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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
秘湯の夜
2007-08-24 Fri 22:59
ー 最終回 ー 
カーテンの隙間から蜂蜜のような朝の光が差し込んでいる。
布団に横たわる私の耳に、川のせせらぎが繰り返し聞こえていた。
やっぱり彼女はいなかった。
「結局、さようなら言えなかったなぁ。やっぱりそれが心残りかな」
そう思いながら私は帰り支度を始めた。
「最後にもう1回、温泉に入っとこうかな」
帰り支度を中断すると、タオルを持って露天風呂に向かった。

こうして温泉に浸かって空を見上げると、白い湯煙が青空に吸い込まれていくように見える。そう言えば、初めて由里にあったのもこの露天風呂だった。
「あれ? ちょっと待って。由里はどうしてここにいたの?」
そうだ。だって由里は宿泊客じゃないのに……。
それともここは温泉だけ利用できるのかな? しかも由里は私の部屋まで来た。どうして私の部屋を知っていたの? 
体はサッパリしたけど、心のモヤは晴れぬまま、私は露天風呂から上がった。
露天風呂から部屋へ戻る途中、ちょうど階段の下で女将とすれ違った。
「あっ、あのう、ちょっとすいません。女将さん」
「はいっ」
「ここの温泉は宿泊者以外の人も入れるんですか?」
「いいえ。お泊りいただいている方だけですけど」
やっぱり。って言うか、それじゃ由里はどうやってお風呂に……。
「それじゃ、誰かが私を訪ねてきたら、部屋を教えますか?」
「そりゃ、ご本人の確認をとってからじゃないと。最近は物騒ですからねぇ。
何かあったんですか?」
「昨夜とおとといの夜、私を訪ねてきた女の人がいましたよね?」
「いいえ、誰も。お客さん。酔っていい夢でも見たんじゃないですか」
「由里さんっていう27~28歳のきれいな人なんですけど」
「いいえ、そんな人来ませんでしたよ」
「ここにそれくらいの人、泊まってませんか?」
「いいえ、今はお客さんの他には家族連れが3組だけですから」
「じゃ、ここの従業員にそれくらいの人は……」
「ここに居るのはみんなあたしより年上の人ばっかりですから」
「そうですか」
女将はどう見ても40代にしか見えない。あの由里が40代のはずはないし。
「鍵はいつも何時まで開いているんですか」
「そうですねぇ、10時ごろまでは開いてはいますけどね、誰も来ませんしねぇ。第一、誰か来ればセンサーがチャイムを鳴らしますから、分かりますよ」
そうか、確かに玄関に入ると、奥でチャイムが鳴るのが聞こえる。
「どうもすいません。変なこと聞いちゃって」
「いいえ」
女将は笑顔で頭を下げると、奥へと消えていった。

それから3時間後のお昼に、私は「渓友館」を出た。
その時は、女将がわざわざ外まで見送ってくれて、またココにって思う。
「外は暑いですねぇ。気をつけてお帰り下さいね。ありがとうございました」
女将は両手を前に深々と頭を下げた。
「どうも、お世話になりました」
私は一礼すると、「渓友館」を後にした。

それにしても、いったい由里は……もう、一体どういうことよ。
そうだ、最初に由里を見つけた場所、あの川の大岩の所へでも行ってみよう。
せっかく温泉でサッパリした後だけど、私は炎天下の中、あの川に向かった。
足場の悪い河原を大股で歩きながら、私は大岩にたどり着いた。でもそこには、
橙色の鬼百合が1本、風もないのに揺れていた。まるで私に会えた事を喜んでい
るように。その鬼百合を、大岩をバックにカメラに納めた。
これが「天人沢」で撮る最後の1枚になった。
「やっぱりねぇ。居る筈ないか。用事があるって言ってたし」
私は満たされぬ思いで、「天人沢」駅に足を向けた。
深緑の山は相変わらず、セミたちの合唱で溢れていた。

