FC2ブログ
女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
桃色流星群
2017-11-18 Sat 06:26
33 最終話
夕方に樹が帰ると、入れ替わるように理事長の絹枝がやってきた。もう陽はとっ
ぷりと暮れ、あたりには夜の帳が降りている。

「よろしかったかしら? こんな時間に……」
玄関で靴を脱ぐと、絹枝は部屋に足を踏み入れた。
「もちろんですわ。理事長をお招きできて光栄です」
「まぁ、大げさねぇ。さすがコメンテーターってところかしら?」
「もう、理事長冷やかさないでください。」
「さっきまで樹さんがいたんでしょう?」
「はい」
「楽しめたの?」
「それはもう、ヒィヒィ言わせてあげましたわ」
「そう。それじゃ今度は、あたしがあなたをヒィヒィ言わせてあげるわ」
「はい。お願いします。どうぞ今夜はわたくしを理事長のお好きなように」
「そうね、とりあえず朝までは時間があるものね。でも明日仕事は?」
「週末はいつも夕方のニュースだけですから。大丈夫です」
「それじゃ、ゆっくりと楽しめるわね」
「はい」

そして数十分後、彩乃は大の字にベッドに横たわり、足の間に入り込んだ絹枝
は、大ぶりなマッサージ機を彩乃の肉芽に押し当てていた。
「あぁぁ~、り、理事長、あぁぁ、あぁぁ~逝くぅぅ」
「ふふふっ。いいわよ、逝ってもぉ」
絹枝は肉芽に押し付けたマッサージ機を、捏ねくるようにグリグリと動かした。
「ひぃぃ~、逝くぅ、逝きますぅ、逝くぅ、逝くぅ、逝く逝く逝くぅぅ~」
背中をそらし、腰まで持ち上げて彩乃が逝き果てた。
「そうよ、そうそう、逝ったのね彩乃。でもまだよ。今度は中で逝きなさい」
絹枝は彩乃の蜜壺に指を滑り込ませると、Gスポットを指先で捉えた。
「ココでしょう。ココ。ほらっ、ほぉ~らっ、ほぉ~ら気持ちいい」
「あぁっ、あぁぁ~理事長、だめっ、だめっ、あぁまた、また逝っちゃうぅ~」
「いいのよぉ~、逝きなさい彩乃。今夜は何度も逝かせてあげる。そのかわり強
制的にね。いやって言っても逝かせるわよ。何度も何度も」
「あぁ理事長……、絹枝さん」
「うふふっ、ほらっ、逝けっ、逝け逝け。もっともっと逝きなさい彩乃」
「ひぃぃ~、あぁいやっ、逝くぅ、逝くぅ、逝く逝く逝くぅぅ~」
また彩乃の腰が浮き上がった。


同じ夜。修学旅行に行った娘の澪は、宿泊先のホテルで科学教師の雫と密会し
ていた。
「先生、大丈夫ですか? こんなところで……」
そこは自分たちが貸し切っているフロアの、一つ下の階の女子トイレだった。
「大丈夫よ。このフロアは明日他校が朝から貸し切っているの。だから今夜はこ
の階に宿泊客はいない。つまりトイレに来る人も誰もいないってわけ」
「本当ですかぁ?」
「それにこうして個室に入ってしまえば、心配ないでしょう」
二人は狭い個室に入ると鍵を掛けた。
「それはまぁ……」
「澪……」
雫は澪の頬両手で挟むと、その唇に自分の舌を差し込んでいった。そして舌を絡
めたまま澪の股間に手を伸ばし、濡れた肉芽を薄い布越しに擦りあげた。
「あぁっ、せ、先生……」
「なぁに? ダメよ脚を閉じちゃ。もっと広げなさい。そう」
澪は肩幅以上に足を広げて立った。すると今度は直に雫の手が潜り込み、澪の蜜
壺に指を差し込んできた。
「あぁん、あっ、だめっ、だめですぅ」
「うふふっ、こんなに濡らして。悪い子ねぇ。澪は悪い子。悪い子にはこうやっ
て、指を出したり入れたりしてお仕置きよ」
「あぁ、先生、だめっ、こんなところで……。あぁっ、あぁぁん逝くぅ」
「あらあらっ、悪い子はこんなトイレでも逝っちゃうのねぇ」
「だって、だって、あぁもうだめっ、逝くっ、逝くっ、逝く逝く逝っちゃうぅ」
その声を閉じ込めるように、雫の唇が澪を唇を塞いだ。



