FC2ブログ
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
御令嬢妄想奇譚
2011-03-30 Wed 06:32
【18】
梓先生の人差し指と中指が、あたしの花びらの両脇をそっと撫で上げます。
「あぁぁ~、あぁっ、あぁっ、せ、先生……」
「あらあら絢音さん、こんなに濡れて。はしたないお嬢様ねぇ」
他人に見られるだけでも恥ずかしいのに、ましてや濡れているだなんて。
でも、そう言われてもしかたありません。先生に触られる度に、あたしのアソ
コはゾクゾクと感じ、確かに濡れているのが自分でも判ります。

「バージンじゃ特に堪えられないわよねぇ。こんなコト……」
「お願い、もういやっ、あぁぁ~だめっ、だめっ、あぁぁ~いやぁ~」
「強くされるより、こうやって優しくそぉ~っと触る方が堪らないでしょう」
「はぁ、はぁ、もう、もうやめて、やめて下さい、先生……」
「なぁ~に? この前の儀式で、あなたはもう死ぬまであたしの奴隷なのよ」
「奴隷……」
「そう、奴隷よ。だからあたしにはこうしてあなたを虐める資格があるの。
さぁ、お尻の穴も見せもうらおうかしら」
「い、いや、お尻なんて……」
「そうは言っても、両手を縛られてマングリ返しじゃどうしようもないわね」
確かに先生の言う通りです。あたしは無抵抗のまま、体を揺するコトくらいし
か出来ません。
「あぁっ、いやっ、恥ずかしい、恥ずかしい、そんなトコロ見ないでぇ」
「可愛いお尻の穴ねぇ。白いお尻の真ん中にチョコンと……。お嬢様はお尻の
穴も感じるのかしら?」
「あぁ、何するんですか? せ、先生……」
先生は両手であたしのお尻の穴を左右に引っ張るようにして拡げると、顔をお
尻に近づけました。そしてあたしと目を合わせたのです。
「お嬢様はお尻の穴は、どんな匂いがするのかしら……」
先生の目が、憎らしいほど優しく微笑みました。
そして鼻を鳴らし、あたしのお尻の穴の匂いを嗅ぐのです。
「ふふふっ、恥ずかしいでしょうねぇ。何もかも初めてのあなたには」

お尻の穴の匂いを嗅がれるなんて。そんなコト、想像したこともありません。
あたしは精一杯の力で腰を揺すりました。でも、やっぱりそれは無駄な抵抗で
した。元々マングリ返しのあたしは、先生の体に寄り掛かっているのです。
腰を揺らしても、それは全て先生に体に吸収されるように無へと帰すのです。

「ココを舐めてあげる……。あなたのお尻の、ア・ナ」
「えっ……?」
先生はあたしの顔を見ながら、舌を長く伸ばしました。それはこれからこの舌
で舐めるわよと言わんばかりです。そしてあたしの目を見つめたまま、尖らせ
た舌先でお尻の穴をチロチロと舐め始めたのです。
「えっ、あっ、いやっ、あぁ、あぁぁ、あぁぁ~いやっ、いやぁぁ~」
あたしが感じ始めると、その目だけが笑います。
お尻の穴を舐めながらも、その視線はあたしの顔に注がれています。
「あぁぁ~そんなトコ……。あぁっ、あぁっ、あぁぁ~ん」
「お尻の穴が感じるなんて、イヤラシイお嬢様ね。いやがってた割には感じて
るじゃないの。ほらっ、もっと拡げて奥まで舐めてあげるわ」
お尻の穴を拡げていた指に力が入り、ソコを更にグイッと拡げました。
「い、いやぁ、もう拡げないでぇ。あぁぁ~い、いやぁぁぁ~」
「んん~、ほらっ、こうやって舌をねじ込んであげる」
梓先生は舌先を硬く尖らせ、お尻の穴に突き刺さるようにしてきました。
力を入れてお尻の穴を窄めても、指の力にはかないません。あたしは嫌でも、
生暖かい舌の感触を感じずにはいられないのです。
でも先生はそんなあたしを楽しむように、あの微笑みであたしを見つめ、お尻
の穴をタップリと舐め回したのです。
「ねぇ、ココに指入れてもいい? いいわよねぇ?」
「えっ? お尻に指……?」
そう言えば、バスルームで佐智枝さんが……。
「大丈夫よ、前のバージンはそのままにして置いてあげるから」

そう、あたしはこんなコトを……。シテ欲しかったのです。

スポンサーサイト
[PR]

デリヘルもソープもイメクラも気に入った子がきっと見つかる
超大型リニューアル中の大好評風俗情報サイト!
別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-27 Sun 06:49
【17】
今のあたしは両脚を大きく拡げ、両手は背中に回されパジャマの袖で縛られて
います。しかも上になった先生が脚の間に入り、その体が徐々に下半身へと移
動しているのです。
やがて先生の肩があたしの脚の間に落ち、顔がアソコの真正面にきました。

先生の顔がアソコのスグ近くに……。
目から火が出るようなその恥ずかしさは、同時に興奮材料となって、あたしの
中にゾクゾクとした感覚を走らせます。
やっぱりあたしの中には、アブノーマルな血が流れているのでしょうか。

先生は両手の指で、あたしの花びらの回りをサワサワと触ってきました。
太腿の付け根や、花びらの外側を5本の指が絶妙な力加減で刺激してきます。
それはあたしが感じる様に、それはそれは丁寧に丁寧に触ってくるのです。
「どう? 始めて他人に触られるのは……」
そう言う温かな先生の息が、あたしのアソコにフワフワと掛かります。
「なんかゾクゾクして……、あぁイイィ。あぁ、もう堪りません」
「そうでしょう。こんな敏感な体の、しかもこんなトコロを触られたら、堪え
られないわね。ほらっ、爪を立てるともっと感じるわよ」
感覚が、指先の肉から硬い爪に替わりました。
10本の指先が爪を立て、あたしのアソコをカリカリと優しく引っ掻きます。
10ヶ所から生まれる快感が、10の波紋を生んでは重なり合っていきます。
その刺激たるや、快感という名の電流が流れているようです。
「はぁ、あぁ~あぁぁ~、だめっ、先生だめですぅ~」
「んん~感じるでしょう。ほらっ、ほぉ~らっ堪らない」
「あぁ~あぁぁ~だめっ、もう、もう……、あぁっ、あぁっ、あぁぁ~」

