階堂月子 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
官能作家 二階堂月子
2011-09-24 Sat 06:04
【12】
「とにかく陽子ちゃん。シャワーでも浴びましょう。ねっ」
先生はさっさと立ち上がると、乱れた襦袢を羽織直した。
そしてあたしの手を引っ張って立たせると、そのまま浴室へと連れて行った。
「あのう、先生? もしかして一緒に……、ですか」
「そうよ。勿論。時間がもったいないでしょう」
「でも……、先生……」
「なぁに? あたしにあんなことまでしておいて、恥ずかしいとは言わさない
わよ、陽子ちゃん」
「はぁ、はい、そうですよね……」
あたしは既に全裸だし、今更恥ずかしいってことは無いんだけど。ただあたし
は、お風呂にユックリと入りたかっただけだ。
先生は襦袢を脱ぎ捨てるとドアを開け、先に中へと入った。
そして振り返ると、やっぱりあたしの手を引っ張った。
「さっ、陽子ちゃん」
「はっ、はい……」
あたしは手を引かれるまま、浴室内に入った。

先生の家は24時間風呂だ。いつでも好きな時にお風呂に入れる。
あたしとしては、それが今回禍した。
先生がシャワーのコックを捻ると、勢いのあるシャワーが床で弾けた。
その飛沫が銀色の滴となって、2人の足元を濡らしていく。
お湯の温度はちょうど良さそうだった。
「はい、陽子ちゃん、掛けてあげる」
あたしの後ろに立った先生が、あたしの肩口からシャワーを掛けた。
温かなお湯が幾筋もの流れとなって、あたしの体を流れ落ちる。
「ふぅぅ~、サッパリしますね」
「そうでしょう。いま洗って上げるわね」
「えっ?」
「いいのよ、遠慮しないで。こんなこと滅多にないんだから……」
そう言ってピンク色のボディーソープのボトルを手に取ると、あたしの前の蓋
をしたバスタブの上に乗せた。
先生はボトルを3回押し、ピンク色のボディーソープを掌に出すと、それを両
手に塗り伸ばした。フワリと桃の香りがした。

先生は後ろから、あたしの背中にその両手をペタリと貼り付けた。
ボディーソープがタップリと塗られた手が、あたしの背中で波紋を拡げるよう
に輪を描いていく。そのネットリとした感触が妙に気持ちいい。
その手は背中に留まらず、腰からお尻までをも侵略していく。
「あっ、せ、先生?」
「んん? なぁに? どうしたの?」
先生が後ろからあたしに密着し、あたしの前にあるボトルに手を伸ばした。
背中で先生の胸がクニャリと潰れた。そのまま新たにボディーソープを掌に出
すと、その手であたしの胸を包み込んだ。
ネットリとした溶液が、あたしの胸に塗られていく。先生の指の間に滑り込ん
だ乳首が、みるみるうちに硬くなっていく。
「あらあら、陽子ちゃんったらこんなに硬くなっちゃって……」
そう言いながら先生は、指の間に挟んだ乳首をコリコリと弄んだ。
「だってぇ、あぁん先生だめぇ~」
「さぁ、今度は大事なところを洗いましょうねぇ」
あたしの胸を覆っていた先生の両手が、ヌルヌルと下半身へ移動し始めた。

別窓 | 官能作家 二階堂月子 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
官能作家 二階堂月子
2011-09-23 Fri 06:00
【11】
熱い先生の蜜壺の中で、あたしはねじ込んだ指を捏ね回した。
「ほらっ、ほらっ、こんなにグチュグチュされて、これでも気持ちいいんです
か? 先生。ほらっ、ほらっ、ほらほらほぉ~らっ」
「だってっ、だってぇ、あぁぁいいぃ。あぁぁん、もっと、もっとしてぇ」
「奥までこんなに掻き回されて……。このまま先生の一番敏感なところを舐め
て上げましょうか?」
「あぁぁ、舐めてっ、舐めて陽子ちゃん」
「ふふふっ、先生ったらもうすっかり……。いいですよ。それじゃ舐めて上げ
ます。一番敏感なところを……」
あたしは先生の肉豆に舌を伸ばした。そして皮を舌先で捲るように舐めた。
「ひぃっ、ひぃぃ~、あぁぁ~いいぃ」
先生の全身がガクンと波打ち、意思とは無関係な動きをし始めた。
閉じようと力が入る両脚を強引にねじ伏せ、逃れようとする体をアナルから抜
いた左手で捕まえる。
あたしは虐めるように、舌先で先生の肉豆を舐め続けた。

「あぁ、だめっ、逝くっ、逝っちゃう、逝っちゃう……」
ブルブルと震える先生の体が、それが嘘ではないことを物語っている。
「いいですよ。犯されながら逝って下さい、先生。ほらっ、ほらほら」
2本の指を捏ね回し、肉豆を小刻みに舐め続ける。
「いやぁ、そんなの、そんなのいやよぉ~」
「そうは言っても体は……、ほらほらっ、こんなに蜜が、あぁ凄い」
「いやぁ、いやぁ、もう辱めないでぇ」
「あたしの指をこんなに締め付けて、ホントに逝きそうですねえ、先生」
「あぁぁ~逝くぅ~、逝くぅ、逝くわっ。あぁ陽子ちゃん逝っちゃうぅ~」
「いいですよ逝っても。先生の逝くところ全部見ててあげますからね……」
「いやっ、そんなの恥ずかしいわ。あぁぁ~、でも逝っちゃう、逝っちゃう、
もう我慢できない、あぁ逝くぅ、逝く逝く逝っちゃうぅぅ~」
先生の体がバネ仕掛けの人形のように弾け、やがて沈黙へと向かった。


