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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
狩人はバニラの香り
2007-08-29 Wed 20:42

明日香の後には既に10人以上の人が並んでいる。
前に並ぶ彼女は、いつもの水色のトートバッグを持ち、明日香は迷彩柄のリュックを左肩に掛けていた。
滑り込んできた電車の風に、明日香のセミロングの髪が勢いよくなびいた。

ドアが開いても降りる人はほとんどいない。明日香は彼女の後に付いて電車に乗り込んだ。彼女は奥へと進み、水色のトートバッグを右腕に掛け、押されるようにして左手で連結部分の手摺りに掴まった。明日香は彼女の後に立つとリュックを網棚に乗せ、同じ手摺りの少し下を掴んだ。
乗客は更に乗り続け、車内はすし詰め状態になった。明日香の体が後ろから押され、胸が彼女の背中に触りそうになった。
彼女が次の「夢の森」で降りるのは分かっている。そこまでの所要時間は約
15分。明日香の通う城南美大は「夢の森」駅からさらに特急で1駅、時間にして約10分の所にある。

電車がレールの継ぎ目を渡る音だけが、明日香の中に響いた。
今から15分、明日香の胸は高鳴った。

1週間前、初めて彼女を見てからいつも彼女の近くに立っていたが、これほど近くに、しかも後に立ったことは無かった。
ちょっとだけ、ちょっとだけ、触りたい。押されたフリして触っちゃおうか。
明日香が踏ん切りがつかずにいる時、電車がカーブに差し掛かり、彼女のお尻が明日香の下半身に押し付けられた。
うわぁ、柔らかーい。心の中で明日香は喜びの声を上げた。彼女の立ち位置がずれたのか、お尻は明日香に触れたままになった。
明日香はそれをいいことに、空いている右手の指先で、彼女の太腿の裏にそっと触れた。
彼女に反応は無かった。明日香はもう1度触った。やはり反応はない。
今度はもう少し大胆に、触れると言うよりは完全に触るといった感じだ。
車内の揺れと共にその指を滑らせた。彼女の太腿はひんやりと冷たく、思った通りスベスベとしていた。
しかしそれも一瞬、明日香はすぐに指先を離した。これ以上触っていたら、いくら何でも不自然だ。痴漢呼ばわりされるかもしれない。

電車は速度を落とし「夢の森」駅に到着しようとしていた。
彼女が下車するために明日香の方に振り向いた。その時彼女と明日香の目があ会った。その唇は微笑んでいるように見えた。いや、彼女の明日香を見る目、その目に明日香は確かに温度を感じた。

彼女は振り返ることなく電車を降り、人混みに消えていった。

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狩人はバニラの香り
2007-08-26 Sun 17:57




                          人はバニラの




ー プロローグ ー
七分袖のデニムジャケットの裾を翻し、星野明日香は駅に向かって猛ダッシュしていた。
「あぁもう、間に合わないかもぉー」
いつもは何気なく歩いている駅までの15分道のりが、走るとこんなにも遠く感じるとは、日頃の運動不足もたたり、駅に着いたときには、もう心臓が口から出そうなくらい苦しかった。もどかしくジャケットから定期を出したとき、発車のベルが明日香の耳に届いた。
あぁーあっ、行っちゃたよ。彼女も行っちゃったかなぁ。
そんな明日香のつぶやきも、走り去る電車の音に掻き消された。

人のいなくなったホームに明日香一人が佇んでいた。
夏の余韻を残す日射が照りつける遅い朝。秋の訪れを感じさせる風が、プラットホームを滑っていく。
息を切らしながら、ホームの自販機で野菜ジュースを一気飲みした。

次の電車までの短い沈黙が明日香を包み込んだ。遠くでヒグラシが鳴いている。

その時、自販機の影になったベンチから人影が立ち上がり、ホームを前方に歩いていった。
いたっ、あの人だ。彼女も乗り遅れたんだ
小さく呟きながら、明日香も彼女の後から同じ方向に歩いた。
かわいいなぁ。ボーイッシュな髪がよく似合ってるよ。うん。それにあの脚、スベスベしてそうで凄く綺麗。どこに出しても恥ずかしくないって言うか。それでミニ履かれちゃ、かなわないよね。そんなことを思いながら、明日香はまるで当然のように彼女の後に並んだ。

1週間ほど前、明日香がその大きな瞳で彼女を見つけたのは偶然だった。
たまたま寝坊して1本遅い電車になった時、いつも明日香が並ぶ場所に彼女が並んでいたのだ。
最初に明日香の目を引いたのは、その形のいい脚線美だった。白くてまるで大理石のようなその肌、それがミニスカートから太腿までを晒け出している。
身長は160センチある明日香より、5センチほど高い。
どっかのモデル? そう思わせるほど個性的で、端整な顔立ち。そしてその顔にボーイッシュな髪がよく似合っていた。
彼女を見つけた日から、明日香は電車を1本遅らせた。そしていつも並ぶ場所。” 前から3両目の3つ目のドア ”の所で彼女を待った。

明日香は後から、彼女の太腿を見ながら思った。そうかぁ、この人も乗り遅れたのね。不幸中の幸いってトコね。コレも日頃の行いかな?
風に乗って前の彼女から、甘い香りが明日香の鼻をかすめていった。
ああっ、いつものケーキ屋さんみたいな匂いだ。バニラかな? 明日香の胸は、そんな思いと共に、甘い香りで満たされてゆく。
その香りを吹き飛ばしながら、「夢の森」行き、特急電車がホームに滑り込んできた。

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蛍の言の葉
2007-08-25 Sat 10:59
ー あとがきにかえて ー
 
2007・夏休みスペシャルと題してお送りしてきました、
『秘湯の夜』が完結しました。
最後までお読み下さった方、本当にありがとうございました。

私自身、初めての1人称と言うことで、戸惑いの連続でした。
油断すると3人称のようになっていたり、何か違和感があったり・・・。
そう言ったところを修正しながらの全7話でした。
これからも、機会を見つけては1人称に挑戦していくつもりです。

前作の『白い魔女』で目立った、” 時系列のズレ ”を今回は注意して書いた
つもりなのですが・・・。

なかなか上達しない筆運びですが、これからも皆様の楽しめる小説を書いて
いきたいと思います。

これからも「あなたの燃える手で」
         よろしくお願いします m(_ _)m

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秘湯の夜
2007-08-24 Fri 22:59
ー 最終回 ー 
カーテンの隙間から蜂蜜のような朝の光が差し込んでいる。
布団に横たわる私の耳に、川のせせらぎが繰り返し聞こえていた。
やっぱり彼女はいなかった。
「結局、さようなら言えなかったなぁ。やっぱりそれが心残りかな」
そう思いながら私は帰り支度を始めた。
「最後にもう1回、温泉に入っとこうかな」
帰り支度を中断すると、タオルを持って露天風呂に向かった。

こうして温泉に浸かって空を見上げると、白い湯煙が青空に吸い込まれていくように見える。そう言えば、初めて由里にあったのもこの露天風呂だった。
「あれ? ちょっと待って。由里はどうしてここにいたの?」
そうだ。だって由里は宿泊客じゃないのに……。
それともここは温泉だけ利用できるのかな? しかも由里は私の部屋まで来た。どうして私の部屋を知っていたの? 
体はサッパリしたけど、心のモヤは晴れぬまま、私は露天風呂から上がった。
露天風呂から部屋へ戻る途中、ちょうど階段の下で女将とすれ違った。
「あっ、あのう、ちょっとすいません。女将さん」
「はいっ」
「ここの温泉は宿泊者以外の人も入れるんですか?」
「いいえ。お泊りいただいている方だけですけど」
やっぱり。って言うか、それじゃ由里はどうやってお風呂に……。
「それじゃ、誰かが私を訪ねてきたら、部屋を教えますか?」
「そりゃ、ご本人の確認をとってからじゃないと。最近は物騒ですからねぇ。
何かあったんですか?」
「昨夜とおとといの夜、私を訪ねてきた女の人がいましたよね?」
「いいえ、誰も。お客さん。酔っていい夢でも見たんじゃないですか」
「由里さんっていう27~28歳のきれいな人なんですけど」
「いいえ、そんな人来ませんでしたよ」
「ここにそれくらいの人、泊まってませんか?」
「いいえ、今はお客さんの他には家族連れが3組だけですから」
「じゃ、ここの従業員にそれくらいの人は……」
「ここに居るのはみんなあたしより年上の人ばっかりですから」
「そうですか」
女将はどう見ても40代にしか見えない。あの由里が40代のはずはないし。
「鍵はいつも何時まで開いているんですか」
「そうですねぇ、10時ごろまでは開いてはいますけどね、誰も来ませんしねぇ。第一、誰か来ればセンサーがチャイムを鳴らしますから、分かりますよ」
そうか、確かに玄関に入ると、奥でチャイムが鳴るのが聞こえる。
「どうもすいません。変なこと聞いちゃって」
「いいえ」
女将は笑顔で頭を下げると、奥へと消えていった。

それから3時間後のお昼に、私は「渓友館」を出た。
その時は、女将がわざわざ外まで見送ってくれて、またココにって思う。
「外は暑いですねぇ。気をつけてお帰り下さいね。ありがとうございました」
女将は両手を前に深々と頭を下げた。
「どうも、お世話になりました」
私は一礼すると、「渓友館」を後にした。

それにしても、いったい由里は……もう、一体どういうことよ。
そうだ、最初に由里を見つけた場所、あの川の大岩の所へでも行ってみよう。
せっかく温泉でサッパリした後だけど、私は炎天下の中、あの川に向かった。
足場の悪い河原を大股で歩きながら、私は大岩にたどり着いた。でもそこには、
橙色の鬼百合が1本、風もないのに揺れていた。まるで私に会えた事を喜んでい
るように。その鬼百合を、大岩をバックにカメラに納めた。
これが「天人沢」で撮る最後の1枚になった。
「やっぱりねぇ。居る筈ないか。用事があるって言ってたし」
私は満たされぬ思いで、「天人沢」駅に足を向けた。
深緑の山は相変わらず、セミたちの合唱で溢れていた。

14時「天人沢」発の列車は、定刻通りにホームに入ってきた。
私はこの町を一望できる改札口の前で、もう1度この町を眺めた。
そう、あの時もこうやって釣り人をファインダー越しに見ていたんだっけ。
そして、カメラをこうやて右に……。
「あっ、ゆっ由里」
由里がいる。確かに由里がいる。
あの時と同じだ、さっき行ったあの大岩に、由里が腰掛けている。
由里はこっちを見ている。 私は手を振った。思いっきり背伸びをして、私が
分かるだろうか? いや肉眼では無理かもしれない。それでも手を振り続けた。
ファインダーの中の由里は、こっちを向いて微笑んでいるように見えた。

ホームに発車を告げるベルが響いた。
列車と共に「天人沢」の景色は流れ始め、やがて深緑の向こうに飲み込まれた。最後に一目、由里を見れたことが救いだった。


ーエピローグー
これからまた5時間。東京までの長い道のりが始まった。
私はたった2両の列車に揺られながら、撮り溜めた写真をカメラのディスプレイに映し、チェックをしていた。
最初の1枚目は駅から撮った鮎釣りの風景だった。色々なことがあった2泊3日の旅が、時間経過と共にこのカメラに収められている。
由里を見つけ、大岩まで歩きながら撮った写真。翌日の駄菓子屋、田んぼ。そしてその日の夜に撮った由里のヌード。
「あれっ? えっ、何これ? 撮れてない」
いや写真は撮れている。そこに由里だけがが写っていない。どういうこと?
部屋の壁やカーテンはちゃんと写っているのに、由里だけが写っていない。
タイマーを使ってキスをしながら撮った写真も、私だけが空を抱きしめている。
「由里、あなたはいったい……」
その時、由里との会話が蘇った。

「璃緒、また来てくれる? ここに」
「うん。来るよ」
「本当に? 何があってもまた来てくれる?」
「もちろんよ。年末にでも来たいくらい。一緒にクリスマスを過ごそうか」
「うん。ありがとう。うれしい。あたし待ってるわよ。本当に待ってるわよ」

そして私は最後の1枚を見た。
大岩をパックに撮った鬼百合の写真だ。目頭が熱くなって、涙で写真の鬼百合の輪郭がぼやけ、新たな形を取っていく。それは小指を立てて指切りのまねをする由里が、幸せそうに微笑んでいるように見えた。
私が明日帰ると言ったときに見せた、あの寂しげな瞳。

もしかしたら誰にも見えない、私だけに見える由里。そうなのね。

「由里、約束よ。私またここに来るわ。きっと来る」
昨夜の彼女の細い小指の感覚が、私の小指に確かに残っていた。

あなたはここに写っていないけど。あなたのあの天使のような微笑みは、
私の心に焼きついているもの。



                -END-

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秘湯の夜
2007-08-22 Wed 20:28

翌17日、早朝。
いつも気が付くと朝になっている。
そう言えば、由里におやすみを言ったことがない。
いつも由里に逝かされて、そのまま眠りに落ちて、朝を迎えるパターンだ。
昨夜もそうだった。それにいつも私が逝かされてばかっかりで、私は由里を満足させていないけど、由里はそれでいいんだろうか?
それに、私は明日の昼にはここを出て、東京に帰らなくちゃならないのに。
それもまだ伝えていない。
今夜も来てくれるだろうか? もし今夜、会えなかったら。このまま……。
やだっ、そんなのやだよ。このまま会えずになんか帰れないよ。

