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あなたの燃える手で

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蛍の言の葉


         ー蛍の言の葉ー

  蛍の言の葉は予告やお知らせ、作者の近況報告などを知らせします


□ あとがき

『すれ違いラプソディ』の連載が終わりました。
今回はストーリー重視にしたつもりだったのですが、いかがだった
でしょうか。もう少しノスタルジックな感じにしたかったのですが、
その辺は今後の課題となりそうです。
さてこの時期は毎年恒例 “夏休みスペシャル” です。
少し早い気もしますが、もう始めたいと思います。



□ お知らせ

“2018夏休みスペシャル” 今回の舞台はとある温泉地です。
タイトルは『水蜜楼別館離れ』です。
『花村奈津』は、訪れた温泉地で美しい女性に出会います。
その人は奈津が宿泊する旅館「水蜜楼」の女将でした。
女将の申し出で、奈津は特別に “離れ” に泊まれることに。
人目の届かぬ離れで、めくるめく真夏の夜が始まります。



□ 予告

女将振り返ると、突然奈津の右手を両手で挟んだ。
「何なりとお申し付けください」
女将は妖艶な笑顔で奈津を見つめている。
「あのぅ女将さん、あたし……」
「いいんですよ。わかっていました。一目見た時から……」
「女将さん……」
「今夜お呼びください。たっぷりサービスさせていただきます」



『水蜜楼別館離れ』は、少しお時間をいただき、
7月22日(日)スタートとなります。
お楽しみに。


★★★

もうひとつのブログ『Midnight Mom』でも
久しぶりに新作スタートです。
タイトルは『みんなのおもちゃ』です。
『翔一』は女の子のように可愛い男の子。
そんな翔ちゃんが、熟女達におもちゃにされます。
オムニバス形式の三部作です。

こちらも同時期に連載開始です。
宜しければどうそ・・・。


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すれ違いラプソディ

30 最終話
あの傘。玄関に立てかけられた青空のような水色の傘。
大通り沿いの2階にあるカフェ 『フリージア』からみた傘。
千夜がマリィさんと腕を組み、肩を寄せ合って入っていた傘だ。まひるの脳裏
に、あの時のことがフラッシュバックのように蘇る。
しかし、自分にはそれを咎める資格はない。
まひるはそう自覚すると、もう一つグラスを出し、氷を3つ入れた。

一方千夜は、ベッドに腰掛けたままタバコに火を点けた。
薄暗い部屋に紫煙がゆっくりと立ち上り、幻のように消えていく。そんな煙の
行方を見つめる千夜の前に、両手にグラスを持ったまひるがやって来た。

「まひるも飲むの?」
「うん。たまにはね……。あなたがどこかへ行きそうで辛いから」
まひるは『すれ違いラプソディ』の歌詞を言いながら、千夜の隣に座った。
「どこへも行かないよ……」
千夜は歌詞に応えるように、まひるからグラスを受け取った。
「今夜は一緒に飲みたい気分なの。あなたが消えてしまいそうで辛いから」
「消えたりしないよ。煙じゃないんだから……」
「あたしはグラスを引き寄せて、同じ場所に口づける」
「グラスじゃなくて……」
「うん」
二人の唇が近づいて、そっと重なり、そして離れた。
「二人には少し狭いベッド。あなたはタバコの味のキスをする」
「うふふっ。本当に歌詞通りだね」
「そうね。でもまだ最後の一行があるわ」
「えっ……?」
「だって 二人がすれ違っていくようで辛いから」
そして二人は熱く見つめ合った。二人の目からは、もう涙が溢れ出そうだ。
「もうどこにも行かないよ。もうすれ違わないよ。まひる……」
「うん。あたしも、あたしももうすれ違わない。千夜……」
グラスを持ったまま、二人は互いの背に両手を回し、そのままきつく抱きしめ
合った。
「千夜、乾杯しよう」
「うん。カンパ~イ」
二人の目から、涙が流れ落ちた。


「千夜、もう一杯飲む?」
「うん。まひるも飲もう」
「飲んじゃおうか? 明日休みだしね」
「うん。飲もう飲もう」
まひるはキッチンにバーボンのボトルを取りに行った。するとその後ろから、
千夜が付いてきた。
「どうしたの? 千夜」
「こ・お・り・だよ、氷……。忘れてたでしょう」
「あっ、そっか」
「忘れるだろうなぁって思ったけど、やっぱり忘れてた」
「もう、千夜ったらぁ。ねぇ千夜、改めて乾杯しよう」
「うん。カンパ~イ」
「カンパ~イ」
グラスの当たる硬質な音が、風鈴のように響いた。

EPILOGUE
狭いベッドの中で、二人は抱き合いキスをした。
いつものようにまひるの手が千夜の股間に伸び、濡れた亀裂に潜り込む。
「あぁん、まひるぅ」
「今夜は朝までよ」
「えぇ、そんなにぃ?」
「そう、いっぱい虐めてあげる。あたしの気持ちがもっと伝わるように」
「うん。いっぱい虐めて。まひるの気持ちがもっともっと伝わるように」
千屋がそう言い終わると、まひるは千夜の上に覆いかぶさった。