あたしは先生の両手を縛っていた襦袢の帯を解いてあげた。
先生は手首を撫でながら、あたしに優しく微笑みかけた。
「何だか判ったような気がするわ。気持ちとは裏腹の体の反応。拒みながらも
体を許してしまう女の悲しい性が……」
「良かったですね、先生。これなら〆切りに間に合いそうです」
「でもね、陽子ちゃん。気持ちは判ったんだけど。それをどう表現したらいい
か……。自分でしたことがないでしょう?」
「えっ……?」
あたしは一瞬、意味がわからなかった。
「つまりあたし自身、女を責めたことがないってことよ」
「はぁ、でもそこはプロの作家なんですから、想像やイメージで……」
「だめよ、そんなのじゃ。もっとリアルな感覚がなきゃ書けないわ」
「って言われても……」
「だからね、もっとリアルにそういう場面が見たいのよ。もっと客観的に」
「客観的に……、ですか……?」
「そう、客観的に」
「それって、どういう……」
「つまり実際の肌の温度や質感。責める時の力加減や体の反応。それに呼吸の
乱れとか……。そういったものを自分のフィルターを通して表現したいの」
「はぁ……」
「だからねっ、今度は、あたしが陽子ちゃんを責めるわけ」
「えっ? 先生があたしを?」
「そう、それなら悶える陽子ちゃんを客観的に見れるでしょう」
先生は何処か妖しげに微笑みながら、戸惑うあたしを見ていた。

別窓 | 官能作家 二階堂月子 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
官能作家 二階堂月子
2011-09-21 Wed 06:45
【10】
先生もしかして、アナルも感じるのかしら……?
あたしは指先に付いた先生の蜜を、アナルで拭くように指先を擦りつけた。
「あぁっ、だめっ、だめよそんなところ……」
「んん? 何ですか? どうしたんですか? 先生」
「だって、そんなところ舐められたり、指入れたりされたら、きっとあたしお
かしくなっちゃうわ」
「おかしくなっちゃうんですかぁ? 面白そう。先生がどうなるのか、試して
みます」
「だめっ、だめよ。やめてっ、やめて陽子ちゃん」
「大丈夫ですよ、痛かったらすぐやめますから……。でも意外に感じちゃった
りして……。だって先生イヤラシイから……」
「そ、そんなっ、あたしは別にイヤらしくなんか……」
「そうですかぁ? それじゃ、これはどうです?」
あたしは先生のアナルを舌先で舐めた。
「あぁっ、あぁぁ~ん」
「ほらぁ、感じでる。いいんですよ先生。もっと感じても。あたし達2人だけ
の秘密です」
そう言って今度はアナルを少し押し広げ、露出したピンク色の粘膜を舌先でく
すぐった。
「あぁっ、あぁぁ~、そ、そんなっ、やめてっ、よ、陽子ちゃん。あぁ~ん」
あたしは先生のアナルのシワを1本1本丁寧になぞるように舐めて上げた。
そしてアナルをグルリと1周すると、今度は左手の人差し指を差し込むように
押しつけた。そして少しずつ力を入れていく。
「あぁぁ~いやぁぁ~、だめっ、入っちゃう、入っちゃうわ、あぁ~だめっ」
指先がジリジリとアナルを押し広げ、ミリ単位でアナルに潜り込んでいく。
「ほぉ~らっ、入っちゃう。あたしの指が先生のアナルに……」
「あぁぁ~ん、だめよっ、だめだめ、ホントに、ホントに入ってくるぅ」
「ほらほらっ、あたしの指が先生のアナルを犯してるんですよ」
「いやっ、そんなっ、犯すなんて……。あぁ、だめっ、だめよっ、ホントに
入っちゃう、入っちゃう。あぁ、だめっ、やめてっ、やめてっ」
「ほぉ~らっ、ほらっ入ってく。どうですか先生。アナルを犯される気分は」
あたしは取り敢えず、第1関節までを入れてみた。
でも場所が場所だ。これ以上は衛生上問題もある。そこであたしそれ以上指は
入れず、その場でグリグリと回した。
「ほぉ~ら、これはどうです?」
「あぁ~ん、もう陽子ちゃん……。あぁん、あぁぁ~ん、だめぇ~」
そして今度は指を曲げ、中から引っ掛けるようにして引っ張った。アナルが内
側から指に押され、こんもりと盛り上がる。
「あぁぁ~ん、いやぁぁ~ん、変な感じぃ……」
そしてあたしはアナルの指はそのままに、右手の中指を先生の蜜壺にワザと
ユックリと差し込んでいった。
「はぁぁっ、ひぃっ、だめっ、そんなのっ、そんなのだめっ、だめよぉぉ~」
「んん~、前も後ろと一緒に、あたしに犯されるんですよぉ、先生」
「あぁぁ~だめっ、だめよそんなのっ、赦して陽子ちゃん」
「まだまだ、犯される主人公の気持ちが判るまで続けた方が、ねぇ、先生」
「もう、もう書けるから、だから陽子ちゃん、もう赦して……」
「そんなこと言ってもだめです。ほらっ、もう1本入れますよ」
中指に人差し指を加え、あたしは2本の指を先生の蜜壺へと差し込んだ。
「あはぁぁ~ん、だめぇ~、あぁぁ感じちゃうぅ、感じちゃうわぁ」
「まぁ、先生ったら。犯されてるのに感じるんなんて……。やっぱり先生は淫
らでイヤラシイ女だったんですね……」
あたしは2本の指を、グリッと根本までねじ込んだ。