私は今夜も露天風呂に入り、部屋に戻ると窓辺にもたれて、濡れた髪を乾かしていた。窓の外には相変わらずな退屈な景色が広がっている。
お願い。今夜も来て由里。私は手を合わせて祈った。

テーブルに置いた時計が、昨夜由里の来た時間を指していた。
私は何気にドアを見る。以心伝心? ドアの向こうからいつも由里のノック。
「璃緒ちゃん。いる?」
「由里?」
私は鍵を開けドアを細く開いた。由里の顔がドア隙間に現れた。
「由里。よかった来てくれて。とにかく上がって」
「うん」
私と由里はローテーブルを挟んで座った。
「ねぇ由里。私、明日の昼に東京へ帰るの」
「そう。明日……」
由里はちょっと悲しげに俯いた。でもすぐあの天使の笑顔で笑ってくれた。
「ねぇ、由里。明日の昼間どっかで会えない?」
「あたし、昼間は用事があるの……」
「そう……なの。残念だなぁ。じゃ、今夜が最後だね」
「璃緒、また来てくれる? ここに」
「うん。来るよ」
「本当に? 何があってもまた来てくれる?」
「もちろんよ。年末にでも来たいくらい。一緒にクリスマスを過ごそうか」
「うん。ありがとう。うれしい。あたし待ってるわよ。本当に待ってるわよ」
「うん。その時は、またここを予約するから」
「本当に来てね。璃緒」
「じゃ、指切りしよう」
彼女の細い小指が私の小指に絡まった。ちょっと冷たい指だった。でもその指は真剣に私の小指に掴まっていた。離れたくないとでも言うように。
それはちょっと小指が痛いくらいの指切りだった。

由里は指切りからそのまま私を引き寄せて、甘い甘いキスをしてくれた。その場に崩れ落ちそうになる私の背中に腕を回して支えてくれた。由里は寝室へ私を運ぶと、布団の上に立たせた。
「璃緒……」
由里は両手で私の顔を挟んでキスをした。2枚の舌が互いを舐め合う。
これだけで自分を止めることが出来ない。いつもの不思議な由里のペース。
「今夜も縛る? 別にしなくてもいいけど」
「ううん。由里の好きにして」
「本当。じゃ後向いて。両手も後よ」
「こう?」
私は言われるままに両手を後ろで組んだ。するとやっぱり、思った通り由里は、浴衣の帯で両手首を1つに縛った。そして私を布団に仰向けに横たえると、私の足の方を向き、顔を跨いで立った。
部屋は暗いけど、下から由里のアソコが見える。
すると由里は膝を曲げ腰を下ろしてきた。私の目の前にアソコが迫ってくる。もう首を上げれば届きそうな所に、ほんの10センチ先に由里のアソコがある。
「舐めて。舐めなさい璃緒」
由里はそう言うと、遙か上から私を見下ろしながら、最後の10センチの間隔を詰め、私の顔に柔らかな濡れた花びらを押し付けた。
私の鼻や口は蜜まみれになったけど、でも私は舌を由里の蜜壺に刺し入れた。
由里に気持ちよくなってもらいたい。いつも私だけだから、今夜は、今夜こそ、
由里に逝ってもらいたい。舌先が由里の真珠にとどいた。そこを集中的に、ピンポイントに舐め続ける。
「あぁぁ~。ああぁっ、そうっ、そうよ。そこっ、そこをもっと舐めて」
返事の出来る状態ではなかったけど、私はその行為で答えた。もう無心に、ただただ舐め続けた。
「そう、上手よ璃緒。ああぁぁ~いいぃっ。いいわぁ~。あぁぁん。うぅ~ん」
「さぁ、璃緒のも舐めてあげましょうねぇ~」
由里は被さるように腰を曲げ、私の脚を開かせると、その股間を覗き込むように顔を入れ、花びらの中を舐めてきた。指先で敏感な果実の皮を剥き、舌先で責めたてる。
「あっ、あぁぁ~、ずっ、ずるいよぉ。由里ぃ。ああっ、あぁん。あぁぁん」
毎晩私を飲み込んだ津波は、今静かに海面を盛り上げつつあった。
今日こそは、今夜こそ一緒に、一緒に行きたい。由里、お願い。一緒に逝こう。
全身を貫く快感に耐えながら、私は由里を逝かす事で精一杯だった。
「ああぁぁ~ああぁ~。璃緒ぉ、逝きそうぅ。逝きそうぅよぉ~」
ホントに。ホントに由里。嬉しい、私も、私も逝きそうよ。一緒に、一緒に逝こう。二人で一緒に逝こう由里。ねっ、お願い。一緒に逝きたいの。
「あぁぁぁ~。いっ逝くぅ~逝くっ、逝くっ、逝ちゃうぅ~璃緒ぉ~」
「あぁ、私も、私も逝くぅ~。由里、由里、一緒に。ああぁっ逝くぅぅぅ~」
2人の声は輪唱のように繰り返し、そして絡まっていった。

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秘湯の夜
2007-08-20 Mon 21:57

静かな夜だった。
私は露天風呂に入り部屋に戻ると、首にバスタオルを掛けたまま窓辺にもたれ、濡れた髪を乾かしていた。窓の外には真っ暗な山と、町明かりを反射して流れる川面、夜にはそれくらいしか見えない。ちょっと退屈な景色だった。
私はやっぱり待っていた。だって昨夜の余韻が今も私の体をうずかせているし。
私は彼女にヌードを撮らせてもらおうと思っていた。
だってあんなに綺麗な肌と体、撮らない手はないでしょ。フォトグラファーの血が騒ぐのよ。撮れ撮れって。
でも、今夜も来るとは限らないけど。別に約束したわけでもないし。
私ったら、1人で舞い上がってた?
諦めかけていた時、後でドアをノックする音が。来た? 来てくれた? 
「璃緒ちゃん。いる?」
「はぁーい」
私は笑顔でドアを開けた。微笑む由里の顔がドアの向こうから現れた。
「またいいかしら? おじゃましても」
「私も待ってたの。上がって」
そして2人でビールを飲みながら、ヌードの件を彼女に聞いてみた。
「いいわよ。璃緒の頼みなら」
「本当? ありがとう。じゃ、早速」
私はカメラを手にすると、彼女にポーズを撮ってもらった。少しずつ浴衣を脱いでいく感じで、最初は肩が、背中が、そして裾を大きく割って形のいい脚を太腿の付け根まで出した。浴衣を1度戻して、前をはだけて胸の谷間を大きく見せたり、片方の乳房を出したり、最後は陰影が強調されるように、部屋を暗くして、薄明かりの中での写真も何枚か撮った。モノクロにしたらいい感じかも。
「ありがとう。由里。誰にも見せないからね」
「ねぇ、璃緒。2人で一緒に撮りましょう。璃緒も脱いで」
「うん」
薄明かりのままの部屋で私は浴衣を脱ぎ、タイマーを30秒にセットすると由里の隣に急いで立った。
「ねっ、どんなポーズにする? タイマー30秒しかないよ」
「そうなの? それじゃこれは」
由里は私の両肩に手を掛けると、自分の方に向かせ私に唇を重ねた。
私達は自然に抱き合い、お互いの舌が唇を割って絡まった。
タイマーのことも忘れて、いつシャッターが切れたかも分からなかった。
私達はキスをしながら隣の部屋に入ると、もつれるように布団に横になった。
胸は張り裂けそうなほど高鳴っている。何に? 何にそんな期待しているの?
由里は私の上になると唇を首筋に移動させた。舌でネットリと舐めあげる。
またそこっ、昨日もそこを責められた。でも今日は仰向けになってる分、体が仰け反りやすい。仰け反って伸びた首をまた舐めあげる。
「あぁぁん。だめぇ。そこはぁ~」
由里は微笑みながら下へと移動していき、右胸の果実の回りを、伸ばした舌で輪を描くように舐めた。でも、1番舐めて欲しい所に舌は触らない。
ああぁもう、どうして、早く、早く舐めてよ由里ぃ。
「ココ、舐めて欲しいんでしょう?」
そう聞きながら、舌を右の果実のすぐ横にチロチロと伸ばした。
「そっ、そんなこと……。あっ、あぁん。あぁぁん。」
「舐めてあげましょうか? いいのよ。このまま舐めずにいても」
「あぁぁん。あぁん。意地悪ぅ~。お願い、舐めてぇ」
「そう、じゃ両手をこうして」
由里は私の両手首を1つにすると、浴衣の帯の端の方で縛った。そうしておいて
その両手を頭の後に持っていき、帯の余った部分を首に巻き付けた。
これじゃ動けない。でもそこには、この展開を待っていたように受け入れているもう1人の自分。淫らな自分がいた。
「可愛い乳首ね。ほらっ、こんなに硬くなって」
由里は尖らせた舌を長く出すと、今度は私の果実だけを舐めた。右の手で左の果実を摘み、指先で強弱を付けながら弄ぶ。果実は由里の温かな口に吸い込まれ、舌で磨かれ時に強く吸われた。2つの快感の波紋が重なりながら広がっていくようだった。体の力が抜けてゆく。こんな帯いらなかったよ。由里。
「ああぁ、あぁぁん。いっいいっ。あぁん。あぁん」
「こっちもね」
左右を交代すると再び果実は吸われ、摘まれた。由里は、両手で乳房を鷲掴みにしながら、私の表情を観察するように碧色の瞳で見ていた。
「ねぇ、ここは? 感じるかしら?」
由里は全身の体重を私にあづけ、その両手は二の腕をしっかりと押さえ付けた。
そうして今度は、舌の先を硬くして脇の下をくすぐった。
そっ、そのんなトコ、反則だよぉ由里ぃ。恥ずかしいよ。だめ、だめだってば。
そう思ってもブルブルと体が震えた。なんて正直な体なの。あたしの体は。
「あっ、あん。はぁぁぁ~、んっ、んっ、あぁぁ~ん。あんっ」
「ゾクゾクする? ほらっ、こうやって下から上に……」
由里の舌は柔らかく広がって、腕に向かって脇の下を舐めあげていく。
「はぁぁ~もうぅだめぇ」
「感じるのね。ココ。そうなんでしょう? 感じてる璃緒の顔って可愛いわよ」
由里は突然起きあがると膝立ちになり、私の両膝をお腹に付けるように折り曲げ、腰が上がるくらい持ち上げた。これって、マングリ返し? 
由里は両足の間から私の目を見つめ、その視線をそらさずにアソコの蜜や、敏感な紅い果実を、まるで猫のように舐め続けた。
「あぁぁ~、由里ぃ。あぁぁん。あぁ~ん。いいぃ~いいぃ~感じるぅ~」
「ふふっ、可愛い。可愛いわよ、璃緒。もっと感じて、ほらっ、ここでしょ?」
敏感な果実の皮を指先で完全に剥き上げ、舌先で小刻みに舐め続ける。
「感じるのぉ? もっともっとそのお顔を見せて璃緒。ほら、ほらほら」
「ああぁ、逝きそう、そこそこ。そこぉ~。あぁぁ~逝くぅ~。由里ぃ~」
私はまた快感の津波に突き上げられ、もみくちゃにされながらクライマックスを迎えた。きっと由里はその顔を、碧の瞳でじっと見つめていたのだろう。

