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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
眠れない羊たち
2012-03-07 Wed 06:01
第28話:秘密 3
それからあたしは救出され、そして沙織さんと共に海百合荘に返された。
どのみち翌日は帰るコトになっていたので、予定に大きな変更はない。
あたしは部屋で布団を敷くとその上で大の字になり、この島に来てからを振り
返りながら、最後の夜を過ごした。

かなり危険な、たぶんあのままだったら、秘密を知ったあたしは殺されていた
のだと思う。
でも今、こうしていつもと同じような夜を迎えていると、そんなコトがあった
なんて信じられない。
あたしの中では、やっぱり女将さんはあの優しい女将さんのままだからだ。

そう言えば、どうして沙織さんがこの島へ潜入したのか。
そういう麻薬があったとして、何故こんな小さな島に白羽の矢を立てたのかを
聞いてみた。
彼女が言うには、あの蜜百合という白い百合は、この島にしか自生していない
らしい。この島の環境でしか育たない特殊な植物だと言うことだった。
押収した薬を分析すれば、それが蜜百合だと言うことは判っただろう。それが
そういった植物ならば、当然この島が怪しいと言うことになる。
一方この島育ちの3人は、当たり前のように蜜百合を利用した。何処にでもあ
る百合だと思って……。まさかこの島にしかない花とは夢にも思わずに。
ちなみに丘一面に咲き乱れていた蜜百合は全て焼き払われた。
今ではもう、いやこれから先見るコトはもう二度と出来ないだろう。
あの丘の写真を撮っておいて、本当に良かったと思う。


あたしの部屋のドアをノックする音がした。
誰? と聞くまでもなく、それは沙織に決まっている。今この海百合荘にいる
のは、あたしと沙織さんしかいないのだから……。
「真紀ちゃん……」
「はい……」
あたしはドアを開けて彼女を迎えた。
「本当にありがとうございました。あたしあのままだったら……」
「ううん、いいのよ。そんなコトより大丈夫? 怪我はない?」
「はい、大丈夫です」
「そう、良かったわ」
そう言って彼女は、満面の笑みで微笑んだ。
「でも何だか女将さん……、可哀想……」
「そうね。本当は羊のように臆病な人達だったのよ。でもこれで、もう怯えず
に眠ることが出来るようになったんじゃないかしら……」
「そうですね……。それならいいんですけど……」
「それじゃ、あたしいくね。今夜は真紀ちゃんもグッスリ眠るのよ」
沙織さんはそれだけ言うと部屋から出ていった。
もしコレが女将さんだったら、あたしに寄り添うように座って、肌をすり寄せ
てくるんだろうなぁ。「真紀ちゃん、本当に大丈夫だったの? 見せてごらん
なさい」なぁんて言って。
そう思うと、あんなコトがあったとは言えチョット寂しい。
あたしったら、また女将さんを思い出して感傷的になってる。


今から思えば、まるで映画のような今回の旅だった。
随分と危ない目にもあった。本当は部屋でこうしてゴロゴロしているのが一番
落ち着く。
でも、それでもあたしはまた何処かへ旅立つだろう。そこにミステリーがある
限り、ミステリーハンター真紀の冒険に終わりはないのだ。

終幕:
あたしはココまでをノートパソコンに打ち込んだ。
女蜂島からこの「夢の森」に帰ってきて、あたしはようやく旅の記録を小説風
にまとめ終えたところだ。
チョットした小説風にするつもりだったけど、何だかヘタなエロ小説みたいに
なっちゃった。
そうだ、商店街のあのカフェ。「アマデウス」っていったっけ? あそこにで
も行ってみようか。ミステリーは何処に転がってるか判らないし……。