別窓 | 官能作家 二階堂月子 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
官能作家 二階堂月子
2011-09-19 Mon 06:12
【9】
あたしはとうとう全裸になってしまった。
でもそれは先生も変わらない。だって先生の襦袢は完全にはだけ、その姿はも
うほとんど全裸と一緒なのだから。
だからこうして重なると、2人の茂みがお互いの股間で重なる。
「あぁ、あたし濡れてる……」
あたしは自分のヌルつきを感じながら、もう1度先生の唇を塞いだ。
「んんっ、んん~」
あたしが先生に舌を差し込むと、先生もあたしに舌を突き入れる。
いつしかあたし達にキスは、クチュクチュとイヤラシイ音を立て、お互いの唾
液を交換するような行為となっていた。
その証拠に先生の目は虚ろに開き、ポッテリと濡れた唇とその唾液は、甘美な
麻薬となってあたしの喉の奥を流れていく。

あたしの舌は先生の唇から離れ、その首筋から鎖骨を滑り、大きな胸の先端に
付いた赤い果実へと辿り着いた。
それをさっきのように甘噛みすると、先生の体がビクッと痙攣した。
両手でそれをツネるように摘んだまま、あたしは先生のお腹を舐めながら、体
を下半身へと移動させていく。
そう、目的地は1つ。先生のアソコだ。
腰が先生の股間に落ちた。茂みの感触があたしの腰から腹、そしてみぞおちへ
と上ってくる。
やがて茂みは胸の中心を通り過ぎた。
今あたしの目の前には、二階堂月子のアソコがある。

「あぁ、恥ずかしいわ、陽子ちゃん。ねぇ、もうこの辺で終わりにしない?」
「何言ってるんですか先生。ここからが主人公の気持ちを知る上で、一番肝心
なところじゃないですか……」
何処までが正解なのか、意味があるのか無いのか、よく判らないことを言って
先生を煙に巻いた。
あたしは先生の太腿の下に両手を入れると、そのまま上へと持ち上げた。
「あぁ~ん、陽子ちゃぁ~ん……」
そして今度は思いっきり左右に開く。
「あっ、だめっ、いやぁ~ん」
M字になった先生の両脚を、肘で閉じないようにしっかりと上から押さえた。
「もうぜぇ~んぶ、丸見えですよ、先生」
「こんなのやっぱり恥ずかしいわ、陽子ちゃん。やっぱりもうこの辺で……」
「だめです。赦しませんよ先生。ほらっ、もっとよく見せて下さい。先生の恥
ずかしいと・こ・ろ……」
あたしは先生のアソコに指を掛け、左右の花びらを拡げた。
「あっ、あぁぁん、だめっ、だめよぉ~陽子ちゃん」
そうは言っても、今の先生には腰をモジモジと振ることくらいしか出来ない。
「先生のここ、とっても綺麗ですよ。もっとよく見せて下さいね」
そう言ってあたしは、指を軟らかな肉に引っ掛け、更に奥まで見えるようにグ
イッと拡げた。
「あぁっ、あぁ~ん。もうホントにだめっ。ねっ、お願い赦して陽子ちゃん」
「先生、濡れてますよ。もうヌルヌルです」
人差し指でそこを触り、ユックリと持ち上げる。するとネバついた指は透明な
糸を引いた。
「イヤラシイ……。ほらっ、糸引いてますよ、先生」
「いやっ、見ないで、見ないでっ」
「でももう丸見えですから。ここが入口で中は綺麗なピンク色。それでここが
オシッコの穴で、こっちがアナル」
あたしは濡れた指先で、アナルをチョコンと突っついた。
「あぁん、だめぇ~」
その瞬間、先生の可愛いアナルが怯えるようにヒクついた。