EPILOGUE
テレビ画面に、連城彩乃のアップが映し出された。
週末ニュース恒例の、番組最後のコメンテーターのアップだ。このアップと同時
に、局の女子アナが彩乃に簡単な質問をするのが毎回恒例となっている。
「さて、彩乃さんはどんな週末を過ごされますか?」
「そうですねぇ、娘が修学旅行で留守なので、せっかくの一人の時間、家でのん
びりと羽を伸ばしたいですね」
「なるほど」
「それに、今週は色々あって……」
「色々? ですか……?」
「えぇ、色々です。そうそうこの間、電動歯ブラシを買いました」
「へぇ、電動歯ブラシを。どうですか? 使い心地は」
「とっても楽しめ、いえっ、とっても使いやすいですよ。綺麗に磨けますし」
「そうなんですかぁ。あたしも使ってみようかな?」
「それにマッサージ機。あれも一度使うともう手放せない感じで……」
「彩乃さん、なんだかとっても実感こもってますけど」
「えぇ、もちろん。どちらも身を以て使ってますから」
「身を以て……?」
「まぁその話は」
彩乃はそこで話を打ち切ると、カメラ目線で微笑んだ。
「週末は暖かく、お出かけ日和になりそうですね」
「そうですね」
「それでは今週もご覧くださり、ありがとうございました」
彩乃の唇がニヤリと釣り上ると、彼女はそのまま深々と頭を下げた。


ーENDー


スポンサーサイト
[PR]

[PR]

別窓 | 桃色流星群 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
桃色流星群
2017-11-15 Wed 06:08
32
「ひぃぃ~、だめっ、やめてっ、やめてくださいぃ、彩乃さぁん」
彩乃は樹のGスポットを責めながら、肉芽を電動歯ブラシで真上からチョンチョ
ンと瞬間的な接触で責め立てた。
Gスポットは快感を生み、樹を天国へと導いてくが、ブラシが触れればは一気に
地獄へと逆落としだ。そしてそれが同時に行われれば……。