14時「天人沢」発の列車は、定刻通りにホームに入ってきた。
私はこの町を一望できる改札口の前で、もう1度この町を眺めた。
そう、あの時もこうやって釣り人をファインダー越しに見ていたんだっけ。
そして、カメラをこうやて右に……。
「あっ、ゆっ由里」
由里がいる。確かに由里がいる。
あの時と同じだ、さっき行ったあの大岩に、由里が腰掛けている。
由里はこっちを見ている。 私は手を振った。思いっきり背伸びをして、私が
分かるだろうか? いや肉眼では無理かもしれない。それでも手を振り続けた。
ファインダーの中の由里は、こっちを向いて微笑んでいるように見えた。

ホームに発車を告げるベルが響いた。
列車と共に「天人沢」の景色は流れ始め、やがて深緑の向こうに飲み込まれた。最後に一目、由里を見れたことが救いだった。


ーエピローグー
これからまた5時間。東京までの長い道のりが始まった。
私はたった2両の列車に揺られながら、撮り溜めた写真をカメラのディスプレイに映し、チェックをしていた。
最初の1枚目は駅から撮った鮎釣りの風景だった。色々なことがあった2泊3日の旅が、時間経過と共にこのカメラに収められている。
由里を見つけ、大岩まで歩きながら撮った写真。翌日の駄菓子屋、田んぼ。そしてその日の夜に撮った由里のヌード。
「あれっ? えっ、何これ? 撮れてない」
いや写真は撮れている。そこに由里だけがが写っていない。どういうこと?
部屋の壁やカーテンはちゃんと写っているのに、由里だけが写っていない。
タイマーを使ってキスをしながら撮った写真も、私だけが空を抱きしめている。
「由里、あなたはいったい……」
その時、由里との会話が蘇った。

「璃緒、また来てくれる? ここに」
「うん。来るよ」
「本当に? 何があってもまた来てくれる?」
「もちろんよ。年末にでも来たいくらい。一緒にクリスマスを過ごそうか」
「うん。ありがとう。うれしい。あたし待ってるわよ。本当に待ってるわよ」

そして私は最後の1枚を見た。
大岩をパックに撮った鬼百合の写真だ。目頭が熱くなって、涙で写真の鬼百合の輪郭がぼやけ、新たな形を取っていく。それは小指を立てて指切りのまねをする由里が、幸せそうに微笑んでいるように見えた。
私が明日帰ると言ったときに見せた、あの寂しげな瞳。

もしかしたら誰にも見えない、私だけに見える由里。そうなのね。

「由里、約束よ。私またここに来るわ。きっと来る」
昨夜の彼女の細い小指の感覚が、私の小指に確かに残っていた。

あなたはここに写っていないけど。あなたのあの天使のような微笑みは、
私の心に焼きついているもの。



                -END-

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秘湯の夜
2007-08-22 Wed 20:28

翌17日、早朝。
いつも気が付くと朝になっている。
そう言えば、由里におやすみを言ったことがない。
いつも由里に逝かされて、そのまま眠りに落ちて、朝を迎えるパターンだ。
昨夜もそうだった。それにいつも私が逝かされてばかっかりで、私は由里を満足させていないけど、由里はそれでいいんだろうか?
それに、私は明日の昼にはここを出て、東京に帰らなくちゃならないのに。
それもまだ伝えていない。
今夜も来てくれるだろうか? もし今夜、会えなかったら。このまま……。
やだっ、そんなのやだよ。このまま会えずになんか帰れないよ。

私は今夜も露天風呂に入り、部屋に戻ると窓辺にもたれて、濡れた髪を乾かしていた。窓の外には相変わらずな退屈な景色が広がっている。
お願い。今夜も来て由里。私は手を合わせて祈った。