脚を閉じたくても、先生の肩が邪魔をして閉じられません。それどころか、先
生によってあたしの両足は、あのM字に開かされているのです。
その時先生が俯せから起き上がり、あたしの腰を折りたたむようにお尻を持ち
上げていました。あたしのお尻は徐々に上を向き、とうとう天井を向いてし
まったのです。
そしてあたしを見下ろす先生と目が合いました。

「うふふっ。マングリ返しよ。もう全部丸見え」
お尻を戻そうにも、先生の体が居座って戻すコトが出来ません。
「はぁぁ、い、嫌……」
先生はあたしの脚を開かせたまま、上を向いたお尻に両手の肘を載せました。
すると左右に分かれた5つの爪が、花びらの付け根をカリカリと引っ掻きだし
たのです。
「はぁっ、はぁぁ~」
「んん~ココ、好きなんでしょう。ほらっ、ほらほらほらっ」
先生は右手でピースを作るとその爪で、花びらの付け根を下から上に、つま
り、お尻の穴近くからお腹に向けて引っ掻きました。
「はぁぁ~いやっ、いやっ、だめっ、だめですぅぅ~。あぁぁ~だめぇ」
しかも2本の爪は、その部分を執拗に繰り返し引っ掻くのです。
「ほぉ~らっ、これも堪らないでしょう? ジワジワと虐めてあげるから、覚
悟しなさい。」

先生があたしを責めるその姿を、後ろか見ればまるで勉強でもしているかのよ
うに見えるかもしれません。
一方あたしは不自由な体勢で藻掻くしかありません。しかし精一杯藻掻いて
も、それは所詮無駄な抵抗に終わるのです。
何故、何故こんな淫らなコトにあたしの胸は高鳴り、期待に胸膨らむのでしょ
う。さっきはあんなに恥ずかしかったのに……。
今はもっと、もっとあたしを辱めて……。と言っている自分がいます。
やっぱりあたしの中には、アブノーマルな血が流れているのです。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-26 Sat 06:46
【16】
梓先生はあたしのシャツのボタンを全て外すと、それを大きく開きました。
元々ブラはしていませんでしたから、それによってあたしの乳房が先生の目に
晒されるコトになりました。
「以外と大きなオッパイだったのね。着やせするタイプ?」
「……」
「うふふっ、まぁいいわ。それじゃまずは首から……」
梓先生はあたしの首に両手を伸ばすと、10本の指でくすぐるように触り始め
ました。その刺激に思わず首をすくめてしまいます。
「はぁっ、く、くすぐったいです」
「そう、それじゃ、こういう感じは……」
今度はサワサワと、触れるか触れないかのとてもソフトで微妙なタッチです。
「はぁぁ、なんか、なんか変な……感じです」
すくめた首が、力が抜けていくように伸びていきます。
指は耳からうなじを数回往復すると、鎖骨の上を滑り、胸へと降りていきまし
た。そして乳房の回りでグルグルと円を描き始めたのです。
5本の指が爪を立て、優しくも鋭い感覚をあたしの中に送り込んできます。
その感覚はくすぐったさと、気持ちよさの混ざったような感覚です。
これが快感なのでしょうか?

「さぁ、乳首よ。感じるときはちゃんと言うのよ、いいわね……」
「は、はい」
先生の指が乳首を摘みました。
その瞬間、あたしの中で何かが組み替わるように、今まで感じたことのない感
覚が走りました。
それはとても気持ち良く、息づかいも荒くなっていきます。
これが、これが快感……。
それは神経と一体となり、悦びと甘い誘惑であたしを包んでいきます。
「あぁ、あぁぁ、イイ、気持ちイイです先生」
「そう、感じてきたのね。それじゃもっと気持ち良くしてあげる」
先生の顔が胸に近づくと唇が開き、ソコから伸びた舌が乳首をチロチロと嬲り
始めたのです。
指とは違う感覚に、生まれたばかりの快感が一気に成長していきます。
先生は乳首を吸い、口の中で転がすように弄びます。
「あぁっ、あぁぁ~ん、先生……」
「なぁ~に? どうしたの? んん?」
そう言ってまた乳首を吸います。
チュルチュル、チュパチュパ、そしてときにジュルジュルと音を立て、梓先生
はあたしの左右の乳首を吸っては舐め、舐めては吸い続けました。

先生は1度起き上がるとシャツとブラを脱ぎました。そしてあたしの上に覆い
被さってきたのです。柔らかな女の体が重なり、体温が一つに溶け合います。
先生はキスをすると、両手で首を横に向けさせました。そしてそのまま押さえ
つけながら、うなじや耳の穴をネットリと舐め上げてくるのです。
その快感たるや、もう堪りません。
ゾクゾクとした感覚に鳥肌が立ち、上になった先生ごとブルブルと震えます。
今やあたしの体は、完全に快感の虜となりました。もっと強い、もっと深い快
感を求め、体が悶え続けます。
こうなるともう、背中で縛られた両手がもどかしくて堪りません。でも自
由にならないこのもどかしさが、逆にあたしの被虐感を煽り立てるのです。