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秘湯の夜
2007-08-19 Sun 20:57

私、何にも言ってないのに、脱いでもいいなんて言ってないのに。
由里ったら勝手に浴衣を脱いじゃって。
そう思った次の瞬間、私の腰の辺りに何か熱く柔らかいものが……。
えっ? なっ、何? 
「ああぁ~ん」
私の意志とは関係なく、声が出ていた。由里の舌。由里の舌が、私の腰から背骨を伝って這い上がってくる。
横の姿見を見るとそこには、お尻を突き上げるような四つん這いになって、私の腰に舌を這わせている彼女が映っていた。まるで彼女の背中が滑り台のように見えた。舌はネットリと舐めながら、私が声を漏らすとその時は硬く尖って、その部分を繰り返し舐めた。
「あぁぁん。あっ、ああっ、うぅん。あぁぁん。あぁん」
ソプラノになってゆく私の声。由里の大きな胸の先に付いた、コリコリとした2つの果実が背中に触れてきた。そして由里は私に覆い被さるように体重を乗せてきた。舌が右のうなじから耳の後をゆっくりと舐めあげた。
「ああぁっ、そこ弱いのぉ。だめぇ」
「んん。弱いの? 可愛いっ。もっと舐めてあげる。もっともっと」
由里の囁き声が耳元で聞こえた時、体中に電流が流れ、全身がビクンと波打った。きっと由里にも伝わったと思う。だって感じちゃうんだもん。自分ではコントロールできない体の反応。由里はそれを察知して、弱いところを探しているみたいだった。そう、私は言葉にも弱い。それもバレちゃったかも。
舌が首の真後ろを、下から舐めあげた。そこを舐められたら首が仰け反っちゃう。その仰け反った瞬間に由里は左の首筋に吸い付いた。そして舌はうなじから耳の後へと舐めていく。由里の両手が私の両手首を掴んだ。
「ああっ、あぁぁん。あんっ、あぁぁん。だっ、だめぇ~。そこはぁぁ」
「うふっ、可愛いっ。本当に弱いのね。んん? ほらっ、また舐めちゃうわよ」
「あぁぁん。だっだめぇ」
手首を掴みながら器用にうなじに舌を這わせていく。舌を這わせながら巧みに体をずらし、脚を私の股間に入れ、両足を閉じられなくした。そうしておいて由里は右手を離し、その手を私のお尻の割れ目から忍び込ませた。
指先は確実に私のアソコに近づいて来る。そして花びらの中心に……。
「ああぁぁん。だめぇっ。あっ、あっ、あぁぁぁ~いやぁぁん」
「ぬ・れ・て・る。濡れてるよ。璃緒。ほぅ~らっ指が入っちゃうよぉ」
「あぁん。だめぇ。いやぁん。あぁん。あっ、だめぇ、だめぇ、ああぁぁぁ~」
「温っか~い。璃緒の中。こんなに濡れて、もうヌルヌルよ。いやらしい子」
背中に乗った由里が自由を奪い、私は由里の為すがままだった。でも、でも。
「あぁっ、由里ぃ。だめぇ、やめてぇ。もうだめぇ。由里ぃ。」
もっと虐めて。やめないで。そう心の底で叫んでいるもう1人の私。
何で? いつから? 私はいつから? 
「ねぇ、璃緒。そのまま動かないで。いい?」
由里は私の上から体を起こした。私は逃げることも出来たのに。逃げなかった。
やっぱりして欲しいから? 虐めて欲しいから?
由里は私の両足を今度は大きく広げた。もうこれ以上広がらないくらいに。
そして尾てい骨に舌を這わせた。そこから割れ目に沿って舌が降りてくる。
「ああっ、ああっ、あぁぁん。あっ、そこはぁ、あうぅん。あっあっあぁぁ~」
由里は私のアナルを両手で左右に開き、舌先を尖らせてその皺の1本1本を丁寧に舐めていった。そしてその中心を優しくノックし、舌先でほじくった。
感じる。感じる感じる。ココがこんなに気持ちいいなんて。
「四つん這いになって。璃緒」
「うん」
まただ。また言いなりだ。なんで言うこと聞いちゃうんだろう? 璃緒の馬鹿。
私はさっきの由里のように、背中を滑り台のようにした四つん這いになった。
「ぜぇーんぶ丸見えよ。綺麗ねぇ璃緒のココ。とっても美味しそうよ」
言わないで、もう言わないで由里。あたしは恥ずかしくて枕に顔を埋めた。
そんなことはお構いなしに、由里は私の花びらを左右に引っ張った。
もうきっと中までよく見えるだろうな。恥ずかしい。でも、でもやっぱり。もっと、もっとよく見て由里。私のアソコを。そして私を辱めて。
「まぁ、中はこんな色をしてるのね。奥の方はどうなっているのかしら? もうこんなに濡らして、おつゆが溢れそうよ璃緒。今綺麗にしてあげましょうね」
由里の舌を感じた。生暖かくて柔らかな女の舌。花びらの裏を舐め、その濡れた紅い花に唇全体を押し付けながら、その花芯の奥へと舌が伸びて来る。
「あぁぁん。あぁぁ由里ぃ、いいぃ感じるぅ。もっと、もっとしてぇ」
とうとう。口に出しちゃった。だってホントに気持ちいいんだもん。
「いいわよぉ。もっといっぱい舐めてあげましょうね。ほらっ、ここもよ」
由里の舌はすぐに見つけた。私の小さな紅い果実を。その皮を剥き上げると、舌先で味わうようにじっくりと舐めた。
「あぁぁ、由里ぃ。逝ちゃうぅ。逝ちゃうよぉ~。あぁ。ああぁ。ああぁぁん」
「いいのよ逝っても。逝って璃緒。ほらっ、こうされたらどうかしらっ」
由里の舌が、私の紅い実を激しく責めたてた。ザラついた舌の往復ビンタに、
私は快感の津波に飲み込まれ、あっという間にクライマックスを迎えた。
どれくらい経っただろう?
気だるさの中で時計を見ると、針はもう0時を越えていた。
もう16日になっちゃった。私はその記憶を最後に、深い眠りに落ちていった。

翌朝、まったりと目を覚ました。目覚ましを掛け忘れもう9時になっている。
私は急いで朝食を摂ると、カメラを片手に「天人沢」の町の方へ足を向けた。
今日は町の中央ヘ行ってみようかな。私は駅前から伸びる商店街に行ってみた。するとそこには懐かしい駄菓子屋があったりなんかして、私の郷愁をそそってくれた。見たこともない駄菓子の数々にレンズを向け、私はシャッターを切った。
町はずれまで足を伸ばしてみた。そこには田んぼが広がっていて、まだ小さな稲がそよ風に緑の波を作っていた。足もとに咲く可憐な紫色の花も、同じ風に吹かれて揺れている。
今日も100枚以上撮ったかな? カメラを拭きながら私は宿への帰路についた。
早く由里に会いたい。

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秘湯の夜
2007-08-19 Sun 10:10

「どうぞ、そうぞ。入って入って」
二階から目薬? いや棚からぼた餅だっけ? どっちでもいいけど、こんなことってあるのねぇー。私は二つ返事で彼女を部屋に招き入れた。
「でもツマミがないのよねぇ。さっき食べちゃったから」
「いいの。あたしはこれだけで」
「でもぉ、ツマミなしじゃねぇ」
彼女は腰を屈めて、缶ビールをテーブルに置いた。
「いいのよ。飲みましょう」
私達は向かい合って腰を下ろすと、缶ビールを開けた。
「カンパーイ」
缶と缶をぶつける、なんか味気ない音の乾杯だった。
「璃緒さんは東京から?」
「ええ、今日着いたばかりなの」
あれっ? 私まだ名前言ってないような。まっ、いっか。
「そう。暑いでしょココ。盆地だから」
「ホントに。もう少し涼しいかと思っていたから。私まだあなたの名前を……」
「ごめんなさい。あたしは由里」
「由里さんね。可愛い名前。小百合でも百合子でもなくて由里、さんかぁ」
「由里でいいわ、さん付けなんて。ここは静かでいい所よ。あたしは好き」
でも私はここでは暮らせないなぁ。都会の便利さが染みついているこの体では。
由里さんは地元なんだぁ。そうかぁ、こんな綺麗な人がねぇ。
由里は私より3つ位年上に見えた。碧の炎が灯ったような切れ長の目。落ち着いた所作。しなやかで長い指から続く綺麗な肌はホントに羨ましい。
いいなぁ、生まれ変わるなら由里になりたい。

それから私はイイ感じで酔いが回っていった。おかしいな? 缶ビール1本で。
私、こんなに弱かったっけ? そんなことを思っている時、由里が私のバッグの上のボディローションを見つけた。
「こういうの使ってるのね。こんなオシャレなの、こっちでは売ってないから」
「えっ、そうなの?」
まっ、そんだけ綺麗な肌ならねっ。ローションなんていらないかもね。
「今日はもう塗ったの?」
「ううん、まだだけど」
「塗ってあげましょうか?」
「由里も使っていいよ」
「あたしはいいわ。悪いから。ねっ、塗ってあげる」
「うっ、うん。それじゃ、塗ってもらおうかな」
由里は私の横に来ると、浴衣の左袖をまくり上げた。そしてローションに濡れた冷たい由里の手が、ああぁ~気持ちいぃ。何コレ。
由里の手は手首から肘へそして、二の腕へとローションを塗り伸ばしていく。
私の左手に不思議な感覚が走った。気持ちいい。そう、気持ちいいの。
溜息が出るほど気持ちいい。何だろうこの感覚は。
由里が右の袖をまくり上げた。そしてそこにもローションを塗っていく。塗られる程に両腕が痺れるような快感に包まれていく。まるでローションに媚薬でも入っているみたい。でもこれ自分のだし。あぁ、もっと塗って欲しい。もっと。
「もっと塗る?」
「うん。お願い」
なんてタイムリーな。グッジョブ、由里。
「じゃ、背中ね」
私は由里に背を向けた。浴衣の前を少しはだけ、肩甲骨まで浴衣を下ろした。
「もっと、これじゃ塗れないでしょ」
「だって下着付けてないし。ノーブラノーパンだもん」
「もう、女同士なんだからいいでしょ」
そりゃそうだけど。あぁでも、もっと塗って欲しいし。まっ、いっか。
「うん。そうだね」
結局私は浴衣から両腕を抜き、上半身裸になってしまった。
「ふふっ、そうそう」
そして、あの濡れた手が、きっ、来たっ。あぁ、気持ちいいぃ。さっきよりローション多目で来ましたかぁ。ああぁやっぱり、またこの快感が。
もしかしてあたし、感じてる? まさかっ。でもこの気持ちよさは……。
もうこれ位にしておかないと。でもこの柔らかな手の感触。このヌメリが。
由里はもう1度ローションを掌に取った。今度は肩から首筋、そして手を前に回して鎖骨を、脇から脇腹までローションを伸ばしていった。
もうダメ、ホントにダメ。限界かも。でも、もうやめられない。
「ねぇ、脚にも塗ってあげる。布団に俯せになって」
「うん」
自分でも驚く位の軽い返事。そんな場合じゃないのに、この体が……。
私は隣の部屋の、あのパリパリシーツに身を横たえた。これがまた気持ちいい。
由里は私の腰の横当たりに座った。
「浴衣、取っちゃうよ」
「うん」
また、またそんな返事して。でも浴衣は剥ぎ取られて、私は全裸に。初対面なのに。旅の恥はナマステっじゃない、かき捨てって、こういう意味?
私は両脚をピッタリと閉じた。由里の手はゆっくりと足首から這い上がってくる。
あぁ、どうしよう。気持ちいいよぅ。でも恥ずかしぃ。でもやめないでぇ。
柔らかな手は太腿の裏を通り、私のお尻にローションを塗り伸ばしていく。
「ちょっと開いて」
由里は私の足首を持つと左右に広げ、その空いたスペースに自分が座った。
ああぁ、もう。きっともう丸見えだ。もうっ、もういっか。
そう、これは、エステだ。エステなんだ。そう、今私はエステに来ている。
由里の指が脚の付け根。パンティラインを往復している。
その頃には、私は完全に感じていた。だってアソコがアソコが……ヌルって。
その時、由里が言った。
「あたしも脱いでいい?」

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秘湯の夜
2007-08-18 Sat 21:01

「渓遊館」の看板はすぐに見つかった。
「うわぁー古っ、これ築何年だろう?」
木造2階建てで旅館と言うよりは民宿? と言った方がしっくり来るかも。
入口の横には場違いなソテツと、橙色の鬼百合が咲いている。
それを横目に、入口の引き戸を開け中に入った。まるで民家のような玄関。
「やっぱり民宿? すいませーん」
「はぁーいっ」
奥から元気のいい女将が、長い廊下を早歩きでやって来た。
「予約した、水原璃緒ですけど」
「ああ、水原さんね。お待ちしておりました。どうぞ、お上がり下さい」
「お世話になります」
玄関から1歩上がると、162センチの私の身長でも低いと感じる天井だった。
意外と中は広く、ひんやりと涼しかった。
女将の後について玄関横の階段を上り、「白百合」と書かれた部屋に通された。
部屋にはローテーブルと座布団。それと姿見があって、その前には100均で売っているようなヘアブラシが置いてある。これは使わないでしょう。
窓を開けると空は茜色から藍色にその色を変えようとしていた。下を見ると窓のすぐ下を川が流れ、心地よいせせらぎが私の鼓膜を擽った。川の向こうは土手から道を挟んで民家が続き、その向こうはもう真っ暗な山肌が迫っている。
「水原さんは東京からですか? 暑かったでしょう? 今お茶淹れますからね」
「ええ、あっ、すいません」
私はバッグを床に下ろして、カメラをテーブルに置いた。
「このお名前、 ”りお” さんで? まぁ、立派なカメラねぇ」
「はい。ああ、ありがとうございます。もう古いんですけど」
「いいわねぇ、お若くて」
「いえっ、もう今年で25歳ですから」
「25歳。そうですか。どうぞごゆっくり。お風呂はいつでも入れますからね」
「あっ、はい。どうも」
女将はお茶を注ぎ終わると部屋を後にした。遠くにセミの声が聞こえた。

