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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
白い魔女
2007-07-29 Sun 12:00
69
千鶴の退院前日。二人は屋上で最後のリハビリをしていた。
二人での最後のリハビリ、課題は松葉杖無しで、一人で屋上の端から端まで歩
くことだった。その距離およそ100メートル。風が強く、空には白い雲が速い
動きで流れていた。
「いい、千鶴。これが卒業試験よ」
「はい。大丈夫、あたし歩ける」
「うん。頑張って。風が強いから気をつけてね」
千鶴は松葉杖を手摺りに立てかけた。千鶴の右側には大銀杏がその頂を覗かせ
ている。風が千鶴の髪を左に薙ぎ払った。
千鶴はゆっくりと、それでもしっかりと歩み出した。明日からは自分の足で歩
いてゆかなくてはならない。これ位のことが出来ないで、到底これからの人生
歩いてはゆけないだろう。
風にバランスを崩し、ふらつきながらも千鶴は歩いた。桃色のパジャマの上に
羽織った、白い丸首カーディガンの裾が激しくはためいている。
千鶴の横には沙也加が心配そうに寄り添い歩いている。
今は頼りない歩みでも、きっと歩いてみせる。沙也加の助けは借りない。借り
たくない。
ようやく半分近くまで来た。ここまでは今までにも歩いたことはある。しかし
ここからは未知の距離だ。
千鶴は1度立ち止まり深呼吸をした。ここからが本当の卒業試験だ。
行く手を阻む意地悪な風、まだ完全には曲がらず、筋力も戻りきっていな両足
は時々痛みも走る。
でもそれが何? 時は待ってくれない。いつまでもヨチヨチ歩きのままではい
られないのだ。
千鶴の瞳に熱い光が灯った。それは未来を照らす、未来を見つめる光だった。


分娩台に固定されたゆかりの蜜壺に
御堂は5本の指先を一つに揃え、円錐状になったその指の付け根の部分、一番
太くなった場所をゆかりの蜜壺の入口に押し付け、無理矢理に押し拡げてゆく。
「ひぃぃ~。あぁぁ~。やめてぇぇ~ひぃぃ」
「ほぅ~らぁっ、ほぅ~らぁっ、んん? 入りそうになってきたわねぇ」
「そっ、そんなぁ、無理ですぅ」
「そうかしらぁ? ほらほら。もう少しで。ほぅ~らっ」
それはまるで溢れる蜜が導き入れるように、蜜壺はその門を開き、御堂の右腕
の前に陥落していった。
「ああっ、ああっ、いやぁ、だめぇぇ~」
「ほぅ~ら、入る入る。入るわよぉ~」
そして、ゆかりの蜜壺はズッポリと右腕を飲み込んだ。
生暖かい肉の袋に腕を突っ込んだような感触に、御堂の唇が満足げな笑みを浮
かべた。
蜜まみれになったその右腕を、こんどはゆっくりと引き抜きに掛かった。
「ああぁぁ~いやぁぁ~」
「んん~ヌルヌル。気持ちいいでしょう? 癖になるわよ」
指の付け根の一番太くなった部分まで引き抜くと、今度はゆっくりと奥まで押
し込んでゆく。腕を締め付ける肉の収縮を感じながら御堂は、ゆっくりとした
ピストンを繰り返した。
「もう、もう抜いてぇ。もういやぁ~」
「せっかく入ったのにぃ。もっと楽しませてぇ。ゆかり」
そう言いながら、腕を引き抜いては押し込んでいった。
ゆかりの蜜壺が、メリメリと音を立てて犯されているようだった。
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別窓 | 白い魔女 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
白い魔女
2007-07-28 Sat 12:12
68
真弓がチェックしていた献体の契約金は、ゆかりがこの病院に献体として来た時
に背負っていた借金の額の事だ。
真弓はその日の帰り際に、御堂の机にあった献体に関するファイルの納められて
いるピンク色のCDを持ち帰った。
PCにCDを入れ、ファイルを開く。そこには2つのファイルがあり、一つは
「献体契約金」、もう一つには「ゆかり」とタイトルが付けられていた。
最初に「献体契約金」のファイルを開く。
これは過去の献体達のアーカイブと、現在のゆかりの返済額の状況が保存されて
いる。内容も真弓が聞いている通りのものだった。
次に「ゆかり」と付けられたファイルを開いた。
ファイルに目を通していた真弓の瞳が、赤いフレームの中で冷たく光った。
ゆかりの契約金は500万。しかしここには、その500万に別途諸経費として100
万の上乗せがしてあり、実際の支出は600万になっている。
この契約金の管理は御堂に任せているが、この100万の支出は真弓は聞いてい
ない。これは言わば、御堂の裏帳簿とも言えるものだった。
何故こんな重要なファイルを鍵も掛けずに、無造作に机の引き出しなんかに。
しかし今思えば、今までこのCDを真弓が見ることはなかった。それ故に御堂も
安心しきって油断していたのではないか。
「雪絵。このままにはしておかないわよ」