  ーENDー

すれ違いラプソディ

29
七夕の夜。アパートの前でタクシーを降りようとするまひるの前に、千夜の後
ろ姿があった。
数十分前まで同じラブホの隣同士の部屋にいたとは、二人は知る由もない。

「千夜」
「あっ、まひる」
「今帰り? ずいぶん遅いわね」
「う、うん。まひるこそタクシーで帰ってくるなんて。どこ行ってたの?」
「仕事よ、仕事……」
「ふぅ~ん、そうなんだぁ」
「千夜は、どこ行ってたの?」
「あたし、あたしはちょっと、友達と会っちゃって、飲んで来ちゃった」
「ふぅ~ん、そうなの……」
二人とも墓穴を掘る前に、必要以上の詮索はやめた。それよりも嘘をついてい
ること、ある意味浮気をしたことの後ろめたさの方が気に掛かっていた。
アパートに帰ってからも二人の空気は気まずく、部屋にはズッシリと重い沈黙
が流れていた。
なんとなくキッチンに立ったまひる。
寝室のベッドに腰掛けた千夜。
そんな中、先に口を開いたのはまひるだった。

「ねぇ、千夜。今日七夕だね」
「うん」
「織姫と彦星。会えたかな?」
「えっ?」
「だって、年に一度でしょう。七夕って……」
「そっか。会えるといいね」
「あたし達……、毎日会ってるのにね」
「えっ?」
「千夜も感じてるでしょう。最近のあたし達……」
「あぁ、うん。わかってる」
「なんで、こうなっちゃったんだろうね?」
「どうしてかな?」
「あたし達、もうだめなのかな?」
「そ……」
千夜の言いかけたその声は、あまりにも小さかった。
「えっ、なに?」
「そんなこと……、ないよ……」
「どうして? どうしてそんなこと言えるの?」
「だってあたし、まひるのこと好きだし。まひるは? あたしのこと好き?」
「そ、そりゃ好きだけど……」
「だったら、いいじゃん。それで……」
「えっ……?」
「好きだってだけで十分だよ。あたしは……」
「千夜……」
ベッドに腰掛けた千夜が、はにかんだ笑顔を向けた。
「千夜……。バーボン。飲む?」
「うん。ロックで……」
「起きたあなたは、小さなグラスにバーボンを注ぐ。いつものように小さな氷
を3つ入れて」
それは千夜の最新曲『すれ違いラプソディ』の歌詞だった。
まひるは歌詞通りに、氷を三つ入れたグラスにバーボンを注いだ。
「時計の音も消える それは小さな沈黙」
まひるは続きを呟きながら、ふと玄関に立てかけられた水色の傘を見つめた。
それは千夜がマリィさんと相合傘をした、あの傘に間違いなかった。

すれ違いラプソディ

28
両手を後ろで縛られた由梨に添い寝をし、まひるは指先でGスポット責めを開
始した。もちろん逝きそうなる由梨を焦らして楽しむためだ。

「逝きたい? 逝きたいの? 由梨」
「逝きたい、逝きたいです。もう逝かせてください。あたしこんなの……、堪
えられないかも……、しれません」
「だから楽しいんじゃない。逝きたくて逝きたくて堪らない体をじっくり焦ら
す。苦しみのたうつ体を虐めるから楽しいのよ」
「そんな……、あぁっ、あぁぁ~だめっ、もうだめっ」
「余裕綽々の体を虐めても、ちっとも面白くないわ」
「あぁぁ逝くぅ、逝く逝くぅぅ~」
「うふふっ、さぁ、ここからよ。ここからじっくりじっくり……ほらっ」
まひるは由梨の快感を見極め、絶頂を迎えるその瞬間をはぐらかしていく。
「あぁぁ~いあぁぁ~。逝かせて、逝かせてくださぃぃ」
「逝けないでしょう。これがずぅ~っと続くのよ。何度も何度も。気の遠くな
るくらい繰り返してあげる」
真昼の指先は快感を呼び寄せ、由梨はあっという間に逝きそうになる。
「あぁぁ~また、また逝きそう。もう、もう逝かせてくださいぃ」
「だめよぉ~。まだまだ逝かせない。由梨にはもっともっと苦しんでもらうん
だから」
「まだまだって、あとどれくらい、ですか……」
「そうねぇ、それは……、あたしの気のすむまで、かな? あと5分で終わる
かもしれないし。5時間続くかもしれないし。あたしの気分次第よ」
「そんな……」
「でも簡単には赦さないわよ。だってこんなに可愛いくて敏感なんだもん」
「えぇ?」
「こんな可愛い顔と体で生まれた由梨がいけないのよ。そう、みんな由梨が悪
いの」
「そんな……。あぁぁ、あぁぁ~また、また逝きそうですぅぅ~」
「うふふっ、ほらっ、逝けっ、逝ってごらん。逝けるものなら逝ってごらん」
「あぁ~逝くぅ~、逝く逝く逝くぅ、あぁ逝くぅ、逝きますぅ、あぁ先輩ぃ」
「もうちょっとねぇ、もうちょっとで逝けるでしょう由梨ぃ」
「あぁ逝くっ、逝く逝くっ、逝きますぅ、あぁ逝くっ、逝くぅぅ~」
しかしその瞬間。無情にもまひるの指はピタリと停止してしまった。
「あぁぁぁ~、いやぁぁぁ~、逝かせて逝かせてっ、逝かせてくださいぃ」
「だめよぉ~。残念だったわねぇ。可哀想ねぇ、由梨ぃ~」
由梨の半ベソの顔が、まひるの嗜虐心を煽って止まらない。この後輩の顔を見
ていると、もっともっと虐めたくなってしまうのだ。
「さぁ、もう1回最初からよぉ。思いっきり感じていいのよぉ。逝きそうにな
ったらまた止めてあげるから」
「いやっ、もういやですぅ。もう逝かせてください先輩」
「どうしようかしら? 由梨があたしの奴隷になるっていうなら、赦してあげ
てもいいけど……」
「奴隷……、ですかぁ……」
「そう、奴隷」