私はポロシャツとジーンズを脱ぐとクローゼットのハンガーに掛けた。
部屋の冷気が濡れた素肌に張り付いてすごく気持ちがいいの。ついでにショーツとブラも脱いで全裸になっちゃった。
襖の閉まったままの隣の部屋を開けてみた。そこには糊の効いた真っ白なシーツの布団が敷かれている。あぁ、この上に飛び込みたい。大の字になりたいなぁ。
しかし私はどうにかその衝動を抑えむことに成功。そんなことより夕食前に温泉に入ることにしよう。そうだ、まずは温泉だ。とにかく1秒でも早くこの汗を流してサッパリしたい。地味な色合いの浴衣を羽織って、1階の奥にあるという大浴場に向かった。
白い湯気の立ち込めた大浴場は室内風呂と、そこから行ける露天風呂があった。
思った通り大浴場と言うにはあまりに小さい。そんな大浴場で軽く体を流すと、私は ”露天風呂” と書かれた扉を開けて外に出た。
岩風呂を模した露天風呂。運良く誰も入ってない。これって貸し切りじゃん。
私は湯気の立ち昇る、少し茶色く色づいたお湯に体を浸した。
岩の間から流れ落ちる湯の音が耳に心地いい。
「はぁー極楽極楽。うふふっ。ここの効能は? 何でもいっか」
見上げる夜空に無数の星が瞬いている。ちょっと怖いくらいの星の数だった。
見上げた首を戻すと、湯気の向こうに誰かいるのに気が付いた。
「あれ? いつの間に? まっ、いっか」
貸し切りじゃなくなった事に少々不満はあるけど、まっ、しょうがないね。
でもあの人どこかで、アレ? えっ? まさか? そうだ、あの人だ。あの川の大きな岩に腰掛けていた。あの不思議な人。不思議な人と言うのは私が勝手に付けたあだ名みたいなものだけど。でも何で? どうしてここにいる訳?
「こんばんは」
彼女が声を掛けてきた。なんて綺麗な声。鼓膜と言うより直接心に響いてくるような声だった。
「こんばんは」
あたしも挨拶を返した。彼女はにっこりと微笑むと湯から立ち上がった。
白い、どこまでも白い肌。そして女性らしいラインを持ったその体。濡れた黒髪から流れた落ちた湯は、豊かな胸を通り、腰のくびれで加速して、股間の小さな茂みから滴り落ちた。
彼女は私に背を向けると湯から上がった。その後ろ姿が私の目を釘付けにする。
だって、きめ細かな白い背中はまるで陶器のようで、それでいて小さなお尻はほんのりと、まさに桃色だった。ちょっと触ってみたいなんて思っちゃう。

部屋に戻って念願の大の字になった。冷たいシーツのパリッとした感触。
「くぅ~気持ちいいぃ~。これだよこれ。そうだ、ビールビール」
私は起きあがると小さな冷蔵庫から瓶ビールを出した。栓を抜きコップに注ぎ、そして唇を寄せて一気に飲み干した。
「プハーッ。最高、もう最高。ああぁ、生きててよかった」

その後夕食を済ませ、再び布団に横になってテレビを見ていたとき、この部屋のドアのノックする音が聞こえた。
「あのぅ、すいません」
「はい」
あれ? あの声は? もしかして? でも何だろう? こんな時間に。
私はドアを開けた。そこにはあの露天風呂で見た不思議な人が、いや一目惚れしたアノ人が、両手に缶ビールを持って浴衣姿で立っていた。
彼女は頭を下げた。長い黒髪がサラサラと流れる。そして頭を上げると、手にした缶ビールをかざして天使のような笑顔で言った。
「よければ、一緒に飲みませんか?」

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秘湯の夜
2007-08-18 Sat 16:41
ー 2007・夏休みスペシャル ー


             湯の

 プロローグ
山の中腹を走る2両編成の車窓から、緑の渓谷を蛇行する川が見下ろせた。
瑠璃色の龍の様な激しい流れは、白い腹を見せては沈黙し、大きく咆哮しては深みに潜り、龍は千変万化にその色を変えた。
璃緒はカメラを手に、窓を押し上げると少々身を乗り出し、都会では見ることの出来ないその情景にシャッターを押した。
東京を出て列車を乗り継いだ5時間あまりの旅も、この単線の終着駅「天人沢」で終わろうとしている。
ローカル列車はいつしか川の流れと別れ、深緑の瞬く木漏れ日のフラッシュを抜けながら、四方を山に囲まれた、「天人沢」に到着した。
無人の改札口を、旅行バッグ一つで通り抜けた彼女を、蝉時雨が歓迎した。


短大を卒業してからもう4年も経つなんて、あんまり信じたくないけど。
私はフォトグラファーとしての道を歩み始めていた。いや、歩み始めたい。
だって私の夢はフォトグラファーとして独立すること。
そう、それが夢。
でも現実はそんなに甘くないって事も、わかってるつもり。

そもそものきっかけは、小学生の頃に父のカメラを借りて撮った1枚の山の写真だった。その写真を凄く褒められてその気になり、思えば中学から大学までずっと写真部一筋。私の学生生活って本当に写真が恋人だった。
おかげで個展を開くくらいの腕には、どうにかなったんだけどね。
今では都内でOLとして働きながら、時間を見つけてはカメラと一緒に1人旅に出るのが、私のライフワークかな。

そうして私は、2007年8月15日という世間はお盆のまっただ中、墓参りにも行かず、ここ「天人沢」の駅に降り立った。
「何だっ、暑いじゃん!」
と言うのが最初の感想だった。
「天人沢」あまり人に知られていない ”人里離れた秘湯の郷” 、といった趣が気に入って選んだ場所だったけど、こんなに暑いとは思わなかった。
正直、ちょっとショック……。
この駅はちょっと高い所にあって、ここからこの町が眼下に一望できる。
山に囲まれた盆地に町は広がり、高いビルもない。途中で列車の横を併走していたあの激しい碧い川が、その幅を広げて今は町の中央をゆったりと流れている。
「あれって鮎釣?」
私はベージュのキャップをかぶり直し、首から下げたデジタル1眼を両手に持って、ファインダーを覗いた。望遠の倍率を上げると、腰まで水に浸かって長い竿を立てている釣り人が数人見えた。
「おぉ~釣ってる釣ってる」
その姿をカメラに納め、そのまま川に沿ってカメラを移動させると、川は右に曲がって大きな岩の陰に隠れてしまった。
「あれ? 綺麗な人」
その時私はファインダーの中に、その大岩に腰掛ける1人の女の人を見つけた。
その人は白いシャツ着ていて、綺麗な黒髪が夏の光に輝き、その稟とした佇まいは、引きつけられるような神聖なものさえ思わせる、不思議な人だった。
私は思わずシャッターを押した。その瞬間、蝉の声も川のせせらぎも、全ての音が私の耳から消えていた。
そう、まるで時が止まったように。

「さっきの人に写真を撮らせてもらおう」
私は駅からの長い坂道を下りて橋を渡ると、川づたいに彼女の腰掛けていた大岩を目指して歩いていった。
彼女の醸し出すムードに、私は憑かれていたのかもしれない。歩いていくうちに白いポロシャツは背中に張り付いて、胸の谷間にも汗が1筋流れていった。ジーンズの中も汗でぐっしょり。
「やっぱりジーンズは失敗だったかなぁ、あぁ、気持ち悪い」
タオルで汗をぬぐっても、焼けぼっくり? じゃなくて焼け石に水かっ。
まぁとにかく暑い。夏だもんね。まっ、いっか。
それでも私は炎天下の中を歩きながら、何枚か写真を撮った。木々の間からこぼれ落ちる眩しい木漏れ日。川を挟んで見上げる駅舎。何10年も放置されたような錆びた看板に、セミの抜け殻まで。ここには東京にはない被写体ばかりが、そこら中に溢れている。
「少しのんびり歩きすぎたかしら? あっ、あれだっ、あの岩だ。あれ? いない? 帰っちゃった? そんなに暇じゃないってかっ」
でもそこには橙色の鬼百合が1本だけ咲いて、私は彼女の代わりと言うか、半分仕方なくだけど、その鬼百合を撮った。まっ、いっか、しょうがないじゃん。
「とりあえず宿に行きますか。温泉にも入りたいし」
それまでに100枚以上の写真を撮っていた私は、不思議な人に後ろ髪を引かれつつ、予約した旅館『渓遊館』に向かうことにした。

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蛍の言の葉
2007-08-18 Sat 13:07
”夏休みスペシャル” と題して 今回は1人称の短編に挑戦しています。
まだ書き上がってはいませんが、やはり ”1人称は勝手が違う”
というのが実感ですね。
でもこれも勉強と思って、最後まで頑張ってみたいと思います。
意外とハマったりするかもしれないですしね…… (^_^;)

それでは予告をちょっとだけ・・・。


ー ”夏休みスペシャル” 予告 ー

タイトルは『秘湯の夜』です。
舞台は「天人沢」という、四方を山に囲まれた温泉地です。
ここに夏休みを利用して「水原璃緒」がやって来ます。彼女は写真が趣味で、
将来はフォトグラファーになるべく、東京でOLをしつつ写真の勉強をしています。
この地で彼女は「由里」という女性と出会うのですが……。

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白い魔女
2007-08-17 Fri 21:51
80
ー 真弓・雪絵&ゆかり 編 ー 最終回

ズッポリと拳を引き抜いたゆかりは、再び拳をアナルに押し付けた。拳がアナ
ルを押し広げながらメリ込んでいく。
「ぐぅぅ~ひぃぃ~。ああっ、ああっ、いっ逝くぅ~」
「もうポッカリと穴が空いて、虐め甲斐があるわぁ~婦長さん。ほらっほらっ」
ゆかりの拳がアナルを出入りしていた。時折、肘近くまでをその穴に埋め込み、中を撫で回す。薄い肉壁の向こうに、真弓の腕の感触があった。
「あぅ、あぅ、ああぁぁいやぁいやぁ、あぁやめてぇぇぇいやぁぁ~」
「ほぅ~らっ、こうやって何度も何度も出し入れされるのよぉ~。ほらほらっ」
「ああっ、いやぁ、いっ逝ちゃうぅ~逝ちゃうぅ~逝くぅ、逝くぅ~だめぇ」
「そうはいかないわよぉ。雪絵。まだまだ楽しませてもらうわよぉ」

それから数時間に渡って御堂は2人に嬲られ続け、ようやく達することが出来
たとき、御堂は意識は飛んでいた。

数日後。
不正が発覚した御堂は、一旦は解雇されかけたが、真弓の提案により婦長のまま勤務することが許された。しかしそれは真弓とゆかりの永遠の献体となる契約書にサインすることが条件だった。

ゆかりは献体の身から自由になった。
行く当ての無いゆかりに、真弓はOL時代の経験を生かしこの病院での経理の
仕事を勧めた。ゆかりはそれを快く引き受けた。
何故なら2人には、御堂雪絵という永遠の生け贄が毎日捧げられるのだから。

ー エピローグ ー

真夏、「夢の森」の街が強烈な日射しに焼かれていた。
勤務を終えた真弓とゆかりは、御堂を地下室へ連れて行った。
御堂は分娩台の横の横にある手術台に仰向けに寝かされた。両手両足を手術台の
四隅に伸ばす格好で引き延ばされ、手術台に取り付けられている皮のベルトで、両手首、両足首、二の腕、太腿、そして腰も皮のベルトで締められた。唯一自由なのは首だけだった。
「さぁ、始めるわよ。ゆかり」
「はい。今夜もたっぷり泣いてもらうわよ。婦長さん」
そう言うとゆかりは御堂の紅い真珠の皮を剥き上げ、そこに舌を這わせた。
舌先を使い、丁寧に舐めていく。
「ああぁ~いいぃ。ああぁぁ~うぅ~ん。ああっ、あっ、あんっああぁぁ」
赤い真珠は見る間に充血し、硬くシコり起った。
ゆかりは口を離すと再びしっかりと皮を剥き上げ、戻らないように押さえた。
するとそこに真弓が細いタコ糸で真珠の根元を絞り上げた。根元を締められた
真珠は赤い水風船のように膨れあがった。
束の間、地下室に静寂が流れた。
御堂が横を向くと、真弓が薬液を注射器で吸い上げている。
「まぁ、こんなに膨れあがって、ココにお注射よ」
「いっ、いやぁぁ~」
細身の注射器の針を上に向けると、余分な薬液を針先から吹き上げた。
「持って待って。いやぁ、やめてぇ」
「コレはね、不感症の人に使う薬よ。あなたに使ったらどうなるかしらねぇ」
真弓は消毒液に浸したガーゼで、御堂の膨れあがった真珠を拭いた。
「いやぁ、いやよぉ。お願い。やめてぇ」
「この注射、痛いのよねぇ~」
左手の指先を真珠にあてがい、針を近づけた。
「いやぁぁぁ~やめてぇぇ~」
御堂の真珠に細い針が何の抵抗も無く入っていく。そして薬液が押し出された。
「いやぁぁ~いっ痛いぃぃ~、ひぃぃぃ~」
「ねっ、痛いでしょう」
「痛いぃ、痛い痛いぃ。早くしてぇぇ~痛いぃぃ~ねぇ、痛いのぉぉ~」
真弓の押すシリンダーは遅々として進まない。
「まだよ。まだまだゆっくりと、たっぷりと時間を掛けてあげる」
「いやぁぁ~。痛いっ、痛いっ、もう我慢できないぃ」
「あらあら、まだ半分も入ってないわよぉ」
御堂が首を振ったとき、ゆかりの姿が目に入った。ゆかりは白いガーゼが消毒
液に浸っている丸いシャーレを持って立っている。それを御堂が見えるように
傾けた。そこには十本のまち針がガーゼの上に乗っていた。
「敏感になったココに、1本ずつね」