千鶴の退院を間近に控えたある日の夕方、沙也加は千鶴の病室を訪れた。
「退院までもうすぐね。千鶴」
横になっている千鶴に優しく微笑みかけた。
「うん」
その言葉にコクリと頷く千鶴。
「退院してもリハビリ頑張ってね。千鶴なら大丈夫だと思うけど。だってもう
あんなに歩いちゃうんだもん」
「うん。まぁね」
沙也加がベッドサイドに腰掛けた。
「今夜はチョット寒いわね。風邪引かないでよ、ここまできて」
「うふっ、平気よ。病院で風邪引いても、すぐお薬もらえるでしょ」
「もう、そんな患者さんには痛い注射するわよ」
沙也加が千鶴に倒れかかるようにして顔を寄せた。一瞬の沈黙の後、二人は唇
を重ねた。千鶴が下から両腕を沙也加の背中に回し、きつく抱きしめた。
「あたしも、あたしも沙也加みたいに、人の役に立つ仕事がしたい」
「千鶴もナースになる?」
「なれるかな?」
「なれるよきっと」
「そしたら、沙也加に痛い注射しちゃうよ」
「じゃ、あたしはもっと痛い注射してあげる」
「うふっ」
二人は見つめ合い、微笑み合って唇を重ねた。
茜色の空は深い藍色に変わり、忍び込んだ夜風が静かにカーテンを揺らした。
別窓 | 白い魔女 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
蛍の言の葉
2007-07-28 Sat 09:02
ー 10万ヒットを越えました ー

皆様、いつも当ブログへのご訪問ありがとうございます。
おかげさまで『あなたの燃える手で』がこの度、10万ヒットを
迎えることが出来ました。

日に日に増えるカウンターを横目に、”1周年で10万ヒット” を密かに
期待していましたが、「まさか? 本当に?」と言うのが正直なところです。
1年間このブログを、コツコツと続けてきて本当によかったと思います。

これからも、皆様により楽しんでいただける官能的なストーリーを、書き続けて
いきたいと思っています。

これからも、『あなたの燃える手で』
           よろしくお願いします。m(_ _)m

別窓 | 蛍の言の葉 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
白い魔女
2007-07-25 Wed 19:46
67
千鶴のリハビリは主に屋上で行われることが多かった。
転んだ時など下がコンクリートということが心配ではあったが、沙也加が補助
に付く為、千鶴も安心してリハビリに専念できた。
「さぁ、今度は松葉杖無しでここまで歩いてみて」
松葉杖を手摺りに立てかけながら、千鶴から10メートルほど離れた。
「うん」
全身の筋肉を緊張させ、両手でバランスをとりながら、千鶴がヨチヨチと歩き
出した。その瞳は沙也加の足もとをじっと見据えている。
「ちーづーるー。がんばれ、がんばれ千鶴」
両手でメガホンを作り応援する沙也加。目の前まで来た千鶴を今度は両手を伸
ばして、その胸に迎え入れた。
沙也加の声援にも支えられ、千鶴は歩く距離を日に日に伸ばしていった。
「大丈夫? 今日はこれ位にしとく?」
「ううん、もう1回。今度は15メートル」
「いいのよ無理しないで。また明日にしましょう」
「あたし辛くない。沙也加となら辛くないよ。でも、もう少し歩けるようにな
ったら退院だね。チョット寂しいな」
「千鶴……」
「だからって、あたし一人の為にいつまでもベッド使うわけにいかないじゃん。
患者さんはドンドン来るんだし。さぁ、歩くよ」
千鶴は明るく、それでいてどこか悲しげな笑顔を浮かべた。