やがて先生の体が、ズルズルとあたしの下半身へと移動していきました。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-23 Wed 06:14
【15】
「さぁ、よく見せて……」
あたしのアソコの花びらに、梓先生の手が伸びました。
「まだ堅い蕾を開くのって、ゾクゾクするわね」
そう言いながら、指は花びらをそっと開いていきます。
「ほらっ、蕾が割れて……、中が見えてきたわ……」
「あっ、いやっ」
「まぁ、なんて綺麗なピンク色なの。これが汚れを知らない色なのね」
「あぁ、先生」
「もっと見せて……」
指先が、更にソコをグイッと拡げました。
「あぁ~恥ずかしいぃ、恥ずかしいぃです先生。もう、もう……」
拡げられたあたしのアソコに、梓先生の視線が痛いほど刺さっています。
「先生もういいですか?」
「いいですかって、何が?」
「脚を閉じたいんですケド……」
「脚を閉じたい? 何言ってるの? まだ始まったばっかりよ」
「あぁ、でも、でも」
「ほらっ、もっとよく見せなさい」
先生は指でソコを開いたまま、押しつけるようにしています。
「あぁん……」
「んん~どれどれ、次は匂いを嗅がせて貰おうかしらぁ?」
「あぁ、そんな、チョット、待って、あぁ、いやっ、いやっ」

梓先生の顔が、ゆっくりとあたしのアソコに近づいてきます。
顔が近づけば近づくほど、強烈な羞恥心がこみ上げてきます。それも無理はあ
りません。だってこんな近くで、アソコを見られたコトなど無いのですから。
そして先生の鼻があたしの……、あたしのアソコに触ったのです。
それはもう飛び上がるほどの恥ずかしさです。

「はぁっいやっ、先生、梓先生、もうやめて下さい」
「うふふっ、バージンの香り。もっと嗅がせて……」
先生は匂いを嗅いでいることを知らせるように、ワザとらしく鼻を鳴らしてい
ます。それがあたしの羞恥心を、更に煽り立てるのです。
「あぁ、いやぁ」
「匂いもまだ若いのね……」
「あぁ、いやっ、恥ずかしいぃ……」
「うふふっ、さっきから濡らしてるクセに」
「えっ! 濡れて……? 嘘、嘘です」
「あらっ、本当よ。ほらっ」
先生は指先であたしの粘膜をなぞると、その指を目の前に持って来ました。
指先は確かに濡れています。
「これだけで濡れちゃうなんて……、敏感なのね。もっとも、敏感と言って
も、まだピンとこないかしら」
「……」
「今から理解させてあげるわ」
「えっ、怖い……」
「大丈夫、バージンを奪ったりしないから」
「……」
「だって大切なバージンですもの」
「な、何するんですか?」
「性感チェックよ」
「性感チェック?」
「そう、何処がどれくらい感じるのか、チェックするの」
「そんな……、チェック……」
「大丈夫、とっても気持ち良くしてあげる……」

先生があたしのシャツのボタンを、一つずつ外していきます。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-21 Mon 10:16
【14】
「大丈夫よ、そんな顔しなくても。何も殺されるワケじゃあるまいし……」
「でも、なんだか怖い……です」
あたしはまた、上目遣いに先生を見上げました。
「うふふっ、あなたは泣きそうな顔が可愛いのね」
先生は怯えるあたしも見て、笑いながら言いました。
そしてあたしの両手を背中に回し、ベッドの上にあったパジャマの袖でギュッ
と縛ると、ベッドに横たえたのです。
「まずこれを脱がして……」
そう言うとスカートを脱がし、あたしの下半身をショーツだけにしました。
「せ、先生……」
「絢音のアソコを見せて貰うわ」
「えっ? あっ……」
先生の指先が、ショーツに掛かりました。
「他人にアソコ、見られたコトある?」
「ないです」
「そう、そうよね。だって絢音はバージンですものねぇ」
ズルズルと、焦らすようにショーツが引き下ろされていきます。
「あっ……、恥ずかしい」
「だんだん見えてきたわよ」
ショーツは止まらずに下ろされ続けます。
「あっ、いやっ、いやっ、恥ずかしい……」
あたしはその時になって、急に恥ずかしくなってきました。でももう遅すぎま
す。両手は縛られ、片足は動かないのですから。
ショーツは太腿まで下ろされ、そこから一気に足首まで滑り降りました。
「ここはまだ治ってないのよね」
先生は右足首に気をつけながら、ショーツを脚から取り去りました。
「こうして見ると、綺麗な脚してたのね」
先生の掌が、あたしの太腿を撫でさすります。
「スベスベね。白くてきめ細かくて、綺麗な肌」
そして両手が太腿の内側に滑り込むと、両脚の膝を立てるようにして脚を拡げ
られました。これは以前バスルームで佐智枝さんがとっていた、脚がMの形に
見えるポーズです。
「さぁ、これでよく見えるわ」

梓先生は余裕の笑みをあたしに向けました。
でもあたしはドキドキして落ち着きません。だって昼間の陽光が差し込む明る
い部屋で、アソコが丸見えになっているのです。
今のあたしはベッドの上で、"どうぞ見て下さい" と言わんばかりのポーズを、
先生に向けてとっているのです。
梓先生はあたしの開いた脚の間に座ると、ソコを覗き込みました。