それから程なく、御堂の悲鳴が地下室に響き渡った。


ー 沙也加・千鶴 編 ー 最終回

沙也加は中指を蜜壺の中へ入れ、彼女の顔を見上げながら妖しく動かした。
「あっ、あぁぁん。あぁん。あぁ、気持ちいい。そっそこぉ」
「んん? ここ? ここがいいの?」
「あぁぁ、あぁあぁん、いい。そこ。そこそこぉ。あぁん、あぁん、いいぃ~」
沙也加は指で責めつつ敏感な果実を吸い、舌先で果実を弄ぶように舐めた。
「ああぁぁ、いいぃっ、そこぉ、そこ感じるぅ~。あぁん、いいぃ」
響子は両手で腰掛けている洗面台を掴んでいる。沙也加が責めるにつれ片脚の
膝を曲げ隣の洗面台に乗せた。響子の股間が大きく拡がり、アナルまで沙也加
に丸見えになった。沙也加はしゃがんだまま少し前に進み出ると、そのアナル
を舌先でくすぐった。その瞬間彼女の蜜壺が急激に中指を締め付けた。
「ココ、好き? 感じるの?」
「あぁぁん。すっ好きぃ。そこも感じるのぉ」
「そう、ここも感じるの。可愛い子ねぇ。よく見せてぇ」
そう言って沙也加は蜜壺から指を抜き、両手の指先でアナルを左右に引っ張る
と、中心にピンクの花が咲いた。沙也加はそこに舌を伸ばした。
「あっ、あぁぁ~。あっ、あっ、あっ、いいっ、いいっ、あぁぁ~いいぃ」
沙也加の舌先がチロチロと響子のアナルをくすぐり、中指は蜜壺に戻された。
「ああぁ、ああぁ、ああぁいいぃぃ~。逝きそうぅ~ああぁ、あはぁぁ~」
沙也加は時間が気になった。これ以上の時間は掛けられない。いくら千鶴でも
心配してここまで来るかもしれない。沙也加は響子から離れた。
「ごめんなさい。もう時間がないわ。これ以上ココにいたら怪しまれちゃう」
「あぁ、はっ、はい。そうですね。わかしました。チョット残念だけど」
「本当にね。いいトコロだったのにね」
2人は暫く見つめ合った。そして笑った。
沙也加はポケットから携帯を出すと、自分の番号を呼び出した。
「コレ、あたしの番号」
携帯を差し出して響子に見せた。響子はそれを持っていた伝票にメモった。
「あっ、ありがとうございます。あたしのも後で」
「そうね。レジでレシートと一緒に渡してくれる」
「はい。わかりました」
沙也加が化粧室を出た3分後に、響子が化粧室を出た。
席に戻ると千鶴がチョット心配そうに沙也加を見た。
「具合でも悪いの?」
「ううんっ、メイク直してたら時間経っちゃったみたい。ごめんね、千鶴」
「それならいいけど。遅いから心配しちゃった」

それから30分後、二人は席を立った。
レジに響子が立っている。
「1060円です」
「ここはあたしがおごってあげる。千鶴の快気祝いに」
「ええっ、でもぉ」
「いいから、先に出てて」
「はぁ~い。ごちそうさまです」
千鶴はペコリと頭を下げ、表に出て行った。自動ドアが静かに閉まった。
「続きは今度ね。今度はアソコにも指を入れるわよ」
沙也加は財布を覗きながら小声で言った。
「はい。そう言うの好きです。するのもされるのも。今度一人で来て下さい」
「わかったわ。近いうちに来るわ。それまではメールでね」
「はい」
沙也加はレシートと一緒に受け取ったメモを、パンツのポケットに入れた。
「ありがとうございました」
響子の大きな声が千鶴の耳にも届いた。

2人は行き先が決まったのか、商店街の奥へと歩いていった。
千鶴の足取りはもう、常人のそれと違わなかった。

ー エピローグ ー

『アマデウス』を出て商店街を歩きながら、千鶴がふとこんなことを言った。
「あたしね。今日のこと入院している時に夢で見たの。この商店街も、さっきのカフェも」
「本当?」
「うん。その時はね、一緒に歩いているのが誰だか分からなかったんだけど、
今日分かった」
「あたしぃ?」
「うん。そうだよ。沙也加だったの」
「へぇ~そういうのってあるんだねぇ~」
「うん。でも1つだけ違うところがあるんだぁ」
「どこぉ?」
「沙也加の服。夢では白い制服みたいなの着てた。今日とは違うでしょ。でもね、それも分かった」
「なんで?」
「だってあたし、入院している時は、沙也加の制服しか見たこと無いから」
「えっ? ということは、あたし夢の中ではナース服で歩ってたの? ここを」
「そうだよ。あの格好でこの商店街を歩いてた」
「ちょっとそれっ、勘弁してよぉ~」
沙也加がパンツのポケットから2枚の白い紙を出した。千鶴は鈴を転がしたように笑っている。
「なぁにそれ?」
「これ? さっきのカフェのレシート」
「もう1枚は?」
「こっち? これは大切なメモ。無くさないようにしなきゃ」

沙也加はポケットのレシートとメモを、二つ折りにして財布に入れた。
沙也加の瞳は妖しく濡れ光っていた。



              ーENDー

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白い魔女
2007-08-17 Fri 09:01
79
小さな音を立てて、化粧室の鍵が掛かった。
「ホントに綺麗な脚ね」
沙也加は響子の太腿に両手を伸ばした。その手を太腿の前から裏に回し、スカ
ートをまくり上げながらショーツの上からお尻を触った。柔らかな双丘を撫で
回しながら体を密着させていった。手はお尻から腰に這い上がってきた。その
ままその手を腰に回して響子を抱きしめた。響子も同じように沙也加の背中に
手を回した。
「舌を出して」
響子の可愛い唇が割れ、ピンク色の舌先が顔を出した。
「もっと、もっと出して」
響子は沙也加に向かって舌を伸ばした。その舌先に沙也加の舌先が触る。優し
くそっと舌先を舐め回し、やがて2枚の舌は淫らに絡まっていった。
沙也加の右手が響子のスカートの中に潜り込んだ。手はショーツの上から敏感
な果実を見つけ指先で弄んだ。
「あんっ。ああぁん」
「感じるの?」
沙也加に抱きついたまま響子は頷いた。
沙也加は響子を洗面台に腰掛けさせた。そして響子から離れるとその前にしゃ
がみ、ローズピンクのショーツに手を掛けた。
「あなたのココ、見せてくれる?……」
響子は無言で頷くと、自らショーツを膝まで降ろした。そこから先は沙也加が
降ろし、片脚からショーツを抜いた。
沙也加の両手が膝の内側を掴み、脚を広げるように促した。
響子が洗面台に寄りかかりながら脚を開いた。沙也加は中腰になり響子の花び
らを拡げた。
「うっん、ああぁ」
ピンクの花は、すでに花蜜で濡れ光っていた。
「とっても綺麗よ」
沙也加は唇をその花びらに寄せ、そっとその花蜜を舐め取った。
「あぁぁん。あぁん。あぁん。うぅん」
「美味しい。あなたのココ。もっと頂戴。ねっ、いいでしょう?」
「はいっ。どうぞ」
響子は脚を広げ、自分の両手で花びらを拡げた。
「いい子ねぇ」
沙也加はソコに顔を押し付けるようにすると、舌をその蜜壺に差し込み、蜜を
舐め取っていった。
「はぁぁ~はぁあぁん。いいぃぃ~」
「ううぅん。美味しいわぁ。ココも頂戴」
沙也加の舌先が敏感な果実に触れた。尖らせた舌先が果実の上で、蝶が飛ぶよう
に舞い踊った。
まだそれほど時間は経っていない。千鶴は不審に思わないだろう。
「指、入れてもいい?」
響子はまた黙って頷いた。


御堂は2匹の蛇の責めに、絶頂の寸前まで追い込まれていた。
「いっ逝くぅぅ~逝くぅぅ~、ああぁ、逝ちゃうぅぅ~」
「んん~まだまだ。まだ逝かせないわぉ」
御堂の体を知り尽くしている真弓が、微妙な力加減で寸止めをしている。
真弓が用意しておいた、もう1つのローターのスイッチを入れた。
「ゆかりちゃん。クリちゃんの皮を剥いて」
「いやぁぁぁ~」
ゆかりが片手でその皮を剥き上げた。御堂の紅い真珠はその姿を完全に晒した。
「そのまま押さえていてね」
「はい」
ゆかりの目が妖しく濡れ光っている。向き上げられた赤い真珠に真弓の持つロ
ーターが一瞬触れた。ビクンと御堂の腰が波打つ。しかしその波も分娩台のベ
ルトで打ち消されてしまう。
「ふふふっ、これだけでこんなに感じて。ほらっ、ほらっ、ほぅ~らっ」
真弓はローターで真珠を突っついて弄んだ。ローターが触れる度に、御堂の体に
断続的に強烈な快感が走り、ズッポリと飲み込んだままの2本の腕ごと腰が浮き上がっては波打った。
「ほぅ~らっ、中はココを責めながら、こんどは付けっぱなしにするわよ」
真弓の残酷な予告。
「いやぁ、やめてぇ。そんなの……」
「ほらっ」
ローターが剥き出しの真珠に触れっぱなしになった。そのままピタリと動かない。御堂の腰が浮き上がろうと藻掻き続ける。
「ああぁぁぁ、ああぁぁ~、いっ逝くぅぅ~逝くぅぅ~逝っちゃうぅぅ~」
しかしローターはそのままに、御堂は真弓のコントロールで逝くことは出来なかった。
「ああぁぁぁ~いやぁぁ~逝かせてぇぇ~、ああ逝くぅぅ~逝くぅぅ~」
「ふふふっ、逝きたい? 逝きたいでしょう」
ゆかりが更に腕を奥に進めた。もうほぼ肘までがアナルに埋まっている。
「逝かせてぇ。逝かせてぇぇ~お願いぃぃ~。ああ逝くぅぅ~逝きそうぅ~」
「だめよ。まだまだ。このままじっくりと焦らしてあげる。時間を掛けてね」