御堂は楽しそうに、悶えるゆかりの顔を覗き込んでいる。
そして思い出したように胸の果実を口に含んでは舌でねぶり、摘み上げては指
先で弄んだ。そして蜜壺に差し込んだ4本の指に、5本目の親指を加えようとし
ていた。
「さぁ、入るかしら?」
「むっ、無理ですぅ。そんなのぉ」
「でもあと1本よ。入るんじゃない」
「ああっ、やめてぇ、そんな。入るわけな……」
御堂は5本の指先を一つにまとめ、円錐状になったその右手をゆかりの蜜壺に
押し込んでいった。
「ああぁっ、待って、そんな無理ですぅ」
「まずは、どこまで入るか試してみましょうか?」
そう言いながら御堂は右に左に手首を捻り、蜜壺を拡げてゆく。
手首を捻るたびにゆかりの腰が浮き上がり、引き絞るような喘ぎが口から漏
れた。
「ひぃぃ~。あぁぁ~。やめてぇぇ~ひぃぃ」
「ほぅ~らぁっ、ほぅ~らぁっ、ほらっ、ほらっ」
段々とトーンが高くなってゆく御堂の言葉と連動するように、手首がグリグリと
蜜壺を責めたてる。

その頃院長の真弓は、自宅で献体の契約金のチェックをしていた。
別窓 | 白い魔女 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
白い魔女
2007-07-22 Sun 09:22
66
御堂の4本の指先が、ゆかりのGスポットを意地悪く責めたてる。
「ひぃぃ~、あぅぅ。そっそこは」
「そこはぁ? なぁにぃ?」
御堂の指はソノ部分で指先を軽く曲げ、押し付けるようにした。
「はぁ、はぁぁ~いやぁ」
「んん? ココが堪らないのよねぇ。ほらっ、ほらほら」
光も差さず、声も届かない所。その存在さえも知る人の少ないこの地下室で、
女による陰湿な責めが始まろうとしていた。既に勤務時間を終えた御堂を探す人
もなく、院長と御堂以外立ち入ることのない、特別室のゆかりが居なくなってい
ることに気づく人間もいなかった。
御堂は指先でゆかりの性感ポイントを軽く引っ掻くように2~3度動かした。
「ああっ、それは、それはいやっ」
「いやなのぉ? そう? ほらっ、ほらっ」
「ああっ、あうっ、ああん。だめぇ、いやぁ」
御堂は同じ事を繰り返し、ゆかりの反応を見ている。そして頃合いと見るや。
「今度は連続で動かすわぉ。いいぃ?」
「だめっ、だめだめぇ。そんなの耐えられない」
「耐えられないと、どうなっちゃうのかしかぁ? ふふふっ」
そして指は動き出した。
「ひぃぃぃ~。だめぇぇぇ~。やめてっ、やめてぇ~」
「んん~まだまだよぉ」
「いやぁぁ~だめだめ。もう、もうだめぇぇ~」
「んん~堪らない? ほらほら、じっくりじっくり」
御堂の瞳に妖しげな炎が燃え始めていた。


朝靄に包まれたような街を、千鶴は歩いていた。
知っているようで始めて訪れる街。記憶のどこかにあるような、しかし記憶の
断片は、バラバラなパズルのように一つにならない。
千鶴の横にはボンヤリとした人影。仲良くおしゃべりしながら、石畳の道を歩い
てゆく。道の両側にはカフェや、アクセサリーショップが並んでいる。
美味しそうなケーキの並ぶのカフェを見つけた。その人影は千鶴の手を握ると、
そのカフェの入口に千鶴を引いていった。
「美味しそうー。ねぇ千鶴、ここ入ってみよう」
どこかで聞いた声。誰? あなたは誰なの?
千鶴の手を引いたままその人影は店の中に入ってゆく。
その後ろ姿。白い制服のような服を着ている。どうしてこんな街中で、でも千鶴
の胸は高鳴っていた。この人といるとすごく楽しい。すごく嬉しい。
あたしはこの人といると安心なんだ。
千鶴は温かな手に引かれながら、店の中に入っていった。

「千鶴。千鶴、起きて。リハビリの時間でしょ」
「えっ? ああ沙也加。あたし寝ちゃったのね」
カフェに入ったつもりの千鶴のいた場所は、病室のベットの上だった。
「もう、お昼寝なんかして。夜寝られなくなっても知らないわよ」
薄れてゆく夢の記憶。しかし、千鶴の胸に暖かな日だまりのような塊があった。
色も形もないけれど、それは確かにそこにあった。