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官能作家 二階堂月子
2011-09-18 Sun 06:50
【8】
あたしは上から先生を押しつぶすようにのし掛かり、完全に体重を預けると、
先生の左の脇の下に鼻を近づけた。
「いやっ、いやっ、恥ずかしいわ陽子さん」
必死に体をよじる先生。でもあたしに乗られてそれも無駄な抵抗だ。だからそ
んな動きは少しも障害にならない。
「ほらっ、大人しくしてっ」
露わになった脇の下に、鼻を突っ込むように首を伸ばした。
「どれどれ、どんな匂いがするのかな」
そしてまた、わざとらしく音を立てながら匂いを嗅いだ。
「あぁいやっ、いやよ。こんな恥ずかしいこと、もうやめて陽子さん」
「次は味見ですよ。月子さんの脇の下はどんな味がするんです?」
「いやぁ、いやよ」
バンザイをしたような恰好で、あたしの下で先生がモジモジと動く。
そんな先生の左の二の腕を、あたしは両手で畳に押さえつけた。
体はあたしに乗られ、二の腕を両手で押さえつけられ、先生の脇の下はロック
したように動かない。
「さぁ、いきますよ月子さん」
あたしは舌を伸ばし、先生の脇の下をネットリと舐め上げた。それも舐められ
ていることを再確認させるように、わざとゆっくりと舐めて上げた。
「いやっ、いやよ……、あぁ、あぁぁ~ん、やめてっ、だめっ、だめよぉ~」

先生の脇の下は、ちょっとしょっぱい味がした。でもお楽しみはこれから。
だって脇の下をこうしたら、くすぐらずにはいられないでしょう。
あたしは舌先を尖らせると、チロチロと小刻みに動かしながら、脇の下をくず
ぐってあげた。
「はぁっ、はぁぁ~やめてっ、くすぐったいわ陽子さん。あぁ、だめっ」
不自由な体勢で必死に身をよじる先生。でも脇の下を閉じることは出来ない。
もうあたしのするがまま、されるがままだ。
あたしは脇の下から二の腕の裏へ舌を移し、そこから肘までチロチロと舐め、
そしてまた脇の下へと戻って来た。
先生の顔を見ると、泣きそうなトロンとした目であたしを見つめている。
そしてキスをせがむように、顎をチョット突き出した。
勿論あたしはそのままキス。舌を先生の口に勢いよく突き入れた。
その舌を先生の舌が絡め取る。2枚の舌が2匹の蛇のように絡み合った。

その時、あたしの胸の奥で何かが爆発したように弾けた。
はぁ、もうだめ。先生、あたし……。
それは理性の崩壊だったのかも知れない。あたしは仮面を脱ぎ捨てた。
先生の上から体を起こすと、服もスカートも脱ぎ捨て、そしてブラも外してし
まった。
そしてまた先生の上にのし掛かると、目の前の唇に自分の唇を近づけた。
「どうしたの? 陽子ちゃん」
「先生……」
そしてキス。
それは素敵でもなく、お世辞にも綺麗とは言えない。長く、熱く、そして淫ら
なキスだった。でも何よりも心のこもったあたし自身をぶつけるようなキスで
もあった。
先生よりも荒い呼吸を繰り返すのあたし。
気が付くとあたしは、ショーツを足首から抜いていた。

別窓 | 官能作家 二階堂月子 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
官能作家 二階堂月子
2011-09-17 Sat 06:15
【7】
あたしの指の間で、先生の乳首が更に硬くなっていくのがわかる。そんな乳首
を押しつぶし、引っ張り、捻っては捏ね回した。
「あぁ~、あぁぁ~ん、だめっ、だめよっ、あぁぁ~ん」
先生、乳首が相当感じるみたい。
あたしはコチコチになった乳首に唇を近づけた。そしてそれを前歯の間に挟む
と、甘噛みした。
「はぁっ、はぁぁ~、感じるぅ~」
うふふっ、やっぱり。
前歯に感じる弾力を愉しみながら、強弱を付けて噛んでみた。
「はぁぁ~、はぁぁ~、あぁぁ~ん、だめぇ、だめぇよぉ~」
少々痛いぐらいが感じるみたい。だからあたしは少し強めに噛んで上げた。
先生の体が、あたしを持ち上げるように仰け反ってくる。
でもあたしはそれを、体重を掛けて上から押しつぶす。
先生はもうどうしようもなくなって、あたしの甘噛みに堪えるしかない。

「あぁぁっ、あぁぁ赦して、赦して陽子さん」
「ダメです。月子さんが僕のものになるまで赦しませんよ。ほらっ、今度はこ
うです」
あたしは両手の親指と中指で、左右の乳首を摘んだ。勿論爪を立ててだ。
コリコリの二つの乳首に、それぞれ二つの爪が "キュッ" と食い込む。そして
先生の顔を見ながら、その爪をゆっくりと閉じていった。爪を閉じるにつれ、
当然力が入っていくことになる。
先生に顔が恍惚とした苦悶に歪む。
それを見たとき、あたしの胸にゾクゾクとした残酷な想いが膨らんできた。
それはまるで全身の血液が、淫らな液体になったような感覚だ。しかもそれ
は、自分自身を他の何かに変えていく作用があるようだ。
だってあたしは、自分でも気が付かないうちに微笑みを浮かべ、キリキリと両
手の爪の間隔を閉じていたのだから。

「はぁぁ、痛い、痛いのに感じる。あぁどうしてっ、どうして感じるの」
「痛いですか、月子さん。でもこんな痛み、僕の胸の痛みに比べたら……」
爪が更にキリキリと噛みついた。
「はぁっ、はぁぁ~イイィ~、それが、それが感じるの陽子さん」
「綺麗だ、綺麗ですよ月子さん。感じているあなたはとても綺麗だ」
「いやっ、恥ずかしいわ陽子さん」
「そう言って恥ずかしがる顔も素敵ですよ。ほらっ、脇の下も丸見えだ」
あたしは綺麗に手入れをされた脇の下を見た。
「いやぁん、そんなところ見ないで……」