あたしはノートパソコンをバッグに入れると椅子から立ち上がった。
アパートを出たあたしの頬を、少しだけ温かな風がキスをして逃げていった。


ーENDー

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眠れない羊たち
2012-03-04 Sun 06:45
第27話:秘密 2
「ほぉ~らっ、入れますよ……。あぁ~、あぁぁ~気持ちイイィ」
天蜂尼は、既に薬を使っているかのような表情を浮かべると、グイッと腰を押
し出した。
「いやぁっ、いやぁぁ~」
真紀の声が奥の院に響き渡った。
その時。
何かの強烈な破裂音と共に、奥の院の扉が開いた。
ハッとして振り返る3人の前に、拳銃を構えた沙織が立っていた。
その足元には、銃弾ではじけ飛んだ鍵が転がっている。
「さっ、沙織……。どうして……」
最初にそう言ったのは百合子だった。
「動かないで。天蜂尼、連城寺時江、そして南 百合子。夏宮真紀監禁、及び
違法麻薬取締法違反で逮捕する」
「逮捕って、あなた何言ってるの?」
百合子はまだ状況が飲み込めないらしい。
「沙織ちゃん。あなた一体……」
「あたしは国際特殊潜入捜査機構、通称カメレオンのメンバ-。海百合荘で働
きながら蜜百合から採れる麻薬の動向を探っていたの」
「あぁ、なんてコトでしょう」
天蜂尼はガックリと頭を垂れた。
「蜂天尼、服を着なさい」
沙織は銃を3人に向けながら部屋の隅へと追いやった。そして真紀を解放し服
を着せた。
「それじゃ沙織、あなた最初から……。ウチに来てもうすぐ1年になるのに」
悲しそうな目でそう聞いたのは百合子だった。
「そうよ。女将さん、あなたが本当はいい人だってコトは判ってる。でもね、
やっぱりイケナイ事はイケナイの。こんなコトになってあたしも残念よ」
キリッとした沙織の顔は崩れない。
「年に1度の生け贄の儀式。最初の人はココを抜け出して……、たぶん崖から
飛び降りたんでしょうけど、助けられなかった。でもこの子は間に合ったわ」
「沙織さん……」
「最初はあなたも仲間かと思ったの。でも女将さんの接し方と、そんなに大勢
で組織的には作っていないことは、市場に出回る薬の量で判っていたから」
「それであたしは仲間ではないと……」
「そう。生け贄は干支を2回迎える前の処女であるコト。つまり24歳まの女
性。あたしがあと1つ若ければ、あたしが生け贄となって話はもっと早かった
かも知れない。でも生け贄に年齢制限があることを知らなかったから……。そ
れであたしはあの旅館で働くときに実年齢を言った」
「もし、あなたを生け贄にしていたら」
「その日のうちにこうなっていたわ」
銃口が改めて3人に向けられた。
「それで海百合荘で働きながら、新たな生け贄が現れるのを待っていたわけ」
「そうだったの」
「ごめんね、女将さん。でもね "天網恢々疎にして漏らさず" どのみちこの日
はやってきたのよ」

奥の院に、突然複数のヘリコプターのエンジン音が聞こえ始めた。それはこの
社に向かってどんどん近づいてくる。しかも相当低空を飛んでいるのか、奥の
院全体がブルブルと震えるような振動に包まれ始めた。
「こ、これは一体、何事です……」
驚く天蜂尼の横で、時江と百合子も為す術もなく天井を見上げている。
「思ったより早かったわね。発信器のスイッチを入れて、仲間にココの位置を
教えていたの」
表でヘリの着陸する様子があり、程なく数十人のカメレオンの隊員が、奥の院
になだれ込んできた。

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眠れない羊たち
2012-03-03 Sat 06:20
第26話:秘密 1
「コレで今年も……、この島は安泰ですねえ」
天蜂尼は改めてというように時江と百合子を見た。
「えぇ、これもみんなめかくし様のおかげです」
本当にこの石仏にそんな力があると思っているのか、時江がしみじみと言う。
「そうそう時江、それはそうとアレ……。持って来た?」
「まぁ、百合子。もう欲しくなったの?」
「だって……」
「ふふふっ、持って来たわよ。でも天蜂尼様が先よ。まずは天蜂尼様に使って
いただいて、あたし達はそれから」
「判ってるわ……」
「ふふふっ、アレを使う前に、1度逝かせておきましょうか。この子もそろそ
ろ逝きたいでしょうしねぇ」
「まぁ、天蜂尼様。アレを使わずに犯して、使ってもう1度ですか……?」
「ふふふっ、いい考えだとは思いませんか。勿論あなたたちも使ってもらって
構わないのですよ」
「はい……。それでは早速、天蜂尼様……」