テーブルに置いた時計が、昨夜由里の来た時間を指していた。
私は何気にドアを見る。以心伝心? ドアの向こうからいつも由里のノック。
「璃緒ちゃん。いる?」
「由里?」
私は鍵を開けドアを細く開いた。由里の顔がドア隙間に現れた。
「由里。よかった来てくれて。とにかく上がって」
「うん」
私と由里はローテーブルを挟んで座った。
「ねぇ由里。私、明日の昼に東京へ帰るの」
「そう。明日……」
由里はちょっと悲しげに俯いた。でもすぐあの天使の笑顔で笑ってくれた。
「ねぇ、由里。明日の昼間どっかで会えない?」
「あたし、昼間は用事があるの……」
「そう……なの。残念だなぁ。じゃ、今夜が最後だね」
「璃緒、また来てくれる? ここに」
「うん。来るよ」
「本当に? 何があってもまた来てくれる?」
「もちろんよ。年末にでも来たいくらい。一緒にクリスマスを過ごそうか」
「うん。ありがとう。うれしい。あたし待ってるわよ。本当に待ってるわよ」
「うん。その時は、またここを予約するから」
「本当に来てね。璃緒」
「じゃ、指切りしよう」
彼女の細い小指が私の小指に絡まった。ちょっと冷たい指だった。でもその指は真剣に私の小指に掴まっていた。離れたくないとでも言うように。
それはちょっと小指が痛いくらいの指切りだった。

由里は指切りからそのまま私を引き寄せて、甘い甘いキスをしてくれた。その場に崩れ落ちそうになる私の背中に腕を回して支えてくれた。由里は寝室へ私を運ぶと、布団の上に立たせた。
「璃緒……」
由里は両手で私の顔を挟んでキスをした。2枚の舌が互いを舐め合う。
これだけで自分を止めることが出来ない。いつもの不思議な由里のペース。
「今夜も縛る? 別にしなくてもいいけど」
「ううん。由里の好きにして」
「本当。じゃ後向いて。両手も後よ」
「こう?」
私は言われるままに両手を後ろで組んだ。するとやっぱり、思った通り由里は、浴衣の帯で両手首を1つに縛った。そして私を布団に仰向けに横たえると、私の足の方を向き、顔を跨いで立った。
部屋は暗いけど、下から由里のアソコが見える。
すると由里は膝を曲げ腰を下ろしてきた。私の目の前にアソコが迫ってくる。もう首を上げれば届きそうな所に、ほんの10センチ先に由里のアソコがある。
「舐めて。舐めなさい璃緒」
由里はそう言うと、遙か上から私を見下ろしながら、最後の10センチの間隔を詰め、私の顔に柔らかな濡れた花びらを押し付けた。
私の鼻や口は蜜まみれになったけど、でも私は舌を由里の蜜壺に刺し入れた。
由里に気持ちよくなってもらいたい。いつも私だけだから、今夜は、今夜こそ、
由里に逝ってもらいたい。舌先が由里の真珠にとどいた。そこを集中的に、ピンポイントに舐め続ける。
「あぁぁ~。ああぁっ、そうっ、そうよ。そこっ、そこをもっと舐めて」
返事の出来る状態ではなかったけど、私はその行為で答えた。もう無心に、ただただ舐め続けた。
「そう、上手よ璃緒。ああぁぁ~いいぃっ。いいわぁ~。あぁぁん。うぅ~ん」
「さぁ、璃緒のも舐めてあげましょうねぇ~」
由里は被さるように腰を曲げ、私の脚を開かせると、その股間を覗き込むように顔を入れ、花びらの中を舐めてきた。指先で敏感な果実の皮を剥き、舌先で責めたてる。
「あっ、あぁぁ~、ずっ、ずるいよぉ。由里ぃ。ああっ、あぁん。あぁぁん」
毎晩私を飲み込んだ津波は、今静かに海面を盛り上げつつあった。
今日こそは、今夜こそ一緒に、一緒に行きたい。由里、お願い。一緒に逝こう。
全身を貫く快感に耐えながら、私は由里を逝かす事で精一杯だった。
「ああぁぁ~ああぁ~。璃緒ぉ、逝きそうぅ。逝きそうぅよぉ~」
ホントに。ホントに由里。嬉しい、私も、私も逝きそうよ。一緒に、一緒に逝こう。二人で一緒に逝こう由里。ねっ、お願い。一緒に逝きたいの。
「あぁぁぁ~。いっ逝くぅ~逝くっ、逝くっ、逝ちゃうぅ~璃緒ぉ~」
「あぁ、私も、私も逝くぅ~。由里、由里、一緒に。ああぁっ逝くぅぅぅ~」
2人の声は輪唱のように繰り返し、そして絡まっていった。