猛暑日の中を、歩いて帰って来たきたあたし達。取り敢えず汗は引いているけ
ど、シャワーは浴びていない。そんな状態の脇の下に注目されたら、女性なら
誰でも恥ずかしくて堪らないはずだ。

「汗を掻いた月子さんの脇の下が、どんな状態か僕が検査して上げます」
「いやっ、いやよそんな恥ずかしいこと。やめて陽子さん」
「さぁ、まずは匂いを……」
あたしは先生の右の脇の下に鼻を近づけ、わざとらしく大きく音を立てながら
そこの匂いを嗅いだ。勿論匂うわけではないが、もしかしたらという思いは必
ず先生にもあるはずだ。
「んん? なんですか? この匂いは……」
「えっ? いやっ、もうやめてっ」
「そうはいきませんよ。さぁ、反対側も……」
先生と目を合わせると、あたしはニッコリと微笑んで見せた。それはきっと、
切なげな顔の先生とは、対照的だったに違いない。

別窓 | 官能作家 二階堂月子 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
官能作家 二階堂月子
2011-09-14 Wed 06:03
【6】
あたしは試しに、もう1度首筋にキスをした。
するとやっぱりブルッと反応がある。もしかして先生……、感じてる?
あたしは演技に没頭しているフリをして、更に先生を犯しに掛かった。
「月子さん、僕は……、僕は……」
「あぁ、やめて、やめて陽子さん。イケナイわ、こんなこと……」
そして今度は舌で、首元から耳元までを舐め上げた。
「あぁ、あぁん」

本気なのか嘘なのか、先生は体をクネらせながらもその抵抗は弱い。
あたしはそれをいいことに、左手で先生の両手首を掴むと、右手を襦袢の帯に
伸ばした。指先でその端を引っ張ると帯は簡単に解けた。
戒めを失った襦袢は途端にクシャクシャとシワを作りながら、1枚の布に戻っ
ていく。そしてそれはそのまま、先生の素肌を晒していくことにもなった。
だって先生、下着を着けてないんだもん。

「あぁいやっ、だめっ、もうだめよ陽子さん。お願いやめてっ。これ以上され
たらあたし、あたし……」
「何です? 月子さん。これ以上されたら、あなたは一体どうなってしまうと
いうんです?」
「いやっ、言わせないで」
「もしそれが、僕の望む形ならば……、むしろ僕はその方が……」
あたしは先生の腰に残った帯をスルスルと抜いた。
「あぁ、そんな、陽子さん、縛るなんて……」

えっ? 別にあたしはそんなつもりは無かったんだけど……。
先生ったら、あたしが帯を手にしたからそれで縛られると思ったらしい。
それなら、そうしてあげましょうか。
あたしは先生の両手首を一つにすると、そこに帯をグルグルと巻き付けた。
でも腰に巻いていた帯で手首を縛っても、相当な長さが余る。そこであたしは
その余った帯をテーブルの脚に巻き付けた。
これで先生は、両手を頭の上にしたままテーブルに繋がれたわけだ。
「さぁ、これでもう動けませんよ。大人しくして下さい、月子さん」
「あぁだめっ、だめよ、こんなこと。イケナイわ」
両手を縛られた先生を見ていたら、なんだか気が大きくなってきた。だっても
う先生は何をしようがあたしの思いのまま。だからあたしはトボけて演技を続
けた。

「あぁ、月子さん。これで、これであなたは僕のものだ」
「あぁ、だめよっ、だめっ。やめて陽子さん」

あたしは両脚を先生の脚の間に入れながら、体を下へとズラしていった。
そして大きな乳房を鷲掴みにした。
「月子さんの胸、なんて柔らかいんだ……」
鷲掴みの乳房を揉みし抱き、ギュッと握って飛び出した乳輪に沿って、舌先で
輪を描く。
「はぁぁ、あぁぁ~、よ、陽子さぁん」
先生が背中を反らしてよがって見せた。目の前の乳首はもう、コリコリのシコ
シコになっている。
あたしは両手の親指と中指で、そんな二つ乳首をチョンと摘んだ。そしてそま
まコリコリと指先で弄ぶ。
「あぁぁ~ん、そんなっ、あぁぁ~だめっ……」
あたしの下で、切なげな顔で先生が悶えている。
でも先生、まだ幕は上がったばかり。まだまだこれからですよ。

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官能作家 二階堂月子
2011-09-11 Sun 06:27
【5】
「先生、今回の作品『蕩け妻』は、人妻が犯されますよねぇ。最初は抵抗しな
がらも、思いを寄せていた人に最後は体を許してしまう。その拒みながらも体
を許すという、相反する行為がなかなか書けないんですよね」
「そうよ」
「それならあたしがその男役をやりますから、先生は主人公の人妻役を演じて
ください」
「なるほど。そうね、そうしましょうか……」
先生は戸惑いながらも人妻役を引き受けた。
べつにシナリオや決まったセリフがあるわけではないが、あたしとしてはそれ
くらいの配役は必要だと思ったのだ。
その時、先生が立ち上がって着物の帯を解き始めた。
「えっ? 先生……?」