時江は何やら液体の入った小瓶を手にすると、それを天蜂尼に渡した。
天蜂尼は全裸になり、渡された小瓶の中身を自らの肉芽に塗りつけた。
肉芽はみるみる巨大化し、まさに男根と化した。
「あっ、あぁぁ~、イッ、イイィィ~」
「いやぁ、なに? なんなのあれ……。それに何を塗ったのよぉ」
「ふふふっ、そんな化け物を見るような目で見ないで下さいな、真紀さん。コ
レはこの島で、この2人しか知らない、女の秘密です」
「女の秘密って、女隠し……」
「そしてこれは……」
天蜂尼はまだ右手に持っていた小瓶を真紀に見せた。
「蜜百合から生成した合成媚薬ですよ」
「合成……、媚薬……?」
天蜂尼が時江に目をやった。
「そうよ」
すると今度は、後を引き受けるように時江が話し出した。
「あなたも見たでしょう、白い百合に覆われた丘を」
真紀の脳裏に、港から海百合荘までの道のりで見つけた、丘を覆い尽くした白
い百合の群生を思い出した。確か写真も撮ったはずだ。
「あの百合は蜜百合といってね、あの花の根は麻薬成分を含んでいるの。その
根を特殊な方法で生成すると、天にも昇るような快感を得られる媚薬ができる
のよ」
「またの名を昇天百合とも言うのよ。昔は根を煎じて飲む程度だったけどね」
そう言ったのは百合子だ。
「それに目を付けたのが時江だったわけ。彼女は大学で化学を専攻していた
し、博士号も取ってるわ」
「百合の根からある成分だけを切り離すコトなんて簡単だったわ。この程度の
生成なら、大規模な施設もいらない。それにココは離島。警察の目も届かない
でしょう」
「最初はあたし達だけで楽しんでいたんだけど、そのうちこれで一攫千金を狙
えることが判って、今じゃすっかり裏世界での取引のベテランになったわ」
「そ、そんなコト許されるハズ……」
「もう何年もうまくいってるのよ。これからもきっとうまくいくわ」
「あぁ、もう堪りません」
天蜂尼は真紀の下半身へと近寄ると、巨大な肉芽を蜜壺にあてがった。
「いやっ、いやぁぁ~」


沙織は奥の院の4人の会話を聞いていた。やがて携帯のボタンを押すと、それ
を耳に当てた。そして奥の院の扉に鍵が掛かっていることを確かめた。

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眠れない羊たち
2012-02-29 Wed 05:52
第25話:儀式 3
真紀の全身に、天蜂尼と百合子の指が這い回った。
優しくフワリと触るその感覚は、あっという間に真紀の性感を覚醒させた。
「はぁぁ~、いやぁ、やめてっ、やめてっ……」
「真紀ちゃんは敏感だから……」
「こんな状況でも感じずにはいられないなんて、本当に淫らな体ねぇ」
その時、奥の院のドアが開き、庄屋の時江が入ってきた。
「まぁ、もう始まっていたのね」
「あらっ、時江。今始まったばかりよ。早くいらっしゃい」
「あなたも好きですからねぇ、こうやって虐めるのが」
「はい、勿論……」
時江はニヤリと嗤いながら、真紀を上から見下ろした。
「あなたが真紀ちゃんね。思っていたよりも可愛いわよ」
「いやっ、そんな3人でなんて……」
「あらっ、いいものよ。複数に責められるっていうのも」
「この子の感じるトコロ、弱いトコロは全部あたしが知ってるわ」
「まぁ、百合子。手回しがいいのね」

百合子はそれを天蜂尼と時江に教えた。そして天蜂尼は蜜壺の奥の快感スポッ
トを、時江と百合子は左右の乳首を責めるコトになった。
30本の指先がサワサワと体中を這い回り、3枚の温かな舌がネットリとそれ
ぞれの部分を舐め回す。
「あぁっ、いやぁぁ~、やめてっ、やめて下さいっ」
「でも体は嫌がってない見たいよ、真紀ちゃん」
「ホントに若い体はいいわねぇ。羨ましいわぁ」
「さぁ、もっと感じて美味しい蜜をタップリとお出し。お前の蜜は全てめかく
し様のモノとなるのですから……」
「いやっ、そんなの嫌よぉ」
「そうは言っても、ほらっ、もうこんなに濡れてきてますよ」
蜂天尼は真紀の淫花に付いた蜜を指先に付け、その濡れた指を彼女の見せた。
「い、いやっ……」

思わず顔を背けた真紀だったが、正直感じている自分をハッキリと自覚しても
いた。しかし自分の意思の効かない体の反応をどうしろと言うのか。
しかも3人の責めは徐々にスカレートしていき、確実に真紀を絶頂の淵へと追
い詰めていく。