「もうすっかり大人ねぇ。でもまだココは……、 "青い蕾" ってワケね」
「えっ……」
「さぁ、その蕾をジックリと検査してあげる」
今の先生は、何かを診察する女医のようです。
そしてヒヤリとする、冷たい指があたしのアソコに触れました。
「あぁ、先生」
「柔らかいわね。蕾の中はどんな色かしら……」
「あぁ、先生、そんなに見ないで下さい」
「そうはいかないわ。これから色々とチェックしなきゃ」
「チェック……?」
「そう、チェックよ。色や形や匂い。それに感度もね」
「そんな……、あたし……、そんなコト……」
「素敵でしょう。一つずつ、じっくりチェックしてあげる」
「せ、先生……」
あたしの太腿が、あまりの恥ずかしさブルブルと震え始めました。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-20 Sun 06:44
【13】
頷いたあたしを見て、梓先生はニッコリと微笑みました。
「そう、今みたいなコトされるの好きなの。素質あるのね絢音さんは……」
「素質?」
先生の言いたいコトは大体わかります。
「これからも時々してあげようか……。今みたいなコト」
「は、はい……」
「でもその時はあたしの奴隷よ。言うコトを何でも聞くの。いいわね」
「はい……」
「いい子ね。それじゃ舌を出して」
あたしは口を開けて舌を少し伸ばしました。
「もっと、もっと出して」
あたしは首を仰け反らせ、精一杯舌を伸ばします。
「誓いの儀式よ」
あたしは上を向き、先生は下を向いています。先生はあたしの舌の上に舌を伸
ばすと、1滴の唾液を垂らしました。
「んん……」
先生はあたしのアゴを掴み、唇を尖らせて唾液を注ぎ入れました。
「飲みなさい。それが奴隷の証よ」
あたしはそれをゴクリと飲みました。きっと喉の動きで、先生にもそれが判っ
たと思います。
「これでもうあなたは、あたしの奴隷よ」
あたしは小さく頷きました。

もしかしたら佐智枝さんも、今の儀式を……。つまりあの人も、奴隷……?
そうだ、きっとそうだ。そうでなければ、この間のバスルームのようなコト、
あるハズがありません。
この屋敷で食物連鎖の、小さなピラミッドが出来上がったのです。


前に考えたあたしの計画。佐智枝さんを留守にするというあの計画です。
あたしはいよいよ、あの計画を実行に移したのです。
先生の授業が始まる前に、あたしは佐智枝さんを部屋に呼びました。
「佐智枝さん、もう湿布が無いの。悪いけど買ってきてくれるかしら」
本当はもう大分腫れも引き、湿布を貼る必要はないのですが……。
「湿布ですね……」
「それから駅前の "きつねのお宿" で、あのプリンも買ってきて……」
「はいはい、"とろける焼プリン" ですね。わかりました」
あたしに投げかける優しい笑顔に、後ろめたさを憶えます。
でもこれ以外に適当な理由が見つからなかったあたしは、そう言って佐智枝さ
んに買い物を頼んだのです。
これで佐智枝さんは1時間以上は帰ってきません。
つまりこの屋敷に、あたしと梓先生の2人きりです。
佐智枝さんが買い物に出掛けるとスグに、先生があたしの部屋にきました。
「佐智枝さん、買い物に行ったみたいね……」
「はい、湿布とプリンを頼みました。1時間は帰ってきません」
「帰ってこないって、佐智枝さんが留守の間にあたしと何かしたいの?」
梓先生が妖しく微笑みます。
「また、あたしを虐めてください」
「あらっ、あたしは絢音さんを虐めたことなんかないわよ」
「でもこの間……」
「あぁ、あれ? あれは虐めうちに入らないわよ」
「えっ……?」
「いいわ。それじゃ佐智枝さんが帰ってくるまで、虐めてあげる」
いざそう言われると、返事が出来ませんでした。
2人きりの屋敷。まだちゃんと歩けない足。あたしは逃げられないのです。
あたしは怯える子羊のように、上目遣いに先生を見上げました。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-19 Sat 06:39
【12】
「せ、先生、痛いです。あぁ、痛いっ……」
あたしが小さく叫ぶと、先生の手の力がフッと消えました。
腫れ上がった足首には、まだわずかな痛みが余韻のように残っています。
「もう、おおげさねぇ」
「だって……」
「じゃあこの辺なら我慢できる?」
先生は比較的腫れの少ない場所を握りました。そして徐々にその手に力を込め
てきます。
「あっ、先生……」
「この辺ならそんなに痛くないでしょう」
勿論それほど力を入れるわけでありません。でも椅子に載っているこの脚を、
自分の意思で動かせないという恐怖感があたしの中にはあります。
「でも……、なんだか怖い」
「どう? 痛い?」
「大丈夫です」
「でしょう? それじゃだんだん強くするわよ」
あたしの中に、ゾクゾクとした感覚が生まれました。
「あっ、あのう、チョット、チョット痛いです」
「そう、これくらいが痛いの? じゃあ、このまま握っていたら辛いわね」
「えっ……?」
「どれくらい我慢できるか試してみようか」
ゾクゾクはあたしの中で大きく膨らんで来ます。
「どれくらい……、我慢するんですか?」
「そうね、それじゃまず3分よ」
「えっ? 3分も……」
「そうよ、3分。3分我慢しなさい」

あたしはこの命令に感じている。この氷のような言葉が、あたしを熱くしてい
るのだと、その時に気が付きました。

時間は遅々として進みません。痛みだけが鈍く長く続き、あたしはそれに耐え
るしかないのです。
「あぁ、痛いっ」
「あと1分よ……。痛みに耐えてる絢音さんの顔、とっても綺麗よ……」
「えっ?」
「もう少し痛くしていい?」
そう言って、指先に少し力が加わりました。
「はぁぁっ、せ、先生」
「そう、その顔、その顔よ絢音さん。あぁなんて綺麗なの」
手が離れ痛みが引いていきます。そして先生の顔が、あたしの顔に近づいてき
ました。
「先生……、梓先生……?」
近づく顔は止まりません。
「絢音さん」
もう唇が触れ合いそうです。
「あっ、先生……」
「嫌なの?」
あたしは勢いよく首を振りました。
先生がニッコリと微笑むと、その唇があたしの唇に重なりました。
同時に腫れた足首から、先生の手が離れました。

佐智枝さんのキスは、どこか宙に浮いたようなフワフワとした優しい感じ。
梓先生のキスはもっと力強く、ギュッとあたしを抱きしめてくるようです。

1度触れた唇が離れました。
前髪が顔に掛かった先生は、妖艶な眼差しであたしを見つめています。
「今みたいにされるの……、好き?」
その質問に、あたしはやっとのコトで首を立てに振ったのです。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-16 Wed 06:02
【11】
あたしが屋敷に帰ってきたのは、ちょうど90分後でした。
屋敷までの坂道を上りながら、あたしは2人のコトを考えていました。
しかし玄関を開けたあたしを、2人は何食わぬ顔で出迎えたのです。
やっぱり何もなかったのかしら? あたしは自分の勝手な妄想が外れたコトに
チョッピリ落ち込みながら、自分の部屋に戻りました。