「だめよぉ~、ほぉ~らっ、クリクリしながらチョンチョンチョン、チョンチョ
ンチョン。あぁ堪らないわねぇ、ほぉ~らっ。チョンチョンも気持よくなってき
たでしょう。キュッと締まって来たわよぉ。あぁー締まる締まる」
「あぁぁ~、あぁっぁ~逝くぅ、逝くぅぅ~」
「そうねぇ、この締め付けはあなたが逝きそうな時。でも絶頂に近づけば近づく
ほど、もっと、もっともっと締め付けるのよねぇ。ほぉ~ら」
「いやっ、いやぁぁ~ん、あぁ逝くぅ~、逝くぅ~」
「ほぉ~らっ、もう少し強めにするとぉ?」
「あぁぁ~逝くっ、逝く逝く逝くぅぅ~」
「あぁー本当に正直な体ねぇ。でもそれでいいのよぉ。逝く寸前で地獄に逆落と
しにするんだから」
「まさか、これで?」
「そうよぉ。指とブラシで焦らされるの。ほぉ~ら、ほぉ~ら気持ちいい」
「あぁだめぇ~、逝く逝くっ、逝っちゃうぅぅ~、ひぃぃ~」
「あぁ、そうそう。これよ。これこれ。この締まり。あぁ逝きそう逝きそう。逝
きそうねぇ、樹ぃ~・でも、こ・こ・で……、チョンチョンチョン」
樹の天国の扉が開き始めたその時、電動歯ブラシが肉芽を前から襲った。
「いやぁぁ~、逝かせてっ、逝かせてくださいぃ~」
その瞬間、天国の扉は閉じられ、目の前の絶頂は煙のように霧散してしまう。
「残念ねぇ~、もう一度最初からよぉ。ほぉ~らっクリクリしてあげる」
「あぁ、あぁぁまた、また逝きそう、いやっ、いやっ、もういやぁぁ~」
「いやいやって言っても、こうされたら強制的に感じちゃうものねぇ」
「あぁぁ~逝くっ、逝くっ、だめっ、だめです逝っちゃうぅ~」
樹の全身が彩乃の持ち上げるように仰け反る。秒読み段階に入ったそんな樹の絶
頂。しかしそんな肉芽に、再びブラシの洗礼が繰り返された。
「んん~また締まってきたわぁ。あぁーこれは逝きそうねぇ、あぁー逝きそう逝
きそう、ほぉ~らっもう少しだ。もう少し。ほらっ、逝く。逝く。でもぉ?」
突然真上から降りかかるブラシの洗礼……。
予期していてもどうしようもない。逃れようのない生き地獄だ。
「ひぃぃ~、逝かせてっ、逝かせてっ、もう逝かせてください…彩乃さぁん」
「そうねぇ……でもダメマネージャーにはこれくらいじゃ足りないんじゃない」
「いえっ、そんなっ、本当に、本当にもう逝かせてください」
樹は泣きそうな顔で彩乃に懇願した。
「そうねぇ、それじゃなんでも言うことを聞くなら、逝かせてあげわ」
「はい、言うまでもなくあたしは彩乃さんの言うことなら……、なんでも……」
「そうよねぇ。それじゃ、今日は赦して逝かせてあげるとして、こんど、理事長
も交えて3人で楽しみましょう。ねっ、どう? 樹」
「はい、あたしは……」
「そう、それじゃ決まりね。理事長きっと喜ぶわ」
「そうですね、彩乃さん、理事長、あたし、今まで会ったことがないのが不思議
なくらいです」
「そうでしょう」
「はい」
「うふふっ、まぁいいわ。それじゃ逝かせてあげる」
すると彩乃は樹のGスポットをクリクリと責め始めた。しかし今度は約束通り、
歯ブラシを使わずに、そのまま一気に絶頂まで煽り立てた。
「ほらっ、ほらっほらっほらっほらっほらっ、ほぉ~らっ逝きなさい」
「ひぃぃ~、逝くっ、逝く逝く逝くっ、逝く逝く逝くぅ~、あぁぁ逝くぅぅ~」
樹の腰が力強く反り上がり、そのまま脱力した。

樹はその日、夕方に彩乃の家を後にした。

別窓 | 桃色流星群 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
桃色流星群
2017-11-12 Sun 08:38
31
「ひぃぃ~、だめっ、やめてっ、やめてくださいぃ、彩乃さぁん」
「うふふっ、いい声ねぇ樹ぃ」
彩乃は押さえつけた樹を、思う存分嬲り始めた。もとより自由を奪われた上にさ
らに押さえ込まれ、樹は完全に抵抗の術を失っている。
そんな樹の肉がの皮を剥きあげ、彩乃は電動歯ブラシのブラシ部分を近づけた。
「いやぁ、いやぁぁ~」
「うふふっ、いくわよぉ~。まず右側を、ほらっ」
「ひっ、いやぁぁ」

さすがに接触させたブラシをそのままにすることはない。しかし瞬間的な接触で
も、十分すぎる刺激と心理的恐怖を与えることはできる。
その証拠に、樹の全身は恐怖に引きつりながらも、ブラシが接触すると彩乃の全
身を押し上げるように震えるのだ。
もちろん彩乃自身もその力を感じている。

