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あなたの燃える手で

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Category秘湯の夜 1/2

秘湯の夜

ー 最終回 ー カーテンの隙間から蜂蜜のような朝の光が差し込んでいる。布団に横たわる私の耳に、川のせせらぎが繰り返し聞こえていた。やっぱり彼女はいなかった。「結局、さようなら言えなかったなぁ。やっぱりそれが心残りかな」そう思いながら私は帰り支度を始めた。「最後にもう1回、温泉に入っとこうかな」帰り支度を中断すると、タオルを持って露天風呂に向かった。こうして温泉に浸かって空を見上げると、白い湯煙が青空...

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秘湯の夜

6翌17日、早朝。いつも気が付くと朝になっている。そう言えば、由里におやすみを言ったことがない。いつも由里に逝かされて、そのまま眠りに落ちて、朝を迎えるパターンだ。昨夜もそうだった。それにいつも私が逝かされてばかっかりで、私は由里を満足させていないけど、由里はそれでいいんだろうか?それに、私は明日の昼にはここを出て、東京に帰らなくちゃならないのに。それもまだ伝えていない。今夜も来てくれるだろうか? ...

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秘湯の夜

5静かな夜だった。私は露天風呂に入り部屋に戻ると、首にバスタオルを掛けたまま窓辺にもたれ、濡れた髪を乾かしていた。窓の外には真っ暗な山と、町明かりを反射して流れる川面、夜にはそれくらいしか見えない。ちょっと退屈な景色だった。私はやっぱり待っていた。だって昨夜の余韻が今も私の体をうずかせているし。私は彼女にヌードを撮らせてもらおうと思っていた。だってあんなに綺麗な肌と体、撮らない手はないでしょ。フォ...

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秘湯の夜

4私、何にも言ってないのに、脱いでもいいなんて言ってないのに。由里ったら勝手に浴衣を脱いじゃって。そう思った次の瞬間、私の腰の辺りに何か熱く柔らかいものが……。えっ? なっ、何? 「ああぁ~ん」私の意志とは関係なく、声が出ていた。由里の舌。由里の舌が、私の腰から背骨を伝って這い上がってくる。横の姿見を見るとそこには、お尻を突き上げるような四つん這いになって、私の腰に舌を這わせている彼女が映っていた。...

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秘湯の夜

3「どうぞ、そうぞ。入って入って」二階から目薬? いや棚からぼた餅だっけ? どっちでもいいけど、こんなことってあるのねぇー。私は二つ返事で彼女を部屋に招き入れた。「でもツマミがないのよねぇ。さっき食べちゃったから」「いいの。あたしはこれだけで」「でもぉ、ツマミなしじゃねぇ」彼女は腰を屈めて、缶ビールをテーブルに置いた。「いいのよ。飲みましょう」私達は向かい合って腰を下ろすと、缶ビールを開けた。「カ...

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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更新日:日・水・土・祝祭日