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秘湯の夜
2007-08-20 Mon 21:57

静かな夜だった。
私は露天風呂に入り部屋に戻ると、首にバスタオルを掛けたまま窓辺にもたれ、濡れた髪を乾かしていた。窓の外には真っ暗な山と、町明かりを反射して流れる川面、夜にはそれくらいしか見えない。ちょっと退屈な景色だった。
私はやっぱり待っていた。だって昨夜の余韻が今も私の体をうずかせているし。
私は彼女にヌードを撮らせてもらおうと思っていた。
だってあんなに綺麗な肌と体、撮らない手はないでしょ。フォトグラファーの血が騒ぐのよ。撮れ撮れって。
でも、今夜も来るとは限らないけど。別に約束したわけでもないし。
私ったら、1人で舞い上がってた?
諦めかけていた時、後でドアをノックする音が。来た? 来てくれた? 
「璃緒ちゃん。いる?」
「はぁーい」
私は笑顔でドアを開けた。微笑む由里の顔がドアの向こうから現れた。
「またいいかしら? おじゃましても」
「私も待ってたの。上がって」
そして2人でビールを飲みながら、ヌードの件を彼女に聞いてみた。
「いいわよ。璃緒の頼みなら」
「本当? ありがとう。じゃ、早速」
私はカメラを手にすると、彼女にポーズを撮ってもらった。少しずつ浴衣を脱いでいく感じで、最初は肩が、背中が、そして裾を大きく割って形のいい脚を太腿の付け根まで出した。浴衣を1度戻して、前をはだけて胸の谷間を大きく見せたり、片方の乳房を出したり、最後は陰影が強調されるように、部屋を暗くして、薄明かりの中での写真も何枚か撮った。モノクロにしたらいい感じかも。
「ありがとう。由里。誰にも見せないからね」
「ねぇ、璃緒。2人で一緒に撮りましょう。璃緒も脱いで」
「うん」
薄明かりのままの部屋で私は浴衣を脱ぎ、タイマーを30秒にセットすると由里の隣に急いで立った。
「ねっ、どんなポーズにする? タイマー30秒しかないよ」
「そうなの? それじゃこれは」
由里は私の両肩に手を掛けると、自分の方に向かせ私に唇を重ねた。
私達は自然に抱き合い、お互いの舌が唇を割って絡まった。
タイマーのことも忘れて、いつシャッターが切れたかも分からなかった。
私達はキスをしながら隣の部屋に入ると、もつれるように布団に横になった。
胸は張り裂けそうなほど高鳴っている。何に? 何にそんな期待しているの?
由里は私の上になると唇を首筋に移動させた。舌でネットリと舐めあげる。
またそこっ、昨日もそこを責められた。でも今日は仰向けになってる分、体が仰け反りやすい。仰け反って伸びた首をまた舐めあげる。
「あぁぁん。だめぇ。そこはぁ~」
由里は微笑みながら下へと移動していき、右胸の果実の回りを、伸ばした舌で輪を描くように舐めた。でも、1番舐めて欲しい所に舌は触らない。