「だって、このままじゃ何も出来ないでしょう。それに着物もシワになるし」
あらあら、この人結構ヤル気だわ。
それにしても、自分が犯されるかも知れないという時に、着物のシワの心配し
てる場合じゃないと思うけど……。

結局先生は白い長襦袢姿になった。
それはそれで色っぽく、あたしとしては満足度アップだ。
「はぁ、涼しいぃ。着物は暑くて……、ねぇ」
いやいや先生、アンタこれから犯されるかも知れないんですよ。涼んでる場合
じゃないんですよ。まったくこの人ったら、状況がわかってないというか、の
ん気というか……。

「それじゃ先生、突然彼が部屋に入ってきて、人妻と2人きりになって……」
「ううん、そこからじゃなくて、彼女がベッドに押し倒されたところからでい
いわ。そこからの心理描写が書けないんだから」
「はい、それじゃそこから」
この和室にベッドはない。だから先生は取り敢えず畳の上に仰向けになった。
そしてそこに、あたしがのし掛かるように上になる。
そうそう、あたしの服装は上がポロシャツで下は膝上のスカートだ。

「えぇっと、人妻の名前は……」
「いいわ、月子で。それに男役も陽子でいきましょう」
「えっ? はい、それじゃそれで……」
あたしはゴクリと唾を飲むと、先生を見つめた。
先生もあたしのことを見つめている。何だか妙な気分だけど、あたしは演技の
スタートを切った。

「月子さん、僕は前からあなたのこと」
そう言って、先生の両手首を握って畳に押しつける。
「そんな、いけません。あぁ、やめてっ。あたし達はもう終わったのよ」
「何故ですか、今更そんなこと……」
先生の体に、自分の体重を預けるように載せた。
「だって、だって」
「だってなんです」
「あたしには夫が……、夫がいるのよ」
「そんなもの……、僕が……、僕が忘れさせて上げます」
あたしは先生の首筋にキスをした。その瞬間、先生の体がブルッと震えた。
「あぁ、陽子さん」
今のって、演技じゃなくてホントに感じた?

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官能作家 二階堂月子
2011-09-10 Sat 06:22
【4】
「やっぱり、女同士でスルなんてねぇ……。陽子ちゃんとしてははどうなの? 
抵抗ない?」
抵抗? そんなものあるわけ無いでしょう。大好物を目の前にして……。
「書けないで悩んでいるのは先生なんですから。この際何でも試すっていうの
はどうですか? そのつもりで先生だって相談したんじゃないんですか?」
「それは、まぁ、そうだけど。でもイザとなるねぇ……」
「先生、そんなこと言ってる場合じゃないですよ。試してみたいなら試してみ
た方が、ダメならまた別の方法を考えましょう」
「そ、そうね。陽子ちゃん、やっぱりしっかりしてるわ……」
「それじゃ取り敢えず、キスから……、してみますか」
「う、うん。わかったわ」
いつのまにやら主導権はあたしが握っていた。それに先生が以外に素直に言う
ことを聞いてくれる。これが締め切りのプレッシャーというものだろうか。

あたしは立ち上がると、先生の横に座った。そして顔を先生に近づけた。
「いいですか?」
「えっ? あっ、う、うん……」
「覚悟を決めて下さい。これは先生が言ったことなんですから……」
「わかってるわ、大丈夫よ」
あたしは更に顔をグッと近づけた。
フワッと薫る柔らな香水。2人の間の空気が体温で暖まるような瞬間。
そしてあたしの唇が、先生の唇に……。

少しポテッとした先生の唇。それは柔らかくて温かくて、まるでマシュマロみ
たいだった。

「どうですか……?」
あたしはそっと唇を離すと、先生に聞いてみた。
「どうですかって言われても……、ねぇ……」
「もう、それじゃ今度は舌を絡めてみましょう」
「えっ、舌を……」
「官能小説なんですから、当たり前じゃないですか。そんなキス」
「そりゃそうだけど……、でもそこまで……」
「先生が言ったんですよ。いいですね、今度は舌を絡めますよ」
「う、うん。わかったわ」

あたしはもう1度、先生の唇に自分の唇を重ねた。
今度は先生のマシュマロを二つに割って、そこから舌を差し入れた。
ヌメッとした感触が、あたしの舌を迎える。
そう、それは先生の舌。
柔らかなマシュマロの奥に、こんな熱い舌が隠れていたなんて……。
あたしはそれに触れると急に大胆になって、思いっきり舌を入れ、そして思
いっきり絡めた。
次の瞬間、先生が反射的に体を離した。
「よ、陽子ちゃん……、陽子ちゃんってば……」
「はっ、せ、先生……。」
正気に戻った時、あたしは先生を畳の上に押し倒していた。
「すみません、あたし、あたし……」
イケナイ。あたしったら、つい本気になってしまった。
「いいのよ、今の凄くリアルだったわ……」
「えっ……?」
もしかしてこの人、今のが演技だと思ってる? まぁ、それはそれでラッキー
と言わねばなるまい。
と言うよりも、それならそれで……。