ゴロンとベッドに横になると、あたしは天井を見つめました。
そして思ったのです。
「そうだ、そんなにあたしとキスがしたかったのなら、梓先生と……」
でも梓先生とは昼間しかチャンスがありません。
佐智枝さんの時ように、夜になって部屋に行くワケには行かないのです。
限られた時間と場所を、有効に使うことを考えなければいけないのでした。

でもあたしは、簡単な方法を思いつきました。
それはあたしが散歩で屋敷を留守にするように、あたしの代わりに佐智枝さん
が屋敷を留守にすればいいのです。
あとはその計画を実行に移すだけでした。でもなかなか良い口実が見つかりま
せん。あたしは計画を実行できないまま、日にちだけが経っていきました。

そんなある日、あの日がやってきたのです。
それはあたしが階段を踏み外し、右足首を捻挫してしまったのでした。


翌日、梓先生の授業が始まる頃、あたしは先生に右脚の痛みを訴えたのです。
「大丈夫? 湿布を貼り替えた方がいいかしら」
「そうですね、昨夜張ったままだから、そろそろ……」
梓先生はあたしをベッドに座らせると、自分が座っていた椅子をあたしの前に
置きました。そしてあたしの右脚を持って、その椅子に載せてくれたのです。
右足首には包帯がグルグルと巻いてあります。包帯を巻いただけで、まるで入
院でもしているような大ケガをしたように見えるから不思議です。
湿布は部屋に用意してありましたから、先生はそれを持ってあたしの前にしゃ
がむと、包帯の上から患部に手を置きました。
「まぁ、こんなに腫れて……、痛かったでしょう?」
足首は自分でもビックリするくらい腫れています。それはまるで、足首にソフ
トボールでも入っているかのように見えるのです。
「全然動かないの?」
「はい。これだけ腫れているとチョット……」
「痛みは? ズキズキする?」
「動かしたりしなければ、大丈夫みたいです」
「そう、じゃこれは?」
梓先生は患部を、指だけでトンと叩きました。
なんとなく鈍い痛みが、足首全体に拡がります。
「それくらいなら……、大丈夫です」
「じゃこれは?」
今度は腫れ上がった足首を、軽く握ってきました。しかもあたしの顔色を見な
がら、徐々に力を入れてきます。
「あっ……、チョット痛いです」
「そう、痛いの……。可愛そうね」
でも先生は握った手を離しません。その顔は妖艶で、唇はわずかに微笑み、
爛々と輝く目はあたしを刺すよう見つめています。

その瞬間、あたしはこの世界に魅入られたのです。それはこの世界の、まだほ
んのドアノブを握ったに過ぎませんが、あたしは引きずり込まれるような力強
さを感じたのでした。
そしてそのドアを開ける日は、以外に早くやって来たのです。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-13 Sun 06:07
【10】
梓先生は大変プライドの高い人です。
世が世なら貴族と言われる家柄に生まれ、幼い頃から高水準な教育を受けてき
たそうです。それはある意味、"人を蹴落としながら生きてきた" と言ったら言
い過ぎでしょうか。
ただ生まれ持った性癖なのか、後天的な体験によるものか、先生は男の人を愛
することが出来ません。
そう言った素性と性格ですから、彼女は根っからの女王様気質なのです。

一方、佐智枝さんは大変優しい人です。
どちらかと言えば彼女こそが平均的で、情緒が安定した人間だと、あたしは
思っています。
梓先生と同じく男の人を愛することが出来ない彼女は、三十路の坂をもう半ば
まで上っています。そしてその体は、強い被虐願望を抱いているようです。
つまり、梓先生の女王様気質に対し、佐智枝さんは奴隷気質とでも言ったら判
りやすいでしょうか。
この2人がこの屋敷で出会ったのは単なる偶然ですが、出会った以上、こうな
ることは時間の問題だったのかもしれません。


梓先生の持った蝋燭には、ベッドに上がったり馬乗りになったり、その位置を
微調整している間に、溶けた蝋がたっぷりと溜まっているハズです。
梓先生は蝋燭を左手に持ち替えると、右手で佐智枝さん左乳首を摘みました。
そしてコリコリと指を擦り合わせるように乳首を嬲ります。
「あぁぁ~、あぁ~ん、梓……」
「ふふふっ、敏感にしてから蝋を垂らしてあげる」
「あぁぁ~、いやっ、いやよ」
佐智枝さんは怯えるように体を左右にクネらせました。その姿はまるで芋虫の
ダンスのようです。
「いやって言っても、もうこんなに硬くなってるじゃない」
梓先生は蝋燭をまた右手に持つと、硬くした乳首に近づけます。
「あぁぁっ、やめてっ、やめてっ梓。お願い、謝るから……」
「ふふふっ、乳首のスグ上から垂らしてあげるわ」
蝋燭が乳首に触るくらい近づきました。そしてそれが徐々に傾いていきます。
「さぁ、たっぷりと溜まった蝋を……。ほぉ~らっ」
乳首の真上で蝋がブチまけられました。
ピンクの乳首を真っ赤に染めた蝋が、溶岩のように乳房を駆け下りながら固
まっていきます。
蝋燭は傾いたままですから、蝋は後から後から垂れ続けます。
「ひぃぃぃ~、熱いぃぃ~。やめてっ、やめてっ、もうやめてぇぇ~」
先生は喜々とした顔で蝋燭を傾け続けます。
後から垂れた蝋が、固まった蝋を追い越しては肌に貼り付きます。
「ほぉ~らっ熱い熱い。堪らないでしょう。ファーストキスを奪った罰よ。
もっと苦しみなさい。ほらっ、ほらほらほらっ」
熱さに身悶える佐智枝さんの体を、梓先生の両膝が挟み付けました。これで佐
智枝さんは、更に動きを制限されたことになります。
「いやっ、もう乳首はいやっ、熱いっ、熱いっ、あぁいやぁ、やめてぇ~」
「そう、乳首が我慢できないのぉ。それならたっぷりと……、ほらっ」
「ひぃぃ~、やめてっ、ホントに、ホントに我慢できないのぉ~」
「だからイイんじゃないの。ほらっ、ほらほらっ、ほぉ~らまだまだ」
先生は貼り付いた蝋を剥がし、露わになった乳首の上から蝋を垂らします。
「ほらっ、こっちもよ」
蝋燭が反対側の乳首に移りました。佐智枝さんは、また一から出直すように苦
しみ始めます。
「絢音さんが帰ってくるまで、まだ30分以上はあるわよ。どうするのぉ?」