「いい反応よぉ、樹ぃ。今度は左、ほらっ」
振動する歯ブラシが、"チョン" と丸裸の肉芽に触れる。
「あぁっ、ひぃっ」
「んん~、いいわねぇ」
「ハァ、ハァ、もう、もうやめて彩乃さん」
「この "チョン" だけでそんなに……? もうハァハァしてるじゃない」
「お願い、こんな責め、もう堪えられ……」
「今度は下から……、チョン」
樹の懇願を遮って、ブラシがまた "チョン" と触る。
「あぁ、だめぇ」
「今度は真上から、チョン」
「ひぃぃ~、だめっ、それはいやぁぁ~」
「あらっ、真上からが一番効くみたいねぇ」
「そ、そんなっ」
「んん? もう一度真上からよ。ほらっ、チョン」
「ひぃぃ~、ひぃぃ~」
「あらあら、体は正直ねぇ。あなたの震えがズンズンと伝わってくるわよぉ」
「やめて、もうやめてぇ」
「だめよぉ、まだまだ」
「いやっ、もういやっ……」
「さぁ、また真上からいくわよぉ。今度は連続3回」
「いやっ、いやぁぁ」
「ほらっ、チョンチョンチョン……」
「ひぃっ、ひぃっ、ひぃぃ~、だめっ、もうだめっ」
「まだまだ、ほらっ、チョンチョンチョン」
「ひぃぃぃ~」
「そうだ、指を中に入れて、Gスポットを弄りながらやってあげる」
彩乃は歯ブラシを左手に持ち帰ると、右手の指を2本樹の蜜壺に差し込んだ。
利き手の方がGスポットを責める微妙な動きが出来るし、ブラシをチョンチョン
するだけなら左手で十分だからだ。
そしてあっという間に樹のGスポットを探り当てると、そこに指先をピタリと合
わせた。
「ここねぇ、あなたのGスポット……」
「あぁ~、いやぁぁ~」
「こうされるといやでも……、ほぉ~ら感じる、ほぉ~らっ……」
知り尽くした樹の蜜壺。その中で、指先が微妙にクネり動く。
「あぁっ、だめっ、だめだめっ、あぁん彩乃さぁ~ん」
「んん? ほぉ~らっ、気持ちいい。この快感を与えながらブラシで……」
「いやっ、そんなのいやぁ」
「さぁ、いくわよぉ~。ほぉ~らぁ~」
動けぬ樹に、残酷な指とブラシの共演が始まった。

別窓 | 桃色流星群 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
桃色流星群
2017-11-11 Sat 06:58
30
「もしこれからもあたしのところで働きたいと、一緒にいたいと……、思ってい
るのなら」
「はい、もちろんです」
「それならもう、余計なことはしないでちょうだい」
「はい。申し訳ありません……」
「これからは、ちゃんとあたしに相談してちょうだい」
「はい、本当に……、申し訳ありませんでした」
「いいわ。反省の色も見えるし。実害があったわけでもないし。今回は許してあ
げる。その代わり……」
「その代わり?」
「お仕置きよ」
「えっ?」
「うふふっ、だってあなたとあたしの関係上、こういうことはキッチリとケジメ
をつけておかないと……。ねぇ」
「は、はい」
「それじゃ、続けましょうか」
「えっ……?」
「これよぉ。決まってるでしょう」
彩乃は改めて電動歯ブラシの背をを樹に見せた。しかし見せながら彩乃は、ブラ
シの背をくるりと回し、ブラシ側を樹に見せた。
「今度はこっち側」
「えっ?」
「うふふっ、まさかって思ってるでしょう。残念ながら本当よ」
「そんな、いやっ、怖い……」
「あなたの一番敏感で一番弱いところを、ブラシでピカピカに磨いてあげる」
「いやっ、いやっ、それは、それはお赦しください」
「だめよぉ~。言ったでしょう。これはケジメだって」