別窓 | 白い魔女 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
白い魔女
2007-07-21 Sat 08:23
65
沙也加自身、屋上には久しぶりにきた。
普段見上げている建物や街を、俯瞰して見るのは新鮮なものがある。
沙也加が千鶴かは目を離している隙に、千鶴の姿が見えなくなった。
どうやら干してあるシーツに陰に入ったらしい。沙也加が追いつこうと足を
速めた時だった。
「きゃあぁ」
千鶴の悲鳴が聞こえた。急いでシーツの向こう側へ回り込む。
そこには斜めに倒れ込んだ千鶴の姿があった。幸い怪我らしい怪我はしてい
ないようだった。どうやら排水溝の溝に引っ掛かったらしい。
「大丈夫? 千鶴」
「うん。でもちょっとビックリした」
抱き起こそうと沙也加が両腕を千鶴の脇に差し入れた時、二人の視線が重な
った。永遠のような一瞬だった。沙也加は千鶴の唇に自分の唇を重ねていた。
千鶴も瞳を閉じそれを受け入れた。
甘く柔らかな舌が絡まり合った。千鶴の両手が沙也加の腰に巻き付けられ、
抱き起こそうと中腰の体勢だった沙也加はその場にしゃがみ込んだ。
沙也加も両腕をそのまま伸ばすように千鶴の背中に回し、彼女を抱きしめた。
「ごめん千鶴。あたし、あなたのこと……」
「いいよ。沙也加、あなたなら。あたしもう大丈夫だから」
そして二人はもう1度唇を重ねた。
揺れるシーツに挟まれた二人は誰からも見えない。
まるで神様の目隠しのように。



御堂はゆかりの形のいい胸を見つめた。そしてそこに口を寄せるとピンクの果
実を口に含んだ。
「あん。ああぁっ、あぁぁ~」
口を開け、舌を伸ばして敏感な果実を小刻みに掃くように舌の先で転がす。
みるみる硬くなってゆく果実を舌先に感じながら、御堂はゆかりの濡れた蜜
壺に右手を伸ばした。左手はもう一方の果実を摘み、クリクリと捻り回している。蜜壺に中指を入れそれに人差し指を添えた。そして薬指も添え、3本の指を蜜壺に沈めていった。
「ああっ、ううぅ~ん」
「4本入るかしら? ほらっ」
「ああぁん。うぅぅっ、あっ、ああっ、あぁん」
「4本入りそうよ。ゆかり」
「ああっ、そっそんなぁ。あっあっあうぅぅ~ん」
4本の指を沈めながら、御堂はゆかりの性感ポイントを的確にその指先に捉え
ようとしていた。
ゆかりの蜜壺は、自ら御堂に指を迎え入れるように拡がってゆく。
それに従い指がジリジリと蜜壺の奥へと侵攻し、そのポイントに到達した。
「ほらっ、ここでしょう? んん? ほぅ~らぁ」
ゆかりの腰が、分娩台の上で跳ね上がった。

別窓 | 白い魔女 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
白い魔女
2007-07-18 Wed 21:42
64
「ほらっ、もっと蜜を出して。こうされたらどうかしらぁ?」
花びらを拡げていた右手で、紅い真珠を摘み上げた。既にシコり起っていた
真珠はゆかりの悦楽への扉を一気に開いた。
「あぁぁっ、あうぅぅ~。ああっいい。感じるぅ~」
「んん~やっぱり、濡れる濡れる。ほらっこんなに」
御堂は再び蜜壺に吸い付くと、右手で真珠を弄びつつ、舌で巧みにその溢れ
る蜜を舐め取った。

ひとしきり蜜を舐め取った御堂はゆかりの両足を解放し、分娩台に連れて行
った。両手は手枷を嵌められたままのゆかりは、まるで囚人のように分娩台
まで歩いた。
「そこに座って、両足をココに乗せて」
ゆかりは分娩台に座ると、両脚を拡げ少し高くなった足乗せの上に置いた。
それには皮のベルトが付いており、それで足首をしっかりと固定した。頭は
そのままヘッドレストにもたれた。まるで産婦人科で治療を受けるようだった。
御堂は手枷を握ると、ヘッドレストの裏に回しそこにあるフックに引っ掛けた。ゆかりの両腕はピッチャーの投球ホームのように頭の後に回された。
「さぁ、これからよ、ゆかり。本格的に虐めてあげる」