そこまで妄想したとき、あたしはふと我に返りました。そんなあたしの目に、
窓の向こうの駅舎が見えます。あたしは『とろける焼プリン』を食べ終わる
と、『きつねのお宿』を後にしました。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-12 Sat 06:40
【9】
今日はあたしの散歩にお付き合い下さい。
途中、お気に入りのカフェであたしの妄想などもお話ししたいと思います。
ほら、もう白樺の枝に若葉が萌え始めていますよ。

それでは参りましょう。
門を出ると屋敷の前は坂道です。あたしにとってはチョット急なその坂道を、
ゆっくり下まで行くと川沿いの道にぶつかります。
川には都会では見るコトの出来ないような青い水が、水草を揺らしながら蕩々
と流れています。
その流れを見ながら、暫くこの川沿いをブラブラと歩き、途中で橋を渡って川
に別れを告げると、今度はバス通りに出ます。
そしてこのバス通りを駅まで行くのが、いつものあたしの散歩コースです。

あたしは駅前まで来ると、『きつねのお宿』と書かれた可愛いドアを開けまし
た。ここはいつもあたしが立ち寄る小さなカフェで、窓からは小さな駅舎が見
えます。
屋敷からこのカフェまでが約30分。そしてここで20~30分お茶をしてから
来た道を戻って帰ります。
ココに来てあたしがいつも頼むのは、陶器製の白いココット型に入ったプリン
を、オーブンで蒸し焼きにした『とろける焼プリン』です。
プリンの表面にはまるでオムレツのような焦げ目が付き、スプーンを入れると
濃厚でなめらかな中身がトロリと流れ出ます。
あたしはそのプリンを一口食べると、あの2人があれからどうなったのか妄想
してみました。
梓先生のお怒りは相当なモノでしたから、佐智枝さんはキツイお仕置きをされ
ているかもしれません。
それを考えたとき、脳裏にある一場面が浮かんできました。
あたしの妄想はこうです。


あたしが散歩から帰ってくると、佐智枝さんの部屋のドアが開いています。
そうです、ちょうどこの間のバスルームの時のように。
あたしは廊下で壁に貼り付くと、頭をチョット傾けるようにして、佐智枝さん
の部屋を覗いているのです。

「ふふふっ、まるで芋虫ねぇ」
佐智枝さんは全裸で縛られています。両手を後ろで、両脚は膝と足首を一つに
され、まさに芋虫のようにベッドに横たわっているのです。
でもその姿は、とても肉感的ですらあります。
ベッドの脇に立つ梓先生の手には、火の点いた赤い蝋燭が握られています。
「いやっ、ねぇ赦して、赦して頂戴……」
「ファーストキスを奪った罪は重いわよ」
そう言って、冷たい目で佐智枝さんを見下ろします。
「そんな……」
「だってもう取り返しが付かないものねぇ、そうでしょう? お手伝いさん」

縛られた佐智枝さんは泣きそうな、それを見下ろす梓先生は妖艶で意地悪な微
笑みを浮かべています。そしてその唇がパックリと割れ、手に持った蝋燭が
ゆっくりと傾き始めました。
赤い蝋が筋となって、佐智枝さんの一つに縛られた脚に流れ落ちました。
「あぁぁっ、あぁ、熱い、熱いわ梓……」
「ふふふっ、いい気味よ」
蝋は脚にポタポタと落ち続け、やがてお腹にまで赤い花を咲かせていきます。
「あぁ、やめてっ、あぁっ、あぁっ、熱いっ、熱いぃ」
「今度はその胸を真っ赤にしてあげるわ。ほぉ~らっ、ほらほらほらっ」
蝋が佐智枝さん乳房に、無数の花を咲かせます。
佐智枝さんは芋虫のように体をクネらせ、その熱さに耐えています。
「梓、お願い、やめてっ、もうやめて。梓ってば、あぁっ熱いっ、熱いっ」
「もう、ホントによく動く芋虫ねぇ……」
梓先生はベッドに上がると、佐智枝さんの上に馬乗りになったのです。
腰の上に先生が座り、もう佐智枝さんは体をクネらすコトが出来ません。
「もう逃げられないわよ。芋虫ちゃん」
先生の唇が三日月のように割れると、蝋燭を震える胸に近づけていきました。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-09 Wed 06:44
【8】
優しく重なった佐智枝さんの唇、その感覚がフワッと消えました。
「絢音お嬢様」
その言葉に、あたしは目を開きました。
「お体をもっとご自愛ください……」
「えっ……」
「ファーストキスはあたしとでしたが、ここから先はいつか現れる人と……」
「佐智枝さん……」
あたしは肩すかしを食ったような気分でした。でもコレで良かったのかもしれ
ません。だってあたし自身、内心ホッとしていたのですから。