彩乃は樹の股間をしっかりと小脇に抱え込み、片足を折りたたまれた脚の上に乗
せると、突っ張り棒のように押さえつけた。そして左手の指先で肉芽の皮をクル
リと剥くと、赤く充血した肉芽を完全に剥き出した。
「ねぇ、ここははまだだったわよねぇ」
意地悪な質問を樹にぶつけながら、彩乃は歯ブラシのスイッチを入れた。
あの微振動がまた樹の耳に届く。
「いやっ、いやっ、やめてっ」
「いやじゃないでしょう。あなたが自分でしたこと。あたしの許可なくしたこと
でお仕置きされるの」
「でも、でもぉ~」
「うふふっ、クリちゃんをこのブラシでじっくり、気が狂っちゃうかしら」
「いやっ、いやですぅ。やめてください」
「いくわよぉ~」
左手は指先で剥きあげた肉芽の皮を抑え、右手はゆっくりと電動歯ブラシのブラ
シをそこへと近づけていく。
「うふふふっ、ほらっ」
まずは瞬間的に触れて離した。その瞬間、樹の全身がブルンと揺れた。
「ひぃっ」
「んん~、いい反応よぉ、樹ぃ~。ほらっ、ほらっ、ほらっほらっ」
今度はチョンチョンと連続で触れては離す。
「ひぃっ、ひぃっ、ひぃぃ」
「堪らない?」
「はい、堪りません」
「そう、それじゃもっとしてあげる」
「いやっ、いやですぅ」
「だぁ~めっ、まだまだよ。これはお仕置きなんだから。ほらっ……」

別窓 | 桃色流星群 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
桃色流星群
2017-11-08 Wed 20:04
29
突然の彩乃の質問に、樹は答えを失った。
なぜ彩乃さんが、自分と理事長が会ったことを知っているのか。
「驚いたみたいね」
「な、なんで……、ですか」
「あなたは知らないのよ。あたしと理事長がどういう関係か」
「えっ……?」
「あたしと理事長はねぇ、あなたとあたしがこうなるずっと前から、こういう関
係なの」
「……」
「別にあなたを裏切ったつもりはないのよ。それどころか、あなたとはこれから
も上手くやっていきたいと思ってるわ」
「それは、あたしも……」
「だからあえて、いい機会だから言っておくけど、あたしは政界に出るつもりは
ないわよ」
「はい? 政界?」
「あらっ、ここにきて惚けるの?」
「いいわ、それじゃ聞かせてあげる」
彩乃はベッドから降りると、小さなレコーダーをベッドのサイトテーブルから取
り出した。
「これよ」
スイッチが入れられたレコーダーから、二人の人物に会話が聞こえてきた。

「理事長。どうぞ宜しく、お力添えを賜りたく存じます」
「まぁ、あなたも気が早いわねぇ。それはまだまだ先の話でしょう」
「えぇ、まぁ……、でもこういったことは……」
「彩乃さんご自身は何て? 本当に選挙に出馬する意思がおありなのかしら?」
「彼女はまだ、そこまでの意思は固まっては……、いないようなんですが……」
「そうでしょう? どっちかというとあなたが、彼女のマネージャーから政策秘
書に、そしてゆくゆくは……、そうじゃなくて……」
「いえっ、あたしはそんな……」
「あらっ、どうかしら? 優秀な頭脳と政治的な才覚、それにこうした交渉ごと
も得意なようだし」
「とんでもありません」
「今のあなたには連城彩乃は大事な金の卵。でもその卵から雛が生まれたら、そ
れを食べて大きくなるのは小早川 樹、あなたなんでしょう?」

ここでレコーダーのスイッチは切られた。

「こ、これは……」
確かににこれは数週間前の日曜日、瑠璃川学園の校舎裏の駐車場で、理事長の車
の中で話した内容だ。
「理事長がねぇ、録っておくおいてくれたの。一応って」
ここまで聞かされては。樹は観念したように目を閉じた。
「……そうですか」
「金の卵から雛が生まれたら、それを食べて大きくなる。何度も言うけど、あた
しは選挙なんかに出馬しないし、政界に出るつもりもない。だから金の卵から雛
が生まれることもない」
「はい」
「それが嫌なら、別の餌を探すことね」
「あたしは、そんな……」
「わかってるわ。これはあなたがあたしの為を思ってしてくれたこと。そうでし
ょう?」
「はい」
それは彩乃の出した助け舟に、すがりつくような返事だった。

別窓 | 桃色流星群 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| あなたの燃える手で | NEXT