ああぁもう、どうして、早く、早く舐めてよ由里ぃ。
「ココ、舐めて欲しいんでしょう?」
そう聞きながら、舌を右の果実のすぐ横にチロチロと伸ばした。
「そっ、そんなこと……。あっ、あぁん。あぁぁん。」
「舐めてあげましょうか? いいのよ。このまま舐めずにいても」
「あぁぁん。あぁん。意地悪ぅ~。お願い、舐めてぇ」
「そう、じゃ両手をこうして」
由里は私の両手首を1つにすると、浴衣の帯の端の方で縛った。そうしておいて
その両手を頭の後に持っていき、帯の余った部分を首に巻き付けた。
これじゃ動けない。でもそこには、この展開を待っていたように受け入れているもう1人の自分。淫らな自分がいた。
「可愛い乳首ね。ほらっ、こんなに硬くなって」
由里は尖らせた舌を長く出すと、今度は私の果実だけを舐めた。右の手で左の果実を摘み、指先で強弱を付けながら弄ぶ。果実は由里の温かな口に吸い込まれ、舌で磨かれ時に強く吸われた。2つの快感の波紋が重なりながら広がっていくようだった。体の力が抜けてゆく。こんな帯いらなかったよ。由里。
「ああぁ、あぁぁん。いっいいっ。あぁん。あぁん」
「こっちもね」
左右を交代すると再び果実は吸われ、摘まれた。由里は、両手で乳房を鷲掴みにしながら、私の表情を観察するように碧色の瞳で見ていた。
「ねぇ、ここは? 感じるかしら?」
由里は全身の体重を私にあづけ、その両手は二の腕をしっかりと押さえ付けた。
そうして今度は、舌の先を硬くして脇の下をくすぐった。
そっ、そのんなトコ、反則だよぉ由里ぃ。恥ずかしいよ。だめ、だめだってば。
そう思ってもブルブルと体が震えた。なんて正直な体なの。あたしの体は。
「あっ、あん。はぁぁぁ~、んっ、んっ、あぁぁ~ん。あんっ」
「ゾクゾクする? ほらっ、こうやって下から上に……」
由里の舌は柔らかく広がって、腕に向かって脇の下を舐めあげていく。
「はぁぁ~もうぅだめぇ」
「感じるのね。ココ。そうなんでしょう? 感じてる璃緒の顔って可愛いわよ」
由里は突然起きあがると膝立ちになり、私の両膝をお腹に付けるように折り曲げ、腰が上がるくらい持ち上げた。これって、マングリ返し? 
由里は両足の間から私の目を見つめ、その視線をそらさずにアソコの蜜や、敏感な紅い果実を、まるで猫のように舐め続けた。
「あぁぁ~、由里ぃ。あぁぁん。あぁ~ん。いいぃ~いいぃ~感じるぅ~」
「ふふっ、可愛い。可愛いわよ、璃緒。もっと感じて、ほらっ、ここでしょ?」
敏感な果実の皮を指先で完全に剥き上げ、舌先で小刻みに舐め続ける。
「感じるのぉ? もっともっとそのお顔を見せて璃緒。ほら、ほらほら」
「ああぁ、逝きそう、そこそこ。そこぉ~。あぁぁ~逝くぅ~。由里ぃ~」
私はまた快感の津波に突き上げられ、もみくちゃにされながらクライマックスを迎えた。きっと由里はその顔を、碧の瞳でじっと見つめていたのだろう。