誰よりも快楽を欲するその体が、絶頂の寸前で焦らされる。
女の体を焦らして責めるのが好きな御堂にとって、それがのまま我が身に及ん
だ時、それは彼女にとってもっとも効果的な拷問となった。
「いっ逝くぅぅ~。逝く逝く逝くぅぅ~ああぁぁぁ~逝っちゃうぅぅ~」
「だめよぉ。まぁ~だまだ。んん~逝く逝く。ほらっ、ああ逝きそうねぇ~」
「ああぁぁ~逝くぅぅ。ああっ、ああっ、いっ、いっ、逝っくぅぅ~」
「どう? 婦長さん。生殺しにされるのは。辛い? 苦しい? ふふふっ」
「生殺しのままじっくりと虐めてあげるわぁ。ほぅ~らぁっ、ほぅ~らっ」
「ああっ、逝かせてぇ。逝かせてぇ。お願い。逝かせてぇぇ~。あぁぁ~」
「んん~逝きたい逝きたい。ほぅ~らっ。まだまだ、まだまだよぉ~」
「ふふっ、婦長さん。腸の中がグチュグチュよぉ。ほらこの辺を撫でられると
堪らないでしょう? ほらっ、こうやって5本の指でっ、ほらほらっ」
「ああっいやぁ~もうだめぇ、逝かせてぇ。お願いだからぁ。ああっ、あうぅ」
「ああ~逝きそうねぇ。ほらっ、婦長さん。あともう少しで。ほぅ~らぁ~」
「ああっ、逝くぅ、逝くぅ、逝く逝く、ああぁぁ~逝っちゃうぅぅ~」
「んん~、ここでじっくり、じっくり、ほらっ、ほらほらっ、どう? 雪絵」
「ああぁ~いやぁぁ~、ああっいっ逝くぅ~逝くぅ、逝かせてぇぇ~」
「まだよぉ~。まだまだ。たっぷり泣いてもらうわよぉ雪絵。ほぅ~らぁ~」
「ああぁ~逝きそうぅ~。ああっああっ、逝くぅ逝くぅぅ~ああぁぁぁ」
「んん~、堪らないでしょう? まだまだ、ほぉ~らっ、グリグリグリィ~」
「ひぃぃぃ~、いっ、いっ逝っちゃうぅぅ~。ああぁ、ああぁ逝くぅぅ~」
ゆかりが手を握り拳にして、アナルから引き抜こうとしていた。御堂のアナル
が限界まで拡がってゆく。
「ひぃぃ~だめぇぇ~」
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白い魔女
2007-08-16 Thu 22:57
78
ゆかりはローターごとアメを押し込んだ。ローターやそれに触れるビー玉の硬い
感触が、手応えとなって伝わる。
「美味しいですか? 婦長さん?」
「ううっ、ああぁっ」
ゆかりは入れた大玉のアメをゆっくりと引き抜いた。
「ああっ、いやぁ~。出ちゃう~」
「ほらほら、もっとお尻を閉めないと、お漏らししちゃいますよ、婦長さん」
そう言いながらアメをまた入れた。そしてゆっくりと出す。それを繰り返した。
その間も真弓の腕は蜜壺の中を責め続けている。
「ああっ、だめぇ。おかしくなちゃう。やっ、やめてぇぇ~。お願いだから。
お願いだからやめてぇ。ああっ、だめぇ、いやっ、いやいやいやぁ~」
「まだまだですよ。婦長さん。これからじっくりと虐めてあげますからねぇ」
「ああっ、赦してぇ。ゆかり。真弓。お願いぃ」
「ゆかりちゃん。そこのマッサージ器取って」
ゆかりはアメから手を離し、マッサージ器を渡すと電源を繋いだ。
真弓がそれを御堂の下腹に押し付けスイッチを入れた。
「ぐぁぁ~。やめてぇぇ~、だめっ、だめぇぇぇ~ああぁぁ~」
真弓は蜜壺に入れた腕と、マッサージ器で腹を挟み込むようにし、その両手を
グリグリと動かした。
「ひぃぃぃ~、でっ、出ちゃうぅぅ~。だっ、だめぇぇ。やめて、やめてぇ」
「まだやめないわぉ。雪絵。このまま、ずぅ~っとこのまま」
「いやぁ、いやいや、いやぁ。お願い、何とかしてぇ~」
溢れそうなビー玉を必死に括約筋を締める御堂。その締まったアナルを、ジワ
ジワと拡げながらゆかりの持つアメが出し入れされる。
「ああぁぁぁ~いっ逝きそう。いっ逝くぅ~」
「だめよ。まだまだ。逝かさないわぉ」
「そうよ。婦長さん。このままで耐えるのよ」
「いやぁ、そんなのいやぁ~」
「ほらっ、もっと苦しみなさい。雪絵。ほら、ほらほら」
真弓がここぞとばかりに両手を揺する。
「ひぃぃ~出ちゃうぅ~。だめっ、だめっ、もうだめぇ~、もう限界ぃ~」
「もし、漏らしたら、ゆかりの腕をアナルに入れるわよぉ」
「ふふふっ、漏らしちゃえば、婦長さん」
それから3分後、御堂は二人の前で30個のビー玉を吐き出した。地下室のタ
イルに汚れたビー玉が飛び散った。それらは簡単に水で洗われ、床も綺麗にな
った。御堂は分娩台に縛られたままお湯の浣腸で直腸内を洗われた。
そして真弓とゆかりが分娩台を挟んで立った。
「漏らしたわね。雪絵。さっき言ったとおり、ゆかりちゃんに入れて貰うわよ」
ゆかりは右手にローションをたっぷりと肘まで塗り付けた。
「あなたもあたしに入れたわよね。いやがるあたしに」
真弓は左手にローションを塗っている。
真弓は蜜壺に、そしてゆかりはアナルにその指先を合わせた。
そして2匹の蛇は、同時に二つの穴にその頭を潜り込ませた。
「ひぃぃぃ~まっ、待ってぇ~。だめっ、だめっいやぁ~」
二つの穴は押し込むほどに拡がり、2匹の蛇は、互いの体の感触を薄い肉壁越しに感じながら、奥へ奥へと潜り込んでゆく。
「ぐぅぅ~。ああっ、ああっ、あぁぁ~。だめっ、やめてぇ~」
「どう。ゆかりちゃん。中の具合は?」
「すごく締まって熱い。中は思ったより狭いかな」
「こっちもすごく熱いわ、もうヌルヌルのトロトロよ。たっぷり撫で回してあ
げて。腸壁を撫でられるのが堪らないのよ。雪絵は」
「はい。それじゃ思いっきり奥を」
真弓より1回り細いゆかりの腕は、手首をから肘近くまでを御堂のアナルに埋め込んでいった。
「ああぁ、いやぁ、そんな奥まで」
「すごいわぁ、ゆかりちゃん。あたしでもそこまでは届かないもの」
「それじゃココは初めて? 婦長さん。そこを撫でてあげる。ほぅ~らっ」
「ああぁぁぁ~くっ、くっ、あっ、あうっ、ああぁぁ~いや、ああっいやぁ」
「んん? どう? ほらっ、ほらほらっ」
「そしてあたしはココを……」
真弓が蜜壺のポイントに指先を合わせ、そこを責めたてた。
「くぅぅぅ~。ああぁぁ。いいぃぃ~感じるぅぅ~、ああぁぁいいぃぃ~」
「そう? 気持ちいいのぉ。それじゃこうしてあげる」
突然真弓の指先から振動が生まれ、蜜壺のポイントを振るわせた。真弓はローターを摘んだまま腕を入れていたのだ。
「ひぃぃぃ~くっ、くぅぅぅ。ああっ、あぁぁ~だめぇぇ~」
蜜壺の蛇は急所に噛みついたまま離れようとはせず、アナルの蛇はその舌で腸壁を舐め回し続けた。


店の隅にある化粧室のドアが開いた。
響子は席を立ち、沙也加に微笑みながら厨房へ姿を消した。
千鶴が髪を直しながら戻ってきた。
「ココのトイレ超寒い。すごい冷房が効いてるの」
「本当? いいなソレ。あたしも行ってこようかなぁ」
「本当だよ。ホントに寒いから」
「ねぇ、千鶴。アイスコーヒーお代わりしない」
「えっ? いいけど。いつも二杯飲むの?」
「ううん。いつも二杯も飲まないけどさ。なんかこの店、気に入っちゃった。
外に出ても暑いしさ。どこ行くかも決めて無いじゃない。もう一杯飲んでゆっ
くり決めようよ」
「うん。そうだね。そうしよっか」
「すいませ~ん」
沙也加が店の奥に声を掛けた。返事と共に響子が姿を見せた。
「はい」
「あのう、これ。もう一杯ずつもらえます」
「はい。アイスコーヒーをもう一杯ずつですね」
そこで沙也加がケーキのメニューを広げた。
「それと、このブドウのゼリー。千鶴は?」
「えっ? じゃあたしは、これ」
千鶴はブドウのゼリーの横に写っている、桃のゼリーを指差した。
「はい。それと、ブドウと桃のゼリーがお一つずつですね」
「千鶴、あたしもちょっとトイレ行ってくる」
そう言って立ち上がりながら響子の顔を見た。視線を化粧室の方に流して何気
に誘った。響子がソレを察知したか気になったが、千鶴に言った手前、沙也加
は化粧室に立った。途中、厨房へ戻る響子と並んで歩いた。化粧室の前で沙也
加は響子の体を軽く小突き、そのまま化粧室のドアを開いた。
中には2つの個室と2つの洗面台があるが、店に通じるドアにも鍵が掛かるよ
うになっていた。
「ホントだぁ。チョット寒いかも」
鏡で髪を直しながら響子を待った。コーヒーとケーキをママに運んでもらった
のか、響子はすぐに入ってきた。
「あの、沙也加さんって言うんですか?」
「ええ。ねぇ、そこの鍵閉めて」
響子は店に通じるドアの鍵に手を伸ばした。
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白い魔女
2007-08-16 Thu 14:09
77
ローズピンクのショーツに指が触れている。柔らかなその部分の感触までも、しっかりと指先に伝わる程に。
「えっ、あなた……」
「さっきの子。ただの友達ですか? もしかして、恋人とか」
先正直そうなりたいと思ったことはある。しかし、千鶴とはそう言う関係には
なれないと思っていた。
「そんなんじゃないわ」
「本当に?」
「本当よ。ただの友達よ」
そう、たまたま初めて担当した患者だ。友達にはなったが、まさかそんな関係
には、それともそういう風に見えるのだろうか。
「そんな風に見えた?」
「いえっ、ただ何となく。あのぉ~もしよかったら」
「なぁに」
押し付けられている沙也加の指は、ピンと張ったショーツに出来たスジをなぞ
っている。ローズピンクの一部が花びらのように色を変えていた。
「今度、連絡くれませんか?」
数ヶ月前に携帯の番号を渡した人から、連絡が来なかったことは黙っていた。
「えっ?」
「あたしじゃ、だめですか」
響子はショーツに隙間を作り、そこから沙也加の指を滑り込ませた。柔らかな
茂みが指先にまとわりついた。
「だめって……急に言われても」
「そうですよね。ごめんなさい」
響子は握っていた沙也加の手を離した。しかし沙也加の手はショーツから出る
ことは無く、ソノ部分を触り続けた。響子が協力するように腰をずらした。
指先が敏感な果実に届いた。
「あっ」
響子は沙也加の瞳を見つめた。沙也加も響子を熱く見つめている。
「いいんですか?」
「とりあえず、メアド教えてくれる?」
指が果実を上から潰すように押した。
「あんっ。はっはいっ」
沙也加は指をショーツから抜いた。その指先は僅かに濡れていた。



最後のビー玉がゆっくりと、まるでナメクジのような速度で押し込まれてゆく。
「くぅぅ~あぁぁ~。はぁ、はぁ、はぁ、やめてぇぇ~」
「ふふふっ」
そして30個目のビー玉がアナルに隠れた。
ビー玉は互いに触れ合い、直腸を押し広げながら確かな重量感を伝えていた。御堂のアナルは溢れそうなビー玉に膨れあがり、その中心にガラス面を覗かせている。
「さぁ、最後にアレを入れて仕上げよ。でもその前に目隠しをしましょうか」
ゆかりはそう言うと、御堂に黒いアイマスクを付け、その上から包帯を何重に
も巻きつけた。真弓がワゴンからソレを取り上げるとゆかりに渡した。
ゆかりはソレに御堂の淫花の蜜を付けると、今度は一気にアナルに押し込んだ。
押し込まれた感覚はビー玉のような丸い固形物だった。
「あっ、うぅぅ~。なっ、何? 何を入れたの?」
御堂のアナルからは細いコードが延び、その先端はゆかりの手に握られていた。御堂に入れられたモノ、それはピンク色のローターだった。
「これよ」
ゆかりは握ったスイッチを入れた。
「いやぁぁぁ~。だめぇぇぇ~」
ローターの振動は30個のビー玉に伝わり、御堂の排泄感を一気に限界へと押し
上げた。
「ふふふっ、どう? これは?」
ゆかりが苦痛に歪む御堂を見下ろして言った。
「ぐぅぅぅ~あっ、あっ、ああぁぁぁ~とめてぇぇ~」
真弓は涼しげな顔でそれを眺めながら、淫花へと手を伸ばし中指を入れた。
「だめだめ。このままたっぷり苦しみなさい。ほぅ~らっ」
そしてその指を1本ずつ増やしていった。そして指先を円錐状に揃え、その淫花
に押し込んでゆく。
「いや、待って、今は、今はだめぇ」
「ほぅ~らっ覚悟しなさい」
真弓の腕は獲物を狙う蛇のように、淫花の蜜壺にその頭を突っ込んだ。
御堂の淫花は食虫植物のように、真弓の腕を指先から飲み込んでいった。
いや、蛇と化した真弓の腕が、強引にもぐり込んだと言うべきか。
蛇は蜜壺の中で頭をもたげ、その柔らかな肉壁に擦りつけた。
「うぐぅぅ~あっ、ああぁ。だっ、だめっ、やめてっ、お願いぃ」
「ふふふっ、熱いわぁ。奥の奥まで濡れきって。あなたの熱い蜜でトロトロよ。
ほらっ、ココが……いいのよねぇ」
「あうぅぅ~。ああっ、あっ、あっ、だめぇ、だめだめ。そこはやめて」
御堂の腰が浮き上がるように動く。しかしベルトで固定された身ではそれは虚し
い抵抗だった。
「ほぅら、ココ。んん~感じる。感じる。ほら、ほらほら」
アナルのビー玉の感触を感じつつ、蛇は知り尽くした女の性感ポイントにその
鼻先を押し当てた。ゆかりがすかさずローターの振動を強めた。
「ああぁぁ~いやぁぁ~だめ、やめてぇ。
アナルに激しい排泄感を感じつつ、ソコを責められれば感じてしまう。苦痛と
快楽の二つの嵐が御堂を襲った。
「んん? もっとグリグリしてあげましょうか。ほら、こうやって。んん~」
蛇は鼻先をその部分に擦りつけ、執拗に責め込んていく。
ゆかりはいつの間にか棒の着いた赤い大玉のアメを持ち、それを美味しそうに
舐めている。おそらく箱の中にあったのだろう。
ソレを舐めながら御堂に顔を寄せた。苦悶の表情の彼女を余裕の態で見下ろす。
そして大玉のアメを尖らせた唇から出し入れした。クチュクチュと唇の奏でる
音が御堂の耳に届く。ゆかりは優しく微笑むと、アメを持った手を真弓の腕の
下に潜り込ませ、御堂のアナルに持っていった。その瞳は御堂目を見つめたま
まだ。そしてアメをアナルにあてがった。そこにローターの振動を感じる。
御堂の目が不安げに丸く拡がった。
「いやっ、やめてっ」
ゆかりは無言ままでアメを盛り上がったアナルにあてがった。