千鶴は握りしめていた携帯電源を切った。すべてを吹っ切ったように。
鏡一のこともやがてリセットされるだろう。沙也加は千鶴の笑顔からそう読
み取っていた。
「さぁ、千鶴。部屋に戻るわよ」
「ええぇ、もう?せっかく屋上にきたのにぃ? ねぇ、屋上1周してもいい
でしょう?」
「ふぅん」
沙也加は大きく胸を上下させて、深呼吸のような溜息をついた。
「まぁ、いいでしょう。それではリハビリをかねて、1週だけですぞ。千鶴殿」
「本当? ありがとう。それじゃこっちから」
千鶴は大銀杏を見下ろしながら、屋上の柵づたいに松葉杖で歩いていった。
まだ若い銀杏の葉が、碧の光を反射しているように輝いている。
遠く都心の高層ビル群がハッキリと見え、青空はどこまでも繫がっていた。
沙也加は千鶴の後から付いていった。
時折透き通った風が千鶴のパジャマを翻し、昨夜のシャンプーの香りを沙也
加に運んだ。
松葉杖が使えるようになったとはいえ、長い入院生活で千鶴の筋力はかなり弱っている。千鶴にはリハビリ室より屋上の方が良いかもしれない。
そんなことを考えながら自らも大銀杏を見下ろした。

別窓 | 白い魔女 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
白い魔女
2007-07-15 Sun 11:14
63
千鶴の濡れた瞳が沙也加を見つめている。
「沙也加、沙也加に比べたらあたしなんて、あたしなんて……笑っちゃうね」
「ううん、そんなことないよ。千鶴の胸に大きな穴が空いたのはよくわかる」
「えっ、」
「大きな穴がポッカリ空いて、よくわからないんだよね。自分でもどうしてい
いか、どうすればいいのか」
「うん」
心にポッカリと空いた大きな穴。やっと自分の気持ちを表現する言葉が見つかった。と言うように沙也加が千鶴を見つめ返した。
「でもね、みんなそんな穴の一つや二つ、空いているんだよ」
世の中には、埋めきれない程大きな穴の空いている人も。その言葉は口に出さずに沙也加は飲み込んだ。それが自分だなんて言うつもりない。
だって、自分より大きな穴の空いている人は大勢いるのだから……。
「そうだね。そうだよね。あたし甘えてたのかな?」
「みんなそうだよ。好きな人や大切な人が目の前からいなくなれば」
沙也加が微笑みかけた。その微笑みは青空に負けないくらい明るかった。
千鶴の心の雨雲が晴れてゆく。雲間から陽光が光りの柱となって差し込んだ。
その光柱は本数を増やし、幅を広げ一つに繫がっていった。
千鶴は空を見上げた。飛行機雲を引いていた飛行機は既に飛び去り、後には
一筋の飛行機雲だけが残っていた。



御堂は舌全体を広く張り付かせ、ゆっくりと頭ごと下から上に移動していった。上まで来ると真珠のすぐ脇から再び同じように舐め上げる。
「ああぁぁ~いやぁ~」
ゾクゾクとした感覚に内臓を抉られるような気になる。
「ふふふっ、どう?」
「ああっ、お願い、やめてぇ」
「さぁ、今度はココよ。こうやって大きく拡げて……」
ゆかりの淫花の花びらを摘み左右に拡げた。パックリと肉色の淫らな花が
御堂の目の前で濡れ光っている。
「ああぁ、恥ずかしいぃ」
「ううぅん。蜜がこんなに。ヌルヌルじゃない」
「ああぁ、いやぁ」
「じっくり舐めてあげる」
御堂は舌を尖らせるとゆかりの蜜壺に差し込み、奥からその蜜を掬い取るよ
うに舐めた。
「ああっ、いっいいぃぃ~。あぁぁ~んん~あぅぅ」
「ああぁ、美味しいわぁ、もっと頂戴。もっともっと」
御堂はゆかりの蜜壺を両手で更に拡げ、口全体を密着させ蜜を舐め取った。
花びらをしゃぶり、尖らせた舌を何度も差し込む。
「ひぃぃ~、だめぇ~いやぁ、いやぁ、あぁぁ~」