それから1週間ほど経ったある日。
あたしが日課にしている散歩に出掛けようと、佐智枝さんの部屋の前を通りか
かったときのコトです。
部屋の中から、佐智枝さんと梓先生の話し声が聞こえてきたのです。
「それであの子とキスしたってワケ。あたしというものがありながら」
「そんな……、だって、あれは」
「だって何よ、その気がないのにキスなんてするワケないじゃないの」
「……」
どうやら佐智枝さんは、この間のキスのコトで梓先生から問い詰められている
ようです。
それにしても、梓先生はどうしてそんなに怒るのでしょう? 
別にあたしとキスをしただけ、ただそれだけのコトなのに……。
あの2人がそういう関係にあることは知っています。でも男を作ったワケでも
ないし、事実キス以上のことも無かったワケだし、あたしには梓先生の怒る理
由がわかりません。
その時、梓先生の行った言葉で、あたしは全てを理解したのです。

「あの子はねぇ、あたしが教えてきたのよ。このあたしが」
「それはそうだけど……」
「だったらあたしでしょう。あの子のファーストキスをもらうのは」

そうです、そうだったのです。梓先生はあたしのファーストキスを奪った佐智
枝さんにヤキモチ、いえ、嫉妬していたのです。

「あたしは教師、あなたは母親代わりじゃない。母親が娘のファーストキスを
奪うなんて、あなた自身どう思うの!」
「でもあたしは本当の母親じゃないし、絢音お嬢様だってそうは思って……」
「あなたわかってないわね、自分の体のコトが……。あなたはねぇ、あたし無
しじゃ生きていけない体なのよ」
「……」
「そうでしょう、その体はあたしがいないと、おかしくなっちゃうのよねぇ」
「はい……、そうです……」
「そのあなたが、あの子のファーストキスを奪うなんて、許されないわ」
「……」
「せめて一言、あたしにお伺いを立てるべきだったわね。まぁ許すワケなんか
無いけど……」

あたしはそこまで聞くと、長居は無用と部屋のドアをノックしました。
その瞬間、室内の話し声がピタッと止まります。
あたしはドア越しに散歩に出掛ける旨を伝えると、階段を下りていきました。

玄関を開けたあたしの髪を、暖かな春風がフワリと持ち上げました。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-06 Sun 08:48
【7】
これは現実でしょうか?
あたしが佐智枝さんにこんなコトを言うなんて……。まるでもう1人の自分が
言わせているような気にもなります。
俯くあたしの視界に、佐智枝さんの足が見えました。
首を上げて彼女を見ると、佐智枝さんはもう目の前にいて、あたしに向かって
優しく微笑んでいるのです。
「絢音お嬢様……」
佐智枝さんはあたしの目を見つめ、その目をそらしません。
「えっ……」
あたしはその時になって、少し震えている自分に気が付きました。
まさか、まさか本当に……? さっきまでの大胆な自分は消え、今はまるで夢
から覚めたような、いつものか弱いあたしに戻っています。
「あたしでよろしければ喜んで……」
佐智枝さんの手があたしの肩に乗り、二の腕へと滑り落ちました。そして優し
く二の腕を握ります。
あたしはもう、金縛りにあったように動けません。
「震えてますよ、お嬢様」
彼女とあたしとの距離が縮まり、優しい笑顔があたしの顔に近づいてきます。
「あっ、えっ、あ、あの……」
蚊の鳴くような声は彼女に届きません。
高鳴る胸、小さな呼吸。彼女の視線。そして唇。
あたしの心は、嵐の海に浮かぶ木の葉のように揺れ動きます。そんなあたしの
心をよそに、佐智枝さんの唇が重なりました。

その瞬間、あたしは宙に浮いたような心持ちになりました。
全ての音が、時間が……、この星さえも消えて。あたしは不思議な光に包まれ
て、何処かをフワフワと漂っています。

そう、これがあたしのファーストキスでした。

唇が離れると、佐智枝さんの手があたし背中に回りました。
「絢音お嬢様……」
夢から覚めやらぬあたしを、佐智枝さんが抱きしめました。
そしてもう1度唇が重なります。その時になって、あたしは半ば佐智枝さんに
支えられて立っていたコトに気が付いたのです。
そして柔らかく暖かな舌が、あたし唇を割り開きました。舌はあたしの舌を舐
め、絡みつくように動きます。
今度は、さっきとはまるで違う感覚でした。あたしはこの星のこの場所に立
ち、耳には風が窓をカタカタと鳴らす音が聞こえます。
そしてあたしは大胆にも、もっとこの時間が続けばいいとさえ思ったのです。

窓の外は漆黒の闇。
この時間、こんな所を通る人もいるワケがありません。それがあたしを開放的
にしていきました。
本当はチョット怖い。だって、初めてだから。
でも、佐智枝さんなら……、佐智枝さんなら……。
「佐智枝さん……」
「絢音お嬢様……」
「あたし……、バージンなの……」
「存じ上げておりますよ」
あたしは覚悟を決めて、もう1度目を閉じました。
すると息を止めて待つあたしに、佐智枝さんの唇がまた重なったのです。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-05 Sat 07:01
【6】
その日、あたしは梓先生から4時間の授業を受けました。
先生は授業が終わると、お茶をしてから帰るのが日課です。あたしの部屋を出
てからおよそ15分後、先生の車がガレージの砂利を踏む音が聞こえ、そのま
ま遠ざかっていきました。
あたしは部屋のカーテンを開けバルコニーに出ました。
空には燃えるような夕焼けが輝いています。
先生の車がガレージからなくなっているコトを確認すると、そのままバルコ
ニー伝いに佐智枝さんの部屋の行き、そっと中を覗きました。
思った通り、この時間の佐智枝さんは、1階のキッチンで夕食を作っていて、
部屋にいるワケがないのです。

あたしはバルコニーから彼女の部屋に入ると、室内を物色しました。
机や化粧台の引き出し。ベッドの下やサイドテーブル回り。そしてとうとうそ
れを見つけたのです。500ccは入る、あのガラス製の浣腸器を……。
それはクローゼットの奥に、白いタオルにくるまれていました。
「あった……。やっぱり佐智枝さんのだったのね」
梓先生のバックには、コレはチョット入りません。もし入れれば、相当バッグ
が膨らむはずです。それでたぶん佐智枝さんのモノだろうと思ったのです。
あたしはそれを元に戻すと部屋を出ました。