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蛍の言の葉
2007-08-16 Thu 14:06
いつも当ブログにお越しいただきまして、ありがとうございます。
連日猛暑が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか。

さて、「白い魔女」もいよいよ大詰めです。
今日から最終話(80話)まで残り4話を、一気に連日UPでいきたいと思います。

77話ー16日(昼) 78話ー16日(夜) 79話ー17日(昼) 80話ー17日(夜)

以上の予定でUPして参りますので、よろしくお願いします m(_ _)m

ラストスパートということで、文章量もいつもより多めですが、
お楽しみいただければ幸いです。

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白い魔女
2007-08-15 Wed 19:05
76
御堂の蜜の付いたビー玉は、淫らな糸を引いて離れた。
「お願いもうやめて」
「ここまで来て誰がやめるの? しかもこんな楽しいこと。まだまだ苦しんで
貰いますからね」
ゆかりの指ごと蜜に濡れたビー玉が親指で押し込まれる。
「ぐぅぅ~。あぁぁ~、もう、もうだめぇぇ~」
真弓が進み出て雪絵の顔を覗き込む。そしてその額に脂汗を見て取った。
「んん~苦しそうねぇ。あと2個よ」
ゆかりは2個のビー玉を親指と人差し指で摘んだ。
「最後は2個連続よ」
「いやぁ~」
御堂は首をあげ、ゆかりの手元を見つめた。その手が自分の股間に消える。
「ああっ」
蜜を付けられた2個のビー玉がゆかりの手に戻り、アナルにあてがわれた。
その時、真弓がゆかりの耳元に口を寄せ、何かを囁いた。
「いっ、いやぁ」
「入れるわよぉ~」
2個のビー玉を一気に入れられると思っていた御堂を、新たな感覚が襲った。
その2個のビー玉は、ゆっくりと入ってきたのだ。まるで苦痛を長引かせるよ
うに。ゆっくりゆっくりと。
「くっ、くぅぅ~、ああぁぁ~いやっ、いやっ、いやぁぁ~」
「んん~苦しい? ほら、まだまだ。ゆっくりと……」
既に限界を超えているその直腸は、2個のビー玉といえど想像以上の苦痛を生み
出していた。
「ゆかり、ゆっくりよ。ゆっくりゆっくり入れてあげなさい」
「はぁぁ~苦しいぃ~。はぁ、はぁ、はぁ、あっ、くぅぅぅ~」
「ほらっ、ほらほら、まだ全部入ってないわよぉ」
1個目が隠れ、最後の1個を親指でゆっくりと押し込んでいく。



沙也加は響子の綺麗な足に見とれていた。響子はそれを黙って見ていた。
沙也加の目がふと響子と合った。沙也加は少しばつが悪そうに微笑みかけた。
それを見て響子も微笑んだ。
その時、千鶴がトイレに立った。
テーブルに沙也加と響子の2人が残された。
「綺麗な脚ですね」
「そうですか」
そう言って響子が隣に座った。
幸いにも他の客は、買い物帰りの貴婦人風の女性が、4つ離れたテーブルで週
刊誌を読んでいるだけだ。その位置もちょうど2人の後になっている。仮にこ
っちを見ても、背中越しで何をしているかは分からない。
沙也加は隣に響子が座った事に少し驚いたが、響子の目は熱く潤み沙也加を見
つめている。響子が少し沙也加に身を寄せた。
テーブルにはメニューが広がっている。沙也加はそれを見ながら手を響子の脚
に伸ばした。スベスベとした冷たい太腿が、掌に吸い付くようで心地よかった。
響子はその手をそっと上から握り、脚を少し拡げると手をその内股に導いた。
「いいですよ。もっと触りたいところを触っても」
響子が囁くように言った。
「えっ?」
響子の手に導かれ、沙也加の手はその太腿の付け根に移動していった。
チェックのミニスカートが皺を作りながら短くなってゆく。徐々に露わになってゆく形のいい太腿を沙也加は見つめた。
そしてローズピンクのショーツが見え、指がその中心に触れた。慌てて手を引っ込めようとした沙也加を、響子の手が押さえた。
「いいですよ。触っても」
響子が顔を寄せ、小声で囁いた。

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蛍の言の葉
2007-08-15 Wed 06:45
猛暑続きの夏休みですが、皆さんいかがお過ごしですか?

私は友人3人と金沢に行ってきました。
夏休み1週間前に、突然決まった1泊2日のバスツアーだったんですが、
なかなか充実していたツアーでした。
13日に横浜を出て東名で愛知まで、そこから北上しながら途中で白川郷を見学。そして金沢へ。
14日は兼六園を見学、東尋坊で遊覧船の乗って一路横浜へ。
かなりの強行軍は否めませんが、渋滞にハマらずに帰ってこられたのはラッキーでした (^_^)v コレも普段の行い・・・?
しかし暑かった。金沢の気温は35度。兼六園も陽炎に揺れていました。

ただ1つ心残りだったのは、いつもコメントを下さるマロさんにご指摘いただいた、変換ミスを修正せずに旅立ってしまったこと。
途中、バスの中で思い出し、「あちゃ~、カッコ悪ぅ~」しかしあとの祭り (*^_^*)

自分へのおみやげに、九谷焼のビアマグを買ってきたんです。
なんでも、ビールがマイルドになって美味しくなるとか・・・。
帰ってきて早速缶ビールを ”プシュ!” マグに注いで一口。
「うぅ~ん。分からない。いつものビールじゃん」
九谷パワーよ、何処へ。
やっぱり働いたあとのビールが1番のようです (^_^;)

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白い魔女
2007-08-12 Sun 11:27
75
「これ、まだ試作品なんですけど」
二人の座る白いテーブルの横に立つと、丸いプチケーキをそれぞれの前に置いた。プチケーキに見えたそれは、卵形のガラスの器に入ったブランマンジェだ
った。白いブランマンジェの上に橙色のあんずが盛られ、2色の層が涼しげだった。あんずの上にはミントの葉が飾ってある。
「美味しそう」
千鶴の顔が笑顔でいっぱいになる。
「いただきまーす」
グラスにスプーンを入れ、白と橙色のコントラストを切り取り口に運ぶ。
「どうですかぁ?」
チョット心配そうな顔で響子が聞いた。
「とっても美味しいです。これ、アーモンド風味?」
「はい、牛乳、生クリームにアーモンドの香りをつけてあるんです」
「超美味しいよ。沙也加も食べてみて」
「うん」
沙也加も千鶴に続きブランマンジェにスプーンを入れた。スプーンの上で白い
ブランマンジェがプルプルと震えている。
「美味しい。すごく爽やかな味ですね。あんずとの相性もバッチリですよ」
「ありがとうございます。あんずはドライあんずを煮戻したものなんです。そ
れをソースにしてみました」
「へぇー、すごぉ~い」
「絶対売れますよ。コレ。でも何であたし達に?」
沙也加が疑問を口にした。
「なんかとっても仲が良さそうで、楽しそうって言うより、幸せそうだった
から。そんな人に食べてもらいたくて」
響子の瞳が熱く沙也加を見つめた。その意味を沙也加は分かっていた。
この子、あたしと同じ……かも。
沙也加の目が、響子のスベスベとした白い太腿に止まった。



浣腸を施された御堂の直腸にビー玉が詰め込まれてゆく。
1つ入れられるたびにビー玉は直腸の奥へと潜っていき、御堂の苦痛を高めて
ゆく。
真弓はゆかりの横で、その様子を楽しそうに見ている。
そして今、ゆかりは25個目のビー玉を御堂のアナルに押し込んでいった。
ビー玉はすぐに24個目のビー玉に当たり、指先にガラスの触れ合う感覚を伝える。
「くぅぅぅ~、あぁぁっ、もうやめて、これ以上は……」
分娩台に固定された御堂はゆかりの為すがままだ。
「ほぉ~ら、あと5個よ。雪絵」
真弓が言い放つ。
ゆかりは左の手の平に乗せた5個のビー玉を揺すって転がして見せた。
「あとこれだけよ。婦長さん」
既に御堂のアナルは高く盛り上がり、そのピンク色の粘膜のすぐ下には25個のビー玉が隠れている。
ゆかりはビー玉を1つ摘み上げ、人差し指で押した。しかし圧力の掛かったビー玉は人差し指を押し返してくる。ゆかりは親指で力強く押し込んでいった。
「ほら、入るわよ」
「ぐぅぅ~ぐぁぁ~、いっいやぁ~苦しいぃ~」
「まだ4個あるわよ。苦しんでる割りにはこっちはヌルヌルねぇ」
そう言って、御堂の熟れた淫花を割り開いて覗き込む。そしてその蜜壺に左の
人差し指と中指を入れ、右手でビー玉を押し込んだ。薄い肉壁越しにビー玉の
動く感触が伝わる。それは御堂の苦痛が手応えとなって伝わったようで、ゆかりは満足そうな笑みを浮かべた。
「いやぁ、やめてっ、やめてっ、ああっああぁぁ~だめっ」
「ふぅ~ん。これ、意外に効くみたいねぇ。あとでたっぷりね。ふふっ」
「さぁ、あと3つ。続けるわよ」
ゆかりはビー玉に御堂の淫花の蜜をなすりつけた。

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白い魔女
2007-08-11 Sat 08:52
74
ゆかりはビー玉を1つ取り出すと、御堂のアナルに軽く当てた。
「ねぇ、ゆかり。お願いだから……」
「いくつ入るかしら。ねぇ御堂さん。いいえ、雪絵」
「ゆかり。そんなことやめて。今そんな物を入れられたら」
「だから面白いんじゃない」
ゆかりはそう言いながら、押し当てていたビー玉を人差し指で押し込んだ。
「ひとーつ」
そして二つ目のビー玉を摘み上げるとアナルに押し込んだ。
「ふたーつ」
「あぁぁ」
「みぃーっつ」
「ああぁ、いやぁ」
3つ目のビー玉を押し込み、そのまま指を根元までアナルに突き刺した。
そして3つのビー玉を直腸の奥まで送り込むように動かした。
「あうぅぅ~。ああっ、あっ、あっ」
排泄感を煽るように指を出し入れするゆかりの顔に冷たい微笑みが浮かぶ。
「どう? 苦しい? さあ、4つ目よ。ほぅ~らっ」
4つ目のビー玉がアナルを押し開くようにしてめり込んでいく。そしてそのまま
指で、奥までしっかりと押し込んでゆく。
「あっ、いやぁ、やめてっ」
「よ~っつ」
ゆかりは苦しむ御堂を眺めつつ、15個のビー玉をアナルに埋め込んだ。
「もう、だめぇ。やめて、お願い」
「あたしがそう言った時、あなたはやめてくれたかしら? やめてくれなかっ
たわよねぇ。ふふふっ、さぁ、もっと苦しみなさい。もっともっと」
「ああぁ、ゆかりぃ」
「ねぇ、雪絵。まだビー玉は半分よ」
これからの更なる苦痛を予告するようにゆかりは言い放った。
「ええっ、嘘っ。そんなっ」
「あなたをじっくりと虐めたくなってきたわ。どうされると苦しいか。辛いか。みんなあなたが教えてくれたんですもの。そうでしょう?」
責め嬲る楽しみを知ったゆかりは、魔界の炎に包まれたように妖しく輝いた。



千鶴と沙也加は『アマデウス』に入った。
冷房の効いた店内には、心地よいクラッシックと甘いケーキの香りが満ちて
いた。
「はぁ、涼しい。あそこにしよっか」
店内は白と黒のテーブル席があり、どのテーブルにも赤い灰皿が置いてある。
二人は通りの見える隅のテーブル席に座った。
「いらっしゃいませ」
ボーイッシュでスラリとした足をミニスカートから覗かせた、バイトらしき子が
水を持ってきた。
「ご注文はお決まりですか?」
「アイスコーヒー」
沙也加がずっと前から決まっていた台詞のように言った。
「あたしも」
「アイスコーヒーがお二つでよろしいですね」
そう言うと、彼女は奥の厨房に居るママに声を掛けた。
「ママ。アイスコーヒー2つですぅ」
「響子ちゃん。チョットお願い、淹れてくれる?」
「はーいっ」
二人は顔を見合わせた。 
「かわいい」
それから程なくアイスコーヒーが運ばれてきた。ストレートのロンググラスに
白いストローが刺さっている。千鶴がミルクを入れたコーヒーをストローで掻
き回すと、コロコロと氷が涼しげな音を立てた。その間に沙也加は既に一口飲
んでいた。
「ミルク入れないの?」
「あたし、いつもブラックなの」
「ふーんそうなんだぁ」
そこへ響子と呼ばれていたボーイッシュな女の子がやって来た。両手で持った
トレイに小振りなケーキが載っている。
「あのぅ~、すいません」
「はい」
「これよかったら試食してもらえませんか?」
「えっ、いいんですか?」
思わぬ幸運が舞い込んだとばかりに、千鶴が聞き返した。