別窓 | 白い魔女 | コメント:2 | トラックバック:0 | top↑
白い魔女
2007-07-14 Sat 10:12
62
しかし御堂の生暖かい舌はヒリつく剃り跡に張り付き、下から上にネットリ
カミソリは縦に横に、そして斜めにと縦横無尽に動き回った。
「いやぁ、だめぇやめてぇ」
「ほぅ~らっ、だんだん見えてきたわよぉ。もっと綺麗にしましょうねぇ」
更に一度剃った部分を反対から剃り上げ、ゆかりの茂みは今や完全に消失
した。隠れていた淫花は、閉じることの出来ない脚の間でその姿を晒した。
御堂が下からその花を見上げている。
「丸見えねぇゆかり。どう? サッパリしたでしょう」
鋼鉄の刃の洗礼を受けた肌はカサついてヒリヒリと敏感になっていた。
そこに剃り残しを確かめるように御堂の指が這う。
「あうぅぅ」
「剃ったばかりですもんね」
「ああっ、やめてぇ。あはぁぁ~。あっ、ああっ、あうっ」
けっして強くは触らないその指は、羽のように剃り跡を撫で回した。
ゆかりは撫で回される事で、更に敏感になってゆくような気がした。
ゆかりの体が時折、痙攣するように震える。それを見た御堂が剃り跡に口を
近づけ、ゆかりの顔を見上げる。そして舌を伸ばした。
「いやぁぁぁ~。いやっ、いやっ、待ってぇぇ~」



「小さかった頃は、お父さんやお母さんがいる友達が凄く羨ましかったわ。
どうしてあたしにはいないんだろうとか、お母さんと手を繋いでいる子を見るといまだに羨ましい。あたしはお母さんの手の温もりを知らないから」
チョット悲しそうな顔で沙也加が笑った。

初夏の青く染め抜かれた空から降り注ぐ優しい日射しが、病院の屋上に二人の影を短く作った。
二人の横には、干されたシーツが青い風に揺れている。

「でもあたしにはその分、人の悲しみや痛みがわかると思った。だからナース
になったの。病気への恐れや不安。孤独や悲しみ。そう言うものを出来るだけ、ううん、少しでも取り除いてあげられればと思って……」
自分が孤児院で育ったことなど言うつもりはなかった。
自慢できる話ではないし、言ったところでどうにもなるわけでない。
何でそんなことを言ったのか、ただ自分にもあなたの寂しがわかる、という
ことを言いたかったのかもしれない。
「だから千鶴、あなたのことも、放ってはおけなかったの」
千鶴の目に光るものが生まれていた。
「沙也加。あたし……」

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白い魔女
2007-07-08 Sun 10:06
61
「ごめんなさい。でも松葉杖にも大分慣れたし、平気かなって……」
「もう、心配させないで。でもまぁ落ち込んでるよりは良いけどね」
沙也加が笑った。つられて千鶴も笑った。千鶴の顔に笑顔が戻った。
「結局、連絡ないの? 鏡一君からは」
千鶴は無言で頷いた。
だから言ったじゃない。と言う言葉を沙也加は飲み込んだ。
「あたしね……」
「えっ?」
沙也加はいったん言葉を切ったが、思いきって続けた。
「あたしね、孤児院で育ったの」
「孤児院で?」
千鶴が少し目を丸くして聞き返す。
「うん。事故で両親を亡くして、もっともその時の記憶はないんだけどね。
でもその孤児院の先生がとっても厳しい人だったの」
千鶴は黙って沙也加を見つめている。
「挨拶はもちろん、身の回りの事とか、言葉使いや箸の持ち方までね」
「へぇ、それで」
「そりゃ厳しかったわ。男の子なんかよく叩かれてた。女の子でも時々。
でもね、あの先生がいたから今のあたしがあるって言うか、上手く言えない
けど、あの時、孤児だからって優しくするだけだったら、ろくな大人になってなかったわ。あの先生から怒られた事って、今になってとってもよくわかる」
涼やかな風に、大銀杏の若葉が可愛らしく手を振った。



御堂は口をゆかりの耳元に近づけると囁いた。
「まずはココの毛を剃りましょうねぇ。このままで」
「いやっ、そんなのいや。いやよぉ」
「邪魔なものを剃ってツルツルにして、じっくり味わうの。あなたの蜜を」
「いやぁ、そんな事やめてぇ」
御堂はゆかりから離れると、分娩台の影にあった手押しのワゴンを押してきた。上下二段のワゴンには色々な責め具が乗っていた。
御堂はシェービングスプレーと未使用のT字カミソリを手にすると、ゆかりの前にしゃがみ込んだ。
「ねぇ、お願いやめてっ」
しかし御堂は無言で、いやその唇は微かに微笑みながら、ゆかりの黒い茂み
にスプレーを吹き付けた。黒い茂みが白い泡で覆われてゆく。
スプレー缶を床に置くとゆかりを見上げた。ゆかりと目が合うとその唇が紅い
三日月のように歪んだ。
御堂はT字カミソリを手にすると、泡の周辺から剃り始めた。
「いっ、いやぁ。いやぁ、やめてぇ」
カミソリはブルトーザーのように泡を運び去り、無抵抗な恥毛が鋭い刃で根こ
そぎ切断され、後には剃り上げあれた白い肌が露出していった。