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秘湯の夜
2007-08-19 Sun 20:57

私、何にも言ってないのに、脱いでもいいなんて言ってないのに。
由里ったら勝手に浴衣を脱いじゃって。
そう思った次の瞬間、私の腰の辺りに何か熱く柔らかいものが……。
えっ? なっ、何? 
「ああぁ~ん」
私の意志とは関係なく、声が出ていた。由里の舌。由里の舌が、私の腰から背骨を伝って這い上がってくる。
横の姿見を見るとそこには、お尻を突き上げるような四つん這いになって、私の腰に舌を這わせている彼女が映っていた。まるで彼女の背中が滑り台のように見えた。舌はネットリと舐めながら、私が声を漏らすとその時は硬く尖って、その部分を繰り返し舐めた。
「あぁぁん。あっ、ああっ、うぅん。あぁぁん。あぁん」
ソプラノになってゆく私の声。由里の大きな胸の先に付いた、コリコリとした2つの果実が背中に触れてきた。そして由里は私に覆い被さるように体重を乗せてきた。舌が右のうなじから耳の後をゆっくりと舐めあげた。
「ああぁっ、そこ弱いのぉ。だめぇ」
「んん。弱いの? 可愛いっ。もっと舐めてあげる。もっともっと」
由里の囁き声が耳元で聞こえた時、体中に電流が流れ、全身がビクンと波打った。きっと由里にも伝わったと思う。だって感じちゃうんだもん。自分ではコントロールできない体の反応。由里はそれを察知して、弱いところを探しているみたいだった。そう、私は言葉にも弱い。それもバレちゃったかも。
舌が首の真後ろを、下から舐めあげた。そこを舐められたら首が仰け反っちゃう。その仰け反った瞬間に由里は左の首筋に吸い付いた。そして舌はうなじから耳の後へと舐めていく。由里の両手が私の両手首を掴んだ。
「ああっ、あぁぁん。あんっ、あぁぁん。だっ、だめぇ~。そこはぁぁ」
「うふっ、可愛いっ。本当に弱いのね。んん? ほらっ、また舐めちゃうわよ」
「あぁぁん。だっだめぇ」
手首を掴みながら器用にうなじに舌を這わせていく。舌を這わせながら巧みに体をずらし、脚を私の股間に入れ、両足を閉じられなくした。そうしておいて由里は右手を離し、その手を私のお尻の割れ目から忍び込ませた。
指先は確実に私のアソコに近づいて来る。そして花びらの中心に……。
「ああぁぁん。だめぇっ。あっ、あっ、あぁぁぁ~いやぁぁん」
「ぬ・れ・て・る。濡れてるよ。璃緒。ほぅ~らっ指が入っちゃうよぉ」
「あぁん。だめぇ。いやぁん。あぁん。あっ、だめぇ、だめぇ、ああぁぁぁ~」
「温っか~い。璃緒の中。こんなに濡れて、もうヌルヌルよ。いやらしい子」
背中に乗った由里が自由を奪い、私は由里の為すがままだった。でも、でも。
「あぁっ、由里ぃ。だめぇ、やめてぇ。もうだめぇ。由里ぃ。」
もっと虐めて。やめないで。そう心の底で叫んでいるもう1人の私。
何で? いつから? 私はいつから? 
「ねぇ、璃緒。そのまま動かないで。いい?」
由里は私の上から体を起こした。私は逃げることも出来たのに。逃げなかった。
やっぱりして欲しいから? 虐めて欲しいから?
由里は私の両足を今度は大きく広げた。もうこれ以上広がらないくらいに。
そして尾てい骨に舌を這わせた。そこから割れ目に沿って舌が降りてくる。
「ああっ、ああっ、あぁぁん。あっ、そこはぁ、あうぅん。あっあっあぁぁ~」
由里は私のアナルを両手で左右に開き、舌先を尖らせてその皺の1本1本を丁寧に舐めていった。そしてその中心を優しくノックし、舌先でほじくった。
感じる。感じる感じる。ココがこんなに気持ちいいなんて。
「四つん這いになって。璃緒」
「うん」
まただ。また言いなりだ。なんで言うこと聞いちゃうんだろう? 璃緒の馬鹿。
私はさっきの由里のように、背中を滑り台のようにした四つん這いになった。
「ぜぇーんぶ丸見えよ。綺麗ねぇ璃緒のココ。とっても美味しそうよ」
言わないで、もう言わないで由里。あたしは恥ずかしくて枕に顔を埋めた。
そんなことはお構いなしに、由里は私の花びらを左右に引っ張った。
もうきっと中までよく見えるだろうな。恥ずかしい。でも、でもやっぱり。もっと、もっとよく見て由里。私のアソコを。そして私を辱めて。
「まぁ、中はこんな色をしてるのね。奥の方はどうなっているのかしら? もうこんなに濡らして、おつゆが溢れそうよ璃緒。今綺麗にしてあげましょうね」
由里の舌を感じた。生暖かくて柔らかな女の舌。花びらの裏を舐め、その濡れた紅い花に唇全体を押し付けながら、その花芯の奥へと舌が伸びて来る。
「あぁぁん。あぁぁ由里ぃ、いいぃ感じるぅ。もっと、もっとしてぇ」
とうとう。口に出しちゃった。だってホントに気持ちいいんだもん。
「いいわよぉ。もっといっぱい舐めてあげましょうね。ほらっ、ここもよ」
由里の舌はすぐに見つけた。私の小さな紅い果実を。その皮を剥き上げると、舌先で味わうようにじっくりと舐めた。
「あぁぁ、由里ぃ。逝ちゃうぅ。逝ちゃうよぉ~。あぁ。ああぁ。ああぁぁん」
「いいのよ逝っても。逝って璃緒。ほらっ、こうされたらどうかしらっ」
由里の舌が、私の紅い実を激しく責めたてた。ザラついた舌の往復ビンタに、
私は快感の津波に飲み込まれ、あっという間にクライマックスを迎えた。
どれくらい経っただろう?
気だるさの中で時計を見ると、針はもう0時を越えていた。
もう16日になっちゃった。私はその記憶を最後に、深い眠りに落ちていった。