夕食はトンカツでした。
あたしはいつものように、佐智枝さんと2人きりの食事を済ますと、2階の部
屋に戻りました。
当然この時間になれば、漆黒の闇がこの屋敷を包み込んでいます。

夕食後、食器の後片付けが終わると、佐智枝さんがお風呂に入るのをあたしは
知っています。
頃合いを見て、あたしは1階に降りていきました。途中ギシギシと音を立てる
階段が、淡い決意を鈍らせます。
階段の一番下まで来ると、廊下に顔だけを出してバスルームの方を覗いてみま
した。すると、バスルームの灯りが廊下をほんのりと照らしています。
「やっぱり……」
廊下を歩きバスルームの前まで歩くと、脱衣籠の中に佐智枝さんの服と下着が
入っています。
突然シャワーを出す音が響き、あたしの心臓が止まりそうになりました。
しかしその驚きが、逆に決意を固めてくれたのです。あたしは勇気を出してバ
スルームのドアをノックしました。
「佐智枝さん……」
シャワーの音が止まり、ドアが少しだけ開きました。そこから暖かな湯気と石
鹸の香りが溢れ出してきます。
「絢音お嬢様、どうなされました?」
「お風呂から出たらあたしの部屋に来て……」
「は、はい……」
「それじゃあね。あっ、お風呂はゆっくり入って。別に急いでいるワケじゃな
いから」
それだけ言って、あたしからドアを閉めました。
もうドアが開くことはありませんでしたが、ドア越しに戸惑っている佐智枝さ
んの様子が、手に取るようにわかりました。

それから15分程すると、あたしの部屋のドアが2回ノックされました。
いつもの佐智枝さんの叩き方です。
ドアを開けると、白いネグリジュ姿の佐智枝さんが立っていました。あたしは
薄いピンクのパジャマを着ています。
あたしは彼女を部屋に入れ、ドアを閉めました。
「あのう、何のご用でしょうか、絢音お嬢様……」
まだ生乾きの髪が、シットリと肩に載っています。
あたしは告白でもするような緊張感の中、ようやく言葉を絞り出しました。
「キスして……、佐智枝さん……」
それだけ言うと、あたしは俯いてしまいました。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
御令嬢妄想奇譚
2011-03-02 Wed 06:39
【5】
お話を進める前に、今日はあたしの住んでいるこのお屋敷について、チョット
だけ書いておこうと思います。

前にも書きましたが、この屋敷は生まれつき病弱なあたしのために、両親が
購入したもので、場所は誰もが知る別荘地の近くです。
遠くにはまだ雪を被った山々がこの街を取り囲み、近くに目を移せば、三角州
のように開けた街が広がっています。場所によっては、森のように巨木が立ち
並んだ所もあります。
ちなみに街には都心に出る電車も走り、駅周辺は常に人で賑わっています。
そんな街外れの坂道を上り、細い脇道を入った所にこの屋敷は建っています。

ここは滅多に車が通ることもない、静かな場所です。
500坪の土地に、煉瓦タイルの外壁。1階より少し小さい2階。屋根から飛び
出した四角い煙突。白樺に囲まれるようにひっそりと建っているこの屋敷は、
夏には葉陰に隠れ、道からはほどんど見えなくなってしまいます。

それでは、玄関から入ってみましょう。
ドアを開けると、まず中央に廊下が延びています。
南に当たる右側には20畳の居間、その奥にはやはり20畳の食堂があります。
左側には使っていない父の書斎、キッチン、トイレ、バスルーム、そして物置
があります。廊下の途中には階段があります。
踊り場のある階段を2階へと上がってみましょう。
南側の居間と食堂の真上に、あたしの部屋と佐智枝さんの部屋。そして和室の
3部屋があります。
北側の父の書斎とキッチンの真上には、両親の寝室と子供部屋があります。
あたしの部屋と佐智枝さんの部屋からはバルコニーに出られます。
バルコニーからは芝生の庭と、数台の車がおけるガレージが見えます。
以上がこの土地と屋敷の概略です。

それではお話に戻りましょう。

あたしは半分程残っているコーヒーカップを机に置きました。
「あぁ、佐智枝さんに浣腸してもらえたら……」
頭の中で、イケナイ妄想が膨らみ始めます。
時計を見ると、梓先生の授業までまで30分以上あります。あたしはドアに鍵
を掛け、ベッドに横になりました。
そしてシャツの上から、ソッと乳首を摘んだのです。それは一瞬で "キュッ"
と硬くなり、巨乳の部類に入る乳房に快感の波紋が拡がります。
「あぁぁぁ~」
長いため息と共に、なんとも言えない感覚が生まれてきます。小さな波紋はや
がて全身に伝わり、右手が股間に移動していきました。
あたしはこんな体ですから、19歳になった今でもバージンです。
それを恥じるつもりはありませんが、指を挿入することもなく、軽く指先で敏
感なアソコを擦る程度の、そんな形ばかりのオナニーしか知らないあたしに
とって、女の悦びを知りたいという思いは強くあります。

前に1度だけ、あたしはお尻に指を伸ばしたことがあります。
そのときは指先をチョット入れただけですが、あれを快感というのか、なんと
も言えない微妙な感覚がありました。
どうやらあたしの中には、確実にアブノーマルな部分があるらしいのです。

その時の記憶と、さっきのバスルームの光景がリンクしたのかもしれません。
あたしは自分の立場を利用して、今夜佐智枝さんに浣腸してもらうコトに決め
たのです。あたしがして欲しいと言えば、彼女はそれに逆らうことは出来ない
のですから。

別窓 | 御令嬢妄想奇譚 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| あなたの燃える手で |