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官能作家 二階堂月子
2011-09-07 Wed 07:28
【3】
「ホントに暑いわねぇ、早く涼しくならないかしら……、ねぇ、陽子ちゃん」
そう言って先生は、白い日傘越しに快晴の空を見上げた。
「そうですね。心からそう思います」
日傘など持ち合わせていないあたしは、首筋の汗をハンカチで拭いた。
斜め後ろから見る先生の首筋。女のあたしでもドキッとするくらい悩ましい。
舌でそっと舐め上げたら、どんな声を出すだろう……。

やがてあたし達は大きな屋敷の前を通った。
それはこの住宅地の中でも一際大きな、『氷見川麗子』の豪邸だった。
「いつ見ても大きいわねぇ、この家……」
そりゃそうでしょう。家の大きさが変わるわけがない。と思ったが……。
「ホントに大きいですよね。何でも氷見川麗子って、大きな会社の社長さんら
しいですよ。それにここにはメイドさんもいるとか」
「あらっ、ホント? 羨ましいわ。まっ、あたしには陽子ちゃんがいるけど」
先生は日傘の下で、ツンと鼻を高くした。
あたしはメイド? メイドだったのかい?
その時、氷見川邸の中から何やらガラスの割れる音がした。そして直後に、
「あぁー、すいませぇ~ん、麗子様ぁ」
と言う声が聞こえたが、あれがそのメイドの声だろうか。だとしたら、きっと
コップでも落として割ったのだろう。
そそっかしそうなメイドだ。あたしは心の中でクスッと笑った。


二階堂月子という作家が、この街に住んでいることは誰も知らない。
それは近所の、いや隣の住人でさえ知らないだろう。
実は先生の本名は二階堂明子で、二階堂月子はペンネームだ。明子の明るいと
いう字では官能作家らしくないということで、明るいという字を半分にして月
子としたらしい。
だから表札には、当然本名である二階堂明子と書かれているわけだ。

先生の家は、さっきの氷見川邸から5分ほど歩いたところにある。先生の家
は、和風建築の趣のある家だ。庭の一部には紅葉や竹も生えていたり
する。これで池があって錦鯉でも泳いでいたら、ここは小京都と化すだろう。
先生は門を開けると、白い砂利から浮き上がった踏み石の上を歩き、玄関の前
で日傘をたたんだ。
そして引き戸の玄関ドアを開けると中に入った。
「わぁ、熱が籠もってるわねぇ。陽子ちゃん。先に入ってエアコン付けて」
「は、はい……」
あたしは熱の籠もった室内に突撃し、エアコンのスイッチを入れた。
まったく、あたしは鉄砲玉かい?

部屋も涼しくなり、あたし達はようやく人心地ついた。
今そんなあたしと先生は、和室の座卓に置かれた冷たい麦茶を挟んで向かい
合っている。
「あのう……、先生。ホントに……、するんですか……?」
「えっ? するって何を……?」
「だから、その……、アレを、です」
「アレって?」
「先生言ったじゃないですか。女同士の体験をしてみたいって。そう言って相
談してきたのは先生ですよ」
「そうだったわね。ゴメンなさい、あたしったら……。で、どうする?」
「どうするって……」

あたしとしては、ヤル気満々なんですけど……、先生。

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官能作家 二階堂月子
2011-09-04 Sun 06:05
【2】
あたしは夢女を卒業して、夢女って言うのは『夢の森女子大学』の通称なんだ
けど、そこを卒業してそのまま先生の所に来た。
先生は言うまでもなく女流官能作家……。なんだけど……。なんて言うかその
最近スランプらしくて……、あたしとしてはチョット心配している。

先生はアイスコーヒーを、ゴクゴクとグラスの半分ほど一気に飲んだ。
「ねぇ、陽子ちゃん。やっぱり頭の中だけじゃ無理なのかしら……」
「はい?」
あたしは突然の意味不明の申し出に、少し混乱した。
「だからね、その、何て言うか。頭の中で想像してるだけじゃ、書けないのか
しらってことよ」
「はぁ……、それって実際に……体験してみるってこと、ですか……?」
「そうよ、実際に体験してみるの。そうすれば……」
あぁ、なんて嬉しい申し出。
あたしは幸せの予感を感じた。でももう少し聞きたいことがある。
「あのう……、それは誰と、です?」
「えっ? 誰って……、それは……」
「先生、面白いアイデアだとは思いますけど、あまりに荒唐無稽で。官能小説
の内容を体験するってことはですね、これはもう絶対……」
「わかってる、わかってるわよ。陽子ちゃんの言いたいことはわかってるつも
りよ。だからね、だからこそ、相談なんだけどね」
「はい? 相談?」
「そう、相談。それで今日はココに来てもらったんだから」
先生はここで、アイスコーヒーをゴクリと飲んだ。
「そのぉ、言いにくいんだけどね……。陽子ちゃんに、そのお相手をと……」
「そのお相手。お相手って言うのは、体験するお相手ってコトですか」
「うん。そう。そういうこと。だって、こんなこと頼めるの、陽子ちゃんしか
いないでしょう」
願ったり叶ったりとは、こういうコトを言うのだろう。
まさか、まさか先生の方からそんなことを言ってくるなんて……。
あたしはもう小躍りでもしたい気分だった。
「でも先生、女同士でそんなこと……。大丈夫ですかぁ?」
あぁ、あたしったら。何で、何でこんなコト言うのかしら。二つ返事でOKし
ちゃえばいいのに……。
でもここは慎重に。野球は9回ツーアウトからって言うし。
「先生はそういう経験っていうのは……、つまり女同士の……」
「無いって言えば無いわねぇ。でもね、昔から興味はあったのよ」
「はぁ、そうなんですか」
「ねぇ、どう? 陽子ちゃん」
「どう? って。あたしとしては先生のお役に立てるなら……って」
「ホント? それじゃいいのね」
「はぁ、はい。お引き受けします」
「ありがとう、陽子ちゃん。さすがあたし助手よね。そうでなくちゃね」
まったく、あたしより先生の方が喜んじゃって……。
まっ、そんなところも可愛いんだけどね。