もちろん最初からこんなことを考えていたわけではない。千夜との距離を感じ
ている最近、寂しさを感じていたのか、それとも心がなにかを求めていたの
か……。とにかく口をついて出た言葉は "奴隷" だった。
しかし由梨は言葉をはぐらかし、まひるの申し出に応じることはなかった。
やっぱりこの子は千夜とは違う。そんな当たり前のことを感じると、まひるの
熱は急激に冷めていった。

そういえば今夜は七夕か……。織姫と彦星……。まるであたしと千夜。
やっぱりあたし達、ダメなのかしら……?
まひるは、ふとそんなことを考えた。

すれ違いラプソディ

27
マリィは千夜をマングリ返しにすると、右手の人差し指と中指を蜜壺に、左手
の人差し指をアナルに根元まで入れた。

「どう? おま◯ことお尻の穴を一緒に責められるのは」 
「あぁっ、そんなっ……」
「んん~、気持ちいいでしょう。気持ちいいわよねぇ。千夜は両方感じるんだ
から」
それは確かに事実だった。表と裏の快感は背徳の二重奏となって、千夜に襲い
掛かり始めていた。
「でも逝かせないわよ」
「えっ?」
「知ってるでしょう? あたしがそうやって虐めるのが好きなこと」
「は、はい」
「うふふっ、このままじっくり虐めてあげるからね。覚悟しなさい」

そして本格的に指が動き始めた。前後同時ピストン、前はクリクリ後ろはグネ
グネ。的確なスポットを責めに、腸壁を撫で回すような直腸責め。それらがじ
っくりと、ジワジワと執拗に続くのだ。

「あぁっ、あぁぁ~マリィさぁん……」
「ふふふぅ、存分に、思いっきり嬲ってあげる。可愛い千夜をヒーヒー言わせ
てあげるわ。やってみたかったのよねぇ。こういうの……」
「あぁぁ~だめっ、そこは、そこは、あぁぁだめっ、だめだめぇ~」
「そうねぇ、ここよねぇ~。ここ、ここ。ここを指先でこうするとぉ?」
「ひぃぃ~、だめっ、あぁ逝くぅぅ~、逝っちゃいますぅぅ~」
「だめよぉ~まだまだ。まだ逝っちゃだめ」
「そんなっ、そんなっ、もう、もう逝かせてぇ」
「だぁ~めっ。逝かせないぁ~い。もっともっと楽しんでから。もっとあたし
を楽しませて頂戴、千夜……」
「いやっ、もういやぁぁ。もう我慢できないぃ~」
「楽しいわねぇ。ほらっ、ほらっ、ほらほらほぉ~らっ、ここだ、ここここ」
「あぁぁ~だめっ、そこだめぇ、もうだめっ、逝くぅ、あぁ逝くぅぅ~」
「まぁ、千夜ったら、こんなに締め付けて。本当に逝きそうなのね」
「はい、はい、ホントに、ホントに逝きそうです」
「そう、どうしようかしらぁ」
「逝かせて、もう逝かせてくださいマリィさん……」
「そう、そんなに逝きたいの。それじゃ……。ねぇ、千夜。あたしの奴隷にな
らない?」
「えっ? 奴隷……、ですかぁ……」
「そう、奴隷。千夜があたしの奴隷になるっていうなら、逝かせてあげてもい
いけど……」

千夜にしてみれば、最初からそこまでの気持ちはない。
心のどこかにはいつもまひるがいたし、マリィさんとこうなってしまったの
も、今にして思えばまひるとの距離を感じ始め、寂しさが日ごとに増してい
って……、人肌を求める心の隙間をつかれたかもしれない……。
だから千夜の出した答えは "NO" だった。
やっぱりマリィさんはまひるとは違う。そんな当たり前のことを千屋は感じて
いた。するとマリィへの熱は、急激に冷めていった。

「そういえば今夜は七夕か……。彦星はまひる。織姫はあたし。やっぱりあた
し達、ダメかな?」
千夜はポツリと呟いた。

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女が女をじっくりと、生殺しのまま犯していく。その責めに喘ぎ仰け反る体。それは終わり無き苦痛と快楽の序曲。     
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