「あぁぁ、いやっ、いっ、逝きそうぅ」
「おーおー、こんなに蜜が……、ふふふっ」
天蜂尼はそう言って嗤うと、指先で真紀の蜜を掬い取るようにし、それをめか
くし様の顔に擦りつけた。するとその濡れた部分だけが色が変わる。
「ふふふっ、こうして顔が全部濡れるまで、逝かせはしないからね」
「いやっ、やめてっ、あぁ逝くっ、逝くぅぅ~、いやぁ、だめぇ~」
「まだまだ、めかくし様の顔を全部濡らすには何時間もかかるわよ」
「こんなに感じてるのに逝けないなんて。可哀想ねぇ真紀ちゃん。でもね、こ
れが「贄」の努めなのよ」
まるで諭すような顔で時江が真紀の顔を覗き込む。

「そう、あなたはめかくし様に美味しい蜜を提供する花。そして私たちはその
蜜を運ぶ働き蜂。勿論めかくし様が女王蜂ですが……」
「さぁ、しっかりと働かせて貰いますよ。それが働き蜂の努めですからねぇ」
そしてまた天蜂尼は真紀の蜜を掬い取り、めかくし様の顔に塗りつけた。


沙織は赤いライトの点滅を確認するとそれをポケットに入れ、奥の院の入口に
立った。そしてそっと中の様子を伺った。

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眠れない羊たち
2012-02-26 Sun 06:07
第24話:儀式 2
「めかくし様はこの島に伝わる古代信仰だって……。この島の案内にも書いて
あったわ……」
「この島の案内ですか……。そう、いかにもめかくし様はこの島に伝わる信仰
です。でもそれは今でも、脈々と受け継がれているのですよ」
「今でも……?」
「その案内には、こうも書かれていませんでしたか? その習わしの際に女が
1人いなくなると。それで "めかくし" という字は "女隠し" と書くのではない
かと」
そんなまさか、それは昔のことで。今の日本でそんなコト……。
「ところが、ココではそんコトが今でも行われているのです」
「信じられないかも知れないけどね……」
天蜂尼と百合子は、余裕綽々といった顔で微笑んでいる。
「でも……、どうして、どうしてあたしなのよ」
「「贄」は誰でもいいというわけにはいきません。まず女であること。そして
年齢は干支を2回迎える前であること。本来は処女であるべきですが、昨今で
はそれは難しすぎますからねぇ」
「その条件を満たしていれば、誰でもいいってコトなの?」
「そうです。別にこの島の人間である必要はありません」
「そんなっ……」
「めかくし様はこの島を、疫病や飢饉、災害から守ってこられました。しかし
それには「贄」が必要なのです」
「狂ってる、あなた達は狂ってわ……」
「それでは、あたしをどうするつもりなのかという、2つ目の質問の答えま
しょう。でもその前に、あなたにもめかくし様を……」
天蜂尼は奥の院の突き当たりの壁に置かれた、高さ1.5メートル程のまるで棺
桶を立てたような木箱に向かって歩いた。
木箱の正面は観音開きの扉になっている。
「さぁ、ご開帳ですよ」
天蜂尼は扉の鍵を開けると、その扉をゆっくりと開けた。
「こちらが……、めかくし様です」

そう言った天蜂尼が木箱の前から離れると、ようやく箱の中が見えた。
中には古い石仏が1体置かれている。しかし今の真紀には、ソレは人形にしか
見えない。
しかし人形と言う言い方は、少々可愛らしすぎるかも知れない。
何故ならその姿は、右手に鎌、左手に男根を持っていたからだ。
しかし残念なから、数百年の時を経た今となっては、顔の作りはすり減ったよ
うにノッペリとしてしまい、僅かに鼻が盛り上がっている程度で、その容姿を
伺い知ることは出来なかった

「あなたは今から、このめかくし様の「贄」となるのです。めかくし様は女が
好きな神様です。特に若い女の蜜がことのほか大好きなのですよ」
「蜜……?」
「そうよ。蜜はアソコを濡らす蜜のコトよ。真紀ちゃんは濡れやすいから、いっぱい採れそうね」
「採れる? 採れるって……」
「若い女の蜜が好きなめかくし様に、その蜜を塗りつけていくのです。それも
逝く寸前の蜜をね。だから顔が磨り減って無くなってしまっているでしょう」
「えっ……」
「とりわけ逝く寸前の蜜がねぇ~」
「なっ、何を言ってるの? やっぱりあなた達は狂ってる。狂ってるわ」
しかしもう天蜂尼は、真紀の声には耳を貸さなかった。
「それでは始めましょうか、百合子さん」
「はい、天蜂尼様」
「ジックリと焦らして、タップリと蜜を採るとしましょうか」
「はい、勿論……」


沙織はポケットから掌に載るほどの黒い四角いモノを取りだした。
そして何かのスイッチを入れると、小さな赤いライトが点滅を始めた。

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