「それじゃ、早速……」
「えっ、早速って。今からですか?」
「そうよ、締め切りまで一週間しかないんだから」
それをここで言うか。

あたし達はアマデウスっていうカフェ出ると、商店街を住宅街の方へと歩い
て行った。

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官能作家 二階堂月子
2011-09-03 Sat 06:35
☆☆☆100万ヒット記念作品 ☆☆☆



官能作家 二階堂



プロローグ
「お待たせしました、アイスコーヒーです」
ミニスカートから綺麗な脚を見せたショートカットの女の子が、”コトン” と小
さな音を立てて、あたしの前に曇ったグラスを置いた。
あたしはガムシロとミルクを入れると、白いストローで中身を掻き回しなが
ら、厨房へと戻っていく彼女を白い太腿を見ていた。

「先生どうしたのかなぁ? 10分も遅刻するなんて……」
両肘をテーブルについて、何気なく駅前の幹線道路に目をやる。
その道路の向こうにあるバスターミナルから、長い横断歩道を渡ってくる人の
中に、あたしは待ち人である『二階堂月子』を探していた。

【1】
結局先生が来たのは、それから20分後だった。
盛夏用の白い薄物の着物。その腰に巻いた薄桃色の帯。そのどちらにも、何や
ら模様が描かれているが、あたしには幾何学模様にしか見えなかった。
夏らしくアップにした髪の、白いうなじのほつれ毛が妙に色っぽい。
もともと和風な顔をした先生が、これで首筋に手をやり、チョット俯いてみせ
れば、なかなかの美人に見えるはずだ。

先生は白い日傘を隣の椅子に立てかけた。
「ごめんなさいね陽子ちゃん」
先生はチョット眉根に皺を寄せ、申し訳なさそうな表情のままあたしの正面に
腰を下ろした。
そしてあたしの前の、空になりかけたグラスに目をやった。既にグラスの下の
コースターは、しっとりと濡れている。
「あらっ、もう飲んじゃったのね……。もう1杯飲む? 陽子ちゃん」
「えっ、えぇ、それじゃ、いただきます」
「すみません……」
先生はさっきの女の子を呼ぶと、アイスコーヒーを二つ注文した。
「はい、アイスコーヒーを二つですね……」
そう言うとあたしと先生に何やら熱い視線を送り、厨房へと戻っていった。

「暑いわねぇ、今年は特に暑いわ」
「もう先生ったら、去年も同じこと言ってましたよ」
「あらっ、そうだったかしら? でももう1年になるのねぇ、陽子ちゃんが新
卒であたしの所来て」
「はい」
「陽子ちゃん、最初からしっかりしてたもんねぇ。真東陽子です。よろしくお
願いします。なんて言っちゃって」
「普通ですよぉ」
「そうなの? 今でもそうだけど、陽子ちゃんの方があたしなんかよりずっと
大人だもんねぇ……、ホント」
「そんなっ、あたしは先生の助手が天職だと思ってますから……」
「またそんなこと言っちゃってぇ。ケーキも食べる?」
「いえっ、今は……。それより書けました? 新作の『蕩け妻』」
「あともう少し」
「大丈夫ですかぁ、締め切り迫ってますよ」
「もう、出版社みたいなこと言わないでよ……」
「でも、来週ですから、締め切り。あと1週間ですよ」
「それはわかってるけど、書けないものはねぇ……、書けないし……」
「またそんなこと言って、先生」
先生の赤い唇がストローを咥え、アイスコーヒーを吸い上げた。
それにつられるように、あたしもストローに口を付けた。


あたしが先生の所に来たのには、理由が3つある。
1つ目は、自分が作家志望であるってこと。
2つ目は、作家でアシスタントの募集をしていたのが、先生だけだったこと。
3つ目は、先生があたしのタイプだっていうこと。あまり大きな声では言えな
いけど、あたしはそういう性癖の持ち主なのだ。特に年上の人で、先生のよう
な和風美人は大好物だ。
取り敢えずそういった関係はまだ無いけど……。
今のところは一緒にいられるだけで満足。でも、"いつか必ず食べてやる" と
は思っている。いや思っていた……。
だって、まさかその日が今日だったとは、さすがのあたしも驚いた。

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| あなたの燃える手で |