翌朝、まったりと目を覚ました。目覚ましを掛け忘れもう9時になっている。
私は急いで朝食を摂ると、カメラを片手に「天人沢」の町の方へ足を向けた。
今日は町の中央ヘ行ってみようかな。私は駅前から伸びる商店街に行ってみた。するとそこには懐かしい駄菓子屋があったりなんかして、私の郷愁をそそってくれた。見たこともない駄菓子の数々にレンズを向け、私はシャッターを切った。
町はずれまで足を伸ばしてみた。そこには田んぼが広がっていて、まだ小さな稲がそよ風に緑の波を作っていた。足もとに咲く可憐な紫色の花も、同じ風に吹かれて揺れている。
今日も100枚以上撮ったかな? カメラを拭きながら私は宿への帰路についた。
早く由里に会いたい。

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秘湯の夜
2007-08-19 Sun 10:10

「どうぞ、そうぞ。入って入って」
二階から目薬? いや棚からぼた餅だっけ? どっちでもいいけど、こんなことってあるのねぇー。私は二つ返事で彼女を部屋に招き入れた。
「でもツマミがないのよねぇ。さっき食べちゃったから」
「いいの。あたしはこれだけで」
「でもぉ、ツマミなしじゃねぇ」
彼女は腰を屈めて、缶ビールをテーブルに置いた。
「いいのよ。飲みましょう」
私達は向かい合って腰を下ろすと、缶ビールを開けた。
「カンパーイ」
缶と缶をぶつける、なんか味気ない音の乾杯だった。
「璃緒さんは東京から?」
「ええ、今日着いたばかりなの」
あれっ? 私まだ名前言ってないような。まっ、いっか。
「そう。暑いでしょココ。盆地だから」
「ホントに。もう少し涼しいかと思っていたから。私まだあなたの名前を……」
「ごめんなさい。あたしは由里」
「由里さんね。可愛い名前。小百合でも百合子でもなくて由里、さんかぁ」
「由里でいいわ、さん付けなんて。ここは静かでいい所よ。あたしは好き」
でも私はここでは暮らせないなぁ。都会の便利さが染みついているこの体では。
由里さんは地元なんだぁ。そうかぁ、こんな綺麗な人がねぇ。
由里は私より3つ位年上に見えた。碧の炎が灯ったような切れ長の目。落ち着いた所作。しなやかで長い指から続く綺麗な肌はホントに羨ましい。
いいなぁ、生まれ変わるなら由里になりたい。