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蛍の言の葉
2007-07-07 Sat 19:55
今日は七夕ですね。
天気は生憎ですが、織り姫と彦星が出会えると良いですね。


そういえば幼稚園の頃に、短冊に願い事を書いて笹に吊したっけ。
その時の願い事、もう忘れっちゃったなぁー。
不思議だな、願い事だったのに・・・。
願った方が忘れちゃうなんて。これじゃ願いが叶っても気が付かないじゃん (*^_^*)
大人になった今、願い事を書けば何か欲深いことばかり書いてしまいそう。

『星に願いを』と言う曲もありますが、世界中の人が星に願い事をしているんで
しょうね。
 
・・・星も大変だ。


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白い魔女
2007-07-07 Sat 10:12
60
「ああぁ、待って、そっそんな。あぅぅ、いやぁ」
「中がすごーく熱くなってるわよぉ」
「ああっ、言わないでぇ」
「もうトロトロねぇ。ほぅ~らっこうやってクリちゃんをいじると、お尻が
指を締め付けて千切れそうよ。ほらっ、ほらほらっ」
「いやぁ、だめぇ、ああぁん」
床に足を固定され、両手を天井のウインチで引き上げられ、全身がピンと
張っているゆかりには、腰を前後に振ることぐらいしかできない。
しかしそれさえも虚しい抵抗だった。ゆかりが腰を振ろうとも、その動きに
御堂の腕がつられて動くだけだ。
「ああぁぁ、だめぇ、いやぁ、いやぁ、やめてぇ」
御堂はゆかりの切なげな顔をゆっくりと眺めている。
「ふふふっ、これはどう?」
蜜壺と裏の窄まりを貫いた右手の二本の指を同時に出し入れする。
「ほらっ、ほらっ、んん? ほぅ~らっ」
蜜壺の人差し指はヌルヌルと、裏に入った中指はキュッキュッと、それぞれ
違った感触を伝える。同時に左手は、剥き出した紅い真珠を責め嬲る。
「あうぅぅ~。いやぁ、だめぇ。ねぇお願い、やめてぇ~」



今さら鏡一に連絡が取れないのは分かっている。本来向こうから連絡してくる
のが筋だとも思う。しかし見舞いはおろか連絡一本よこさないとは……。
店に来られない人間は客ではないとでも言うように。

鏡一への想い。諦めている自分と、諦めきれない自分と、本当は分かっている。そう、分かっている。ずっと前から……。
その時、手にした携帯が鳴った。
ハッとして画面と見ると、そこにあるのは近藤沙也加の名前だった。
「はい」
「あっ、千鶴。今どこにいるの?」
「屋上です。あんまりいい天気だから」
「屋上? 一人で? わかったわ。今行くから待ってて」
「はい」
電話を切ると、千鶴は空を見上げた。
一機の飛行機が飛行機雲を引きながら飛んできた。まるで青い画用紙に白い
クレヨンで線を引いてゆくようだ。
その時、千鶴の後で屋上のドアが開く音がした。振り返るとそこに、少し怒った顔をした沙也加の姿があった。
「もう、勝手にこんな所に来て。転んだりしたらどうするの? まだ一人で立てないでしょ」

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白い魔女
2007-07-05 Thu 19:56
59
沙也加は千鶴への想いを胸の中に留めたままでいた。
今の千鶴にこの想いを伝えても、彼女を混乱させるだけなのは分かっている。
まして千鶴の心は完全に鏡一に向いてしまっている。
鏡一という彼がどんな男なのか、沙也加に興味はない。
ただ千鶴を苦しめている張本人と言うだけで十分だった。

それから1週間、2週間、鏡一からは何の連絡もなく、千鶴の携帯は何の着信
音も鳴らぬまま、1ヶ月の時が流れた。
その間、千鶴の足のリハビリは順調に進み、今では松葉杖で大抵の所へは出歩けるようになっていた。

ある晴れた日の午後、千鶴は一人で病室を出るとエレベーターに乗り、屋上へ出た。入院以来初めての空の下だった。
「空ってこんなに広かったっけ」
初夏を感じる風が頬を撫で、パジャマの袖を揺らした。
千鶴は風になびく柔らかな髪を掻き上げた。
眼下には夢の森の駅を出る電車や車が、オモチャのように見る。
雲一つない快晴の空は視界も良く、遠く都心の高層ビル群が望めた。
千鶴の手には携帯が握られている。