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白い魔女
2007-08-08 Wed 23:08
73
バスターミナルを横切り、幹線道路の信号に捕まった。初夏の日射しはいつしか
真夏の熱気を地上に運んでいた。
「商店街行ってみようか」
手で日射しを遮りながら沙也加が行った。
「うん、いいですねぇ。行きましょ。行きましょ」
横断歩道の向こうに見える商店街をめざし二人は歩き出した。
矢のような日射しが容赦な肌を貫き、一月早い夏を運んだ。
商店街の道は石畳になっており、千鶴は若干の不安を覚え歩くペースが少し落
ちた。それを察知した沙也加が、優しく千鶴の手を握った。
「大丈夫? 千鶴」
「大丈夫だよ。平気平気」
「ねぇねぇ、あの喫茶店かわいい」
沙也加は歩きながら、商店街の入口にあるガラス張りの喫茶店を指差した。
ガラス越しにケーキの並ぶショーウインドウが見える。
喫茶店のガラスのドアには『アマデウス』と書いてあった。
「美味しそうー。千鶴ここ入ってみよう」
沙也加は千鶴の手を引いたままガラスのドアを押した。
「あれ? これってどこかで……」
「えっ? 何?」
「ううん。これって、なんか見たことあるような……」

石畳の道。その両側にはカフェやアクセサリーショップが並んでいる。
その人影は千鶴の手を握ると、そのカフェの入口に千鶴を引いていった。
千鶴の手を引いたままその人影は店の中に入ってゆく。
その後ろ姿。白い制服のような服を着ている。どうしてこんな街中で、でも千鶴
の胸は高鳴っていた。この人といるとすごく楽しい。すごく嬉しい。
あたしはこの人といると安心なんだ。
千鶴は温かな手に引かれながら、店の中に入っていった。

「そうだ。これって夢。夢で見た。あれは沙也加だったんだ」
千鶴に夢の記憶が甦った。



ゆかりは自分の作った浣腸液のビーカーを真弓に渡した。
その溶液をシリンダーに吸い上げると御堂にアナルにそれを流し込んだ。
「ああぁ、くっ苦しい」
「あら、もう苦しいの? いつもこれ位は平気なはずだけど」
「ああぁ、もう、もうだめぇ。ねぇお願い。本当に苦しいの」
御堂のいような苦しみように、真弓は背後のゆかりを振り返った。
「少し濃くしてみました」
「ふふふっ、そう。なるほどね。それで」
ゆかりはどれくらの希釈で作ったのかを真弓に説明した。
「大丈夫でしょうか」
「大丈夫よ。それくらいなら。むしろ丁度いいくらいよ。あなたも恨みがある
ものね」
ゆかりはそれには答えず、ワゴンのはこの中を覗き込んだ。そこに小さな布製
の袋が1つある。大きさはデジカメを入れるのに丁度いいと言ったところだろ
うか。ヒモで口を引き絞るようになっているその袋を持ち上げると、中で硬い
ものが触れ合う手応えがあった。ゆかりが袋の口を開けると、中には色とりど
りのビー玉が入っている。全部で30個はあるだろうか。
「えっ、ビー玉?」
「入れてみる?」
「いやっ、そんなっ、やめて」
二人の会話に御堂の悲しい願いが割って入る。
「これを?」
「そう。この今にも吹き出しそうなアナルに」
「ふふっ、面白そう」
そう言って御堂の目を見つめるゆかりの瞳は、すでに被虐から加虐の立場にな
った自分を自覚してか、その微笑みは自信に溢れ妖艶ささえ醸していた。

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白い魔女
2007-08-05 Sun 17:00
72
「雪絵、一体今までどれくらい横領していたの? 一人につき100万としても
1000万は下らないわね。一体いつからこんな事をしていたの」
「横領?」
驚くゆかりに真弓は事の顛末を説明した。もともと違法性のあることだけに偉
そうなことは言えない。しかし、これは紛れもない裏切り行為だ。如月院長が
許すはずもなかった。
「雪絵、あなたにな失望したわ」
「真弓……」
御堂の目に不安と怯えの色が走った。
「これからたっぷりと罰を受けなさい雪絵。女であるあなたの体は私が1番よ
く知っているわ。医者として、女として。そして如月真弓としてね」
「ああぁ、お願い、許して真弓」
「もう、真弓とは呼ばないで。これからは院長と呼んで貰うわ」
「お願い、話を聞いて……本当に出来心なの」
「出来心? それで済む金額ではないわ」
真弓はワゴンに乗った箱の中から、200mlのガラス製の浣腸器を取り出した。
そしてワゴンの下段に伏せてあった大振りのビーカーに浣腸液を作ると、御堂
の見える所で浣腸液を吸い上げ、アナルへ浣腸気を突き入れた。
御堂は分娩台に足首、太腿、腰をベルトで固定されている。両手首は1つに括
られ、ヘッドレストの後に回されちょうど後頭部あたりで縛り付けられている。
「あうぅ、お願いやめて」
アナルに冷たい異物を感じて、御堂が呻いた。
「ゆかりさん。浣腸液を作ってくれる?」
「えっ、わたしが?」
「そう、簡単よ。この薬をこれで薄めるだけ」
真弓に説明され、これなら自分にも出来そうだとゆかりは思った。
真弓は黙ったまま突き入れた浣腸器のシリンダーを押し込んだ。
「ああぁ、いやぁ」
御堂の直腸に浣腸液が渦を巻いて流れ込んでゆく。それはやがて悪魔の液体となって彼女を狂わせる。
その横でゆかりは浣腸液を作っていた。
その瞳に青白い光を灯し、唇には微笑みさえ浮かべながら。



お昼に『夢の森駅』の改札口前。
3日前に急に決まった再会の約束だった。
時間通りに千鶴は改札口を抜けて、沙也加の前に元気な姿を見せた。
「千鶴、久しぶり。どう? 足の具合は」
「うん。もう大分歩けるようになったよ。ほら」
千鶴はその場で、大げさにモデルのような歩き方で歩いて見せた。
「へぇ、すごいすごい。すごいよ千鶴」
「えへ、まぁね。こんなもんでしょ」
千鶴が退院して1ヶ月が経つ。途中連絡は取り合っていたが、こうして会ってお
互いの顔を見るのは久しぶりだった。沙也加はナースという不規則な勤務の合間を縫って先輩を拝み倒し、2連休を手に入れていた。
「ねぇ、どこ行く?」
沙也加に言われ千鶴は戸惑った。
「どこって言われても……、あたしこの街、病院しか知らないしね」
「そうだね。そうだよね」
「ねぇ、あたし屋上からこの街を眺めてて思ってたんだけど、駅の向こう側?
線路の向こう側って、どんな風になってるのかなぁーって」
「ああ、西口ね。行ってみる?」
「うん。行ってみる」
二人は病院とは反対の西口に向かった。階段を降りるとバスターミナルがあり、幹線道路の向こうに商店街が見えた。


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白い魔女
2007-08-04 Sat 23:23
71
千鶴の退院当日。千鶴は着替えなど全てのものを一つのバックにまとめた。
「これでよしと。忘れ物も無しと」
千鶴はバックを持って立ち上がった。少々ふらつくが大丈夫だ。
そこに沙也加が病室に駆け込んできた。
「千鶴。もう行くの?」
「廊下は走らないでください。危ないですから」
「もう、最後に1本取られましたか」
千鶴はバッグをベッドに置いた。
「いままで色々と、ありがとうございました。お世話になりました」
「いいえ。どういたしまして」
二人は向かい合って深々と腰を折った。そして腰を戻すと見つめ合って笑った。
「もう、千鶴ったら。急にまじめに何よ」
「だって、お礼を言うのは当たり前でしょう」
「そりゃそうだけど、ねぇ千鶴。必ず連絡してね」
「もちろん。とりあえずメールは毎日するよ」
「うん。あたしもする」
「とりあえず落ち着いたら、どっか遊びに行こう。それまでにあたし完璧に歩けるようになってるからさ」
「うん。約束だよ。頑張ってね。楽しみにしてるから」
「それじゃね。沙也加」
千鶴が右手を差し出した。
「それじゃね。千鶴」
沙也加がその手を握った。
最初はやや冷たく感じた手も、やがて体温が一つになるように溶け合った。



地下室のドアが音もなく開き、真弓が入ってきた。
「お楽しみの所悪いわねぇ雪絵」
「まっ、真弓」
御堂は突然の真弓の登場に一瞬硬直したように緊張した。
「真弓、どうしてここへ?」
「夜勤明けでゆかりもいないから、もしかしたらココかしらと思って」
「真弓……」
「雪絵、これ、あなたの机にあったCDよ。見せてもらったわ。どういうことかしら?」
真弓はピンク色のCDの入ったケースを指先で挟み、振って見せた。
「それは……」
真弓は御堂の元に歩み寄ると、ゆかりを解放し自分の後ろに立たせた。
「ゆかりはそこで自分の下着を身につけた。
「雪絵、服を脱いでソコに座りなさい。あなたはあたしを裏切ったのよ」
全てを知られた今、御堂には返す言葉がなかった。
真弓の言いようのない威圧感に、御堂は分娩台に座った。
「ゆかり、雪絵を縛り付けるの手伝って」
「はい」
数分後、御堂は今までゆかりのしていたのと同じ格好で縛り付けられた。

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蛍の言の葉
2007-08-02 Thu 23:29
仕事が連休前のヤマ場を迎えています。今週、来週はいつもの更新パターンが崩れる
予感が・・・。
週末は基本的に、午前中更新を目指しているのですが、今週は夜になるかもです。
「アレ? 今週は更新無しかな?」 と思わずに、夜には必ず更新します。

と言うわけで、いよいよ暑さが厳しくなってきました。
皆様もお体に気をつけて、暑さに負けないように頑張りましょう。


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白い魔女
2007-08-01 Wed 21:59
70
ゆかりの腕を飲み込むようになって1ヶ月余りが過ぎた。
御堂はゆかりを、事あるごとにフィストファックで犯していった。
初夏の強い風の吹くある日、夜勤を終えた御堂は、1階のレントゲン室から
『森尾千鶴』の写真を受け取ると、4階のゆかりの居る特別室へ向かった。
途中で新人ナースの近藤沙也加に偶然出会い写真を渡した。
沙也加も千鶴の病室へ向かう途中で、二人でエレベーターに乗り込んだ。
「あなたの担当の森尾千鶴さん。もうすっかりいいみたいね。骨はもう十分着いているわ。あとは本人のリハビリ次第よ」
「はい。いつも屋上でリハビリをしています。彼女、屋上が好きみたいで」
「そう、がんばってね。でも気をつけてよ」
「はい。婦長、今日はもうお帰りですか」
「ええ、ちょっと用事を済ませたら」
「そうですか。お疲れ様でした」
沙也加は3階でエレベーターを降りていった。御堂はそのままゆかりの病室へ
向かい、ゆかりを地下室に連れ込み、分娩台に縛り付け右腕を沈めていった。
「ああぁぁ、いっ、いいぃぃ~。ああっそこは、そこはだめぇ」
「んん? これ、これがいいんでしょう。ほら、ここで手首を回されると堪ら
ないでしょう? ほらっ、これっ。ほらほら」
御堂はゆかりのGスポットに指の関節を擦りつけるようにして手首を回した。
「ひぃぃ~だっ、だめぇぇ~。やめてぇお願い。やめてぇ、やめてぇ~」
「ふふふっ、だめよ。まだまだ続けるわよぉ。ほらっ、ほぅ~らぁ堪らない」
「ああっ、ああっ、だっ、だめぇ~。いっ、逝くぅぅ~」
「だめよ。まだまだ逝かせないわよぉ。ほぉ~らぁ、グリグリグリグリッ」
「あっ、いやぁぁぁ~。だめ、だめ、それはいやぁ。お願い、やめてぇ」
「んん~やめない、やめない。まだやめないわよぉ。ほらっ、たっぷりグリグリしてあげる。ほらっ、グリグリグリグリ」

その二人の痴態の声を、院長の真弓がドアの外で聞いていた。



僅か10メートル先に沙也加がいる。ここまで何分かかっただろう。
もう風も痛みも、そして疲れも気にならない。
沙也加までの距離が1歩ずつ縮まってゆく。そのことがすべてを凌駕していた。
「千鶴、頑張れ。あと少しよ」
「うん」
沙也加がいつものように両腕を伸ばしてゴールに立っている。今まで何度も見た光景だった。
「千鶴、いつも通りよ。いつもと一緒。最後まで気を抜かないで」
そうだ、いつも通り。いつもと一緒だ。
その時、一際強い風が吹き抜けた。大きく左に傾く千鶴。完全に重心を持っていかれ、千鶴はその場に倒れた。
「きゃあ」
しかし沙也加は手を差し伸べなかった。
「千鶴。立って、一人で立つの。あと3メートルよ」
そうだ。転んでも立って歩けばいい。一人で立って歩くんだ。
千鶴はゆっくりと立ち上がった。それだけでも息が切れる。そしてまた新たな
1歩を踏み出した。

今、千鶴は沙也加の腕の中にいた。
「パジャマのズボンが少し汚れた」
「もう一人で着替えてね。何なら洗濯もしてみる?」

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