それから私はイイ感じで酔いが回っていった。おかしいな? 缶ビール1本で。
私、こんなに弱かったっけ? そんなことを思っている時、由里が私のバッグの上のボディローションを見つけた。
「こういうの使ってるのね。こんなオシャレなの、こっちでは売ってないから」
「えっ、そうなの?」
まっ、そんだけ綺麗な肌ならねっ。ローションなんていらないかもね。
「今日はもう塗ったの?」
「ううん、まだだけど」
「塗ってあげましょうか?」
「由里も使っていいよ」
「あたしはいいわ。悪いから。ねっ、塗ってあげる」
「うっ、うん。それじゃ、塗ってもらおうかな」
由里は私の横に来ると、浴衣の左袖をまくり上げた。そしてローションに濡れた冷たい由里の手が、ああぁ~気持ちいぃ。何コレ。
由里の手は手首から肘へそして、二の腕へとローションを塗り伸ばしていく。
私の左手に不思議な感覚が走った。気持ちいい。そう、気持ちいいの。
溜息が出るほど気持ちいい。何だろうこの感覚は。
由里が右の袖をまくり上げた。そしてそこにもローションを塗っていく。塗られる程に両腕が痺れるような快感に包まれていく。まるでローションに媚薬でも入っているみたい。でもこれ自分のだし。あぁ、もっと塗って欲しい。もっと。
「もっと塗る?」
「うん。お願い」
なんてタイムリーな。グッジョブ、由里。
「じゃ、背中ね」
私は由里に背を向けた。浴衣の前を少しはだけ、肩甲骨まで浴衣を下ろした。
「もっと、これじゃ塗れないでしょ」
「だって下着付けてないし。ノーブラノーパンだもん」
「もう、女同士なんだからいいでしょ」
そりゃそうだけど。あぁでも、もっと塗って欲しいし。まっ、いっか。
「うん。そうだね」
結局私は浴衣から両腕を抜き、上半身裸になってしまった。
「ふふっ、そうそう」
そして、あの濡れた手が、きっ、来たっ。あぁ、気持ちいいぃ。さっきよりローション多目で来ましたかぁ。ああぁやっぱり、またこの快感が。
もしかしてあたし、感じてる? まさかっ。でもこの気持ちよさは……。
もうこれ位にしておかないと。でもこの柔らかな手の感触。このヌメリが。
由里はもう1度ローションを掌に取った。今度は肩から首筋、そして手を前に回して鎖骨を、脇から脇腹までローションを伸ばしていった。
もうダメ、ホントにダメ。限界かも。でも、もうやめられない。
「ねぇ、脚にも塗ってあげる。布団に俯せになって」
「うん」
自分でも驚く位の軽い返事。そんな場合じゃないのに、この体が……。
私は隣の部屋の、あのパリパリシーツに身を横たえた。これがまた気持ちいい。
由里は私の腰の横当たりに座った。
「浴衣、取っちゃうよ」
「うん」
また、またそんな返事して。でも浴衣は剥ぎ取られて、私は全裸に。初対面なのに。旅の恥はナマステっじゃない、かき捨てって、こういう意味?
私は両脚をピッタリと閉じた。由里の手はゆっくりと足首から這い上がってくる。
あぁ、どうしよう。気持ちいいよぅ。でも恥ずかしぃ。でもやめないでぇ。
柔らかな手は太腿の裏を通り、私のお尻にローションを塗り伸ばしていく。
「ちょっと開いて」
由里は私の足首を持つと左右に広げ、その空いたスペースに自分が座った。
ああぁ、もう。きっともう丸見えだ。もうっ、もういっか。
そう、これは、エステだ。エステなんだ。そう、今私はエステに来ている。
由里の指が脚の付け根。パンティラインを往復している。
その頃には、私は完全に感じていた。だってアソコがアソコが……ヌルって。
その時、由里が言った。
「あたしも脱いでいい?」

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