御堂の両手はゆかりの尻を撫で回し、そして右手がその中心部に潜り込んで
いった。潜り込むに従い体を密着させ、左手を腹に回し抱き抱えるようにした。
「あっ、いやぁ」
両足を固定され、全身を引き延ばされているゆかりには、僅かな抵抗も出来
ない。御堂の右手の中指が後から蜜壺の入口を探り当てた。
「ああぁ、だめぇ」
「あらあら、こんなに濡れてるわよぉ、ゆかり。ほらっ、ほらほら」
中指に人差し指が添えられ、蜜壺にジワジワと押し入ってくる。同時に左手
が腹から下に滑り、黒い柔毛の中から敏感な真珠を探し出す。器用に真珠の
皮の中から紅い真珠を剥き出すと、中指の指先でカリカリと小刻みに掻くよ
うに刺激する。丸裸にされた真珠はみるみる充血し、硬くシコり起った。
「ああぁぁ~ああぁ~。いいぃぃ~。ああっ、あっ、あっ」
「んん? 感じるでしょう。ここはどうかしらぁ?」
御堂は蜜壺の人差し指を抜くとそのまま裏の窄まりにその指先を合わせ、
ゆっくりと沈めていった。
「いっ、いやぁぁ~そんなの。あっ、ああっ、ああぁぁ~」
御堂はゆかりの返事などお構いなしに、後と前の指を突き刺してゆく。
そし深々と突き刺した指先をそれぞれの中でくねらせた。

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白い魔女
2007-07-01 Sun 10:03
58
御堂はゆかりの両足に黒革の足枷を嵌めた。足枷にはD字形のリングが付い
ている。足枷のリングに床のリングを繋ぎ、再びウインチを巻き取っていく。
ゆかりの両腕が伸び、体が引き上げられ、やがて踵が浮いて体中の関節が引
き伸ばされ始めた。大体延びきったところで、ゆかりの体が引き延ばされ過
ぎないように、微調整をしながら細かくスイッチを入れる。
それは1センチずつ伸ばされるような優しさのようで、その実、限界ギリギ
リまで引き延ばすという残酷な作業だった。
「どう? 苦しい?」
「いっ、いえっ大丈夫です」
「そう」
御堂はスイッチを離すと、唇を妖しく歪めながらゆかりの後ろに回り込んだ。
そしてその場にしゃがみ込むと、ゆかりの外側のくるぶしを指先で優しく引っ
掻いた。そしてその爪の先はゆっくりと上に上がってくる。
ツルツルとした陶器のような脛を、柔らかくそして今は張りつめたふくらはぎ
を、両足同時に御堂の10本の指先がジワジワと刺激しながら這い上がってる。
「あっ、あっ、あはぁぁ~。うぅ~」
「んん? 感じるぅ? ここは? ほぉ~らぁ」
御堂の指は膝の裏で止まり、モゾモゾと動き続ける。
「あぅっ、いやぁ~。ああぁ」
御堂はその場に立ち上がると、ゆかりのお尻にその手を伸ばした。


千鶴は盲目の恋に落ちていた。
相手の気持ちも仕事も、百も承知で。頭では分かっていても、身を焦がす炎は
それでも消えることを知らず、内から千鶴の心を焦がしていった。
辛いだろうと思う。好きな人がいながら、思いの内を伝えても振り向いても
らえず、それでも想い続けるのは。
今もどこかの誰かにメールを送っているかもしれない。もしかしたら、今頃
別の子とデートしてるかもしれないのだ。
彼はホストなのだから。
自分は憧れの響子先輩と思い出を作ることが出来た。
でも、千鶴は。
「千鶴……」
沙也加の胸ですすり泣く千鶴の涙が、ナース服を濡らしていった。
自分に出来る事、今はこうして一緒にいてあげることぐらいしか出来ない。
それでも沙也加は千鶴を守ってあげたかった。
それはナースとしてだけではなく。一人の友人、いやこの感情は女性として
女性を想う、そう、学生時代に響子先輩に抱いた恋心と同じ想いだ。
自分は響子先輩を千鶴に重ねているのではなく、千鶴本人が好きなのだ。
そうだ、今分かった。
(千鶴、あたしは……あなたが好き)
窓の隙間から強まった雨音が忍び込んでくる。中庭の大銀杏は、無数の雨粒
を垂らしながら、二人の想いを見守っているようだった。
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